1.バジェットガエルについて
1-1.バジェットガエルの名前・由来
1-2.バジェットガエルの生息地・習性
1-3.バジェットガエルの性格
1-4.バジェットガエルの寿命
3.バジェットガエルの飼い方と飼育の注意点
3-1.基本的なお世話
3-2.餌について
3-3.鳴き声について
バジェットガエルについて
バジェットガエル名前はマルメタピオカガエルとも呼ばれており、平たい大きな口につぶらな瞳、光沢のある身体が特徴のカエルです。
私たちに馴染みの深いアマガエルよりもずんぐりとした身体つきで丸みがあり、ユーモラスな顔つきが魅力でもあります。
バジェットガエルの特徴について紹介していきますね。
基本的な情報を紹介していくので、お迎えするか迷っている方は参考にしてみてください。
◆バジェットガエルの名前・由来
バジェットガエルはマルメタピオカガエルとも呼ばれており、その名の通りタピオカに似ている形やつるんとした身体つきからこの名前がつきました。
タピオカガエル属に分類されており、そのタピオカのような見た目からも親しみがあります。
◆バジェットガエルの生息地・習性
バジェットガエルの主な生息地は標高200メートル以下のアルゼンチン・パラグアイに分布しており、ボリビアのチャコ地帯にも生息しています。
水棲生物であるバジェットガエルは、川沿いの沼や干潟に生息しています。
水が寒気などでなくなると泥で繭を作り、身体を保護しながら休眠します。
沼から目だけを出して獲物を待ち構えて捕らえます。
食性は肉食性であり、昆虫や甲殻類、魚類を主食として食べます。
動くものに噛みつく習性があるため、餌やりの際にはピンセットなどで指を噛まれたいように餌をあげることがポイントです。
◆バジェットガエルの性格
貫禄があり、ずんぐりとした身体つきが可愛らしくペットフロッグとして人気のバジェットガエルですが、警戒心が強く気性も荒いため基本的には懐かないカエルです。
怒ると威嚇のために「キョエエエ!」と激しく鳴き立てる特徴があり、その声はとても大きく迫力があります。
そんな特徴的な声や野性味ある姿が魅力でもあるバジェットガエルですが、毎回餌やりの際に鳴かせたり過度に干渉するとストレスから体調不良や突然死してしまう原因にもなります。
バジェットガエルの飼育は適度に距離を保ちながら、生体を鑑賞することが付き合っていく上で重要です。
さらに、餌やりや水換えの時に噛まれるとバジェットガエルの口には小さな鋭い歯がついており、出血してかなりの痛みを伴います。
感染症の原因にもなるため、必ずピンセットなどで餌を与えるようにしましょう。
さらには、身体に触れるときには手袋をはめるか間接的に別の水槽に移して水換えを行うことが望ましいです。
◆バジェットガエルの寿命
バジェットガエルの寿命は平均で10年〜15年前後と言われており、カエルの中でも長生きする種類です。
大切に育てれば、長い時間一緒に過ごすことができますよ。
バジェットガエルの平均価格
バジェットガエルの購入場所により異なりますが、およそ5,000円で購入することができます。
海外産のカエルですが、日本ではペット用に繁殖された個体が流通しています。
ペットショップでの購入を希望するのであれば、爬虫類・両生類に詳しい専門店での購入が確実でおすすめです。
ネットショップでも取り扱いがありますが、輸送などのストレスで体調不良に陥る可能性もあるため、できればペットショップで体調を確認してから購入するのが良いでしょう。
バジェットガエルの飼い方と飼育の注意点
バジェットガエルのお世話に必要な用品や飼育のポイントを紹介します。
飼育自体はしやすく、噛まれたり攻撃される点だけ注意すれば初心者にもおすすめで挑戦しやすいペットフロッグになります。
飼育のポイントや用品選びにお困りの方は参考にして下さいね。
◆基本的なお世話
バジェットガエルはほとんどを水中で過ごしますが、立ち上がり呼吸ができるように水深は浅く設定します。
また、意外とジャンプ力もあるため必ず逃走防止に蓋や網をつけるようにして下さいね。
バジェットガエルは丈夫で、飼育しやすいのが魅力ですが食欲旺盛であり、トイレの回数も多いです。
そのため、水が汚れやすく小まめにに水換えをする必要があります。
