ミドリガメを飼うのは禁止?ミドリガメの特徴と寿命、飼育方法

2021.07.14

ミドリガメを飼うのは禁止?ミドリガメの特徴と寿命、飼育方法

一昔前はお祭りの金魚すくいと同様に見かけることがあったミドリガメですが、ペットとして飼っている方も多いのではないでしょうか?  ミドリガメが特定外来生物に指定されてしまうという話を見かけますが、飼育することは可能なのでしょうか? ミドリガメの特徴や生態、飼い方について紹介します。

ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)とは

ミドリガメ

幼体のころは身体が緑がかっていることから、ミドリガメの愛称で親しまれているミドリガメは正式名称をミシシッピアカミミガメという外国原産のカメになります。

ミドリガメの基本的な特徴を紹介します。

◆特徴

ヌマガメ科アカミミガメ属に分類されるミドリガメは背甲が扁平またはドーム状の形をしており、緑色から濃い緑色をしています。
か顔や手足には黄色く細い複雑な模様が入っており、他種との見分けはつきやすいです。

全体的に緑色を身体が特徴的であり、オスよりもメスの方が大きくなる傾向にあります。
最大甲長28センチメートルほどの迫力のある大きさに成長します。

頑丈な四肢をしており、ゆったりと歩く姿は貫禄があります。
泳ぎも得意であり、1日のうち水中で過ごす時間も長めです。

陸に上がり甲羅干ししている姿もみかけるミドリガメは、肺呼吸の生き物です。
そのため上陸する必要があり、生活する上で陸と水中の両方が必要になります。
野生下では流れの緩やかな河川や池、沼、深さのある水田など至る所を住処にしており、民家の近くの溜池などにも生息しています。

◆原産国・生息地

ミドリガメの原産国はアメリカ合衆国であり、イリノイ州やオクラホマ州、ミシシッピ州の河川に生息しています。
ハワイ、イスラエル、インドなどの諸外国にもその生息が確認されており世界中に分布しています。

元々はペット用として輸入され流通していましたが、飼いきれなくて遺棄された個体が野生化して現地の生態系を壊してしまうなど、問題視されています。


ミドリガメの寿命

ミドリガメはカメの中でも丈夫であり、大切に育てると30年前後生きます。

幼体は抵抗力が弱く短命で亡くなる個体もいますが、成体になれば免疫力も向上しますので10年以上は生きることができます。

たくさんの時間一緒に過ごせるのは魅力ですが、同時に飼育の責任も長期にわたります。

お迎えする前に飼い切れるかどうか、飼育が難しくなった際の譲渡先はあるかなど将来的なことを踏まえてお迎えするようにしましょう。


ミドリガメは特定外来生物に指定されている?

特定外来生物とは生態系を脅かしたり、農作物に被害を与える外来種を指定して規制する制度です。
在来種への影響や農作物などへの被害が多いことから、日本では、2005年の外来生物法の施行に合わせて特定外来生物への指定が議論されました。
しかし野外での繁殖の事例が少ないこと、現段階でペットとして飼育されている個体数が多く、指定により大量に遺棄されてしまう危険があることから、特定外来生物の指定は見送られました。

結論から言えば、現段階(2021年7月)ではミドリガメは特定外来生物への指定から除外されています。
そのため現段階では飼育可能です。

しかし環境省は2021年7月6日、アカミミガメ(ミドリガメ)を2023年にも法令で定める特定外来生物に指定し、野外で繁殖しないよう規制する方向で検討をすると発表しました。

本記事の冒頭で、海外に輸出されたミドリガメが、無責任な飼い主に遺棄されたなどの理由から、野生化して生態系を破壊してしまう問題があると紹介しました。
原産国のアメリカ合衆国では、生息地の開発やペット用の乱獲によりその数は激減しています。
反対に生息地以外に移住・定着したミドリガメはその土地の生態系への影響が懸念されており、IUCNの世界の侵略的外来種ワースト100にランクインしています。

今後アカミミガメ(ミドリガメ)が特定外来生物に指定された場合、ペットとして飼育することは認められますが、外国からの輸入や販売、野外に放つ行為は禁止されるようです。


ミドリガメの飼い方

ミドリガメ

ミドリガメの基本的な飼育方法について紹介します。
ミドリガメに興味のある方や飼育方法を知りたい方は参考にしてください。

◆水槽について

幼体のうちは4センチ〜5センチ前後と非常に小さいため30センチ水槽などでも飼育可能ですが、2〜3年程度たつと15センチ前後になり広い飼育スペースが必要になります。

