ハムスターが回し車で遊ぶ理由は?夜中の騒音を静かにするには?

2021.02.15

ハムスターが回し車で遊ぶ理由は?夜中の騒音を静かにするには?

ちょこまかと動き回り、愛くるしい姿が人気のハムスター。体が小さくてケージも場所を取らず、鳴き声もうるさくないので飼いやすい動物といえます。ハムスターといえば回し車が欠かせません。一心不乱に走る姿はとてもキュートなのですが、回し車の回転音が大きくて気になる、という人も少なくありません。今回は、そもそもハムスターはなぜ回し車で走るのか、静かな回し車にはどのようなものがあるのか記事をまとめました。

ハムスターが回し車で遊ぶ理由

回し車で遊ぶハムスター

ハムスターのケージに回し車を設置すると、ハムスターは夢中になって走り続けます。その距離は1日に9~20km、さらにもっと走るハムスターもいるといわれます。

あの小さな体で数kmも走るなんて驚いてしまいますよね。ハムスターはなぜ1日にこんなに長い距離を走るのでしょうか。

◆運動量が多いのは野生の名残

ハムスターが回し車で走るのは、かなりの運動量が必要な動物だからです。

野性のハムスターは砂漠や草原などの地中に巣を作って暮らし、夜行性のため日中は眠り、夕方から夜中にかけては自分の縄張りに出ます。そして、エサを探したり縄張りを見張ったりするため活発に動き回ります。

ハムスターの縄張りは広いため、1日数kmに及ぶほど移動距離が長くなります。ペットのハムスターにも野性の名残があるため、本能的に長距離動き回ることを求めます。しかしケージは狭いので、回し車の中で同じくらいの距離をせっせと走り続けるのです。

また、ペットのハムスターが走ることは、ストレス解消、楽しみにもなっているようです。

ちなみにほかの動物では、リス、デグー、ハリネズミなども回し車で走ります。

◆走って遠くまで移動した気になる

ハムスターは回り車で走っているとき急に走るのをやめ、固まったり周りを見回したりすることがあります。

「時々止まるのはなぜ?」と疑問を持つ飼い主さんも多いようですが、これは、ハムスターがどこまで移動したか景色を確認するための仕草だといわれています。回し車をたくさん走ったので遠くまで移動した気になっているのです。

景色が変わっていない現実をどう受け止めているのかはわかりませんが、それでも毎日走らずにはいられない本能、急にふと我に返る感じは、けなげでかわいらしいですよね。

◆回し車で運動しないとどうなる?

回し車で遊ばなければ運動不足になり、肥満のリスクが高くなってしまいます。また、動き回りたい本能が満たせないとストレスもたまりやすくなります。ハムスターの健康のためにも回し車は欠かせないのです。


回し車の種類

回し車は、ホイール(車輪)、車軸、車輪を支える台で構成され、中に動物が入ると回り始め、動物がバランスを取るため自然と走り出す仕組みになっています。

回し車自体はシンプルな遊具ですが、ペットショップや通販サイトではいろいろなタイプの楽しい回し車が販売されているので、ペットのサイズや好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

大きく分けると「スタンド型」と「取り付け型」とがあり、飼育キットにあらかじめセットになっていることが多くなっています。

◆スタンド型

回し車に脚や台が付いて自立するタイプ。ケージの種類や置き場所を選ばず、簡単に設置できます。回し車の主流はスタンド型です。中には、パーツで壁面に取り付けられるタイプもあります。

置くだけなので、ハムスターが回し車を激しく回転させると、はずみで転倒する可能性があります。

◆取り付け型

回し車をケージの壁面に固定するタイプ。脚や台がないのでスペースを取らず、転倒の心配もありません。

ただ、ハムスターが回し車を激しく回転させたとき、ケージも一緒に揺れて大きな音がする場合もあります。


夜間の騒音を覚悟して

回し車はハムスターの生活に欠かせないアイテムですが、カラカラという回転音がしやすいので「回し車の音がうるさい」と感じる飼い主さんもいるようです。

ハムスターは夜に活動するので、人間が寝静まってから回し車で遊び始め、その音で飼い主さんやご家族の安眠を妨げる可能性があります。特に夜間は静まり返っているので、余計に回転音が響きやすいようです。

