1.あると便利なハーネス!うさぎに必要な理由とは?
1-1.理由1.うさぎの散歩で大活躍
1-2.理由2.動物病院を受診するときに使う
1-3.理由3.災害時の避難であると便利
2.うさぎの散歩は“うさんぽ”!?
2-1.基本は室内飼いのうさぎ
2-2.外の散歩は行った方がいい?
3.うさぎ用ハーネスで注意しておきたいポイント
3-1.◆1.抱っこができるようにしておく
3-2.◆2.市販のハーネスは「うさぎ用」を買う
3-3.◆3.うさぎの体型に合ったものを選ぶ
3-4.◆4.事前に装着方法をきちんとチェック
3-5.◆5.初めてのハーネスはまずは短時間で脱がせる
3-6.◆6.室内で練習をしてから、外出デビューを
3-7.◆7.ハーネスを装着しても油断は禁物
3-8.◆8.汚れたら洗濯をする
4.うさぎにおすすめのハーネスの特徴をご紹介
4-1.ハーネス初心者におすすめ!【脱着しやすいベストタイプのハーネス】
4-2.動きやすさ重視の人におすすめ!【紐タイプのハーネス】
4-3.コーディネートしたい人におすすめ!【「ハーネス&リード」のセットタイプ】
4-4.迷子が不安なケースにおすすめ!【鈴と迷子札で「もしも」の逃走時も安心】
4-5.夏におすすめ!【通気性のよいメッシュ素材】
あると便利なハーネス!うさぎに必要な理由とは?
ハーネスは、犬の散歩でよく使うアイテムです。
首のまわりにつけるのが「首輪」の場合、散歩中に引っ張られることで首に負担がかかることも多いです。
一方、首ではなく、胴体につけるものを「ハーネス」と言います。
呼吸器疾患になりやすい体質の犬などが、体への負担を少なくするためにハーネスを選ぶことが多いです。
このように、犬の散歩のイメージが強いハーネス。
実は、うさぎを飼うときにもあると嬉しいアイテムなのです。
その理由について、ひとつずつ見ていきましょう。
◆理由1.うさぎの散歩で大活躍
基本的に室内飼いのうさぎですが、運動のため、気分転換のためなどで、外で散歩をさせるケースもあります。
でも、外出頻度が少ないうさぎほど、外の世界には慣れていません。
家でおとなしい性格でも、散歩中に出会う犬や人間、鳥の鳴き声、車の音などにびっくりして予想外の行動をとる可能性もあります。
幼い子ども達は、うさぎを見ると「かわいい!」と大きな声で駆け寄ってくることもあるでしょう。
それさえも、うさぎにとっては大きなストレスです。
ハーネスをつけなかったばかりに遠くまで逃げられる…なんていう事態は避けたいですよね。
ハーネスをつけておけば、散歩時の事故やトラブル防止に役立つでしょう。
◆理由2.動物病院を受診するときに使う
動物病院にうさぎを連れていくときに、ハーネスをつけることで安心します。
病気やケガ、爪切りなどのお手入れなどで、動物病院を受診することもあります。
ただ、動物病院はそれほど頻繁に行く場所ではありません。
うさぎにとっては、「何かをされるかも」「いつもと違う場所に連れて来られた…」と不安でしかないでしょう。
慣れない雰囲気にパニック、抵抗したり逃げ出しそうになることも考えられます。
キャリーバッグに入れていても、入口を開けた途端に逃げ出すかもしれません。
ハーネスをつけておくことで、逃走のリスクもある程度おさえられます。
◆理由3.災害時の避難であると便利
地震や火災、水災などの災害時には、一時的な避難が必要になることもあります。
住まいが危険な状況ですから、うさぎだけを残しておくわけにはいきません。
ただ、動物病院への受診と同じように、避難によって「ただならぬ気配」を感じ取ったうさぎが逃げる可能性もあります。
ハーネスをつけておくことで、うさぎと離れ離れになるリスクを回避できるでしょう。
また、車で避難する場合などは、キャリーバッグに入れるだけも大丈夫かもしれません。
しかし、避難が長時間になる場合には、狭い空間に入れっばなしにもできず、キャリーバッグからうさぎを出す瞬間もあります。
閉じ込められていたうさぎは気持ちがナーバスになっているため、開いた途端に逃げようとすることも。
避難時のアイテムとして、キャリーバッグとハーネスをセットで使えばとても便利です。
うさぎの散歩は“うさんぽ”!?
