犬は鶏肉が大好きだけど、食べさせていいの?与え方、注意点、レシピを紹介

2022.12.11

犬は鶏肉が大好きだけど、食べさせていいの?与え方、注意点、レシピを紹介

鶏肉は栄養が豊富で、犬に与えてよい食材です。鶏肉は比較的安価でもあり、よく食卓に上がるというご家庭も少なくないでしょう。犬は鶏肉が大好きなので、調理の前に少し取り分けてお裾分けすると、きっと大喜びで食べますよ。今回は、鶏肉の栄養や期待できる効果を解説し、注意点や部位ごとの与え方などもご紹介します。鶏肉を使ったレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

犬に鶏肉を与えても良い?

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鶏肉は、犬に与えても大丈夫な食材です。ドッグフードの原材料を確認すると、チキンを使っているものも少なくありません。

◆鶏肉に含まれる成分

タンパク質

たんぱく質が、非常にバランスよく含まれています。特に、身体を作るのに欠かせない必須アミノ酸は、豚肉や牛肉よりも多く含まれています。また、動物性タンパク質は、植物性タンパク質より効率よく吸収されます。
三大栄養素の1つで、エネルギー源として欠かせません。また、血液や筋肉などの主要な成分であり、生命維持に欠かせない酵素などの物質のもとでもあります。

ナイアシン

水溶性ビタミンB群の1つで、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。体内では、トリプトファンというアミノ酸からナイアシンが合成されます。
動物性食品にはニコチンアミドが含まれていて、体内でピリジンヌクレオチドに合成され、酵素の働きを助ける補酵素として働きます。代謝やエネルギー産生、脂肪酸やステロイドホルモンの生合成など、幅広い反応に関与しています。

イミダゾールペプチド

渡り鳥の胸肉に多く含まれることで知られています。ペプチドとは、アミノ酸が2つ以上結合したものです。
筋肉中の疲労物質である乳酸の分解を促進する、体内の老廃物である尿酸の量を調節する、活性酸素を抑える(抗酸化)などの働きがあります。

コラーゲン

身体や臓器の枠組みを作るタンパク質の一種です。
骨や血管などに多く含まれていて、細胞同士を結びつける働きがあり、皮膚を健康に保ち、関節の動きを助けます。

リン

リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムとして、骨や歯の構成成分となっています。また、筋肉などの軟組織や細胞膜、わずかですが、細胞外液にも存在しています。

カリウム

大部分が細胞内に存在し、細胞外液に多いナトリウムと相互に作用しています。細胞の浸透圧の維持、水分の保持に重要な働きをするミネラルです。

ビタミンA

油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンです。体内に入ると、脂肪とともに小腸から吸収され、大半が肝臓に蓄えられます。被毛や皮膚、粘膜を健康に保つ働きがあります。

ビタミンK

血液凝固に関与するビタミンです。骨を健康に保つ、動脈硬化を予防するなどの働きもあります。

◆期待できる効果

バランスよく含まれるタンパク質がエネルギー源になるほか、皮膚・被毛などの健康維持、疲労回復などの効果が期待されます。
抗酸化作用のあるイミダゾールペプチドを多く含み、ビタミンKが動脈硬化を予防するなど、老化防止にも役立つでしょう。
老犬にとっては、筋肉維持や関節の動きを助けるなどの効果も期待できます。

◆アレルギー

鶏肉は、牛肉、乳製品に次いでアレルギーの報告が多い食材です。
アレルギーの症状としては、皮膚の赤みや痒み、下痢や嘔吐などがあります。
初めて与えるときにはごく少量にとどめ、愛犬に何らかの異常が見られたときには、すぐに動物病院を受診してください。


鶏肉の与え方

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◆鶏肉の部位

ささみ

胸肉に隣接した部位です。
胸肉以上に低脂肪、低カロリーである一方、タンパク質は多く含まれるため、犬の食事にも上手に取り入れたいですね。
リンとカリウムも豊富に含まれます。リンの過剰摂取は、尿毒症や脱水症状を引き起こすことがあり、腎不全になる恐れがあります。また、腎機能が低下していると、カリウムの尿への排出量が減少し、体内に蓄積されます。血液中のカリウム濃度が高くなると、不整脈や心停止の危険性が高くなります。
腎機能の低下した犬は、リンやカリウムの摂取量を制限する必要があるため、ささみを与えるのは控えましょう。

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📌【おすすめ記事】犬にささみを与えてもOK!ささみを与えるメリットや注意点はある?

