ハムスターが運動しないけど大丈夫なの?

ハムスターをお迎えして元気に運動する姿が見られないと、うちの子は大丈夫なのかな?と心配になりますよね。
ハムスターが運動するかしないかというのは、そのこの性格にもより、活発な子もいればおっとりとしてあまり運動しない子もいます。
ぐったりしている、食欲がないなどの異常もなくケージの中を動いている様子があればそれほど心配することもないですが、野生のハムスターは1日数キロ移動することのできる体力がある活発な生き物です。
そのため、あまりにも運動している様子がなく動かないという場合には、病気の可能性もあります。
1日を通して、ハムスターの様子をよく観察してみましょう。
少しでも異常を感じた場合には、早めに動物病院に連れて行き診察を受けさせると安心です。
ものぐさな性格のハムスターもおり、なかなか動かない子も中にはいます。
特に昼間はハムスターが活発に活動する時間帯ではないので、夜のハムスターの様子をこっそり観察すると良いでしょう。
ハムスターは夜行性動物
うちのハムスターは日中はずっと寝ていて、運動しない!と不安になる飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、ハムスターは夜行性の生き物であり暗くなってから本格的に活動を再開します。
そのため、日中寝ていることは特に問題なく夜に活動しているのであれば、ハムスターとしてそれが正常な反応になります。
ハムスターは基本的には人と真逆の生活リズムだということを頭に入れておくと、日中にあまり活動していなくても安心できますよ。
◆夜に運動している?
ハムスターが運動しない!と悩んでいる飼い主さんは夜の様子を観察してみましょう。
夜行性であるハムスターは、家族が寝静まった後に回し車などで一生懸命運動しているかもしれません。
夜に運動するのは、ハムスターの正常な反応であり、運動している様子が少しでもあればそこまで心配する必要はありません。
日中に運動している様子がない場合には、夜にそっとハムスターの様子を観察してみましょう。
ハムスターが運動しないとどうなる?
ハムスターが運動しないと、さまざまな問題が出てきます。
人もそうですが、適度な運動はストレス発散や健康維持などさまざまな効果があります。
ハムスターが運動しないことで1番心配なのは、肥満です。
コロコロとしたハムスターはマスコットキャラクターのようで可愛らしいですが、肥満はさまざまな病気の原因になります。
ハムスターは特に身体が小さく、肥満になると臓器への影響が大きくなります。
特に心臓への負担が心配になり、早死の原因にもなります。
運動不足の状態でひまわりの種など脂質の高いものを与えていると、適量でも肥満になる可能性があります。
肥満になると呼吸困難にもなりやすくなり、日常生活で動くことが億劫になります。
ハムスターが肥満にならないためにも、適度に運動できる環境が必要です。
また、運動はストレス発散にとても効果的です。
しかし、運動をしないハムスターはストレスを溜めがちになってしまい余計に動かなくなってしまい生活の質が落ちて、悪循環になります。
ストレスを溜めることで、イライラしやすく飼い主さんとの関係にもヒビが入ってしまうことがあり、双方にとってよくありません。
肥満だけでなく筋力も低下してしまい、歩行異常や関節痛などの病気も心配になります。
全体的に運動しないことにより、新陳代謝が乱れて寿命を縮めることにもなります。
ものぐさな性格のハムスターもおり、飼い主さんが工夫して運動させてあげる環境を作ることが大切です。
ハムスターに運動させる方法

ハムスターに運動してもらうためには、運動しやすい環境づくりが必要です。
ハムスターが運動するためのポイントを紹介します。
家のハムスターを運動させたい、運動しないで困っているという方は参考にしてください。
◆ケージの大きさを見直す
ハムスターが1日の大半を過ごすゲージの広さは、運動するのに十分な広さがありますか?