うさぎの散歩のことを“うさんぽ”という飼い主さんも多いかと思います。
可愛い呼び方にほっこりした気持ちになりますよね。
でも、犬と違って外に連れ出していいものか迷うかもしれません。
うさぎにとっての「散歩」の意味を考えてみましょう。
◆基本は室内飼いのうさぎ
うさぎは基本的に室内飼いをします。
体の小さなうさぎを部屋で自由にさせて起こる問題は、「何かにぶつかってケガをする」「誤食や誤飲」などです。
また、うさぎはトイレを覚えてくれないことも多く、あちこちに粗相をされては不衛生となることも。
そこで、ケージ内で過ごさせることが多いでしょう。
ただ、ずっと狭いケージ内にいると運動不足になります。
飼い主さんの目の届くところで部屋内を散歩させることも大事です。
◆外の散歩は行った方がいい?
部屋のなかだけで散歩ができれば、運動不足も解消できるでしょう。
ただ、外での“うさんぽ”は、部屋内だけの散歩とはまた違ったメリットもあります。
草むらや土など自然の地面を歩くことは、うさぎにとっても動物的な本能を刺激するきっかけになるでしょう。
家と違った雰囲気を歩くことで「なんだかワクワクする」「気持ちがリラックスする」というストレス発散効果もあります。
しかし、一方では、いつもと違う場所を歩くことで緊張状態が解けない子もいるでしょう。
うさぎが逃亡しないためにも、ハーネスが必要と言えるのかもしれませんね。
うさぎ用ハーネスで注意しておきたいポイント
散歩や動物病院、災害時など、うさぎを外に連れ出すときに便利なハーネス。
購入前、利用前に覚えておきたい注意ポイントをいくつかまとめていきます。
◆1.抱っこができるようにしておく
ハーネスの装着は、うさぎを抱きかかえるようにして行うため、早いうちから抱っこに慣れさせることが必要です。
ただ、お迎えしたばかりのうさぎは警戒心の塊と言ってもいいでしょう。
環境になれるまでの数日程度は、むやみな抱っこは控えてくださいね。
また、ハーネスを着けた外出先でも抱っこをするシーンは多々あります。
車が来て危ないとき、足元が危険だったとき、誤食をしそうになったときなど、とりあえず抱っこしなければいけません。
いざというときに、抱きかかえて落ち着かせることができるように、ふだんから抱っこに慣れさせておくことで安心感が生まれます。
◆2.市販のハーネスは「うさぎ用」を買う
市販のハーネスを買うときには、必ず「うさぎ用」を選びましょう。
バリエーションが多く、可愛いデザインに惹かれて犬用が欲しくなることもあるかもしれません。
でも、犬用は「犬の体」に合わせたものであって、うさぎの体型には不向きです。
思わぬ事故につながるため、うさぎ用のハーネスを選んでくださいね。
◆3.うさぎの体型に合ったものを選ぶ
うさぎ用のハーネスには「S・M・L」というようなサイズで売られることがほとんどです。
ハーネスは首や胴を囲うように装着しますが、サイズが大き過ぎると装着中に足や首から外れるかもしれません。
逆に小さいサイズはうさぎにとっては窮屈でしかなく、今後、ハーネスを嫌がるようになることも。
実際に首回りや胴回りを測り、うさぎに合ったものを選びましょう。
◆4.事前に装着方法をきちんとチェック
初めてのハーネスは、いきなりうさぎに装着せずに、まずは使い方をしっかりとチェックしましょう。
装着方法が分からないままでは、うさぎに着けるときに手間取ります。
飼い主さんの焦りもうさぎに伝わり、嫌がられることもあります。
商品によって使用上の注意点なども異なるでしょうから、じっくりと読み、安全に使えるようにしておきましょう。
◆5.初めてのハーネスはまずは短時間で脱がせる
うさぎに初めてハーネスを着けた日は、まずは短時間で脱がせましょう。
うさぎに「ハーネスを着ると楽しい」と思ってもられることが理想です。
ハーネスを着けたときに
●おやつを与える
●優しく声をかける
●撫でてあげる
など、スキンシップでハーネスに良い印象を結びつけさせましょう。
けして、嫌がるうさぎに無理やり装着させることはしないでくださいね。
◆6.室内で練習をしてから、外出デビューを
ハーネスを着けても、上手くお散歩できなければ、まだ外は危険です。
