1.金魚とは?
2.金魚の人気の種類3選
2-1.和金(わきん)
2-2.出目金(でめきん)
2-3.ランチュウ
金魚とは?
まず金魚って一体なんの魚なのかご存知でしょうか?身近にいるにもかかわらず、意外と金魚の生態については知らないものです。まずは、金魚のことについて知ることにしてみましょう。
金魚の誕生はとても古く、西暦3年~4年、日本がまだ弥生時代の頃に、中国で誕生しました。
もともとの金魚のルーツは川魚の「フナ」。
現在では、川魚である「フナ」に人工的に改良して金魚にしてあげることが多いのですが、初めて誕生した金魚は、フナの突然変異で赤や黄色に色が変わってしまったのだそうです。その後、尾びれの形も変化していったようです。
日本に金魚がやってきたのは、16世紀の室町時代ごろでした。江戸時代になると、かなり高級な輸入物になり、庶民の間で飼育されるようになったのは、19世紀頃と言われています。
金魚の人気の種類3選
みなさんが目にしたことがある金魚は、赤い金魚の和金や黒い出目金くらいでしょうか?
実は、「金魚」と単に一口に言っても、その種類はなんと100種類以上いるのです!現在ペットショップなので売られているものは約30種類くらいで、種類によって飼い方や寿命もバラバラ。
まだどの子を迎えるか決めていない方必見!人気の金魚の種類をご紹介したいと思います。
◆和金(わきん)
金魚すくいなどでよく目にする赤い金魚です。
中国から最初にやってきた金魚で、最大25㎝ほどの大きさになります。
丁寧にお世話をしてあげれば、寿命は約8年~15年と長く、原種に近いため、初心者にも優しい飼い方で飼育できます。
初めて金魚を買うならこの種類がおすすめです。
◆出目金(でめきん)
目が突出しており、なんとなく憎めないルックスの出目金。左右の目が飛び出すのは、孵化から3ヶ月後なんだそう。
飼い方は、和金同様初心者にも優しいのですが、目が出ている分、衝突してしまい外傷を追いやすい性質でもあるので、広い水槽を用意してあげ、怪我のもとになるような飾りはなるべく避けましょう。そこだけ気をつけてあげれば、寿命も長くもつでしょう。
出目金の寿命は5~6年ほどで、大切に育てれば10年以上生きるものもいるようです。
◆ランチュウ
和金から作り出されたランチュウは、ぽってりとした体と優雅な尾ひれから「金魚の王様」とも言われています。
寿命は、10年前後で飼い方はかなり難しいと言われています。何度も飼育経験がある方にはおすすめです。
金魚の基本的な飼い方は?
金魚のルーツは、川魚のフナ。そのため、金魚は海水ではなく、真水で育てることができ、ご家庭でも比較的簡単に飼育することが可能です。
しかし、冒頭でもお話したように、水に入れて餌を与えるだけでは、金魚にとってベストな飼い方とは言えません。
ここからは金魚の基本的な飼い方をご紹介したいと思います。
◆金魚の1年
金魚の適正水温は15度~28度と意外と幅広く、この温度を保ってあげると元気に生活することができるといわれています。
そのため、1年を通して、さほど大きな飼い方の変化はありませんが、1年を通して金魚がどのような習性を持っているのかを知っておくことも大切です。
少しずつあったかくなり、家の中にいても春を感じられる季節になったら、金魚も活動的になってくるので、エサを増やしてあげましょう。
つがいで飼っている場合は、春から初夏にかけて産卵する場合もありますので、水を換える時には注意して見ておきましょう。
梅雨は、湿度も高く、菌も繁殖しやすいため、皮膚病や病気になる金魚が多発します。
寿命を長く伸ばしてあげるためにも、この時期の水槽は綺麗に保ってあげましょう。
夏になると、さらに室温が高まるため、コケの大繁殖が起きてしまうので、少量ずつでいいので週に3回程度水槽の水を替えてあげましょう。
この時期だけ、少し涼しい部屋や遮光されている部屋に移すなどしてもいいかもしれません。
金魚は、この時期に特に成長しますので、エサも気持ち多めにあげてみるのもいいでしょう。
少し涼しくなると、調子の悪くなる金魚がでてきます。
金魚は基本的に暖かい水が好きなので、最低水温を下回らないように気をつけてあげてください。秋は、夏同様多めにエサをあげてみましょう。
なぜ、夏と秋にたくさんエサをあげるのかというと、成長シーズンであるということと、冬眠に入るからなのです。
水温10度を下回る冬になると、金魚の動きは止まります。秋までに溜めた栄養で冬眠するのですが、暖かい日は動いているので、エサの調節や水温の調節をこまめに行ってあげましょう。
