1.人気のあるクワガタの種類4選
1-1.オオクワガタ
1-2.ニジイロクワガタ
1-3.コクワガタ
1-4.ノコギリクワガタ
2.クワガタの飼育環境
2-1.必要な基本のグッズ一覧
2-2.温度設定
2-3.飼育の注意点
人気のあるクワガタの種類4選
ペットとして人気のクワガタの種類を紹介します。
どんなクワガタをお迎えするかお悩みの方は参考にどうぞ。
◆オオクワガタ
ペットとして最もポピュラーな品種であり、黒い色に大きな身体と短めのツノが特徴です。
国産と外国産のオオクワガタがおり、外国産のオオクワガタの方が一回りほどまで大きいのかまだ特徴です。
日本全国と朝鮮半島、中国東北部に生息しています。
主にブナの木やクヌギに生活圏を持っています。
寿命は1年〜2年であり、中には夏を越して越冬して次の夏まで待つ生きる個体もいます。
気性の荒い性格であり、餌を与える際やケージ掃除の際は指を挟まれないように注意が必要です。
主に観賞用として関節的な飼育をすることが望ましく、触れすぎるとストレスになるため、適度な距離を保ちながらお世話しましょう。
昆虫専門店やペットショップで1000円〜2000円前後で購入できます。
◆ニジイロクワガタ
ペットとしてオオクワガタと同じように人気の品種であり、光を当てるとキラキラ逆玉虫色の身体が特徴です。
オオクワガタと比べると小ぶりであり、親指ぐらいのサイズが多いです。
オセアニア原産のクワガタであり、七色に輝く世界一美しいクワガタと言われています。
寿命は1年半ほどです。
ペットとして広く流通しているため、ペットショップでも比較的入手しやすいです。
購入可能金額は2000円〜3000円前後です。
◆コクワガタ
日本国内で見ることができる最も親しみのある品種であり、茶色〜黒にかけて体色があります。
初心者にも飼育しやすく安価で購入できるため、すぐに飼育を始めることができます。
夏休みにペットショップで見かけた方もいるのではないでしょうか?
繁殖は比較的簡単であり、マットに産卵しない種類なので材が必要になります。
日本の環境に適応しやすいのが魅力です。
ペットショップ、ネットショップで購入でき、値段は1000円前後です。
寿命は約1年です。
◆ノコギリクワガタ
オスの内顎に大きな鋸のような歯が数多く並んでいることが名前の由来です。
日本や韓国原産のクワガタであり、コクワガタと同様に人々に親しまれているクワガタです。
日本ではスズムシなどと一緒に古くからペットとして親しまれている種類のクワガタです。
昆虫専門店やペットショップのほか、ホームセンターでも入手できます。
価格は1500円〜2000円前後です。
寿命は短めであり、半年〜1年です。
クワガタの飼育環境
クワガタの基本的な飼育やポイントを紹介します。
スムーズにクワガタ飼育を始めるための参考になれば幸いです。
◆必要な基本のグッズ一覧
クワガタの飼育には以下のグッズがあれば良いでしょう。
- ・プラケース
- ・昆虫マット
- ・くぬぎマット
- ・昆虫ゼリー
- ・朽木
- ・登り木
- ・昆虫用栄養剤
プラケースは密閉性の高い頑丈なものを選びましょう。
意外にクワガタは夜間アクティブに動き回り、脱走の名人です。
蓋が少しでも空いていると隙間に脚を入れて蓋を開けてしまい、外に出てしまう可能性があります。
プラケースは安価で購入できるため、手軽に取り入れやすいですが蓋がしっかりと閉まる物を選びます。
クワガタの飼育には昆虫マットが必要不可です。
くぬぎマットと併用することで臭いも軽減できますので、クワガタの種類に合わせて適量使用しましょう。
クワガタの主食はみつや昆虫ゼリーで問題ありませんが、栄養不足にならないように栄養剤が配合された栄養水を使うと活き活き長生きできます。
マットは月に2回は取り替えるようにして、夜行性のクワガタのために寝る前にたっぷりと新鮮な餌を入れておきましょう。
残ったゼリーは腐食の原因になるため、こまめに新しいものに交換します。
