1.ウサギは留守番できるペット?
5.ウサギを留守番させるときの準備
5-1.前日にたくさん遊ぶ
5-2.体調の確認
5-3.ケージ内の掃除
5-4.ペレット・牧草・水の用意
5-5.温度・湿度管理
6.ウサギを留守番させるときの注意点
6-1.ウサギを飼ったことのない人に預けるのは注意
6-2.留守番中は必ずケージの中へ!
6-3.ペットホテルに預ける場合は慎重に!
6-4.留守番は大人になってから!
6-5.事前に留守番の練習をしておく!
【掲載:2021.06.22 更新:2023.12.22】
ウサギは留守番できるペット?
「そもそもウサギって留守番できるペットなの?」と疑問を抱いている方は多いことでしょう。先に結論からお伝えすると、ウサギは留守番できるペットです。適切な環境下で留守番をさせていれば、暴れたりすることはありませんし、ご飯も適量を食べてくれます。家に人がおらず静かな分、日中はウサギにとって居心地の良い環境に感じることでしょう。
ただしウサギを留守番させる際には、いくつか注意しなければならないことがあります。特に注意しておきたいのが「留守番させる時間」です。留守番可能だからと言って、毎日のように留守番をさせたり、旅行の度に長い時間留守番させるのは危険と言っても良いでしょう。ウサギはデリケートな動物のため、最悪の場合死に至る可能性があります。
そこで下記では、ウサギを留守番させるときの適切な時間について解説しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
ウサギはどのくらいの時間留守番できる?
適切な環境を準備すれば、ウサギを留守番させることは可能ですが、「時間」には十分注意しなければなりません。どのくらいの時間を留守番できるのかは、ウサギの性格によっても異なりますが、基本的には1泊2日が限界と思って良いでしょう。それ以上は危険なので辞めた方が良いです。どうしても難しい場合は、ペットホテルなどに預けるのがオススメになります。
留守番をさせるとウサギの性格は変わる?
留守番をさせると、ウサギの性格が変わるのはよくあることです。飼い主が長時間いない環境で生活することで、ウサギの気持ちが変わったり、縄張りの使い方が変化したりすることがあります。暴れる回数が多くなったり、歯ぎしりの回数が増えたりする場合は、留守番を嫌がっている可能性が考えられるため、ウサギの気持ちに寄り添ってあげましょう。
留守番中のご飯はどうする?
ウサギを留守番させるときに最も大切なのが「ご飯」になります。というのも、ウサギは24時間何も食べない状態でいるととても危険な状態になってしまうからです。
そのため、通常よりもペレットを多めに与えてあげることが重要になります。1泊2日であれば、1日の2倍分の量ではなく2~3倍程度の量を与えるのが良いでしょう。万が一1日目に食べ過ぎても、2日目分の食料が残ります。牧草に関しても同様に、留守番中になくなることがないよう、たっぷり与えてあげましょう。意外と忘れがちですが、お水の量にも注意が必要です。
ウサギを留守番させるときの準備
ウサギを留守番させる際には、下記5つを行いましょう。
- 前日にたくさん遊ぶ
- 体調の確認
- ケージ内の掃除
- ペレット・牧草・水の用意
- 温度・湿度管理
それぞれ順番に解説していきます。
◆前日にたくさん遊ぶ
留守番をしているときはケージの中で過ごしてもらうのが基本です。そのため、留守番中は身体を動かすことができません。運動不足になり、ストレスが溜まりやすくなります。
そうならないように、前日にケージから出して適度に運動をさせてあげましょう。ウサギのストレスを極力減らした状態で、留守番させるのがポイントになります。
◆体調の確認
留守番をさせる前に、飼っているウサギの身体に異変がないかを必ず確認しましょう。オシッコ・ウンチの調子は良いか、痛そうな箇所はないか、正しい姿勢で歩けているかなどを入念に確認することが大切です。
当日に異変を発見しても対応できない場合もあるかと思うので、できるだけ前日に済ませておくのが良いでしょう。
◆ケージ内の掃除
ウサギが清潔な環境下で過ごすためには、ケージ内の掃除は欠かせません。特に長時間に渡って留守番させる場合は、ケージ内が汚くなりがちです。そのため、家を空ける直前に掃除をしておくことをオススメします。
◆ペレット・牧草・水の用意
留守番中に食料がなくならないよう、ペレット・牧草・水をたっぷり用意してあげましょう。特に牧草と水の量には注意した方が良いです。食料をきちんと与えていれば、大きなトラブルに繋がる可能性は極めて低いと言えます。
◆温度・湿度管理
春や秋であればそれほど気にする必要もないですが、暑さの厳しい夏と気温の低い冬は温度・湿度管理が必要になります。そのためエアコンを利用して、下記の温度・湿度に設定しましょう。
湿度:40%~60%
また長時間窓を閉めていると部屋の空気が汚くなるため、空気清浄器を稼働しておくのが良いかもしれません。
ウサギを留守番させるときの注意点
ウサギを留守番させるときの注意点は下記の5つです。
- ウサギを飼ったことのない人に預けるのは注意
- 留守番中は必ずケージの中へ!
