ドワーフホトとはどんなうさぎ?
みなさんはドワーフホトといううさぎを聞いたことがあるでしょうか?
ネザーランドドワーフの血統を受け継ぐドワーフホトは小型のウサギであり、丸い瞳とくっきりとした黒いアイラインが特徴のうさぎです。
黒いアイラインには優美な印象があり、見た目の小ささとマッチして可愛らしく愛らしい姿をしているため家庭で飼育するペットとして人気が高いです。
エキゾチックの中でも高貴な印象があるドワーフホトは、根強いファンが多い種類のうさぎでもあります。
種類名にある「ドワーフ」とは小さいという意味があり、「ホト」はフランスのノルマンディー地方にある街の名前が由来になっています。
ホトが原産のアイラインが入っている中型のうさぎ、ブランホトから家庭向けに改良されたのがドワーフホトになります。
ドワーフホトは一見優雅な見た目から静かでおとなしい種類のウサギに見えますが、とても活発であり運動することが大好きな種類のうさぎです。
その小さな身体から賃貸などの限られたスペースでも飼育可能ですが、運動不足にならないようにうさんぽ(うさぎにリードをつけてする散歩)に連れ出したり、部屋に放す時間を長くするなどの工夫が必要です。
ドワーフホトの体色は白一択であり、純白な身体が魅力のうさぎでもあります。
また、そのアイラインがきちんと入っていないと純粋なドワーフホトとして認められないという条件があります。
実際にアメリカのARBA(アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション)のラビットショーではアイバンドの位置が適切でない個体は失格になった過去もあり、アイバンドに関して厳しい規定が設けられています。
◆見た目の特徴
ドワーフホトな最大の特徴は、目の周りのくっきりとしたアイラインです。
ネバーランドドワーフの特徴を引き継いでいるドワーフホトの「ドワーフ」小型という意味であり、他のうさぎよりも小型という特徴があります。
目の周りのアイラインはアイバンドと呼ばれており、均一な大きさであることが理想とされています。
サイズはうさぎの中でもコンパクトであり、両眼の間は広く丸みのある頭部が特徴です。
ドワーフホトはとても軽く成長しても1.2kg前後です。
アイバンドの色味は黒以外にもチョコレート、ルビーレッドの全部で3種類あり、瞳の色が青いブルーアイのドワーフホトも存在します。
色味のパターンによってはさらに高価になることもあり、希少価値が高くなるとお迎えするまでに時間と費用がかかる可能性があります。
希望のアイバンドの色違いある方はドワーフホトのブリーダーを探して問い合わせすることが確実です。
◆原産国・生息地
ドワーフホトはドイツ原産のうさぎであり、ドイツが東西に分かれていた時にそれぞれのブリーダーが同じような品種のうさぎを作り出し、後に統合されました。
1981年にアメリカに輸入され1983年にアメリカのARBAにて認定されました。
ネザーランドドワーフを基盤に作られたドワーフホトは小型の身体つきが可愛らしく、ペットとして人気があります。
◆性格
ドワーフホトはペットとして改良されてきた歴史から人に馴れやすく、フレンドリーな性格をしています。
さらに真っ白でアイラインがある見た目から優雅で物静かな印象を受けますが、遊び好きで活発でありうさんぽ(うさぎにハーネスをつけて散歩すること)などの運動も好きです。
ドワーフホトの値段
ドワーフホトは珍しい種類でもあり、ペットショップでも取り扱いが少ないため他のうさぎよりも高額なケースが多いです。
うさぎ専門店などでは、1万5千円〜2万円前後で販売されています。
欲しい毛色のドワーフホトがおり、細かな希望がある場合にはブリーダーから直接購入するという方法もありますが、購入先により値段にばらつきがあるのとお迎えするまでに時間がかかる場合があります。
予算を決めてドワーフホトを探すことがおすすめです。
ドワーフホトの飼育環境
ドワーフホトの飼育には以下のものが必要になります。
- うさぎ用ケージ
- 小動物用トイレ
- 床材
- 食器・水皿
