1.犬が甘えている時の仕草を8つご紹介!
1-1.前足を乗せる
1-2.あごを乗せる
1-3.おなかを見せる
1-4.顔をなめる
1-5.飼い主のうしろをついてくる
1-6.そばに寄ってくる、スリスリする
1-7.クンクンと鳴く
1-8.耳が後ろに下がる、ペタンとする
3.甘やかしすぎも禁物!甘やかしのデメリットは?
3-1.分離不安になってしまう
3-2.神経質な犬になってしまう
3-3.不安やストレスからの仕草の場合も
【掲載:2018.12.26 更新:2024.03.05】
犬が甘えている時の仕草を8つご紹介!
犬は飼い主のことをよく信頼し、大好きに思っていると、飼い主に甘えてくることがあります。
犬と言葉を用いて話すことは出来ませんが、表情やボディランゲージを使って、自分の気持ちをしっかりと表してくれます。
犬と一緒に暮らしていると、毎日様々な仕草を見せてくれますが、甘えている時にはどのような仕草をするでしょうか。
◆前足を乗せる
前足をちょこんと乗せる仕草は、「自分に注目してほしい」という犬の気持ちの表れ。
さらに「飼い主さんは自分だけのもの」という独占欲も入っています。前足を乗せる愛らしいしぐさは、とても強い甘える気持ちが込められているのです。
また、「もっとご飯が欲しい」「もっと遊んでほしい」という気持ちにもなっています。前足を乗せる仕草をしたときは、何を求めているか推し量ってあげましょう。
◆あごを乗せる
飼い主が座ったり寝転がったりしていると、寄り添ってきてあごを乗せる仕草を見せてくれる犬もいます。
これは、犬が体の力を抜いて無防備になっている体勢で、飼い主に絶対的な信頼感を抱いている証です。あごをのせる仕草の時、犬は安心しているのです。
甘える犬をそのままの状態でなでてあげると、もっと喜んでくれます。頭や体全体を、毛の流れに沿って優しく撫でてあげましょう。
◆おなかを見せる
おなかを見せてくれ、おへそが天を向く姿も甘える仕草です。おなかは動物にとって弱点で、それを見せる仕草は飼い主への信頼の証。
お腹を撫でて欲しい時も犬はこんな仕草をします。甘える犬のおなかをなでてあげると、喜びもより一層高まるでしょう。
コツは円を描くように、マッサージをするように両手で優しく撫でてあげること。きっと犬は喜んでくれますよ。
◆顔をなめる
顔を犬がなめる仕草は、飼い主を親のように信頼できる存在と思ってくれていることの現れです。いろいろな甘える仕草がありますが、犬が最愛の想いを込めているのが「顔をなめる」仕草なのです。
顔を舐める仕草には、飼い主を大好きに思う気持ちと信頼や敬意が込められています。言葉にすると、「大好きだよ」「一緒にいてね」といった気持ちです。 そんな気持ちを抱いてもらえると嬉しいですね。
ただし、犬と口同士でキスをしたり口をなめられたりすると、感染症のリスクもあるので気を付けてください。
◆飼い主のうしろをついてくる
トイレや時にはお風呂にも付いてくるのも、犬の甘える仕草の一つです。後ろをトコトコと歩いてこられるとこちらも嬉しくなりますね。
犬が後ろについてくる仕草をするときは色々な意味があります。お腹が空いていてご飯が欲しかったり、トイレに行きたかったり、飼い主と遊びたかったり。
犬が後ろをついてくるときは、犬がどんな気持ちか考えてみると良いでしょう。
◆そばに寄ってくる、スリスリする
飼い主に犬が体を寄せてくるとき、甘えたい、一緒に遊んでほしいと犬は思っています。思いっきり抱きしめたり、散歩に連れて行ったりすると良いでしょう。
また、飼い主のベッドにやってきて一緒に寝るのも甘える仕草です。
ただ、犬と一緒に眠るのは、誤飲のリスクやしつけの面からのデメリットもあるので、ベッドのそばで寝かせるのが良いかもしれません。
飼い主のそばは、犬にとっても安心のできる場所。飼い主が癒やされるのと同じように、犬も癒されています。近くにいて幸せなひと時を過ごしたいですね。
◆クンクンと鳴く
犬の鳴き声といえば、「ワンワン」という大きな声の他にも、「クーンクーン」という鳴き方もありますよね。
このクンクンという鳴き方をしている時にも、犬たちは何かを一生懸命に訴えています。
体に違和感のある時や、寂しいという心理から鳴くこともありますが、飼い主さんの方を見ていたりしっぽを振りながら鳴いている場合には基本的に甘えていると言えるでしょう。
寂しさを鳴き声として出して訴えているのか、ただしっぽを振っているだけより、鳴き声という音を自らが出すことで飼い主が注目してくれるということを学んでいるのか、詳しいことは愛犬にしか分かりません。
しかし、何かを訴えていることは間違いありませんので、構ってあげないにしても異変はないか、一度愛犬の様子を目で見て確認するとよいでしょう。
◆耳が後ろに下がる、ペタンとする
犬が飼い主をじっと見つめ、耳を後ろに下げたり、後ろにペタンとくっつけているのも甘える仕草の一つです。
飼い主を見つめていたり、その表情が緩んでいたり、しっぽをよく振りながら耳が後ろに下がっているのは、リラックスしている時や甘えている時に見られる行動です。
耳を倒していても、しっぽが下がってしまっていたり、顔がこわばっている時には要注意です。
こちらは犬のカーミングシグナルとしても有名ですが、不安や緊張を感じている合図です。
また、犬は自分に敵意がないことを知らせるために耳を倒すこともありますが、犬が耳を倒している時には是非その他の顔やしっぽといった場所をみて愛犬の気持ちを汲み取ってあげてくださいね。
愛犬を甘えん坊な犬種はいる?
