1.メダカとはどんな生き物?
1-1.メダカの生態
1-2.メダカの大きさ
1-3.メダカの寿命
2.代表的なメダカの種類
2-1.ヒメダカ
2-2.白メダカ
2-3.青メダカ
2-4.ダルマメダカ
2-5.楊貴妃メダカ
2-6.光メダカ
2-7.出目メダカ
3.メダカの価格
3-1.ペットショップ
3-2.熱帯魚専門店
3-3.ブリーダー
メダカとはどんな生き物?
古くから金魚と同様に観賞魚として人気が高いメダカはダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水の魚です。小さなサイズ感からアパートなどの賃貸でも飼育しやすいメダカはペット用に品種改良されており、現在ではホームセンターなどで安価で入手することが可能です。
野生では日本の田んぼの水路や小川などに生息しており、日本の稲作と共存してきた歴史から「水田の魚」と呼ばれています。
世界中にメダカは分布していますが、日本では野生種は減少傾向にあり観賞魚用に繁殖しているヒメダカが一般的に流通しています。
その他にも飼育のしやすさから、ペットとしての需要が高まり様々な色や形状に品種改良されたものが販売されています。
メダカの種類や詳しい生態について紹介します。
◆メダカの生態
メダカは観賞魚として親しまれており、金魚同様にペットとしてポピュラーな観賞魚です。
野生では流れの緩やかな小川や水田に生息しており、動物プランクトンを食べます。
蚊の幼虫であるボウフラも好んで食することから益魚としても人気があります。
卵生の魚であり、春から夏にかけて産卵し生まれた子供は秋に成長し次の年に産卵します。
一回の産卵で約10個ほどの卵を産みつけ卵は黄色味がかった色合いをしているため見つけやすいという特徴があります。
メダカの産卵時期と水田に水を貼る時期は一致しており、そのような関係も含めて水田の魚として親しまれています。
日本の童謡でも「めだかの学校」という歌があり、古くから人の暮らしに密接に関わってきた魚ということがわかります。
◆メダカの大きさ
メダカは小型の魚であり、成長しても3.5センチほどにしか成長しません。
そのため、ビオトープなどでも簡単に飼育することができ飼育のバリエーションが豊富な点も魅力的です。
◆メダカの寿命
一般的なメダカの寿命は1年前後です。
しかし、飼育下で大切に育てれば2〜4年前後生きる個体もいます。
寿命が金魚などに比べると短いため定期的な入れ替えが必要な魚になります。
メダカの種類
現在メダカにはさまざまな種類があり、品種改良が重ねられています。
鮮やかな色味のメダカや美しいヒレを持ったメダカなどもおり、根強いファンもいます。
観賞魚として流通している主なメダカについて紹介します。
◆ヒメダカ
観賞魚や教材として一般的に流通している観賞魚用のメダカであり、体色がオレンジ色をしています。
可愛らしいその容姿からも人気ですが観賞魚の中でも丈夫であり、小さな水槽でも飼育しやすい点からはじめてアクアリウムをする方にもおすすめの種類のメダカです。
水草との相性も良く、適温も22℃〜27℃前後と幅広いためオレンジのきれいな見た目と飼育しやすさから人気の種類です。
◆白メダカ
名前の通り身体が白いメダカであり、品種改良されたメダカです。
個体によりその白い色の出方が異なるため数匹泳がせて違いを楽しめる種類です。
水槽よりも鉢などに泳がせると上から見た時に目立ち見栄えがします。
◆青メダカ
身体が青みがかっており、光の当たり具合により身体の色が変化する品種改良のメダカです。
微妙な色味の変化を楽しむことができるメダカになります。
◆ダルマメダカ
品種改良されたメダカの中でも比較的新しい種類のメダカであり、丸くずんぐりとした身体つきが特徴のメダカです。
突然変異により、背骨が縮小したためずんぐりとした身体つきになりその後改良を重ねてダルマメダカという種類が確立しました。
◆楊貴妃メダカ
品種改良されたメダカの中でも比較的新しい種類のメダカであり、鮮やかなオレンジ色をしています。
ヒメダカと似ているようですがヒレ側に行くと赤みがかった色合いに変化します。
その華やかな容姿から楊貴妃の名前がつけられたメダカです。
◆光メダカ
その名の通り、身体にラメが入っており光の当たり方によりキラキラひかるのが美しいメダカです。
尾ひれが菱形になっていたり他のメダカよりも容姿に違いがある種類のメダカです。
◆出目メダカ
金魚の出目金のように目が出っ張っているメダカであり、陽気な印象がある面白いメダカです。
一見するとメダカに見えない近年登場した新しいメダカになります。
メダカの価格
メダカを購入できる場所は複数あり、価格も欲しい種類により開きがあります。
メダカの購入価格について紹介します。
メダカを購入できる場所も一緒に紹介しますので、メダカを飼いたいとお考えの方は参考にどうぞ。
◆ペットショップ
1番手軽にメダカを購入できるという利点があります。
近年ではヒメダカであればホームセンターなどでも取り扱いがあり、すぐに飼育を開始することが可能です。
販売価格はヒメダカで100円〜200円前後で購入することが可能です。
白メダカなどの種類になると300円〜500円前後で購入可能です。
◆熱帯魚専門店
専門店であればダルマメダカなどの比較的新しい種類も取り扱っており、購入することができます。
