あなただけのメダカの学校を作ろう!アクアリウムを作る時のポイントは?

2021.11.30

あなただけのメダカの学校を作ろう!アクアリウムを作る時のポイントは?

初心者にもおすすめと言われているメダカのアクアリウム。 自分だけのメダカの学校があるなんて素敵ですよね。 メダカの室内飼育のメリット・デメリット、アクアリウムを作るときのポイントを詳しくまとめてみました。

【目次】
1.アクアリウムとは?

2.室内でメダカを飼育するメリットはどんなもの?
 2-1.メリット1.ゆっくりといつでもメダカを眺めることができる
 2-2.メリット2.水温の管理がしやすい
 2-3.メリット3.冬でも飼育ができる
 2-4.メリット4.メダカを狙う動物から守れる

3.室内でメダカを飼育するデメリットはどんなもの?
 3-1.デメリット1.水槽を置くスペースが必要
 3-2.デメリット2.地震で水槽が倒れる可能性も
 3-3.デメリット3.屋外飼育よりもコストがかかる
 3-4.デメリット4.水槽内のニオイが気になるケースもある

4.自分だけのメダカの学校を楽しもう!アクアリウム作りのポイントとは?
 4-1.水槽の素材選びは、メリット・デメリットをおさえてから
 4-2.水槽の形状について
 4-3.水槽はどこに置くべき?水槽台は必要?
 4-4.ニオイを発生させないためのコツ
 4-5.餌について
 4-6.水草について
 4-7.水槽のメンテナンス頻度はどのくらいがいい?

5.まとめ


アクアリウムとは?

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アクアリウムとは、メダカをはじめ、水に生きる生物を飼育しながら鑑賞できる設備のことです。

ガラス張りの水槽に魚を入れ、生きる姿を間近で見ることが可能。
まるで小さな水族館で、インテリア性も高いです。

小さいながらにも一生懸命泳ぐ魚を眺めていると、気持ちに安らぎも。
癒し効果のある趣味として、多くの方々に注目されています。


室内でメダカを飼育するメリットはどんなもの?

メダカは、屋外、室内のどちらでも飼うことができます。
そこで、メダカを室内で飼育するメリットについて、いくつか挙げていきます。

◆メリット1.ゆっくりといつでもメダカを眺めることができる

室内で飼育すれば、メダカが泳ぐ姿を「いつでも」「ゆっくりと」見ることができます。

屋外で飼っている場合、夜になると暗くて観察しにくいですよね。
室内なら、仕事が終わって帰宅した後でも、ゆっくりと眺めることができるでしょう。

また、屋内で水槽に入れる方が「観察しやすい」というメリットがあります。

屋外で育てる場合、色のついた水槽に入ったメダカを上から見下ろすような感じになってしまいます。

室内なら、インテリア性の高い透明な水槽で、スイスイ泳ぐメダカを横からじっくりと見ることができるでしょう。

◆メリット2.水温の管理がしやすい

外気温の影響を受けづらい室内は、「水温の管理がしやすい」というメリットがあります。

屋外に水槽を置くと、「日光が当たって水温が急上昇」「雨風で水温が下がる」など、水温変化がよく起こり、健康への影響が出ることもあります。

室内なら水槽用ヒーターで寒さをしのぐこともできますし、暑い時期には冷却ファンという対処も可能です。

また、屋外飼育は砂やホコリなどで水質が汚れやすい傾向にあります。
水替えのスパンが少ないと、結構汚れてニオイが気になることも。
室内飼育なら、砂ぼこりなどの自然の汚れのリスクがなく、ろ過フィルターで水質を保つことができるでしょう。

◆メリット3.冬でも飼育ができる

室内飼育なら、季節問わずメダカを飼育することができます。

屋外の場合、水温が急激に低くなる冬はメダカの飼育に適していません。
メダカは、水温が15度をも下回ると活動は弱まり、10度以下になれば冬眠してしまうのです。

屋内ならヒーターをとりつけて温度管理もできるため、一年を通してメダカの鑑賞が可能です。

◆メリット4.メダカを狙う動物から守れる

屋外でのメダカの飼育は、狙われやすいです。
カラスなどの鳥、猫、昆虫などがメダカを襲うケースもよくあります。
室内なら、襲われる心配はありません。


室内でメダカを飼育するデメリットはどんなもの?