ケージが狭いと運動することができないため、
慢性的な運動不足になる可能性があります。
ハムスター1匹に対して、ケージの広さは品種により異なりますが、ゴールデンやキンクマハムスターのような大きな品種は、底面が45×65センチ前後のケージが理想的です。
ジャンガリアンハムスターやロボロフスハムスターは30センチ前後でも問題ありませんが、トイレや寝床、回し車を設置しても動き回れる余裕のあるケージサイズにしましょう。
ケージはハムスターの生活の大部分を占めるスペースになりますので、広めのものを用意してあげましょう。
ハムスターがケージ内で運動していない場合には、ケージのサイズが小さい場合があります。
ハムスターが動ける広さがあるが、1度ケージを見直してみるのが、良いでしょう。
◆ケージの外で散歩をさせる
ハムスターの運動不足解消の対策として、ケージの外のお部屋に出して周りを散歩させるという方法があります。
ケージから出して、普段とは環境を変化させることでハムスターにも良い刺激となり、色々と探索して運動することができます。
元々ハムスターは好奇心旺盛な生き物です。
狭い隙間や小さな穴などに入って遊ぶことを好みます。
注意したいのは、ハムスターは狭くて暗い隙間などが大好きです。
部屋で散歩する時には必ずハムスターが隙間に入らないように対策をした上で、放すようにしましょう。
部屋んぽする時には、必ず飼い主さんの目の届く範囲で行い、目を離さないようにしましょう。
部屋んぽが楽しくなり、ノッてくる素早く隙間に入ってしまい、部屋の中で迷子になってしまう可能性もあります。
ハムスターはテレビの裏などに入って、電源コードで感電してしまったという事故も起きています。
安全性をよく確認して部屋でお散歩させましょう。
ダンボールで迷路などを作り、迷路で登ったり引き返したりハムスターに自由に動いて遊んでもらうとよい運動になりますよ。
ハムスターは迷路が好きで、よじ登ったり、飛んだり好きに遊んでいる姿は可愛らしいです。
飛び降りたり色々楽しみ方があるので、活用してみましょう。
◆回し車
1番はやはり、運動不足解消には回し車の使用が効率が良いです。
回し車があれば、運動するのでは?と感じる飼い主さんもいるかもしれませんが、回し車がハムスターに合うものでないとうまく運動してくれない可能性があります。
回し車の役割は、ストレス発散、運動不足解消ハムスターの健康的な生活に欠かすことができません。
回し車を使わない時には、理由を把握して早めに対処してあげるのが大切です。
多くの場合は。回し車のサイズが合っていない為回しにくいという可能性があります。
回し車は体のサイズに合ったものを用意するようにして、もし遊ばない時には、回し車のサイズを変えてみるなど工夫をしてみましょう。
また、ハムスターによっては回し車の使い方が分からないという可能性があります。
ハムスターがうまく回し車を使えていないような時は、実際に飼い主さんが回し車を回して、
回し車の使い方を教えてあげるのが回し車で遊んでくれやすくなります。
回し車の上で動くのが嫌いな子もいるため、回し車でのハムスターの様子を見ながら活用するようにしましょう。
現在では、さまざまなタイプの回し車があり、素材の違いなど細かい違いもあるので、ハムスターにぴったりの回し車を付けてあげるとより運動してくれるようになります。
さらには、ハムスターは夜行性のため部屋が明るいと活動が活発になりません。
夜、回し車でよく運動できるように飼育スペースの電気は消しておくようにします。
さらには、夜の回し車の音が気になる方は消音タイプの回し車を設置しましょう。
まとめ
ハムスターが運動不足になった時の対処法や運動不足の理由について紹介しました。
運動不足は生活の質が全体的に落ちてしまうので、ハムスターの健康などにも影響が出やすくなります。
ハムスターが運動不足にならないためには、飼い主さんの工夫が必要です。
迷路を作ったり、回し車を見直したりしてハムスターが運動しやすい環境を作ってあげましょう。
ハムスターの運動不足にお悩みの飼い主さんの参考になれば、幸いです。
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