ヒメダカなどはペットショップで購入する時と同様に価格にさほどの開きはありませんが、ダルマメダカや光メダカなど変わった種類のメダカは高額になる傾向にあります。
光メダカなどは1000円〜3000円前後で購入可能です。
◆ブリーダー
ブリーダーさんから直接購入することにより自分好みの個体をお迎えできるという利点があります。
さらにヒメダカなどはブリーダーさんによっては非常に安価で購入できる場合もあります。
希少価値の高いメダカは高額になり、そのメダカの種類によっては数千円〜1万円するメダカもいます。
自分が欲しい種類のメダカの価格を調べた上で購入を検討するのがおすすめです。
メダカの飼い方
メダカの飼育方法について紹介します。
メダカに必要なペット用品や飼育のポイントも紹介しますので、参考にしてくださいね。
◆ご飯について
メダカ用のエサを1日複数回与えましょう。
メダカは痩せやすい魚なので注意が必要です。
ただし1回あたりでのエサの与えすぎは水質悪化や消化不良による突然死にもつながるため、避けましょう。
また、メダカは水草との相性もよくおやつの代わりに水草を食べるので水槽に一緒に入れてあげるのもおすすめです。
水草は葉の細かいカボンバなどを入れてあげると良いでしょう。
水草は生物ですので定期的に新しい水草と交換するようにします。
また、繁殖した幼魚を健康に成長させるためには、幼魚用のエサを与えましょう。
一般的なメダカの餌に比べて、小さなからだでも食べやすく、食べ残しが出にくいです。
◆トイレについて
メダカは水槽内で排泄をするためトイレなどを用意する必要はありません。
これは観賞魚全てに言えることですね。
しかし、メダカがトイレをすることによりウンチなどの排泄物が水槽に溜まってしまうと水質が悪化してしまい飼育環境が悪くなってしまいます。
定期的に水換えをして水槽内に新しい水をいれるようにすることがポイントです。
フンから発生するアンモニアはメダカにとって毒になるため排泄物を取り除きながら水を交換することが大切です。
◆お手入れについて
メダカのお手入れの基本は水換えになります。
水換えは最低でも1週間に一回のペースで行うようにします。水温の上がる夏場は水が傷みやすいので1週間に2回水替えが出来ればベストです。
その際に全量水を変えてしまうとメダカの身体に負担がかかり突然死の原因にもなります。
水換えは3分の1行うようにします。
水はカルキ抜きをしたものを使用するようにして、水質はPH6.5〜7.5が理想的であり弱酸性〜弱アルカリ性になるようにします。
水の状態によってバクテリアなどを入れても良いでしょう。
メダカの飼育に必要なグッズ
メダカの飼育に必要な主なアイテムは下記のものになります。
- 水槽
- 砂利
- エサ
- エアレーション
- 網
- 水換え用ホース
- バケツ
- 水温計
- ろ過フィルター
- 照明
- カルキ抜き
- ヒーター
メダカは丈夫な観賞魚であり、ろ過フィルターやエアレーションを入れなくても器と餌があれば飼育できますが長生きしてもらうためにはこのようなアイテムが必要です。
さらに水草を入れておくことによりメダカの避難場所になったり、卵を生みつけるので繁殖にも役に立ちます。
ヒーターは水温を一定にするために冬場の水温が下がりやすい時期に効果的です。
メダカの飼育の注意点
メダカは鉢などでも飼育できるため簡単に飼育を始めることができますが、丈夫な魚といっても身体が小さい分水質の変化の影響を受けやすいです。
メダカは群れをなして行動する魚ですので数匹まとめて飼育することがおすすめですが、水質が悪化すると一気に死んでしまう可能性があります。
定期的に水質をチェックして水質を一定に保つようにすることが大切です。
メダカのかかりやすい病気
メダカは白点病などの病気にかかりやすいため注意が必要です。
白点病は水質の悪化などが原因で発症する病気ですが、白点虫という寄生虫が寄生することにより発症します。
この白点虫は普段から水槽にいる寄生虫であり、健康なメダカであれば問題はありませんが抵抗力が下がり弱ってくるとメダカに寄生します。
白い点々のように表皮が覆われるため白点病と呼ばれています。
こちらの白点病は専用の薬剤を使い薬浴することで治療することが可能です。
さらには食塩による消毒なども効果的ですが白点病を1匹が発症するとどんどん他の個体にも感染してしまうため水槽ごと薬浴することがおすすめです。
メダカの飼い方に関するまとめ
メダカの種類や特徴、飼育に必要なアイテムについて紹介しました。
メダカは観賞魚としての歴史も長くサイズ感も小ぶりな点からアクアリウム初心者にもおすすめです。
また、ヒメダカであれば安価に購入することができますのでなにか魚を飼いたいなと考えている方にも良いですね。
近年では品種改良された美しい見た目のメダカもたくさんいるため選ぶ楽しみがあります。
– おすすめ記事 –
・人気のフェレットの毛色の種類5選!特徴や魅力は?フェレット用語”ファーム”とは? |
・【滑空動画5選】モモンガはなぜ飛ぶの?飛ぶしくみを調査!モモンガが飛ぶ動画もご紹介 |
・【うさぎの種類6選】人気のうさぎの性格や迎え方、値段は? |
・【うさけつ画像7選】うさぎさんのおしり「うさけつ」がかわいすぎてたまらん(*´Д`) |