特に5年以上の個体はお皿のような30センチ前後に成長する個体もいます。
成長したサイズに合わせて水槽を選ぶ必要があり、最終的には90センチ前後の水槽を用意しましょう。

また、小さな水槽ですと水が汚れやすく水質が悪化しやすくなるため、大きめの水槽を準備してある程度水量がある状態の飼育スペースを作るようにしましょう。

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◆餌について

ミドリガメは肉食寄りの雑食性であり、なんでもよく食べます。
カメ用の人工ペレットで問題ありませんが、アカムシやミジンコなども好物です。
選り好みしないで食べてくれるのは魅力的ですが、個体によっては同じ味に飽きてしまい食べなくなる子もいるため数種類の餌を試すのがおすすめです。

さらに体のサイズが大きくなってくるとめだかや小赤といった小さな魚を食べます。
肉食寄りのため、こうした動物性タンパク質は定期的に与えると良いでしょう。

また、健康的な甲羅を作るためにカルシウムやビタミンもバランスよく配合された人工フードをチョイスすると良いでしょう。

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ミドリガメに野菜を与えても食べるのでキャベツや大根の葉をおやつとして与えても良いでしょう。
与えすぎは消化不良や病気の原因になるため主食のペレットの他に週に1.2回与えると良いでしょう。

川エビや赤虫などは嗜好性も高く、食いつきがアップするので療養中や栄養補給したい時に与えるのが良いでしょう。

◆お世話について

ミドリガメの飼育自体は容易であり、初心者で初めてカメを飼う方にもすぐにできます。
カメ飼育で必要なバスキングライトなども特に付けなくても生きるため水槽と上陸場所、カメの餌、ろ過装置、ヒーターなど基本的なものがそろっていればすぐにはじめることができます。

一方で、成長スピードも早く食欲旺盛であるためトイレの回数が多く、水が汚れやすいためこまめな水換えが必要になります。
ミドリガメのふん尿は独特の臭いがあり、悪臭の原因にもなるため、こまめに水換えする手間がかかります。

少しでも水換えの頻度を減らすために大きめのろ過装置を設置したり、水量が多めにはいるワンサイズ大きめの水槽を用意するようにします。
また、食べ残しはその都度取り除くようにして清潔な水を保てるように配慮しましょう。

基本的にミドリガメは単一で飼育したいペットです。
縄張り意識が強く、成長とともに気性も荒くなるため餌やりの際には噛まれないように注意が必要です。
限られた飼育スペースの中で複数の個体をしいくすと喧嘩してしまい、早死する可能性もあります。

飼い主さんの顔を覚えて首をあげたり、餌をねだる様子は愛らしいですが力が強いため間接的に飼育するようにしましょう。


必ず終生飼育をする

ミドリガメの飼育自体は容易であり、初心者も飼いやすいです。
しかし、30年前後生きる点や幼体時よりも数倍の大きさに成長することから、飼育前に終生飼育できるかどうかきちんと家族で話し合うようにしましょう。

また、意外とミドリガメは身軽で水槽をしっかりと閉めていないと隙間から脱走してしまう可能性があります。
甲羅干しをさせようと外にだしていたり、水桶などの蓋がない容器での飼育は脱走の原因にもなるため、必ず逃がさないように工夫して飼育しましょう。

水槽を密閉すると湿気がこもり、水槽内の環境が悪化してしまう可能性もあるためこまめに状態をチェックして飼育を継続しましょう。

ミドリガメの逃走は意外と多い事例であり、ちょっとした隙にサッと外に出てしまうこともあるため、注意が必要です。

また、ミドリガメが特定外来生物に指定されようとしたり、生態系への影響を及ぼす厄介な存在として取り上げられているのは全て無責任な飼い主による遺棄が原因です。
全てのペットに言えることですが、生き物の飼育は責任を伴います。

必ず終生飼育する覚悟と責任を持って飼育しましょう。
ミドリガメは人に慣れやすく、飼い主さんの顔を覚えるのでコミュニケーションを取ることができる飼育しがいのある生き物です。

終生飼育する覚悟を持ってお迎えしましょう。


まとめ

ミドリガメの特徴について紹介しました。
昔はカメすくいなど大量に流通していたミドリガメはポピュラーなペットとして人気がありますよね。

飼育数も多く、野生化している個体数の増加や生態系への影響が懸念される一方で私たちにとって身近な存在でもあります。
ミドリガメを飼育する際はかなりの大きさに成長する点と広い飼育スペースが必要な点を考慮して、長く付き合える環境を整えてお迎えするようにしましょう。
本記事がミドリガメに興味のある方の参考になれば、幸いです。



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