室内でメダカを飼育するときは、メリットだけでなくデメリットもおさえておきましょう。

◆デメリット1.水槽を置くスペースが必要

水槽や飼育に必要なアイテムを置くスペースが必要になります。

メダカは一人暮らしの人でも飼えるペットですが、間取りの狭いアパートに住んでいる場合は、水槽を置く場所がなかなか確保できないでしょう。

◆デメリット2.地震で水槽が倒れる可能性も

地震による揺れで、「水槽の水がこぼれる」「メダカがなかから飛び出てしまう」などの可能性もあります。
揺れが大きい場合は、水槽ごと倒れ、壊れるかもしれません。
地震のリスクを踏まえたうえで、水槽の素材や置き場所など選びましょう。

◆デメリット3.屋外飼育よりもコストがかかる

水温・水質管理のためのアイテム、ヒーター、ろ過フィルター、ライトなど、室内飼育では揃えるものが多いです。

室内で飼うとき、インテリア性も兼ねた観賞を理想として考えている方も多いかと思います。
デザインや機能の高さなどにこだわれば、さらにコストが増えるでしょう。
屋外では必要のないものを揃えなければいけないため、その分、費用高となってしまうのはデメリットです。

また、ヒーターやライトなどをつけなければならないため、電気代のコストも考えておきましょう。

◆デメリット4.水槽内のニオイが気になるケースもある

水槽内の管理が悪くて、ニオイが発生するケースもあります。

汚れ具合にもよりますが、お魚と汚れが入り混じったような独特なニオイは、リビングやダイニングなどに広がると気になってしまうかもしれませんね。
メダカの泳ぐ姿を鑑賞して気分を高めたいときにも、生臭いニオイだと逆に気分が落ち込んでしまうでしょう。

水槽の掃除やメンテナンスなどで、ニオイをおさえる対策で回避できます。


自分だけのメダカの学校を楽しもう!アクアリウム作りのポイントとは?

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お部屋のなかの水槽で、メダカが泳ぐ姿を見ていると癒されます。
自分だけのメダカの学校を楽しむには、飼育に必要なものや、アクアリウムの作り方のコツなど、ポイントをおさえておきましょう。

◆水槽の素材選びは、メリット・デメリットをおさえてから

ガラスやアクリル(プラスチック)などの素材があります。
メリット・デメリットを比較しながら水槽を選びましょう。

◎ガラス素材のメリット・デメリット

ガラスは傷つきにくく、透明度が保ちやすいというメリットがあります。
その反面、地震などの際に割れやすいのがデメリットです。
重量もあるので、運ぶときに気をつけなければなりません。

また、地震が起きて水槽が倒れたり、何かにぶつかったりすると、ガラスは壊れるリスクがあります。

◎アクリル(プラスチック)素材のメリット・デメリット

アクリル素材は観察しやすく、衝撃に強いというメリットがあります。
軽いため、持ち運びもしやすいですね。
ガラスと比べると割れるリスクがないのも安心感があるかもしれません。

ただ、傷はつくので、年数が経てば、透明度が落ちてきます。

◆水槽の形状について

メダカを飼育できる市販の水槽は、丸みを帯びたデザイン性の高いものから、シンプルな四角いタイプのものまで、さまざまな形状のものがあります。

デザインの素敵な形状を選べば、部屋にもマッチしてインテリア性が高いアクアリウムになるでしょう。

お手入れのしやすさなどを重視したいときには、シンプルなタイプを選ぶのもいいかもしれませんね。

それぞれの重視するポイントを考えつつ、メダカが泳いでいる様子をイメージして楽しみながら水槽の形を選んでみましょう。

◆水槽はどこに置くべき?水槽台は必要?

水槽を置く場所も考えましょう。

●重量を考えて安定した場所に置く
水槽を置くときは、「水槽本体の重さ」に加えて、「水の重量」も考えておかなくてはなりません。

たとえば、家にある本棚やテーブルに水槽を置くこともできるかもしれませんが、「水槽+水の重量」の重さに耐えられる造りでしょうか。
家具が壊れるリスクはもちろん、水槽ともども落下してメダカに危険が及ぶかもしれません。
メダカのためにも、安定した場所に置く方が安心です。

高い位置にあるほど揺れの力が加わりやすいため、低い位置に置くという考え方もあります。

●水槽の周りは汚れることを想定しておく
水が入っている水槽ですから、「周囲が水で汚れる」という点も理解しておく必要があります。

水槽を置くことを想定されていない木材などの素材の上に水槽を置くと、いつの間にか水分が浸透してカビの原因となることもあるでしょう。

●水槽台のうえに置くと安心
水槽を置くために作られた水槽台なら、耐荷重の面でもお手入れのしやすさの面でも安心感があります。
ウッド調でインテリア性を高めたデザインのものを選べば、お部屋にマッチした素敵なアクアリウムになりそうですね。