ろ過フィルターを使用している場合には、週に2、3回水槽の半分程度水を新しいカルキ抜きした水道水に替えます。
ろ過フィルターがない場合には、すぐに濁り臭いも発生しやすくなるため全量交換しましょう。
その際には、バジェットガエルに噛まれて攻撃されないように注意します。
直接身体を触らないように、間接的に飼育するのがおすすめです。
水温は22℃〜27℃前後を維持するようにします。
ヒーターによる温度管理が必要になりますので、バジェットガエルが火傷しないようにカバー付きのヒーターを利用するようにしましょう。
◆餌について
基本的には、バジェットガエルは魚類と昆虫がメインになります。
肉食性のカエルであるため、メダカや和金などの生き餌を好んで食べますよ。
食欲が旺盛ですので、選り好みせずになんでも食べてくれる個体が多いです。
エサは2日に1回、身体が10センチ以上に成長したら、5日に1〜2匹分与えるのが適量です。
あまり与えすぎてしまうと消化不良を起こして、早死にの原因にもなるためエサの頻度はそのぐらいに留めるようにします。
また、動いているものしか口を開けて食いつかないためピンセットなどで餌を取り口元で揺らして動きをつけて与えましょう。
◆鳴き声について
バジェットガエルは威嚇の際など「キョエエエ」と大きな声でけたたましく鳴くのが特徴のカエルです。
最初はびっくりするかもしれませんが、独特の声に魅力を感じる方も多く人気があります。
猫のような人間の赤ちゃんのような声とも言われています。
声が大きいと近所迷惑などが気になりますが、バジェットガエルは基本的には威嚇の時にしか鳴かないため、怒らせなければ問題ありません。
そんな特徴的な声や野性味ある姿が魅力でもあるバジェットガエルですが、頻繁に鳴かせたり過度に干渉するとストレスから体調不良や突然死してしまう原因にもなります。
適切な距離で飼育をするようにしてあまり刺激しないようにしましょう。
バジェットガエルの飼育に必要なグッズ
バジェットガエルの飼育に必要なグッズを紹介します。
バジェットガエルの飼育は比較的簡単で初心者にも飼いやすいカエルになりますが、お迎えする前に用品をキチンと準備することが大切になります。
基本的な飼育に必要なグッズを紹介していきますね。
◆水槽
水生のバジェットガエルは浅い水深のレイアウトでで飼うのが、おすすめですが水が汚れやすく、飛び出して逃走してしまう可能性があります。
そのため、熱帯魚飼育で使用する45センチのガラス水槽などを用いることがおすすめです。
必ず蓋はつけるようにしましょう。
水槽のサイズの選び方ですが、体長の3倍ほどの大きさを目安に選びます。
バジェットガエルはあまり動き回るカエルではないため、そこまで広い水槽ではなくて大丈夫ですよ。
◆水質調整剤
カルキ抜きで水道水の塩素を取り除くようにしましょう。
◆保温用品
爬虫類用のパネルヒーターや熱帯魚用のヒーターを準備しましょう。
◆照明器具
照明は観賞用のもので十分です。
あまり強すぎる光はバジェットガエルのストレスになるため柔らかな光のものを選ぶと良いでしょう。
バジェットガエルをお迎えする前にすること
バジェットガエルをお迎えする際には、上記のような用品をきちんと用意することが大切になります。
またバジェットガエルに噛まれないように手を保護する厚めの手袋などがあると安心です。
水が汚れやすくなるので、カルキ抜きやろ過フィルターも準備するようにします。
バジェットガエルの主食は生き餌になるので、これらの餌用の金魚なども前もって準備しておくと安心です。
水槽の蓋は重さのある丈夫なものを選び、通気性の良い網目の蓋がおすすめです。
バジェットガエルの飼い方に関するまとめ
別名マルメタピオカガエルと呼ばれるバジェットガエルはペットフロッグとして人気であり、ペットショップでも比較的手に入りやすいカエルになります。
特徴的な鳴き声が魅力ですが威嚇が多いとストレスから病気にもなりやすくなるため、適度に距離を保ちながら飼育することが大切です。
体長10センチ前後とちょうど良い大きさに成長するので貫禄もあり、育てがいのあるカエルですよ。
両生類の飼育をしたいと考えている方は是非検討して、挑戦してくださいね。
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