1.ミニレッキスとは
1-1.見た目の特徴
1-2.原産国・生息地
1-3.性格
1-4.ほかのうさぎとの違いについて
3.ミニレッキスの飼育環境
3-1.ケージ
3-2.トイレ
3-3.トイレ砂または、ペットシーツ
3-4.すのこ
3-5.フード入れ
3-6.かじり木・おもちゃ
3-7.水飲み
【掲載:2020.11.24 更新:2022.06.07】
ミニレッキスとは
ミニレッキスは、アメリカ原産のうさぎです。フランス原産の大型のレッキス種と、オランダ原産の小型のドワーフという種を交配させて誕生しました。
◆見た目の特徴
耳以外の全身の毛の長さが、ほぼ同じで高密度で生えそろっています。そのため、布のビロードのような滑らかな手触りが特徴です。代表的なカラーはブラックやブルー、レッド、キャスターなどですが、他にも多くのカラーが存在し、バリエーションが豊富です。
ヒゲが少し縮れているのも特徴です。 体全体としては、他のうさぎより少し筋肉質であると言えます。
◆原産国・生息地
原産国はアメリカのカリフォルニア州です。レッキス種とドワーフ種を交配させて誕生した種類です。毛並みが大変美しいことから、アメリカでは活発にミニレッキスのブリーディングが行われており、ミニレッキスの美しさを競う大会も開催されています。
◆性格
ミニレッキスは好奇心旺盛で、活動的です。遊んでいるときは、元気いっぱいに走り回りますが、基本的に穏やかな正確なため、人が撫でたり抱っこしたりすることにも、あまり抵抗がないでしょう。うさぎを初めて飼育される方にも、おすすめです。
◆ほかのうさぎとの違いについて
ミニレッキスは他のうさぎと比べると、足の裏の毛が短いため、足の裏に負担がかかりやすくなっています。
活発な性格なので、ストレスを溜めさせないように、ケージから出して外で思いっきり遊ぶ時間を作ってあげましょう。
ミニレッキスの値段
平均4万円前後ですが、毛色や毛並みが珍しかったり、美しかったりするものは、もっと高額で販売されています。
ミニレッキスの飼育環境
◆ケージ
ミニレッキスが1日の中で一番長い時間を過ごす場所になります。ストレスを与えないように、ミニレッキスが両手足を広げて寝ることが出来る、十分な広さのケージをご準備ください。ケージの高さも、ミニレッキスが立ち上がった時に、頭がぶつからない高さになるように、注意しましょう。
◆トイレ
トイレには、大きく分けて、三角形の物と長方形の物の、2種類があります。素材はプラスチックや陶器の物が多く販売されています。陶器の物は、傷がつきにくく、お手入れが簡単なため、プラスチックで作られたものよりも、値段が少し高くなっています。プラスチック製の物は、値段がお手頃なため、買い替えやすいです。しかし、重さが軽くミニレッキスがひっくり返してしまうこともあるため、ケージに固定することをおすすめします。
◆トイレ砂または、ペットシーツ
トイレ砂
ミニレッキスのトイレの中に入れて使用します。針葉樹を原材料として使用している為、燃えるごみとして処理できるものや、トイレに流せるタイプの物があります。
ペットシーツ
トイレ砂に比べると、やや高額ですが、消臭効果があるものが多く販売されています。シーツごとウンチを丸めて一緒に捨てられるので、お手入れが簡単です。まだミニレッキスがトイレの場所を覚えていないときは、ケージのトレイ全面に使用しましょう。トイレを覚えている場合は、ミニレッキスのトイレの中に入れてしようします。トイレのサイズと会うものを購入するようにしましょう。
◆すのこ
金属製のケージの底は細いので、ミニレッキスの足に負担をかけないように、必ず準備してください。うさぎは、平面よりもなだらかな凹凸がある床の方が、負担がかかりにくい体のつくりになっています。特にミニレッキスは足裏の毛が他のウサギと比べて短いので、注意しましょう。
足元が汚れたまま放置すると、ミニレッキスが皮膚の病気にかかりやすくなります。清潔に保つようにしましょう。
◆フード入れ
ミニレッキスの餌を入れる食器です。餌の形に応じたものを選びましょう。ミニレッキスは、機嫌が悪い時や、かまってほしい時など、食器を加えてひっくり返すことがあります。ケージに固定できるものを選びましょう。また、設置場所については、トイレから離し、清潔に使用できるようにしてください。