むね肉

鶏の大胸筋です。脂肪は少なめで、タンパク質が多く、肉質は柔らかいです。
ビタミンB群とナイアシンが豊富に含まれています。ビタミンB群には代謝を高めて細胞を活性化させる働きがあり、ナイアシンには疲労回復や粘膜・消化器系を守る働きがあります。
運動量の多い犬や、夏バテ対策、シニア犬で胃腸の不調が気になる場合などにおすすめです。

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モモ肉

鶏の脚の腿部分の肉で、筋肉質ですが、旨味が強い部位です。
鉄分とビタミンB2が豊富で、「セレン」というミネラルも含まれています。セレンは、細胞の老化を防いで動脈硬化を予防します。
痩せ気味の犬、シニア犬、持病がある犬など、栄養素を効率的に摂取したい場合におすすめです。
肥満気味の犬には、皮をそぎ取って身の部分だけを与えましょう。

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せせり

首の部分の筋肉です。身が引き締まっていて噛み応えがあり、脂身が多く旨味が凝縮されているので、おやつに適しています。

鶏皮

グルコサミンやコンドロイチンが含まれています。これらは、関節の動きをスムーズにする働きがあります。
ただし、高脂肪なので、与え過ぎには注意が必要です。肥満気味の犬には、与えないようにしてください。
余分な脂を落とすために、沸騰しているお湯で茹でたり、オーブンでカリカリに焼いたりすると良いでしょう。

レバー

肝臓のことで、鶏の場合は牛や豚のレバーよりクセがなくて食べやすいのが特徴です。
ビタミンAが豊富です。ビタミンAは、肝臓に溜まり、過剰摂取すると中毒を起こすことがあります。
与える頻度は、週に1度程度が適切です。脂肪分がほぼないため、ダイエット中のおやつにおすすめです。

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砂肝

鶏の胃の筋肉部分です。食感はコリコリしていて、高タンパク低カロリーです。

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手羽

鶏の翼の部分で、手羽先、手羽中、手羽元に分けられます。
関節の維持をサポートするコラーゲンが豊富ですが、高脂肪です。
骨は必ず取り除きましょう。小型犬など消化管の小さい犬種では、特に気を付けてあげてください。
茹でるとコクのあるスープが取れます。スープは、ドライフードにかけたり、手作りフードに使ったりするのもおすすめです。
水に少量混ぜると、犬がよく飲むようになるので、水分補給にも活用できます。

◆加熱する

犬に鶏肉を与える際には、必ず加熱したものを与えましょう。
鶏肉に限らず、生肉を犬に与えることはおすすめできません。生肉には、食中毒の原因となる菌や寄生虫が含まれているからです。
特に、鶏肉は牛肉や豚肉と比べると、加工の際の衛生管理が厳しくありません。このため、他の肉類以上に、生で食べることに向いていないのです。
生の鶏肉には、大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクターなどの細菌やウイルスが付着している可能性が高く、表面を舐めるだけでも、付着している菌を体内に取り入れてしまうかもしれません。
細菌やウイルスは加熱すると死滅するので、必ず加熱したものを与えてください。
熱が通りにくい中心部を75℃以上で1分以上加熱すると、完全に死滅させることができると言われています。

◆小さく切る

犬は、食べ物を丸呑みする傾向があります。喉に詰まらせることがないように、小さく切ってあげましょう。
茹でたささみであれば、手でさくこともできます。


犬に骨付きの鶏肉は与えてもいいの?

鶏の骨は、他の動物の骨と異なり中が空洞であるため、加熱すると脆くなり、割れやすくなります。縦に割れるため、破片が鋭利になりやすいです。
割れた骨が喉や食道を傷つける可能性が高く、丸呑みしてしまうと腸閉塞などのリスクもあります。骨付き肉は、喉に詰まり、呼吸困難を起こす可能性があります。
犬には、骨や骨付きの肉は与えないようにしましょう。骨付きの部位を与える場合は、必ず骨から外した肉を与えてください。

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鶏肉を使ったレシピ

犬のおやつ・ごはん研究科のDECOさんによる鶏肉のレシピをご紹介します。

飼い主さんも一緒に食べられる犬の手作りごはんのレシピです。

ささみ

愛犬用おすすめ手作りごはん「ささみジャーキー」
「ささみジャーキー」

「愛犬と一緒に楽しめる」がコンセプトのDeco’s dog cafeのオーナーDecoさんが教える手作りレシピ!今回は、人もワンちゃんも美味しすぎてついつい食べ過ぎちゃう美味しさの『ささみジャーキー』です!手作りごはんエキスパートが手がける簡単でオシャレなレシピ是非お試しください♪

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愛犬用おすすめ手作りごはん「ささみピザ」
「ささみピザ」

「愛犬と一緒に楽しめる」がコンセプトのDeco’s dog cafeのオーナーDecoさんが教える手作りレシピ!今回は、ワンちゃんも人も、お肉と野菜がもりもり食べられちゃう『ささみピザ』です!手作りごはんエキスパートが手がける簡単でオシャレなレシピ是非お試しください♪

