1.ウサギの部屋んぽとは
5.ウサギの部屋んぽの注意点
5-1.危険物がないか確認する
5-2.隙間を作らない
5-3.床にジョイントマットを敷く
5-4.目を離さない
5-5.外出中・就寝中はケージの中へ
7.部屋んぽ中にウサギとスキンシップを取って関係性を深めよう
7-1.撫でてあげよう
7-2.手からおやつを与えよう
7-3.話しかけてあげよう
ウサギの部屋んぽとは
ウサギが室内でお散歩をすることを、通称「部屋んぽ」と呼びます。ウサギを飼っている方たちの中でよく使われる言葉で、最近ではSNSなどでも頻繁に見受けられます。ちなみに、ウサギが外でお散歩をすることを「うさんぽ」と呼んだりもします。他にも「ウサギ用語」は数多くあるので、気になる方はチェックしてみてください。
そんな部屋んぽの主な目的は運動不足解消です。ケージから出して思いっきり遊ばせてあげることで、運動不足を解消することができます。ウサギがストレスを溜めないためにも、適度に「部屋んぽ」をさせてあげることが大切です。
一方で、部屋んぽをするにあたっていくつか注意点があります。正しい頻度と適切な環境の下で行わなければ、ウサギがケガを引き起こす可能性もあるので、十分注意しましょう。
下記では、部屋んぽの頻度や広さ・注意点について記載しておりますので、ぜひご参考にしてください。
ウサギの部屋んぽは毎日必要?
ウサギの部屋んぽは、毎日行うのがベストです。部屋んぽはウサギにとって運動不足やストレスを解消するのに必要な時間のため、できるだけ毎日行ってあげましょう。忙しくて難しい場合においても、週に3~4回は最低でも行う方が良いです。
また1回の部屋んぽの時間は30分~1時間程度が良いと言われています。ただし、こちらの時間はあくまでも目安です。実際に部屋んぽをすると分かりますが、ウサギは長い時間走ったり・ジャンプをしたりする訳ではありません。ゴロンと寝転んでいる時間も結構多いです。そのため、ウサギが満足そうにしていると感じたら、ケージに戻してあげましょう。
ちなみに時間帯に関しては、何時に行ってもOKです。飼い主が行いやすいタイミングで部屋んぽをさせてあげましょう。
ウサギの部屋んぽにはどのくらいの広さが必要?
一般的に、ウサギの部屋んぽに必要な広さは1~2畳分のスペースが良いと言われています。これ以上広くても問題はありませんが、無理にスペースを広げる必要はありません。広くしすぎると縄張り意識を強める可能性があるため、このくらいで十分です。
ウサギの部屋んぽは何歳から?
ウサギの部屋んぽは基本的に何歳からでもOKです。ただし、飼い始めてから1週間程度はやめておきましょう。ケージ内での生活にある程度慣れてきてから行うのがベストです。
ウサギの部屋んぽの注意点
運動不足やストレスを解消させるのに効果的な部屋んぽですが、行うにあたっていくつか注意点があります。注意点を理解していないと、ウサギがケガや病気を引き起こしてしまう可能性があるため、これを機に正しく学んでいきましょう。
◆危険物がないか確認する
うさぎは好奇心旺盛で何でもかじりたがる動物です。そのため、床の上に危険物を置いてはいけません。特に「電気コード」や「輪ゴム」には注意する必要があります。電気コードをかじったり、輪ゴムをのどに詰まらせてしまうことで、最悪の場合死んでしまうケースもあります。電気コードがある場所で部屋んぽをする際には、必ずカバーをしておきましょう。
また部屋んぽを行う前には、掃除機を使って床のゴミを取り除いておくと良いです。ゴミや髪の毛などをウサギが誤って飲み込んでしまうことがなくなります。他にも、下記のようなモノはウサギがかじる可能性があるため、事前に取り除いておきましょう。
- ティッシュ
- スプレー缶
- 新聞・本
- 布類
- 観葉植物
◆隙間を作らない
本来ウサギは穴を掘って生活している動物のため、暗くて狭い場所を好みます。自由に部屋んぽをしていると、ベッドの下や押し入れなどに入ってしまうケースも少なくありません。たった数cmの隙間でも、ウサギは簡単に侵入できてしまうものです。そのため、隙間にはモノやフェンスなどを置いて入れないようにしましょう。
◆床にジョイントマットを敷く
ウサギの足の裏には肉球が付いていません。そのため、フローリングの上で走ると滑ってしまう危険性があります。また長時間に渡って、走ったり・ジャンプをしたりすると、足の裏の毛が抜けたり、場合によっては衝撃で骨折してしまうことも少なくありません。
できるだけウサギが安全に部屋んぽをすることができるように、床にはジョイントマットを敷いておくと良いです。また、オシッコをしても大丈夫なように水洗いしやすいタイプを購入すると良いでしょう。
