ハムスターは寒さが苦手?温度別の寒さ対策、正しい暖房の仕方は?

2021.07.22

ハムスターは寒さが苦手?温度別の寒さ対策、正しい暖房の仕方は?

ハムスターは寒さに弱い動物ということをご存じですか?飼育環境の温度が下がるとハムスターは体調を崩してしまうことがあるのです。寒い季節を元気に過ごしてもらうには、その時期に合わせた適切な温度管理が必要となります。この記事ではハムスターにとっての適温、適切な寒さ対策の仕方、おすすめの寒さ対策グッズについて説明していきます。

【目次】
1.ハムスターは寒さに弱い?
 1-1.ハムスターは暑さ・寒さが苦手
 1-2.ハムスターにとっての適温は?
 1-3.疑似冬眠

2.ハムスターの寒さ対策はいつからはじめる?
 2-1.寒さ対策はいつから?
 2-2.寒がっている時の行動

3.温度別の寒さ対策方法
 3-1.寒さ対策に必要なもの
 3-2.室内が20度程度の時の寒さ対策
 3-3.室内が15度程度の時の寒さ対策
 34.室内が10度以下の時の寒さ対策

4.ハムスターの寒さ対策に役立つグッズ
 4-1.パネルウォーマー 8W
 4-2.CASA マルチヒーター
 4-3.ふわふわベッド お徳用 12L
 4-4.ふっくらふとん 130g
 4-5.CASA ハムスターのふんわり包み込む巾着ベッド

5.寒さ対策をする時の注意点

6.まとめ

ハムスターは寒さに弱い?

ハムスターの寝床

ハムスターは毛皮に覆われていて寒さに強いように見えますが、実は寒さが苦手です。

ハムスターは寒くなると体調を崩しやすくなり、最悪の場合は命を落としてしまうこともあるのです。ハムスターを飼育する際は、寒さに弱いことを知っておく必要があります。

◆ハムスターは暑さ・寒さが苦手

ハムスターは寒さだけでなく暑さも苦手です。

野生のハムスターは、気温差が激しい中近東、ロシア、モンゴルなどに生息していますが、彼らが住む地中の巣穴は一年中温度が安定しているので、暑い夏や寒い冬も快適に過ごせます。

言い換えると、ハムスターは温度が一定に保たれた巣穴で過ごしているので、体には暑さや寒さに順応する能力があまり備わっていない、ということになります。

一方、ペットのハムスターは巣穴が作れないので、ケージの置いてある環境で過ごすことになります。

人の居住空間は外気温の影響を直接受けることがなく、暖房や冷房によって快適な温度に調整できるため、ペットのハムちゃんも飼い主さんの管理のもとで快適に暮らすことができるでしょう。

ただ、地中の巣穴のように年中一定に保つことまでは難しいので、冬の寒さ、夏の蒸し暑さ、朝晩と日中の気温差の影響を受けることになってしまいます。

◆ハムスターにとっての適温は?

ハムスターが快適に過ごせる温度と湿度は、20~27℃、湿度:40%~60%といわれます。人が過ごしやすいと感じる気温、春と秋くらいの気候がハムスターにとってもちょうどよい温度といえるでしょう。

また、ハムスターは気温30℃以上、15℃以下になると衰弱しやすくなります。日本は四季の変化がはっきりしていて夏は蒸し暑いですが、冬場は15℃以下を切る日も多くみられます。急に朝晩の気温が下がったり雪が降ったりする日もあるので、ハムスターが寒さで体調を崩さないよう注意しなければなりません。

◆疑似冬眠

ハムスターを飼育するうえで特に注意したいのは「疑似冬眠」です。気温が10℃を下回ると、ハムスターは冬眠によく似た「疑似冬眠」を起こすことがあります。

疑似冬眠は「冬眠」と名がついていますが、クマやリスがする正常な冬眠とは別の現象です。眠っているのではなく、ハムスターが低体温症を起こし、生命を維持する機能が低下した危険な状態といえます。

残念ながら疑似冬眠からの回復は難しく、そのまま死に至ることが少なくありません。冬場はハムスターが疑似冬眠を起こさないよう、万全の寒さ対策をとる必要があります。

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ハムスターの寒さ対策はいつからはじめる?

ハムスターは寒がりということをふまえ暖かくて快適な環境を用意してあげましょう。

◆寒さ対策はいつから?

寒さ対策はケージ内、ケージ周辺の温度が20℃を下回る頃から始めます。時期はお住まいの地域によって差はありますが、だいたい10月から5月までの間は寒さ対策が必要になると考えます。

人間の感覚だけで「まだ寒くないから暖房を付けるのは早い」と判断するのではなく、ケージの温度、ハムスターの様子をチェックしたうえで、防寒対策をしていきましょう。部屋とケージの温度は差があることも多いので、ケージにも温湿度計を設置してケージの正確な温度を把握することが大切です。

◆寒がっている時の行動

ハムスターの様子を観察して、寒がっていないか体調を崩していないかチェックしましょう。

次のような行動があったら寒がっている可能性があります。

  • 巣箱や床材からなかなか出てこない
  • 動作が鈍くなった
  • 食欲が低下している

もしハムスターが寒そうにしているようなら、早急に寒さ対策をおこなってケージ内を温かくしましょう。


温度別の寒さ対策方法

秋と真冬、春先では寒さも違うので、温度変化にあわせて寒さ対策を調整していきます。

◆寒さ対策に必要なもの

基本は、保温、防風、暖房による飼育環境の防寒対策です。まずは寒さ対策に必要なものをチェックしておきましょう。

  • 床材
  • ケージを覆うカバー(段ボール、新聞紙、毛布など)
  • 部屋の暖房器具
  • 小動物用のヒーター
  • 断熱シート(マット、気泡緩衝材、段ボールなど)
  • プラスチックケース、または水槽