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レバー・砂肝

愛犬用おすすめ手作りごはん「鶏レバーと砂肝のスタミナ丼」
「鶏レバーと砂肝のスタミナ丼」

「愛犬と一緒に楽しめる」がコンセプトのDeco’s dog cafeのオーナーDecoさんが教える犬と飼い主さんが一緒に食べられる手作りレシピ!今回は、暑さでバテ気味の愛犬や食欲が落ちてしまった愛犬におすすめの「鶏レバーと砂肝のスタミナ丼」です。栄養の宝庫であるレバーと砂肝でパワーチャージ!手作りごはんエキスパートが手がける簡単でオシャレなレシピ是非お試しあれ♪

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むね肉

愛犬用おすすめ手作りごはん「カラフルテリーヌ」
「カラフルテリーヌ」

「愛犬と一緒に楽しめる」がコンセプトのDeco’s dog cafeのオーナーDecoさんが教える犬と飼い主さんが一緒に食べられる手作りレシピ!今回は、レンチンだから火も使わず失敗しらずの簡単レシピ「カラフルテリーヌ」です。野菜とお肉を混ぜて電子レンジで加熱するだけ!手作りごはんエキスパートが手がける簡単でオシャレなレシピ是非お試しください♪

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愛犬用おすすめ手作りごはん「クリスマスロールチキン」
「クリスマスロールチキン」

「愛犬と一緒に楽しめる」がコンセプトのDeco’s dog cafeのオーナーDecoさんが教える犬と飼い主さんが一緒に食べられる手作りレシピ!今回は、まるでアニメの世界から飛び出してきたような迫力満点!クリスマスパーティーにぴったりな「クリスマスロールチキン」です。手作りごはんエキスパートが手がける簡単でオシャレなレシピ是非お試しください♪

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ひき肉を使ったレシピもあります。

愛犬用おすすめ手作りごはん「鶏チーズまん&ツナかぼちゃまん」
「鶏チーズまん&ツナかぼちゃまん」

ワンちゃん・ネコちゃんのおやつ・ごはん研究家のDecoさん考案!ワンちゃん・ネコちゃんが大好きな肉や魚と栄養たっぷりの食材を組み合わせた肉まんレシピをご紹介します。寒い季節にぴったりな肉まんは、飼い主さんも一緒においしく食べられるので、ペットとの楽しいおやつタイムにおすすめの一品です。

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犬に鶏肉を与える時の注意点

◆肉の取り扱いに注意!

鶏肉は、牛や豚に比べて高確率で、カンピロバクターに汚染されていると言われています。
この菌は、腹痛や下痢を起こす原因ですが、加熱することで死滅します。上述の通り、生の鶏肉は絶対に与えないでください。
さらに、別の食材に触れない、鶏肉に触れた後の手洗いなども重要です。
カンピロバクター症は、「生の鶏肉からの1滴のしずくでも発症する」と言われているので、注意してくださいね。

◆味付けはしない

ネギや玉ねぎはもちろんですが、砂糖などの調味料やお酒を入れて調理することは厳禁です。

◆与え過ぎない

トッピングやオヤツとして与える場合は、他のおやつなどと合わせて1日の最適カロリー量の10%以内が適切と言われています。また、与えたカロリー分だけ、フード(総合栄養食)は減らしましょう。
手作り食の場合は、肉類50%、ご飯40%、野菜類10%を目安とするとよいと言われています。

◆鶏肉ばかり偏って与えない

鶏肉はアレルギー報告の多い食材ですが、その理由の1つに、与える機会が多くて顕在化しやすいことが挙げられます。アレルギーの原因タンパク質は、摂取する機会が増えるほどリスクが上がります。鶏肉だけではなく、いろいろな種類の肉を与えましょう。
また、肉ばかり与えると肝臓や腎臓に負担になるため、炭水化物もバランスよく与える方が健康な体を維持できます。

◆人間用に加工されたものはダメ

フライドチキンや、スーパーで販売されている味付きの鶏肉など、人間用に加工された鶏肉は、決して犬に与えないでください。
塩や砂糖、香辛料などが使われているため、塩分過多や肥満、病気につながる可能性が高いです。ナツメグやニンニク、玉ねぎなどが使用されているものもあり、犬の命に関わることもあります。


まとめ

鶏肉は、牛や豚に比べて低カロリー高たんぱくで、ヘルシーな食材です。部位によって含まれる栄養素に特徴があるので、愛犬の健康状態や年齢などに合わせて使い分けると良いでしょう。
生や骨のついたままでは与えない、味付けはしない、人間用の加工食品は与えないなど、注意点は守ってくださいね。
鶏肉を好きなワンちゃんは多いので、おねだりしてくることもあるかもしれませんが、与えすぎると病気や肥満の原因になります。適量を守って与えましょう。
鶏肉は比較的安く、手に入りやすいので、ぜひ上手に活用してみてくださいね。愛犬の食生活が豊かになりますよ。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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