1.亀は脱走が大得意!
2.亀が脱走する主な理由は?
2-1.飼育環境が汚い
2-2.運動不足
2-3.隠れ家がない
3.亀が脱走しやすい条件
3-1.水槽が浅い
3-2.水槽の壁側に足場やコードがある
3-3.水槽にフタをしていない、フタが簡単に動く
亀は脱走が大得意!
冒頭でも触れましたが、意外と亀は脱走の名人です。
亀の飼育をしていると、脱走トラブルは身近な問題になります。
飼育容器に蓋をしていても、力強く蓋を押しのけて出てきてしまうことがよくあります。
亀は重い甲羅を背負って4本足で歩くため、脚力が発達しています。
ゆったりのんびり歩くイメージの亀ですが、機動力もあり、陸上では思ったよりも素早く動くことができます。
特に水棲の亀は水中で素早く泳ぐため筋力が発達しており、陸上でも機敏に動くことができます。
亀はその子の性格によっては、脱走を繰り返すこともあるため、脱走対策は必須になります。
亀を飼育する際には、逃げないような脱走対策が必須になりますよ。
次からは、脱走の理由について紹介します。
亀が脱走する主な理由は?
亀が脱走してしまう主な原因について紹介していきます。
亀の脱走に困っている方は参考にしてください。
◆飼育環境が汚い
亀は食欲旺盛でトイレの回数も多いため、水が汚れやすいという面があります。
飼育環境が汚く汚れていると、亀はストレスを感じて脱走する可能性があります。
水が汚れていると病気や皮膚炎の原因にもなるため、定期的に水を取り替えて、亀が気持ちよく過ごせるようにしましょう。
◆運動不足
のんびりしているイメージの亀ですが、機動力もあり、体力が有り余っている可能性もあります。
運動不足はストレスの原因にもなるため、定期的に飼育スペースから外に出して部屋の中を散歩させてあげるのが良いでしょう。
ずっと限られた飼育スペースに入れておくと、運動不足により暴れて脱走しやすくなります。
運動することを習慣づけて運動不足にならないようにしましょう。
適度な運動は健康的に長生きするためにも必要です。
丈夫な身体づくりやさまざまな病気の予防にも運動は大切ですよ。
◆隠れ家がない
亀は神経質で、臆病な面があります。
びっくりした際の避難場所や、落ち着ける寝床がないと脱走して隠れようとする場合があります。
飼育スペースは落ち着いて過ごせるように土管や岩などの隠れ家を設置してあげましょう。
さらに飼育スペースに隠れ家がない場合には、亀に多大なストレスをかけることになります。
飼育スペースで快適に過ごすことができず、脱走を増長することにもなるため、亀が快適に過ごせる環境を作ることが脱走防止のポイントになります。
亀が脱走しやすい条件
亀が脱走する理由を紹介しましたが、飼育環境をきちんと整えて脱走しないように対策することが大切です。
亀が脱走しやすい条件を紹介します。
◆水槽が浅い
亀が脱走する理由として1番は水槽が浅く、高さがないという点です。
亀は後脚の脚力も強く、二本足で立ち上がり前脚をかけることができれば、容易に脱走してしまいます。
脱走防止の基本として、高さのある水槽や容器を使用して飼育スペースを作りましょう。
壁際で立ち上がっても前脚がヘリに触れない高さは最低限必要です。
また、亀が上陸するための足場を飼育スペースに作ることと思いますが、足場の高さと水槽の高さを考慮して水槽を選ぶ必要があります。
足場から水槽の高さが亀の長さの1.5倍ほど確保すると安心です。
◆水槽の壁側に足場やコードがある
水槽の高さが低いことと合わせて、足場やコードなど亀が足をかけて登れる場所が水槽の中にある時は脱走する確率がグンとあがります。
亀は運動の能力も意外に高く、力もあるため壁をよじ登ることも得意です。
足場は亀が日光浴や上陸するために必要になりますが、コードなどは感電の危険もあるため、カバーをつけたり亀の水槽の外に設置したりなど、亀の手の届かない場所につけるようにしましょう。
さらには、一度足場やコードを使用して脱走のルートを覚えてしまうと亀が何回も繰り返して脱走してしまう可能性があります。
亀は脱走の名人と言われているぐらい頭もよく、その子の性格によっては、脱走を繰り返す可能性があるため、注意が必要です。
◆水槽にフタをしていない、フタが簡単に動く
上記でも触れましたが、亀の力はすごく強いため蓋など閉めても簡単に動かせるならすぐに開けてしまいます。
脚力も強く、簡単によじ登ることができるため軽いアクリルの蓋などは使用を避けましょう。
注意したいのは、日光浴などをするために浅い容器に移しているときや、蓋を開けている時は必ず飼い主さんの目の届く範囲で蓋を開けるようにしましょう。
亀は素早く動くので、ちょっと目を話した隙に脱走してしまった!という可能性もあります。
飼育容器に蓋をするのは基本ですが、フタを亀が動かしてしまう時には、石などで重りをするようにします。
さらには、鍵をつけて蓋を開かないようにすると、より安全です。
ポイントとして、蓋をすることにより完全な密閉状態になってしまうと、飼育容器内の酸素が薄くなり、亀が窒息してしまう可能性があります。
蓋は目の細かいものや通気性の良い素材を選びしょう。
室内で脱走してしまった時はどこを探す?
