ハムスターの鳴き声でわかる気持ち!この鳴き声は嬉しい?怒っている?

2020.12.08

ハムスターの鳴き声でわかる気持ち!この鳴き声は嬉しい?怒っている?

ハムスターを飼うと、小さな鳴き声がする。気になりますよね。何を言おうとしているの?お腹でも痛いの?怒っているの?飼い主さんは心配になる時があります。でもこれを読んで、鳴き声の種類とその気持ちがわかれば、もう大丈夫です。ハムスターの気持ちがわかれば、安心して一緒に生活ができます。


ハムスターは鳴く?

突然ハムスターの鳴き声が聞こえたら気になりますよね。
ハムスターも鳴き声をあげることがありますが、やかましく鳴き声をたてる動物ではありません。大人しく、人にもなつきやすいペットとしてその人気は不動のものと言えましょう。
しかし、普段あまり鳴くことのないハムスターだけに、その鳴き声に気づいた飼い主さんは、「どうしたんだろう」と気になるものです。特に「病気ではないか、苦しいのではないか」と考え始めると気が気でなりません。また、巣箱の中で眠っているのに鳴き声が聞こえてくるということもよくあります。いったいハムスターはどんな時に鳴くのでしょうか。

◆飼育環境で鳴き方は変わる

ただハムスターも決して無駄に鳴き声を出しているのではありません。理由があって鳴いています。したがって飼育環境によってはよく鳴いたり、また全然鳴かなかったりするものです。例えば、ケージに1匹で飼い、環境もよくストレスもなく育っているなら、まず鳴き声を聞くことはありません。一つのケージに複数匹入れて飼育すると、いろいろ鳴くようです。複数匹でも、それぞれを1匹づつ一つのケージ入れると、やはりあまり鳴くことはありません。

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ハムスターの気持ちと鳴き声

ハムスターの気持ち

ハムスターとの生活が始まると様々な場面で「気になる鳴き声」を聞くことになります。
ハムスターも意味なく鳴き声を出しているのではなく、ハムスターどうし、仲間や、あるいは飼い主さんに何か伝えようと鳴き声を出していることがわかります。それを少しでも理解することで、ハムスターの気持ちを知り、より良い飼育環境を提供してやることができます。飼い主んさんもハムスターもストレスなく生活することが大切です。

それではハムスターがどんな時に、どんな鳴き声を出すのか見てみましょう。

◆嬉しいときの鳴き声【キュキュ、キュキュ】

ハムスターと生活をしていると一番よく耳にするのが、この声ではないでしょうか。この鳴き声はうれしいときに出す鳴き声です。
では、ハムスターにとってどんな時がうれしいのでしょうか。これは好奇心旺盛な子によく見られるのですが、ある程度環境に慣れてくると、ケージの外に出たがる子がいます。出してやると、その辺りをウロウロします。鼻がクンクンしています。また、その辺りのものを手当たり次第に噛みます。決してきつくは噛みません。それが何か確認しているのです。一度通ったところはもう自分の縄張りになります。それからは、ケージから出たがります。そして出してやると、さも嬉しそうに「キュキュ」と声を出しながら、歩きます。また好物の餌やおやつをもらった時も同じように声を出す子もいます。ただしハムスターも個体差は大きいので、その子によります。そして五ヶ月も過ぎるとあまりこの声は出さなくなります。
慣れてきて、ケージの外で人の手からおやつをもらって、「キュキュ」と可愛らしい鳴き声を出しながら食べているハムスター。とっても嬉しそうです。

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◆怒っているときの鳴き声【ジジッジジッまたはジージーッ】

この声はハムスターが「怒っている」または「威嚇している」時に出す声です。例えば、ハムスターをペットショップから連れて帰ってきて、小箱から出すため、つかもうとすると「ジジッ!」とやられます。怒っています。そんな時はハムスターを入れたまま、箱をケージに入れて、自分から出てくるのを待った方がいいと思います。また、ケージをの中に突然手を入れたりして、ハムスターが驚いた時もこの声を出します。また、気に入らないことがあれば「ジー、ジーッ」と長めに出す時もあります。飼ってまだ時間が浅く、ハムスターも幼く、環境に不慣れな時ほどこの声を出します。また神経質なハムスターほどこの声をよく出します。ストレスになりますから、できるだけ時間をかけてゆっくり人間との生活に慣らしてやってください。それから神経質な子は一見、飼いにくそうに思えますが、そんな子ほど実は頭がよく、いったん人間に慣れると飼い主さん大好きハムスターになる場合が多いですから、心配する必要はありません。

◆驚いたときの鳴き声【ジジッ、キュキュ】

文字にすると、怒っている時や喜んでいる時と同じ鳴き声になってしまいますが、シチュエーションや声のトーンが違うので区別できます。
先ほども言いましたようにハムスターは驚くと「ジジッ!」と鳴きます。その時は必ずハムスターを驚かす何かがあるので、気をつけてあげてください。私たち人間は、ハムスターから見ると、とてつもなく大きな、いわば巨人です。思わぬプレッシャーを与えかねないと思って優しく接しましょう。
驚いたときの「キュキュ」も決して楽しそうではなく、またトーンが高く「キキッ」に近いかもしれません。いずれにせよこの声はハムスターが「いやだよ!」と言っているので気をつけてあげましょう。