- ペットホテルに預ける場合は慎重に!
- 留守番は大人になってから!
- 事前に留守番の練習をしておく!
大きなトラブルに発展しないよう、上記の5つを必ず意識しましょう。それぞれ順番に解説していきます。
◆ウサギを飼ったことのない人に預けるのは注意
「一人で留守番させるのは可哀想!」「体調不良になったらどうしよう?」と思い、ウサギを友人に預かってもらおうと考える方は少なくないでしょう。ウサギ飼育経験者になら安心して預けられるはずです。
一方で、ウサギを飼ったことがない人に預けるのは注意が必要です。万が一何かトラブルがあった際に、関係性が悪化する原因にもなりえます。お互いにとってデメリットの方が多いため、できるだけウサギ飼育経験者が周りにいる場合にのみ、預けるようにしましょう。
◆留守番中は必ずケージの中へ!
普段はケージから外に出し、自由に放し飼いをしているという方も多いはずです。ただし、留守番中は必ずケージの中で過ごしてもらいましょう。というのも、ウサギはジャンプ力があり、見張っていないと脱走する可能性があるからです。
また異物を飲み込んでしまったり、電気コードをかじったりしてしまうと、最悪の場合死んでしまいます。たとえサークルで囲っていたとしても、飛び越えてしまう可能性があるため、留守番中はケージに入れておくことをオススメします。
◆ペットホテルに預ける場合は慎重に!
長期間に渡って家を空ける場合は、ペットホテルにウサギを預けるという方も少なくないでしょう。しかし、うさぎは環境の変化に弱い動物のため、ペットホテルに預けることでかえってストレスを溜めてしまうことも少なくありません。
ウサギによっては環境に慣れた自宅で留守番する方が良いと感じる場合もあります。ウサギの性格や留守番する期間などを考慮し、ペットホテルに預けるかどうかを慎重に決めていきましょう。
◆留守番は大人になってから!
留守番をさせても良いのは、生後半年以降の大人のウサギです。身体が弱く、病気になりやすい赤ちゃんの頃に留守番をさせるのは危険度が高いので辞めておきましょう。また飼い始めたばかりのウサギを留守番させるのも、あまり好ましいことではありません。
◆事前に留守番の練習をしておく!
今まで留守番をしたことがないウサギに、いきなり長時間の留守番をさせるのはNGです。1日以上家を空けた場合には、かなり寂しい思いをさせることになるでしょう。
そのため短時間でも構わないので、日頃から留守番の練習をしておくのがオススメです。ケージの中で長時間いても問題がないかどうかを事前にチェックしておきましょう。
様子を観察できるようペットカメラを設置しよう
ペットカメラを設置することで、留守番しているウサギの様子を自身のスマホで確認することができます。しっかりとご飯を食べているか、体調を悪そうにしていないかなどを外で確認することができるのです。
「留守番中のウサギが心配!」という方は、ぜひ利用してみてください。可能であれば、異変が起こった際に様子を見に行ってくれる人を探しておくと良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。本記事では「ウサギ×留守番」をテーマに、安心安全にウサギを留守番させる方法について解説しました。
1泊2日程度であれば、ウサギを留守番させることは十分可能です。ただしウサギはデリケートな動物のため、留守番中の環境や食事量には注意しなければなりません。ケージ内をできるだけ清潔に保ち、また通常よりも多めに食料を与えてあげましょう。
そして、ウサギを留守番させる際には、下記の5つを注意することが大切です。
- ウサギを飼ったことのない人に預けるのは危険!
- 留守番中は必ずケージの中へ!
- ペットホテルに預ける場合は慎重に!
- 留守番は大人になってから!
- 事前に留守番の練習をしておく!
留守番中は放し飼いではなく、必ずケージ内で過ごしてもらうことが重要になります。また、日頃から練習しておけば、いざというときに安心して留守番させることが可能です。
今回ご紹介した内容を参考に、飼っているウサギに合った留守番方法を考えていきましょう。
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