まずは、家のなかでハーネスを着けた状態で散歩してみましょう。
ハーネスを装着していても嫌がらないようになったら、お外に行ってみてもいいですね。
◆7.ハーネスを装着しても油断は禁物
ハーネスを装着しても油断はできません。
うさぎを散歩させているとき、近所の人に出会って立ち話…。
そんなときに、うさぎがハーネスにつけたリードで絡まると大変です。
また、地面に落ちているゴミやタバコの吸い殻など、誤食を見逃す恐れがあります。
ハーネスをつけたときには、しっかりとうさぎに目を配りましょう。
◆8.汚れたら洗濯をする
ハーネスは身につけるため、使っていくうちに汚れてきます。
特に、散歩で使った場合には、土や砂の汚れがつくこともあるでしょう。
汚れたまま使うのは衛生的にもよくありません。
被毛の分離効果があるペット洗剤で洗いましょう。
また、お手入れをするときには、商品の注意事項をよく確認してくださいね。
うさぎにおすすめのハーネスの特徴をご紹介
うさぎ用のハーネスは、種類が豊富です。
いろいろな観点から、おすすめのハーネスの特徴をいくつかピックアップしてみました。
◆ハーネス初心者におすすめ!【脱着しやすいベストタイプのハーネス】
体全体をホールドしやすいのがベストタイプのハーネス。
抱っこが苦手なうさぎの場合、ハーネスの取り付けにも一苦労ですよね。
ベストタイプの多くは、前から着せて後ろで留める仕組み。
着やすく脱がせやすいため、「初めてうさぎにハーネスをつける」という人も使いやすいです。
また、ベストタイプの嬉しいポイントは、見た目が「洋服を着ているように見える」ところでしょう。
たくさんのデザインのなかから、愛するうさぎに似合いそうなものが選べそうですね。
◆動きやすさ重視の人におすすめ!【紐タイプのハーネス】
紐タイプのメリットは、うさぎの大きさに合わせてサイズを調整できることです。
うさぎが成長しても、緩めるなどで対応ができるでしょう。
ベストタイプと比べると被毛に密着する部分が少なめで、蒸れやすい夏場には向いています。
また、紐タイプの素材によっては重量が軽く、うさぎの負担が減ることも。
涼しく快適な散歩ができそうですね。
◆コーディネートしたい人におすすめ!【「ハーネス&リード」のセットタイプ】
ハーネスとリードがセットになっている商品も多いです。
ハーネスの柄に合わせたリードですから、おしゃれ感があって素敵。
セットになっていれば、改めて「リードはどれにしよう」と悩まずに済むでしょう。
◆迷子が不安なケースにおすすめ!【鈴と迷子札で「もしも」の逃走時も安心】
鈴と迷子札がついている商品もあります。
ハーネスをつけたうえで、うさぎから目を離さずに歩ければ、迷子になる心配はないかと思います。
ただ、災害時などは、ちょっとした油断からリードごとスルリと逃げられる可能性がゼロではありません。
離れた直後なら鈴の音で居場所を発見しやすく、迷子札があれば遠くに行っても見つけた人から連絡が来るかもしれません。
「もしも」のことを考えると安心感があるでしょう。
ふだんの散歩は鈴をつけずに、緊急時だけ…というように外せるタイプだといいかもしれませんね。
◆夏におすすめ!【通気性のよいメッシュ素材】
夏にベストタイプのハーネスを選ぶなら、メッシュ素材がおすすめです。
気温が暑くなる夏は、生地の下で蒸れて皮膚炎が起こる可能性も。
比較的涼しい時間帯の散歩でも、通気性が悪いとうさぎも不快に感じるでしょう。
通気性が良いメッシュ素材で、少しでも快適な散歩にしてあげたいものですね。
まとめ
うさぎにハーネスがあると便利な理由をお伝えしてみました。
“うさんぽ”するうさぎなら、ハーネスがあると安全対策にもなるので購入しておくと安心です。
散歩だけでなく、動物病院や災害時などでも重宝します。
ハーネスを身につけるのは、うさぎ自身です。
装着方法がぎこちなかったり、着けたときに違和感があると結構なストレスになるでしょう。
ハーネスを購入したら、すぐにでも使いたくなりますが、まずはうさぎ自身の気持ちに寄り添いながら、「慣れてもらおう」を目標に少しずつ装着の練習をしてみてくださいね。
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