ハムスターの運動は大切なので、音がうるさいからといって、回し車で遊ぶのをやめさせることはできません。ハムスターを飼育するときは、夜間に騒音が聞こえるかもしれないことを、ある程度覚悟したほうがよさそうです。

少しでも回し車の音を軽減させるためには、寝室と別の部屋にハムスターのケージを置く、音の静かなタイプの回し車を設置することをおすすめします。


音が静かなタイプの回し車を選ぼう

最近は、ベアリングによって回転音を抑えている「静音タイプ」の回し車が増えています。

ベアリングは車輪や軸を支える部品で、車輪や軸が回転するときに生じるまさつをなくし、車輪のがたつきや回転する音を軽減します。回転音が気になる方は、ベアリングがしっかりした回し車を選ぶとよいでしょう。

ペットショップや通販サイトでは、ケージにハムスターの飼育に必要な物が一式揃った飼育キットも多数見かけます。

飼育キットには静音タイプの回し車が付属していることが多いので、これからハムスターの飼育を始める方は飼育キットを選ぶと便利でしぃう。

おすすめの回し車、回し車付きのハムスター用ケージをご紹介します。

◆サイレントホイール フラット15

サイレントホイール フラット15

ベアリングシステム採用の静かなホイール。軸が背中に当たらないフラット構造ホイール。安定した回転と静音設計の大径ベアリングを採用。ホイール部の奥行きが広くて足元もフラット。

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「サイレントホイール フラット15」は、プラスチック製のスタンド型回し車です。直径の大きいベアリングがホイールのぶれをなくし、回転音を軽減させています。

ホイールは奥行きが広く中がフラットなので、ハムスターがのびのびと走れます。取り外しが簡単で水洗いでき、いつも清潔に保てるところも嬉しいです。

ケースで利用する場合は壁面に立てかけて設置し、ワイヤーケージで利用する場合はワイヤーに取り付けて固定します。

「サイレントホイール フラット15」はホイールの直径が15cmで、ドワーフハムスター、ゴールデンハムスターに適したサイズとなっています。直径12cm・17cm、21cmタイプもあるので、ハムスターのサイズに合わせて選ぶとよいでしょう。

サイレントホイール フラット15
メーカー:三晃商会

◆ルーミィ

ルーミィG ブラウン

広々とした空間に快適な仕掛けがいっぱい! 簡単に組み立てられ、ハムスター飼育に欠かせない、用品も付属している飼育キットです。 ルーミィは、中が見やすい透明ボディと大きな扉でハムスターとの距離が、グッと近づく飼育ケースです。 組立てや分離もカンタンにでき、スッキリと隅々まで楽にお掃除!

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「ルーミィ」はハムスター飼育キットです。同じメーカー三晃商会の「サイレントホイール(直径15cm)」が付属されているので、回し車を別途で用意する必要がありません。

ブラウン、ピンク、ブルーから選べ、ケースと回し車の色が統一されているので見た目もおしゃれです。

ルーミィ
メーカー:三晃商会

◆グラスハーモニー

グラスハーモニー600プラス

ゆったりひろびろでクリアなケージ
前面オープンでお世話がしやすい
ハーモニーホイールとウォーターボウルが付いたセット

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グラスハーモニーは、オールクリアの広々したケージに静音タイプのハーモニーホイールが付属したスターターケージです。

ホイールはベアリング付きでとても静か。どこからも中がよく見えるので、ハムスターが回し車で楽しく遊んでいる様子も観察できます。

グラスハーモニー
メーカー:ジェックス

◆2階でくるくる

2階でくるくる M グリーン

1階と2階を行ったり来たりできる「するするスロープ」 楽しく遊べる「わくわくシーソー」 音の静かなランニングボール ランニングボールにカバーを付けると「ころころボール」に変身! エサ皿や給水器もセットになったオールinワンのドアーフ系ハムスター用ケージです