- うさぎ用おもちゃ
- エサ(うさぎ用ペレット、牧草等)
- ハウス、寝床
ドワーフホトのケージは大きめのケージがおすすめです。
活発なドワーフホトには寝床などのアイテムを置いても動き回れるサイズのものを選びます。
余裕があるつくりであれば、ケージ内でも動き回り運動することが可能です。
また、ドワーフホトをはじめうさぎは暑さにも寒さにも弱い生き物です。
風通しの良い直射日光の当たらない壁際に飼育スペースを作りましょう。
必ずエアコンのある部屋で飼育するようにします。
適温は23度前後、湿度は40%〜60%が理想です。
夏場は25度以上にならないように少し涼しめにエアコンを設定します。
一つ注意したいのは、エアコンの風が直接当たると身体に負担がかかりますので適度に風が当たる場所にケージを設置しましょう。
ドワーフホトの飼い方
ドワーフホトは小型のうさぎであり、賃貸などの限られたスペースでも飼いやすいうさぎになります。
ドワーフホトの飼い方のポイントについて紹介しますので、ドワーフホトを飼いたいと思っている方は参考にして下さい。
◆ご飯について
ドワーフホトの食事は基本的には牧草とうさぎ用のペレットを主食に与えましょう。
牧草は1番刈りが食物繊維も豊富であり、ペットショップでも買いやすい点からおすすめです。
牧草には歯の伸び過ぎを予防したり胃腸の調子を整える効果があるため、ペレットと一緒に与えるようにしましょう。
ペレットはうさぎ用のものを与えますが、種類がたくさんあるためなかなか好みのものを選ぶのが難しい場合があります。
ドワーフホトの口のサイズにあった小粒のペレットを用意します。
牧草とペレットの他にも不足しがちなビタミンやミネラルを補うために、リンゴや小松菜などの野菜と果物をおやつがわりに与えるのもおすすめです。
一つ注意したいのは、りんごなどのフルーツは嗜好性も高くドワーフホトの食いつきも良いですが、糖分が多いため与えすぎると肥満や消化不良の原因になります。
おやつとして与えるようにして、メインは牧草とペレットをバランスよく与えましょう。
水は定期的に新しいものに交換するようにして常に新鮮なものを飲めるようにします。
◆トイレについて
ドワーフホトのトイレはうさぎ用のトイレを使用するのがおすすめです。
うさぎは決まった場所でトイレをする習慣があるため、トイレのしつけは容易です。
うさぎは排泄の回数が多いので、できれば毎日トイレ掃除をして新しいシーツや床材に取り替えましょう。
ドワーフホト自体にはあまり体臭がないため、臭いトラブルが起こりにくいですがトイレの掃除を怠ると部屋に臭いがついてしまい、なかなか取れなくなってしまうのでこまめに排泄物を取り除きます。
◆お手入れについて
ドワーフホトはさらっとした比較的短毛の被毛をしています。
ブラッシングをして新陳代謝わ促すことにより、新しい毛に生え変わることをサポートすることができるため、ブラッシングはおすすめですが2日に1回ぐらいの頻度で十分です。
うさぎはお尻まわりが汚れやすいためお尻周りの被毛をティッシュや濡れタオルで拭いてあげましょう。
歯は伸び続けるため、ドワーフホトが自分で歯を削れるように固い木などをケージに入れてあげます。
歯が伸びすぎると不正咬合などにかかる場合があるため、定期的に歯の状態をチェックします。
爪切りは徐々に慣らすようにして無理やり切らないようにしましょう。
ドワーフホトは人懐っこいうさぎですので、小さいうちから抱っこに慣らすことにより爪も切りやすくなります。
まとめ
アイラインが美しい小型のうさぎ、ドワーフホトの特徴や飼い方について紹介しました。
ドワーフホトは日本で近年人気の出てきた種類のうさぎであり、比較的新しいうさぎです。
コロンとした愛らしい容姿はぬいぐるみのようであり、可愛らしいです。
人にも慣れやすく、初めてうさぎを飼う方にもおすすめのうさぎになります。
うさぎの種類が気になる方やドワーフホトについて知りたい方の参考になれば幸いです。
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