◆苦しいとき、痛いときの声【キューキュー、チューチュー】

良い環境で育てているハムスターは、滅多にこの声は出しません。聞くことがあってはいけない鳴き声です。ケージの中には木でできたハウス(シェルター)を入れることをお勧めします。できたらハウスの屋根をそっと開けて中を覗けるタイプが一番いいです。ハウスの中で、この声がする。これはハムスターの体調が悪いことを示します。餌はきちんといつも通り食べているか。おしっこの回数はどうか。水は飲んでいるか。そして肛門を見て下痢の便で汚れていないか。ハムスターがこの鳴き声を出す時は獣医さんに診てもらうことをお勧めします。病気の可能性が高いからです。
ハムスターの毎日の様子をしっかりと観察することが大切です。できたら夜中もちょっと目が覚めた時に見てやるといいですね。元気な子は力いっぱいケージの中を走り回り、回し車をビュンビュン回しています。そんな子が突然変な声、聞いたこともない鳴き声を出したら、一応病気を疑ってみましょう。

◆寝言・寝息【キュキュキュキュ、プスップスッ】

眠っているはずのハムスターのハウス(シェルター)の中から、「キュキュキュキュ」と小さな声で何度も鳴き声が聞こえる時があります。そんな時は寝言ですので、そっとしてやってください。気になるのでしたら、ふた付きのシェルターならそっと中をのぞいてください。その子によっては横になったり、仰向けになったり、ぐっすり眠っている可愛い姿が見られます。そしてその口がもぐもぐ動いては「キュキュキュキュ」と寝言を言っています。
またそんな子がプスップスッと音を立てています。これは寝言や鳴き声というより、寝息のようなものではないかと考えられます。
いずれにせよハムスターの寝姿はとても可愛くて癒されること間違いなしです。


お迎えしたばかりのハムスターが鳴く理由

ハムスター

おうちにお迎えしたばかりのハムスターは、それまでのショップとは何から何まで違う環境の中に放り込まれます。それは相当ストレスになることですし、神経質にもなります。買ってきて、それから環境を整えるのではなく、準備万端のケージに入れて、しばらくはそっとしてやって欲しいと思います。飼い主さんが、初めての方であれば、そんなハムスターが鳴いたら、どうしたものかと心配になります。でもご心配なく。その理由は次のようなものです。

◆初めて見る人間や知らない仲間への威嚇

新しくおうちにお迎えしたハムスターはよく声を出します。まず何度も言いました「ジジッ」これは人間に対しての威嚇ですね。生まれて一ヶ月そこそこでもしっかり威嚇します。また、他の子と一緒のケージなら、なおのことこの声で周りを威嚇するでしょう。いつまでもこの声を出し続けるのはその子にとって決していい環境ではありません。一度飼育環境を見直す必要があります。複数匹をそれぞれ個別のケージに入れてやって自分の縄張りを確保させてやるのもいいと思います。また、回し車や隠れたり寝たりするシェルターとしてのハウス。そんなものを用意してやって、できるだけストレスのない生活をさせてください。

◆一人ぼっちだから

1匹だけでおうちで買われる場合は「キュ、キュ」と言いながケージの中をウロウロすることがあります。これはそれまでペットショップで他の兄弟たちと一緒にいたのが、突然一人ぼっちになって、仲間を呼んでいるとも考えられます。しかし、すぐに環境に慣れますから、神経質に心配されることはないと思います。また成長とともに自分の縄張り意識がはっきりとしてきます。一匹の方がかえってストレスは発生しません。


ハムスターの鳴き声に関するまとめ

お手軽におうちの中でも飼うことができる、人気のハムスターたち。しかし、ハムスター達と一緒に暮らしていると謎の部分が多いペットであると言えます。いろいろな「謎の行動」の中でも今回は「鳴き声」を取り上げました。ハムスターは非常に個性の違いがはっきりしています。同じように育てていても、全然違う子に育ちます。よく鳴く子もいれば、鳴かない子もいます。特に初めての飼い主さんにとってはどうしようかと気になることも多いかもしれません。

今回ご紹介した鳴き声の中で「ジジッ」「ジー」という「威嚇」「驚き」の鳴き声はハムスターにとって「いやだよ!」に当たります。
ストレスになるので気をつけたいですね。飼い初めて、だんだんその声を出さなくなれば、まずまず順調と考えていいでしょう。

それから「キューキュー」あるいは「チューチュー」などは滅多に出さない声ですし、聞くからに具合が悪そうな声です。迷わずお医者さんに診てもらいましょう。
どんな動物もそうですが、辛くても、困っていても言葉で言い表すことはできません。おうちに迎えたその瞬間から、家族の一員です。しっかり様子を見たり、耳を傾けて可愛い声を聞いたり、健康に気をつけて上げて、ハムスターのいる楽しいおうちにしましょう。



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