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「2階でくるくる」は、1階と2階の行き来ができる遊具付きのケージです。2階に回転音の静かな「ランニングボール」が設置されているほか、スロープやシーソーが付いているので、ハムスターがたっぷり運動できます。

2階でくるくるM
メーカー:マルカン

◆アスレチックホイール

アスレチックホイール

アスレチックホイールは、ホイール本体の回転と同時に円形のレール上を回る3D回転ホイールです。標準セットのパーツによって、サンコーのハムスター飼育ケージ(キット)等のジョイント部(パイプ)に接続可能です。

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アスレチックホイールは、三晃商会のハムスターケージに接続、またはお手持ちのサークルなどに設置して利用するおもちゃです。

ホイールの中をハムスターが走るとホイールがレール上を回る3D回転になっているなど、飼い主さんも見て楽しめる工夫がいっぱいです。トンネル状のパイプは上記の「ルーミィ」にジョイントできます。

アスレチックホイール
メーカー:三晃商会


回し車で遊ばせるときの注意点

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ハムスターを回し車で遊ばせるときには、いくつか注意しなければならないこともあります。

◆危険ではないか観察する

ハムスターに回し車を与えるときは、ハムスターが安全に遊べているか必ずチェックしましょう。

ハムスターは、飼い主が期待するどおりの使い方をするとは限りません。回し車のすき間に入ったり装飾部分に乗って落ちたりして、思わぬケガをする可能性もあります。

今の使い方では危険そうだと感じたら、回し車の置き方を変えてみるか、もっと安全性の高い回し車に交換しましょう。

◆サイズに合っている確認する

回し車がハムスターのサイズに合っていないと、ハムスターが快適に運動できません。

回し車が大きすぎると、回し車が回り過ぎて遠心力が増大し、勢いでハムスターが回し車の外に放り出されやすくなります。逆に小さい回し車で走ると、きゅうくつなためにハムスターの背中が反って、背骨に負担がかかってしまいます。

回し車を購入する際は、ハムスターの品種に合ったサイズを選び、走りにくそうにしていたらほかのサイズに交換しましょう。

ゴールデンハムスター:直径15~21cm
ドワーフハムスター(ジャンガリアン・ロボロフスキーなど):直径12~15cm

21cmより大きな回し車は、リス、デグー、ハリネズミなどの小動物向けです。必ずハムスター用のサイズを選びましょう。

◆ハムスターは1匹ずつ遊ばせる

製品の説明書にも注意書きがしてありますが、ハムスターは1匹ずつ遊ばせましょう。複数で回し車を利用すると事故が起こりやすくなります。


回し車で遊んでくれないハムスターもいる

せっかく回し車があるのに遊んでくれないハムスターも中にはいます。飼い主さんは「うちの子は運動しないけど大丈夫?」と気になってしまいますよね。

ハムスターが回し車で遊ばない理由としては以下が考えられます。

  • 回し車が回しにくいため、興味を示さなくなってしまった
  • 夜行性なので部屋が明るく活動したがらない
  • 実は、飼い主が見ていないときに遊んでいる
  • 体調が悪い

飼い主さんが気付いていないだけでハムスターが回し車で遊んでいるなら、問題ありません。

ただし回し車で遊ぶ気配がなく、そのために肥満やストレスを感じているような仕草がある場合は、運動不足になっている可能性があります。その場合はハムスターが運動できるよう、回し車や環境を改善してやることが大切です。

ハムスターの大きさに合った回し車に変え、夜は部屋を暗くして人間がかまわないようにしてやると、回し車で遊んでくれるようになるでしょう。

また、病気やケガ、高齢などの理由で動きたくない場合も回し車で走らないので、ハムスターの体調が気になる場合は獣医師さんに相談することをおすすめします。


まとめ

ハムスターが夜中になると回し車で走る理由、回し車で遊ばせるときの注意点などをご紹介しました。夜中に走りたくなるのはハムスターの本能だったのですね。十分な運動はハムスターになくてはならないものです。周り車の回転音は工夫次第で軽減できますので、ハムスターに合った回し車を用意してたっぷり遊ばせてあげましょう。



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