金網のケージは冷気が流れ込みやすいので、冬はプラスチックケース、または水槽の利用をおすすめします。

続いて、温度別の寒さ対策を紹介していきます。

◆室内が20度程度の時の寒さ対策

20℃程度の室温はハムスターが過ごしやすい環境といえますが、そろそろ寒さ対策も考えたいです。秋口や春先は、汗ばむような陽気の日があっても朝晩の温度が急に下がる日も出てきます。ハムスターが寒がっていないか確認しましょう。

寒くなってきたら、ケージはなるべく温かくて温度変化の少ない部屋に置きます。窓やドアの近くは隙間風が入りやすいで、窓やドアから離れた場所に置きましょう。

ケージ内の床材を増やすと床材の保温効果がアップします。秋冬は、夏の3倍、ハムスターの体が十分にも隠れるくらいの床材を入れてあげましょう。

そして、夜間に気温の下がる場合があるので、ケージをカバーで覆って保温します。段ボール箱、新聞紙、毛布などでOKです。その際は、全て覆ってしまうと換気ができなくなるので、少しだけ隙間を開けておきます。

◆室内が15度程度の時の寒さ対策

室温15℃はハムスターの適温を下回っています。暖房をしてケージの温度を20℃以上に上げましょう。

エアコンやストーブを本格的に使っていなくても、ハムスターのケージにはペット用ヒーターを使って暖房をしてあげてください。

部屋の温度が上がらない場合は、日中もケージにカバーをすると保温効果が期待できます。

また、床は底冷えするのでケージを床に直置きするのは良くありません。ケージの下にマット(コルクマット、遮音マットなど)や段ボール、気泡緩衝材(プチプチ)を敷くと底冷え防止になります。

温かい空気は上昇して冷たい空気は低い所に停滞しやすいので、できればケージはテーブルの上などに置くことをおすすめします。

◆室内が10度以下の時の寒さ対策

真冬だと、室内が10℃以下まで冷え込む可能性が出てきます。これはハムスターの命に関わる寒さです。できる限りの対策をとって部屋とケージをしっかり温めましょう。

基本的にはエアコンやヒーターで暖房している部屋にケージを置き、ケージにはペット用ヒーターを付けてハムスターの体を直に温めることをおすすめします。

部屋の暖房を切ると室温が下がってしまうので、ハムスターのためには24時間付けっぱなしがベターです。(電気代は気になりますが、付けたり消したりするより24時間付けっぱなしのほうが節電になる可能性もあります。)

暖房が難しい場合は、ペット用ヒーターを設置したうえでケージを段ボールなどで覆い、ケージの保温に努めます。

短時間なら、ケージの外側に湯たんぽを置く方法も保温効果が期待できます。(ハムスターが湯たんぽに触れないよう注意しましょう。)


ハムスターの寒さ対策に役立つグッズ

ペットショップのグッズを利用すると、安全にハムちゃんの寒さ対策をすることができます。おすすめのグッズを紹介いたしますので参考にしてみてください。

◆パネルウォーマー 8W

パネルウォーマー 8W
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ケージの下に敷いて使える小動物用パネルヒーターです。PTC(自己温度制御)が温度の上昇を防ぎながら安全にケージを暖めます。ハムスターが暖をとるのにちょうどよいサイズです。

◆CASA マルチヒーター

CASA マルチヒーター
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リバーシブルで高温(約38℃)と低温(約30℃)の使い分けができます。防水機能、かじられ防止付きで、ケージ内のヒーターにおすすめ。

◆ふわふわベッド お徳用 12L

ふわふわベッド お徳用 12L
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動物研究所でも使用されている刺激の少ないモミの床材。ふわふわして空気を含むので保温性が高く、冬の床材にぴったりです。

◆ふっくらふとん 130g

ふっくらふとん 130g
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巣材の材料になるふわふわのコットンです。無漂白天然コットンなので安心して与えることができます。巣作りが得意なハムちゃんに。

◆CASA ハムスターのふんわり包み込む巾着ベッド

CASA ハムスターのふんわり包み込む巾着ベッド
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ハムちゃんがすっぽり入れる巾着袋型のベッドです。冬用の寝床に。金具でケージに固定できます。


寒さ対策をする時の注意点

寒さ対策をする時は、以下の点に注意しましょう。

  • タオルや毛布はハムスターの手の届かない所に使う
  • ケージは全体を暖めず、部分的に暖房をする
  • ヒーターは安全性をよく確認する
  • 家にある布製品は入れないようにする

タオルや毛布をかける時はハムスターの誤食や爪の引っ掛かりに気をつけます。靴下やフェルトなどの布製品は暖かそうですが、これも誤食の原因になるので、ペット用品以外の布をケージに入れるのはおすすめしません。

また、ケージ全体を暖めると暑くなった場合にハムスターがぐったりするので、ペット用ヒーターの面積は床の1/3程度くらいにして、暑くなったら移動して涼めるようにしておくとよいでしょう。

ペット用のヒーターは安全性が高いものですが、使っているうちに故障することがあります。事故を防ぐためにも故障がないことを確認しながら使いましょう。


まとめ

ハムスターは原産地が外国にあるため、日本の暑さ寒さは苦手です。ですが、飼い主さんが温度管理に気を配れば、ハムスターは冬も快適に過ごせます。ハムちゃんがほっこり暖かそうにしているのを見ると幸せな気持ちになりますよね。適切な寒さ対策でハムちゃんにぬくぬくの冬をプレゼントしてあげてください。



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