モルモットの体臭は強い?モルモットをシャンプーするときのポイントは?

2022.11.24

モルモットの体臭は強い?モルモットをシャンプーするときのポイントは?

ペットとの暮らしは私たちにさまざまな発見と感動を与えてくれます。 そんなペットとの暮らしの中でも気になるのは、臭いの問題です。 特にモルモットはトイレの回数も多く、おしっこも独特の臭いがするため体臭が気になるペットでは、ないでしょうか? モルモットの体臭対策のために、シャンプーをしたいという飼い主さんもいるかもしれません。 本記事では、モルモットにシャンプーをするときのポイントを紹介します。

【掲載:2021.05.06  更新:2022.11.24】


モルモットの体臭は強い?

モルモット シャンプー

モルモット自体に体臭はあまりなく、そこまで臭いが気になる方少ないと思います。
しかし、モルモットは排泄の回数が多く、残念ながらトイレはほとんど覚えないため、ケージ内であっちこっちにトイレをしてしまいます。

モルモットのおしっこは独特の発酵臭がするので、放置することにより余計にアンモニア臭とともに臭いが出やすくなります。
梅雨時期や夏場など高温多湿の時期は特に臭いがでやすくなるため、注意したいものです。

基本的には飼育ケージのこまめな掃除と床材を定期的に新しいものに交換することにより臭い対策していれば、モルモットが臭い!と感じる頻度は少ないはずです。

しかし、モルモットはお尻周りが汚れやすくか体臭が悪くなるケースがあります。
そんな時はモルモットの身体をシャンプーすることにより、臭いを軽減することができますよ。


モルモットのお手入れ方法

モルモットが汚れているから洗いたい!と考えている飼い主さんもいるかもしれませんが、基本的にモルモットは洗わなくても大丈夫なペットです。
まずは、水に濡らしてシャンプーする他にアイテムを上手に使ってお手入れをして被毛のケアをしてあげるのもおすすめです。

◆ボディタオル

消臭成分や除菌効果のあるペット専用のウェットのボディタオルで汚れた部分を拭いてあげましょう。
必ずペット用のボディタオルを使用して優しく拭いてあげます。
力強くガシガシ拭いてしまうと、モルモットがいやがりお手入れがトラウマになってしまうので、優しく丁寧に拭いてあげます。

ボディタオルを使用する際には毛並みにそって、ゆっくり撫でるように拭きます。
ボディタオルには、被毛をきれいに保つ美容成分が入っているタイプもあるので、お家のモルモットの被毛の状態に合わせて使用しましょう。

ボディタオルには臭いが付いているものがありますが、あまり強い香りはモルモットが嫌がるためできるだけ無臭のものを使います。
ボディタオルは、汚れが気になったら、その場でサッと取り出して拭ける手軽さが魅力です。
普段のお手入れに一つあると、便利ですよ。

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◆ボディスプレー&ブラッシング

ボディスプレーは被毛に吹きかけてブラッシングすることにより、汚れを落とす効果のあるアイテムです。
ブラッシングはマッサージ効果があり、新陳代謝を活発にしてくれます。
血流が良くなると、被毛の生え変わりを手助けしてくれます。

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MILEIA(ミレイア) 小動物の水のいらないドライシャンプー

小動物専用のドライシャンプーです。天然抽出美容液成分により、被毛にツヤを与え、皮膚を健やかに保ちます。洗い流し不要なので、簡単にお手入れができます。ブラッシングをしながらシャンプーすることで、被毛や皮膚に必要な成分を補いながら、楽しくコミュニケーションができます。

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また、ブラッシングは飼い主さんとの大切なコミュニケーションの時間でもあり、絆を深めるために大切です。
身体に傷がないか、被毛の状態は悪くないかなど健康チェックは機会にもなりますので、積極的に取り入れていきましょう。

ボディスプレーを使用することにより、普段のブラッシングでは落とすことのできない汚れを落としやすくします。
さらには、被毛に艶を出す美容成分が入っているボディスプレーはもありますので、上手に活用して臭い対策をしましょう。

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◆シャンプー

上記のボディタオルやスプレー、ブラッシングでは落としきれない汚れを落とす、皮膚炎などにより薬浴が必要という場合には、シャンプーをしてあげましょう。

シャンプーは必ず小動物用のモルモットに対応した専用のものを使用します。
注意したいのは、野生下ではモルモットはほとんど水に入ることはありません。
ですので、水が苦手な傾向にあり無理矢理シャンプーすると多大なストレスを感じます。

せっかく綺麗にしてケアをしようとシャンプーをしたのに、そのせいで突然死のリスクを高めたり、体調不良になってしまうのは避けたい事態です。
モルモットの様子を見ながら、最初はシャンプーできない場合も視野に入れて濡らしましょう。