亀が脱走してしまった!というときは慌てずに室内を探しましょう。
室内を探す際には、狭い場所や暗い場所を中心に探してみましょう。
家具と家具の隙間や衣装ケース、テレビ台の後ろなどこんなところに?というばしょにかくれていることがあります。
亀は暗くて狭い空間を好む傾向があるため、まずは周辺のそのようなスペースを探すと良いでしょう。
注意したいのは、家具を動かすときに亀が挟まっていないかチェックしてから動かします。
亀が挟まった状態で動かしてしまうと、そのまま圧死したり、怪我をしてしまう危険があります。
亀を見つけたら埃まみれになっていた!というケースはよくあり、薄暗い普段人が見ない場所に潜んでいることもあるので、注意深く探します。
次に亀は日光浴が好きなので、玄関や窓際など日当たりの良い場所を探しましょう。
亀は本能的に日当たりの良い場所を知っているのか、窓際や玄関など火の差し込み場所に向かって歩いていくことがあります。
室内をお散歩させているときはさ亀のルートを見ておくと、脱走したときも予想がつきやすいのでは、ないでしょうか?
日当たりの良い場所でもドアの隙間や窓枠にすっぽり挟まっている可能性があるため、注意深く観察して、亀を挟まないように注意しましょう。
外やベランダで日光浴中に脱走してしまったときはどこを探す?
次に日光浴中にベランダや外で亀が脱走してしまった場合です。
外に亀が脱走してしまうといち早く見つけなくては!ととても焦ってしまいますよね。
外に脱走した際には、メスの亀は産卵時期になると産卵場所を探すために外に脱走する可能性があります。
産卵場所として適しているのは土がある場所です。
庭に脱走した際には、まず土がある場所を中心に探すのが良いでしょう。
さらには、メスの亀を飼育している方は飼育容器に土を入れておくと脱走防止になります。
また、屋内で脱走した時と同じように日当たりの良い場所を探します。
亀は日光浴により体温を保つため、寒くなってきたり、日が沈むと動きが鈍くなり、動けなくなります。
低体温症になってしまうこともあるため、なるべく早めに見つけたいものです。
逆に夏場は直射日光の当たる場所に飼育スペースを作ると、水温が上がり亀が苦しくなり脱走するケースがあります。
夏場は風通しが良く、ほどよく日の当たる場所に飼育スペースを作りましょう。
亀は意外と早く、水換えや日光浴のために一時的に外に出して少し目を離した瞬間に遠くまで脱走することがあります。
水棲亀は水中でも陸上でもイメージとは違い、機敏に動くことができます。
亀は危機察知能力も高く、少しの物音や他人が近づいたときにびっくりして素早く動きます。
一瞬の隙に亀が脱走した!というケースはよくある話なので、水換えや日光浴の際には飼い主さんは目を離さないようにしましょう。
まとめ
亀が脱走する原因と対策について紹介しました。
亀はイメージよりも素早いので、脱走されると見つけにくいという面があります。
できれば、お迎え前にきちんと脱走防止の対策をして飼育スペースを作成して亀さんをお迎えすることが大切です。
また、亀が脱走を繰り返すときにはなにか原因があるはずです。
早めに原因を探り、運動不足やストレスを溜めない生活環境を整えてあげましょう。
本記事が亀の脱走に悩む方や亀の飼育をしている方の参考になれば幸いです。
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