また、収納スペースが付いているものもあります。
飼育のアイテムは、使うときの便利さや、在庫管理の面でも、ひとまとめにしておくと便利です。
扉がついていれば、たくさんある飼育のアイテムをまとめて入れられ、ふだんは見えないのでとてもスッキリします。

◆ニオイを発生させないためのコツ

水槽内のニオイが発生する原因は、

●水槽の広さに対してメダカが多過ぎる
●掃除を怠って水質が悪くなっている
●汚れたフィルターを使っている
●水量が少なく汚れやすい
●死んだメダカがそのままで腐っている

などです。

ニオイが発生したときには、原因をつきとめましょう。

◆餌について

次にメダカの飼育で欠かせない餌についてです。

★餌はどのくらいの頻度で?
メダカの大きさや活動状態によって、餌を与える回数や量を調整しましょう。

稚魚の場合、成長中ですから3回程度が理想的です。
成魚なら1日に2回程度でも大丈夫ですが、「大きく育てたい」「とても活動的」などの場合なら、3回に増やしてもOKです。

★餌は与え過ぎないように
大量の餌は、水質が悪くなり、メダカの体調悪化にもつながります。
基本的には、「メダカが食べ切れる量」を見極めながら少しずつ与えましょう。
目安は、メダカが2~3分ほどで食べ切れる量です。

★メダカにあげる餌はどんなものがいい?
メダカは雑食なので、いろいろなものを食べることができます。

昔は、餌の代わりにパン粉を与えるという人もいましたが、「栄養不足になる」「水が汚れる」というデメリットがあります。
池などからミジンコを取ってきて餌にする方法もありますが、手間がかかるでしょう。

そこで便利なのが人工餌です。
人工餌ならホームセンターやネットでも手に入りやすいでしょう。
栄養バランスに優れているので成長過程にあるメダカにも安心して与えることができます。

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●汚れを分解する善玉菌を強化配合。
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◆水草について

水草がなくてもメダカを飼うことはできます。
ただ、水槽に水草があれば、日光を避ける隠れ家にもなるでしょう。

「なんだか暑いな…」と感じたメダカが水草の下に隠れることもできるため、メダカ目線で言うと水草はあった方がいいかもしれませんね。
「産卵する場所」にもなります。

また、水槽内の水のなかにある余計な栄養分を吸収してくれるため、水質悪化を防ぐ目的で水草を入れるというケースもあります。

ただ、水草が成長し過ぎてメダカが泳ぐときに引っ掛かるリスクもあります。

適度なタイミングで、伸びた草をカットしたり、メダカが泳ぐときに支障がないかをチェックしましょう。

◆水槽のメンテナンス頻度はどのくらいがいい?

屋外よりも汚れにくいと感じる室内飼育ですが、メダカの食べ残しの餌や糞尿で水槽は汚れるものです。
水質を保つためにも、定期的にメンテナンスが大事です。

・ポイント①.水換え頻度

水換えの頻度は、1週間に1回程度を目安にしましょう。

・ポイント②.水槽に入れる水はカルキ抜きを

水道水にはカルキが入っているため、魚にとってはよくありません。
水道水を汲み置きして一晩おくだけでもカルキ抜きができます。
また、市販のカルキ抜き剤を入れてカルキを抜くという方法もあります。

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全ての大切なメダカと稚魚を守る、うるおい成分配合カルキ抜き入り粘膜保護剤

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・ポイント③.一度に全量の水換えはNG

古い水から急激に新しい水になると、水質の違いからメダカがショックを起こすこともあります。
基本的には、3分の1程度の水を抜き取り、新しい水に換えてあげるといいでしょう。

・ポイント④.水温を調整した水を入れる

水温の低い水を入れるなど、入れ替える前の水と新しい水の温度差でメダカがショックを受けやすくなります。
水温を調整してから水を入れてあげましょう。

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まとめ

メダカは室内で飼うこともでき、初心者にもおすすめされることが多いです。
自分だけのメダカの学校は、まるで元気に遊ぶ子どもたちのようで日々の生活に癒しをもたらしてくれるでしょう。

初めて飼うときには水槽選びも悩むものです。
素材や形状にも目を向けて、じっくりとメダカのおうちを選んであげてくださいね。

そのほか、餌の回数や水槽のメンテナンスなど、はじめてのときは悩むポイントも多いかと思います。
分からないことがあったら、ペットショップのスタッフの方に聞いて、メダカが快適に暮らせるように準備を整えてあげましょう。



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