◆目を離さない
ウサギが部屋んぽをしている間は、飼い主は目を離さないようにしましょう。おとなしく遊んでいると思ったら、いつの間にかモノをかじったり、入ってはいけない場所に侵入しているということもあります。
特に飼い始めの頃は、ウサギがどんな行動を取るのか予測しづらいです。ウサギが安全に部屋んぽできるように、見守ってあげましょう。
ただし、常に至近距離で監視する必要はありません。人間だって遊んでいる際に横から監視されていると嫌ですよね。適度な距離をとって、そっと見守ってあげましょう。
◆外出中・就寝中はケージの中へ
部屋んぽに慣れてくると、ケージの外へ出たがるウサギは多くいます。だからといって、外出中・就寝中もケージから出して遊ばせるのは危険です。
ケガをしたり、謝って危険物を飲み込んでしまっても、ウサギは自分で対処することはできません。長時間に渡って苦しい思いをし続けることになるでしょう。
さらに、夜中はウサギが活発になる時間帯です。昼間はおとなしくしているウサギでも、夜中になると好奇心が旺盛になり、色々なモノをかじったり、柵を飛び越えてしまう可能性があります。
見ていない間に何が起こるか分かりません。絶対に外出中や就寝中はケージの中で過ごしてもらうようにしましょう。
ウサギの部屋んぽにはサークルを使用するのが便利
ウサギの部屋んぽをする際にはサークルを使用すると便利です。ジャンプ力のあるウサギでも飛び越えることはできませんし、隙間がほとんどないため脱走の心配も必要ありません。
また縄張り意識が強くても、サークルであれば問題ないです。決まった範囲内で行動できるため、ウサギにとっても安心感が強いと言えます。
サークルを選ぶ際は、飼っているウサギの体型や動き方・年齢に合わせることが大切です。同じ種類のウサギでも、大きさや年齢によって必要なサークルは異なってきます。必ず飼っているウサギに適したサークルを購入してあげましょう。
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部屋んぽ中にウサギとスキンシップを取って関係性を深めよう
ケージの中だけだと、ウサギとの関係性を深めるのには限界がありますよね。そんな方は、部屋んぽ中にウサギとスキンシップを取るのがオススメです
ここでは、ウサギとのスキンシップを取るのにオススメの方法を3つご紹介します。
◆撫でてあげよう
ウサギは撫でられることが好きな動物です。飼い主の手の届く場所に来てくれたら、頭や背中などをそっと優しく撫でてあげましょう。次第に信頼関係は深まっていくはずです。
ただし、発情したメスの背中を撫でると腰を上げてしっぽをお尻につけるような仕草をすることがあります。この時は、背中を撫でるのはやめましょう。偽妊娠を誘発する原因となってしまいます。
◆手からおやつを与えよう
ウサギとの関係性を深めるためには、人の手で与えるおやつが必須です。おやつを差し出し、うさぎから近づいて来るのを待ちましょう。おやつ以外に野菜を与えるのも良いです。
一方でスキンシップを取りたいあまりに、おやつを与え過ぎるのはNGです。肥満や下痢につながるため、適切な量を与えるようにしましょう。
◆話しかけてあげよう
ウサギは人間の言葉を理解しようと努めてくれます。実際に声に出して名前を呼んであげると、近くに寄って来てくれるウサギも珍しくありません。また「ダメ!」「危ない!」とウサギに向かって言うと、やってはいけないことだと覚えてくれることもあります。
たくさん話しかけてあげることで、ウサギとのコミュニケーションが取れるかもしれません。飼い主の声に慣れることも大切なので、どんどん話しかけてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。本記事では、「部屋んぽ」の正しい頻度や注意点について詳しく解説しました。
部屋んぽとは、ウサギが室内でお散歩をすることを指します。運動不足やストレス解消の効果があり、可能であれば毎日30分~1時間程度行うのが良いです。
一方でウサギの部屋んぽをする際には、ケガや病気を引き起こさないためにも下記の5つの注意点を必ず意識しましょう。
- 危険物がないか確認する
- 隙間を作らない
- 床にジョイントマットを敷く
- 目を離さない
- 外出中・就寝中はケージの中へ
ウサギの部屋んぽにはサークルを使用するのが便利です。ウサギが安全・安心に部屋んぽできる環境を整えてあげましょう。
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