◆金魚をお迎えする前に
だいたいの方が、金魚をペットショップで飼う日に、水槽や餌、その他の道具を購入するのではないかと思います。
動物は皆同じだと思いますが、金魚も環境の変化には敏感な生き物です。そのため、ペットショップからお家にやってくるまでで非常に疲れてしまうので、金魚にとっては非常にストレスとなってしまうのです。
できれば、金魚をお家にお迎えする前に、水槽や餌、水草などを購入しておき、金魚にとって住みやすい環境を整えてあげましょう。
では、具体的に何を購入すればいいのか?をご紹介したいと思います。
・水槽
これは、金魚にとってこれから住むお家です。
みなさんも小さくて狭い家は嫌ですよね?それと同じで、金魚にも少し大きめで自由に動ける空間が確保できるくらいの大きさにしてあげましょう。
・水草
水草は本物とフェイクのものがあります。
水草を入れる理由の一つとして、水中の酸素を増やしてくれ、水を綺麗に保つという働きがあるのですが、生きた水草は枯れてしまうと水槽内を汚してしまうこともあるので、注意が必要です。
水槽を綺麗に明るい印象にしてくれるので、インテリアとしてもおすすめです。
・フィルター
金魚が食べ残した餌、排泄物など、水の汚れを分解して綺麗な水にする役割をしてくれます。
ただし、これを置いたから掃除をしなくてもいいというわけではありませんので、ご注意ください。
・底砂
水草を植えるためにも必要ですが、金魚のフンやエサのカスなどの汚れを水草の肥料として分解してくれたりもするので、あったほうがいいでしょう。
水槽にいれる際は、一度水で洗ってから、水槽底に敷いてみましょう。
・エアーポンプ
川や海のように流れがあるところでは、水の中に酸素を取り込みやすい環境となりますが、水槽のように停滞した空間だと、酸素はなくなり、金魚が出した二酸化炭素で充満してしまいます。
そのため、エアーポンプで酸素を水槽に入れてあげることが重要です。
しかし、このエアーポンプは音が少しうるさいので、静音設計のものを選ぶといいですよ。
・えさ
金魚のえさは意外と臭いがきつく、それを食べた排泄物も臭いを発します。
最近では、その臭いを防ぐエサなども販売されており、栄養価のバランスが調整されたものも多く販売されているので、金魚のタイプを見て調整してあげましょう。
・カルキ抜き
カルキというのは、水道水を綺麗にするために使われる薬品のことです。抗菌作用があるカルキは、金魚にとっては有害になってしまいます。
水を汲み置きすることなく、確実に手軽にカルキが抜けるので便利ですよ。
最初から揃えるものがたくさんだと思うかもしれませんが、みなさんが金魚だったら、どんな状態の家に住みたいかな?と考えれば、金魚にとってより良いものをチョイスできると思います。
最初は、このくらいを揃えて、もっと付け加えてみたいものが出てきたら買い足すのもいいでしょう。
◆金魚をお世話してみよう
金魚は犬や猫と違って、すり寄ってきたりしませんが、他の魚と違って比較的人に懐きやすい魚です。
ペットショップから迎えたら、まずは名前をつけてあげましょう。
安定感のある場所に水槽をセットし、よく洗った底砂を敷きましょう。この時、水槽や砂を洗剤や石けんをつけて洗わないでください!
次に水草を配置し、出来上がったらフィルターやポンプをセットし、カルキを抜いた水を入れましょう。
もし、ライトやヒーターなどをセットする場合は、金魚を水槽に移す前にセットしましょう。
かわいくて、ついついエサをたくさんやりたくなってしまいますが、水の汚れの原因となってしまうので、人間と同じ朝・昼・夜の3回か朝・夜の2回のペースであげてみてください。
基本回数は1~3回であれば、何回でも問題はありませんが、個体差もあるので、残したりするようであれば、数を減らすなど調整してみましょう。
もっとも大事なのは、同じ時間に与えるということです。リズムを作ってあげることにより、生活のペースがつかめ、寿命が長くなるのです。
金魚の寿命は、だいたい10年~15年と言われています。長いとそれ以上という金魚もいるそうです。
もちろんこれは、個体差の寿命が関係していますが、飼い主さんの飼い方にもよると考えられています。
まとめ
いかがでしたか?金魚の飼い方は簡単なのですが、手間をかけてあげることが大切です。飼ったからには、家族として大切に育ててあげてくださいね!
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