◆温度設定
クワガタの適温は25℃前後です。
夏場に活動している昆虫のため高温に強いイメージがありますが、30℃以上の高温には弱いため、室温が上がり過ぎないようにしましょう。
10℃以下になると冬眠してしまうため、冬場は冬眠しないように保温しましょう。
飼育下では冬眠して越冬することは難しいので、注意します。
◆飼育の注意点
クワガタの飼育は比較的取り組みやすく、初心者にもおすすめですが、一つの飼育ケースに複数で飼育すると特にオスは闘争心が強いため喧嘩してしまいどちらかが死んでしまう可能性もあります。
クワガタは基本的には単一で飼育することが望ましく、多頭飼育にはむきません。
また、主食の昆虫ゼリーは蜜が多く臭いが強いためコバエなどが発生しやすいです。
コバエが入り込まないようにプラ容器の間にシートなどを入れて対策することが望ましいでしょう。
クワガタ自体にはにコバエがいても問題ありませんが、衛生環境が悪化すると匂いも出やすくなるためコバエが侵入しないようにします。
クワガタの飼い方
クワガタ飼育のポイントを項目ごとに、ピックアップして紹介します。
種類により細かい飼育方法は異なりますが、共通となる部分がありますので参考にして下さいね。
◆ご飯について
昆虫ゼリーを主食に与えます。
夜行性のため、夜間に活発に動いて餌を食べられるように新しい昆虫ゼリーをセットすると良いでしょう。
昆虫ゼリーのみ与えていれば飼育には何の問題もありません。
りんごやバナナなどの果物も好んで食べますが、カロリーが高すぎるのと傷みやすくコバエが発生しやすいため昆虫ゼリーのみ与える方が無難です。
◆その他のお世話について
基本的にクワガタは夜行性であり、夜に活動します。
夜に快適に活動できるように飼育環境を整えてあげましょう。
朽木や登り木が乾いたら、霧吹きで水を吹きかけて水分を含ませてあげます。
クワガタの飼育にはある程度まで湿度が必要です。
少なくても週に1回は霧吹きで保湿するようにして、乾燥しないように注意します。
あまり湿らせると腐食の原因になり、カビや菌が繁殖しやすくなります。
登り木にダニが発生した場合には、熱湯消毒しましょう。
上記でも紹介しましたが、コバエの侵入は飼育環境を悪化させる原因になるため、新聞やフィルターを間に挟んで侵入を防止します。
◆臭いについて
クワガタ飼育で臭いを出さないようにするポイントは、こまめにチップを交換することとエサをコンスタントに交換することです。
クワガタは湿っぽい環境を好むためどうしてもカビや菌などが繁殖しやすく臭いが出やすい面があります。
ケース内でマットや朽木の腐食が進むと臭いが出やすくなり、悪臭を放つ原因になります。
クワガタの排泄物も臭いの原因となり、こまめにチップを交換することで臭いを軽減することが可能です。
クワガタの排泄物は見つけづらく、その都度取り除くことが難しいためケース全体をお手入れして掃除しましょう。
餌の腐食も臭いの原因です。
特に果物やスイカなどを与えている場合は、痛みやすいためすぐ臭いがでやすくなります。
昆虫ゼリーだけでも十分に栄養をまかなうことができますので、果物は弱っているときなどに活用しましょう。
餌の食べ残しはすぐに取り除き、つねに新鮮な餌が食べられる環境を作ることで臭いを抑制できます。
さらには、寿命はクワガタの種類により異なりますが、クワガタが弱ってくると臭いが出てくるケースもあります。
まとめ
クワガタの飼育やペットに人気の種類について紹介しました。
クワガタは古くからペットとして人気の生き物であり、初めて昆虫を飼育するお子様にもおすすめです。
大切に育てれば、種類によっては2年前後一緒に過ごすことができます。
大きな口に噛まれないように注意しながらお世話をすれば、ツヤツヤした丈夫なクワガタを育てることが可能です。
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