もしも、モルモットが激しく嫌がるようであればすぐに中止して徐々に水に慣らすようにします。
モルモットの性格によっては、生涯水が苦手でシャンプーを嫌がる子もいるため様子をよく見ながらシャンプーを進めます。

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モルモットをお風呂に入れる必要性と頻度

上記で紹介したように必ずしも、モルモットをお風呂に入れる必要はありません。
基本的には、ボディタオルやブラッシングにより被毛の手入れをしましょう。
加えて、飼育スペースをこまめに掃除して清潔に保つようにすれば、そこまで臭いが気にならないでしょう。

一方でモルモットは皮膚病にかかりやすい面があります。
皮膚炎の症状によっては、薬浴のためにどうしてもシャンプーしなくてはならないということもあります。
薬浴のやり方は獣医さんの指示に必ず従い、用法容量を守って行いましょう。

汚れが気になりお風呂にいれたい時には、体調を見ながら多くても月に1度に留めましょう。
臭いが気にならい、汚れていないときには無理に洗う必要は全くありません。

必要時にシャンプーするようにして、日常ではブラッシングやボディスプレー等を活用しましょう。


モルモットをお風呂に入れる手順

具体的なモルモットをお風呂にいれる方法ですが、そのまま浴槽にドボンと入れるのは絶対にやめてください。
シャワーは水流や音にびっくりしてしまうので、モルモットのお腹が浸かるぐらいの洗面器などの容器を用意して、かけ湯しながらお風呂に入れてあげます。

洗面器に38℃前後のぬるま湯をはり、ゆっくりとモルモットを容器の中にいれます。
モルモットを洗う部分ですが、顔から下の部分を洗ってあげましょう。

モルモットは顔や耳に水がかかるのが大の苦手です。
特に水が耳に入ってしまい、耳道内が濡れた状態で過ごしていると中耳炎や難聴になる可能性があります。
水が顔にかかったことがストレスになり、飼い主さんとの関係が悪化してしまう可能性もありますので、シャンプーは慎重にしましょう。

優しく身体を濡らしたら、手早くシャンプーを手に取りモルモットの身体を洗います。
汚れた部分のみシャンプーすれば時短になり、モルモットのストレス軽減になります。

泡だてて汚れを落としたらば、ゆっくり掛け湯をして泡を流していきます。
シャンプーがモルモットの皮膚に残らないように完全に流します。
シャンプーが残っていると、皮膚炎の原因にもなるため、完全に流してくださいね。

その後タオルドライを優しく行い、遠くからドライヤーを当てて乾かします。
ドライヤーの風と音にびっくりしてしまうため、静かな音のドライヤーを使用するのが良いでしょう。
また、ドライヤーの温風は火傷の危険もあるため身体に近づけすぎないように乾かしてあげましょう。

完全に乾かすようにして、モルモットが濡れた状態で長時間いないように気をつけましょう。


モルモットをお風呂に入れるときの注意点

モルモットが嫌がっているときは、無理矢理お風呂に入れないのが基本です。
臭いが気になり、汚れた状態ですと洗いたくなる気持ちもわかりますが、モルモットは臆病な性格の子が多いためシャンプーや水を嫌がる子も少なくありません。

ストレスによる体調不良や突然死の危険もあり、なにより飼い主さんとの信頼関係が崩壊してしまう可能性があります。
モルモットは飼い主さんの顔を覚えて、エサをねだったり、撫でらることが好きです。

しかし、お風呂に入れてシャンプーしたことにより嫌な思いをすると、飼い主さんに対して威嚇したり生活する上でコミュニケーションが取りづらくなります。
シャンプーはモルモットのペースで行うようにして、無理矢理やらないようにしましょう。

モルモットのシャンプーでもう一つ注意したいのは、必ずシャンプーやブラッシング用品はペット用のものを使うようにします。
シャンプーは小動物に対応したものを選びましょう。

安易に人用のシャンプーを使用すると、洗浄力が強すぎるため皮膚が炎症したり必要な菌まで洗い流されてしまい、バリア機能が低下することになります。
1度皮膚炎になると、再発しやすく皮膚の治療は長期化しやすいのでモルモットにとっても、飼い主さんにとってもストレスになります。

ブラッシングなどを中心にお手入れをするようにして、シャンプーはどうしても必要な時に行いましょう。


まとめ

モルモットのシャンプーについて紹介しました。
モルモットのケアはこまめな飼育スペースの掃除とブラッシングやボディタオルなどで汚れを拭き取るだけで十分です。

しかし、薬浴が必要だったり汚れが固まって取れない時にはシャンプーしてあげるのは有効です。
シャンプーは月に一回に留めて、モルモットのペースに合わせてお手入れしてあげましょう。



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