餌として主に牧草などを与えますが、ミニレッキスが牧草を食べ始めると、ケージ外に飛び散りやすいため、牧草専用の固定できるフィーダーなどの使用をおすすめします。粒上のペレットと呼ばれる栄養補助食品やおやつは、お皿のような形状のものに入れて与えるようにしましょう。
◆かじり木・おもちゃ
うさぎにとって、かじることはストレス発散につながります。ミニレッキスも同様です。また、ケージを噛んでしまって歯並びが悪くなることにより、様々なトラブルが引き起こされます。快適な空間になるよう、かじり木やかじれるおもちゃなどを準備してあげてください。
◆水飲み
ミニレッキスが倒して水をこぼすことがないように、ケージの外側から設置する、ボトルタイプがおすすめです。まれにボトルタイプで水を飲むことが苦手なミニレッキスもいますが、そのような子には重みのある、安定したボトルタイプではない水飲みも販売しています。
ミニレッキスの飼い方
◆ご飯について
ミニレッキスには、主に牧草をあたえます。量は食べたいだけ与えるようにしましょう。
牧草には主に2種類あります。成長にあった種類を与えるようにしてください。
生後6か月まで
カロリーの高いマメ科の牧草を選びましょう。ただ、マメ科ばかり与えると他の牧草に切り替えるときに苦労してしまいます。
生後6か月~12か月
少しずつカロリーの低いイネ科の牧草へシフトしていきます。このころから、栄養補給のためにペレットを少量ずつ与え始めてください。
1才以降
イネ科の牧草を主食にしましょう。ペレットは1日に2~4回、決まった回数を与えてください。ペレットの量は、ミニレッキスの体重の1.5~3%が理想です。
◆トイレについて
トイレは覚えるか
うさぎはきれい好きな生き物です。もともと決まった場所でトイレをする習性があるので、ミニレッキスも自分のにおいが残っていれば、そこをトイレだと認識してくれます。反対に、少しでも別の場所ににおいが残っていたら、またそこに排泄してします恐れがあります。
ミニレッキスは思春期になると、縄張り意識が高まり、トイレではないところで排泄してしまうこともあります。また、高齢になると、トイレへの乗り降り大変になってくることもあるため、失敗することもあります。いずれにせよ、失敗しても怒らずに、失敗して排泄してしまった場所ににおいが残らないよう、きちんと掃除して、ミニレッキスをあたたかく見守りましょう。
トイレ用品
トイレ…ウサギ用の物を購入しましょう。陶器やプラスチックの素材の物が販売されています。生活環境に合わせて、ケージか部屋の角に設置するようにしてください。
トイレ砂…ペットシーツかトイレ砂をトイレの底に敷いて使用します。トイレ砂には消臭効果のあるものや、トイレに流せるものなど、さまざまな種類が販売されています。
ペットシーツ…トイレ砂か、ペットシーツをトイレの底に敷いて使用します。ペットシーツには消臭効果のあるものや、吸水性の固いものなど多くの種類が販売されています。
◆お手入れについて
お風呂について
ミニレッキスにとって、体に水が触れることはストレスになるため、お風呂に入れることはやめましょう。毛が水に触れると、乾くタイミングで体温を奪われるため、風邪をひいてしまうこともあります。特に、ミニレッキスの耳の中に水が入るとトラブルの原因になるため、水には注意してください。
ブラッシングについて
ミニレッキスの毛が生え代わる時期は、年に4回ほどあります。これを換毛期といいますが、この時期には毎日ブラッシングをするように心がけてください。それ以外の時期は、2日に1度程度で良いでしょう。
ブラッシング用のブラシにも、毛玉をほぐすもの、抜け毛をとるもの、マッサージ効果のあるものなど様々です。使いやすさと好みで選びましょう。また、グルーミングスプレーという、毛についた汚れを取り除きやすくするスプレーも販売されています。ツヤのある美しい毛並みになるので、ミニレッキスのブラッシング前にスプレーすることをおすすめします。
まとめ
ミニレッキスは、好奇心も旺盛で、穏やかな性格のため、うさぎの飼育が初心者の方にもおすすめの種類です。他のうさぎの種類にはない触り心地を楽しめることができるので、ぜひミニレッキスに快適な環境を整えて、ミニレッキスのいる暮らしを始めてみてください。
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