ハムスターはなつく動物?種類別の慣れやすさと好かれるお世話の仕方

2022.07.06

ハムスターはなつく動物?種類別の慣れやすさと好かれるお世話の仕方

何かペットを飼いたいなと思っている方もその入手のしやすさから、初めはハムスターを飼われる方が多いのではないでしょうか。 ハムスターを飼うに当たってお世話の仕方や必要なものなど色々と気になる点はあるかと思いますが、一番気になるのは「実際ハムスターって人になつくの?」ではないでしょうか。 ペットを飼うのであればなついてくれたらとてもうれしいですよね。 ハムスターは人になつくのか、ハムスターの種類やなつきやすくなるお世話の仕方など、この記事で紹介していきたいと思います。

【掲載:2020.12.01  更新:2022.07.06】



ハムスターは人になつくの?

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これからハムスターをお迎えする方にとっては、ハムスターが人になつくのかどうかは気になるポイントですよね。
結論からいうと、ハムスターは人になつきます。
ですが、犬猫のようにスキンシップやコミュニケーションをとって触れ合ったり、パートナーになれるというイメージではありません。

ハムスターは元々警戒心の強い動物で、外敵から身を守るようにして過ごしているため、他の生物に対して心を許すことはほぼありません。
ですが飼育下で大切にお世話されているハムスターは人によく馴れる子も多いです。
なついたハムスターが、飼い主さんがケージを覗いたときに駆け寄ってきたり、手のひらの上で眠ったりする様子はとても可愛いですよ。

それではどのようにお世話をすればハムスターがなついてくれるのか、確認してみましょう。


ハムスターがなつきやすくなるお世話のしかた

◆お迎えして最初の1週間は触るのを我慢する

ハムスターは警戒心がとても強い動物です。
初めてお家にハムスターを迎えた時は、ハムスターも慣れない環境でとても警戒しています。

まずはお家に慣れてもらうため、1週間はそっとしておく方がいいです。
迎えたばかりで早速ハムスターとふれあいたい気持ちはわかりますが、とりあえず1週間は我慢です。
大体1週間ほどするとお家など周りの環境に慣れてくると言われています。
しかし1週間経ったからと言っていきなり触るのはNGです。
ハムスターにとって人間は大きな巨人。最初は怖い存在でしかありません。
ハムスターの気持ちになって考えてみてください。
自分よりも何倍も大きな人間に、何をされるかもわからずに、いきなり触られるのはとても怖いですよね。
初めのうちは、「怖い存在ではない。この人は大丈夫。」と認知してもらうことが必要です。

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◆毎日話しかける

ハムスターに飼い主さんを覚えてもらうには、声と匂いが重要になってきます。
ハムスターは目があまりよくありません。
名前をたくさん呼んであげたり、匂いを覚えてもらうことで飼い主さんを認知してくれるようになります。
また記憶力もあまり良くはなくすぐに飼い主さんを忘れてしまう傾向があり、なついてもらうためには毎日話しかけたり接してあげることが大切です。

◆手からごはんやおやつを与える

お家の環境に慣れてきたら、まずは指を出して匂いを嗅がせてみたり、ご飯やおやつをケージの外から指であげてみたりしてみましょう。
ご飯を手のひらに乗せてあげるのは、最初は怖がってしまいますので、慣れてきてからにしましょう。

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◆甘噛みは受け入れる

ハムスターは攻撃的ではなくても、好奇心で噛むことがあります。
びっくりして反射的に手を引っ込めてしまいがちですが、ハムスターがびっくりしてしまいますのでゆっくりと手を引っ込めるようにしましょう。

◆上手な抱っこの仕方を身に付ける

慣れてくると手を差し出すと手のひらに乗ってきてくれたりします。
抱っこする際は後ろからいくとびっくりしてしまうので、正面から手を差し伸べるようにして、ハムスターが近づいてきたら両手ですくうように持ち上げるといいです。
ご飯を手のひらの上で食べてくれるようになったり、触らせてくれるようになると、もうなついた証拠です。
ハムスターは慣れるまで少し時間がかかりますので、急がずにゆっくりと時間をかけていくことが大切です。


ハムスターに嫌われてしまう飼い方

◆構い過ぎる

ハムスターに嫌われてしまう飼い方は、一言で言ってしまえば先ほどの「なつきやすくなるお世話の仕方」と逆です。
お家に迎えてすぐに触ろうとしたり、かまいすぎてしまうことでストレスになります。
小さいお子様がいるご家庭は初めてのペットとしてハムスターを迎えることもあるかと思います。「初めて飼ったペット」ということもあり嬉しくて、触ろうとしたりコミュニケーションを取ろうとして怖がらせてしまうことも・・・。
その経験がハムスターにとってつらい記憶になってしまうと、最後までずっと嫌われたままになる場合もあります。
過剰な触れ合いはハムスターにとって大きなすとれすになってしまいますので、かわいくてもあまり触りすぎないように注意が必要です。