犬種によって、甘えるのが上手なタイプの犬がいます。
小型犬では、ヨークシャーテリアが飼い主や家族に信頼や愛情を寄せます。また、マルチーズも甘えん坊で、敏感に人の気持ちや感情を読み取ってくれるでしょう。
有名なトイプードルも家族に深い愛情を寄せる犬種です。
ポメラニアンも人間大好きで遊び好き。活発で良く動き、甘えん坊な犬になってくれるでしょう。
中型犬ではポリッシュローランドシープドッグが一番のおすすめ。遊び好きな甘えん坊です。コーイケルホンディエも人が好きなタイプの犬で甘えてきます。
ウィペットも家族に深い愛情をもって接してくれます。子どもにも優しいのでお子さんのいる家庭には特に向いていそうですね。
大型犬ではニューファンドランドが人間好きで甘えん坊な犬種です。
また、ビアデッドコリーも家族に深い愛情を持ち親しんでくれます。
メジャーな犬種であるゴールデンレトリーバーも人間の近くにいるのが好きで、家族にも愛情を持ってくれるでしょう。
サモエドという犬種も人間を信頼し、家族のそばにいたがります。
アラスカンマラミュートも、オオカミのような外見と大きな体とは裏腹に、甘えん坊で人が大好きです。
甘やかしすぎも禁物!甘やかしのデメリットは?
大切でかわいい愛犬をついつい甘やかし過ぎてしまうこともあります。でも、甘やかし過ぎにはデメリットもあります。
◆分離不安になってしまう
大きいものでは、甘やかし過ぎで分離不安という症状が出ることがあります。
分離不安とは、犬が飼い主などと離れて一匹だけになった時に、恐怖や不安などでパニックになってしまうこと。
何時間も激しく鳴き続けたり、家の中で暴れまわったり、自傷行為をしたり、いろいろなところでおしっこやうんちをしてしまったりします。
症状がひどくなると、声が枯れるまで吠え続けたり、家を壊したり、自分の体に大きな傷をつけたりしてしまうことも。
大切な犬がそんな気持ちになっては、犬も辛いですし飼い主も辛いですね。
◆神経質な犬になってしまう
溺愛しすぎると犬が神経質になってしまうことも。快適に犬が過ごせるよう、溺愛のし過ぎにも要注意です。
「もっと食べたい」というような必要以上の物質的な要求の言いなりになったり、保護ばかりしてすべき経験をしないままにしたりすることにも気を付けましょう。
◆不安やストレスからの仕草の場合も
甘える仕草をしてくる時、甘えの気持からではなく、不安やストレスからそうした仕草をしている時もあります。
例えば、顔や口をなめてくる時はストレスが原因のこともありますし、前足をのせてくる時はやきもちを抱いていることもあります。
愛犬のストレスに対応したり、一緒に過ごす時間をとったりことが必要です。
まとめ
犬と一緒に暮らすには、適切なしつけや上下関係を伝えることも大切です。
甘えてくるときも構い続けると「自分の言うことは何でも聞いてくれる」と犬が思ってしまいます。ずっと構ってあげたい気持ちもありますが、区切りをつけることも大切です。
また、犬を抱くときは目線を飼い主より下にして、主従関係をわかってもらいましょう。しつけの一環として「飼い主がボスなんだよ」ということも伝えます。
また、甘えとわがままも見極めましょう。難しいですが、偉そうな態度をとったときは「甘えとわがままは違うよ」と伝えてしつけることが必要です。
社会性を身に着け、色々な相手と積極的に関わることも役立ちます。この辺りは人間と同じようですね。
甘えん坊の犬と過ごす時間は幸せなもの。甘える仕草をしてくる犬と、素敵な暮らしを送りたいですね。
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