◆大きな音やキツイ匂いは厳禁

ハムスターは大きな音も苦手です。
ハムスターの前では大きな音や声は出さないようにしてください。
特に子供や女性の高い声はハムスターにとっては聞き取りやすいのですが、大きな声を出すと怖がってしまいストレスになりますので、優しくゆったりとした口調で話しかけるといいです。

また、匂いにも敏感なので香水などのきつい匂いは嫌がります。
飼い主と判断してもらい、嫌われないためには声と匂いは重要ですね。

◆ハムスターの行動の邪魔をしない

他にもご飯を食べている時や寝ている時に起こしてコミュニケーションを取ることは嫌われる原因の一つですので気をつけましょう。
ハムスターは滅多に鳴くことはありませんが、威嚇や怯えているときは「ジジッ」という声や「ギューギュー」と声を発しますのでその時はすぐに行動を中断してそっとしておいてあげる方がいいです。
素早く動くことも怖がりますので、手を近づけたりする時もゆっくりを心がけるといいでしょう。

ハムスターになついてもらうには以上のことは気を付けなければいけませんが、やはり個体差もあるので気を付けていてもなついてくれないこともあります。
ハムスターも種類によって性格が変わってきます。
通常見た目など気に入った子をお家に迎えることが多いと思いますが、なつきやすい種類のハムスターもいますので紹介していきます。


なつきやすいハムスターの種類

◆ ゴールデンハムスター

ハムスターの中でも温厚で賢く、人懐こい性格といわれています。
その性格から初心者でも飼いやすいので人気です。
カラーバリエーションも多く、他のハムスターに比べ大きくて存在感もあります。
縄張り意識が強い種類ではありますので、多頭飼いは向いていません。

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◆キンクマハムスター

キンクマはゴールデンハムスターの品種改良でうまれたと言われています。
なので性格はゴールデンハムスターと同様で人になつきやすい性格です。
大きさもゴールデンハムスターと同じくらいか、少し大きいぐらいです。
クリーム色の毛色が特徴です。
基本的にゴールデンハムスターやキンクマハムスターは個体差もあまりなく、人になつきやすいといわれています。その他にもジャンガリアンハムスターなどもおっとりとしていて、なつきやすく飼いやすいと人気ですが、個体差による違いが激しいため飼うのが難しいという声もあります。
確かに私の飼っていたジャンガリアンハムスター達も個体差が激しかったです。


慣れにくいハムスターの種類

◆ロボロフスキーハムスター

ロボロフスキーハムスターは世界一小さいハムスターともいわれているぐらい、その小ささが特徴です。
臆病な性格な子が多く攻撃性は低いですが、逃げ回る性格なため人に慣れるのが難しいといわれています。
社交性があり、多頭飼いに向いている性格なのでハムスター同士で戯れている姿を鑑賞したい方にはおすすめです。

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◆ キャンベルハムスター

キャンベルハムスターはジャンガリアンハムスターとよく似た見た目をしています。
とても警戒心が強く、気も強いため噛むことが多いです。
慣れさせるには噛まれても根気強く接していく必要があります。
一般的にはこれらの種類は慣れにくいとされていますが、なついている子もたくさんいますので飼い主さんの接し方次第でもあります。
また種類だけではなく、性別でも性格が変わってくるともいわれています。
オスは基本的におっとりのんびりしている性格の子が多いとされています。
好奇心旺盛で、縄張り意識が高いため環境変化のストレスに弱いとされています。
メスは神経質な性格の子が多く、気が強いとされています。
妊娠・出産もあるため環境変化のストレスに強いとされていて飼いやすいという意見もありますが、正直性別はそこまで気にしなくてもいいと思います。


まとめ

ハムスターになついてもらうためにまずは、接し方に気を付ける必要があることがわかりましたが、ハムスターも小さいとはいえ、人間と同じ生き物です。
性格もそれぞれで、個性があります。
価格からも入手しやすく飼いやすいペットであるため、飼う方は多いかと思いますが、飼う際はどんな性格の子でもちゃんと最後まで責任をもって愛情をもって飼ってあげてください。
これはどの動物でも同じことが言えますが無責任な飼い方にならないよう気を付けてください。
ハムスターは見ているだけでも本当に可愛くて癒されますし、毎日をハッピーにしてくれます。



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