1.フェレットはどんな動物?
2.フェレットは鳴くの?
2-1.ベビーフェレットの鳴き声「キャン」・「グワー」
2-2.楽しい時「クックックッ」
2-3.嫌がってる時「グッグッグッ」
2-4.怒ってる時「シュー」・「シャー」
2-5.寂しい時「クー」・「キュー」
2-6.驚く、痛がってる時「キュン」・「キャン」
2-7.寝てる時「スンスン」
フェレットはどんな動物?
フェレットはペットとしてずいぶんと浸透してきた生き物でもあり、小動物の中でも人に懐きやすい点が魅力です。
フェレットは、イタチの仲間である肉食性の哺乳類であり、成長すると35センチ〜50センチ前後に成長します。
ヨーロッパケナガイタチ、ステップケナガイタチからペット用に家畜化されたフェレットは、ヨーロッパから世界的に普及しました。
戦後の日本にも流通するようになり、1993年以降にペットとしてブームになりました。
寿命は、5年から10年前後であり小動物の中では比較的長命です。
長く生きる分、生涯を通して責任を持って計画的に飼えるか検討する必要があります。
フェレットは元々、臭腺という器官から身の危険を感じた際に強烈な臭いをだす習性があり飼う時に除去手術をされているのか、確認する必要があります。
ペットとしてブリードされた個体であれば、大抵の場合には取り除く処置がされており問題ありませんが、臭腺を有した状態であると、非常に臭いが問題になります。
鳴き声に関しては、犬や猫のように激しく鳴くことはほとんどなく、あまり大きく鳴くことはありません。
フェレットは鳴くの?
フェレットは犬や猫のように鳴くことはないと紹介しましたが、全く鳴かないわけではありません。
そのため、フェレットは鳴くのかという疑問には鳴くというのが回答になります。
しかし、声はさほど大きくなく高い声でもないので、フェレットを賃貸で飼育したからといっても騒音問題は起こりにくいでしょう。
フェレットの鳴き声にはいくつか種類があります。いずれも小さな声でありそこまで気にはならないでしょう。
緊急時やびっくりした際には、キャン!と犬のように鳴くことも稀にあり、その時にはフェレットに異常がないか観察することが大切です。
フェレットの鳴き声の種類について、紹介していきます。
◆ベビーフェレットの鳴き声「キャン」・「グワー」
フェレットが最も鳴くのは幼少期と言われており、母フェレットや飼い主さんを寂しい気持ちから求めている時に、ギャンギャンやグワーと鳴きます。
声は小さいですか、高いよく通る声で小刻みに鳴くという特徴があります。
ベビ泣きと呼ばれることもあり、幼少期に特に多い鳴き声ですが、成熟してから鳴くこともあります。
寂しがり屋だったり、神経質な子、飼い主さんに依存傾向のフェレットは、構って欲しくてこのように鳴く場合があります。
甘えたい時などにもこのようにグワーとなく様子が見られますよ。
◆楽しい時「クックックッ」
上機嫌で遊んでいる時や飼い主さんとコミュニケーションを取っている時に見られる鳴き声です。
クックックッと短く鳴く様子は可愛らしいものです。
この鳴き声をしている時はリラックスしている証拠でもあるので、安全を確保しながら見守ってあげるのがよいでしょう。
新しいおもちゃやご飯の前など楽しいことがあると、このように鳴きますよ。
◆嫌がってる時「グッグッグッ」
例えば来客時で警戒して嫌がっている時や緊張していると、喉の奥からぐっぐっぐっと低い声で鳴くことがあります。
このような気鳴き声を出しているときは、フェレットが嫌がっている時なので距離を取りましょう。
なんらかのストレスが原因でこのように鳴いているときには、体調不良の原因にもなるためストレスの原因を取り除くようにしましょう。
◆怒ってる時「シュー」・「シャー」
これは猫などにも見られる鳴き声ですが、これから噛むぞ、攻撃するぞと威嚇している鳴き声です。
歯を剥き出しにして、シャーやシューと低い声を出します。
さらには、被毛を逆立たせて目を吊り上げおり、明らかに怒っている様子が見られます。
このような時には怪我をしないためにも、いったんフェレットから離れて距離を保ちます。
フェレットが落ち着いたら、また様子を見ながら近づいてみましょう。
あまり過度に構いすぎてしまうと、1人でいたい時などもこのようにシャーッと起こることもあります。
可愛いフェレットをいつまでも構いたくなるものですが、適度な距離感で暮らしていくのが、理想的です。
◆寂しい時「クー」・「キュー」
飼い主さんが不在で留守番している時や、幼少期で母フェレットを求める時など寂しい時にこのようにクー、キューと鳴いている時があります。
飼い主さんに甘えたい、かまって欲しい時のサインでもありますので、このように鳴いている時にはコミュニケーションを取るようにしてあげましょう。
注意したいのは、毎回フェレットが鳴くからと相手をしていると鳴けば構ってくれると認識してしまい、要求で鳴き声が激しくなる可能性もあります。
フェレットは賢い生き物ですので、無駄鳴きなどの問題行動にならないようにメリハリをつけてしつけを行うようにしましょう。
◆驚く、痛がってる時「キュン」・「キャン」
このようにキュンやキャン!と高い声を出している時にはすぐにフェレットの様子を観察するようにしましょう。
普段フェレットはあまり大きな声を出しませんが、このように鳴いている時には痛みを感じていたり、驚いて強いストレスを感じている時です。
どちらもフェレットに強いストレスを与えていることになり、そのように鳴く原因を特定する必要があります。
もし痛がっている様子があったり、どこか普段と違う行動が見られた場合には、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。
この鳴き声をあげた時には、緊急性が高い場合が多いので、すぐに対応します。
◆寝てる時「スンスン」
寝ている時にスンスンと鳴く場合もあります。
これは、息を断続的に吐き出す音であり、スンスンと表現していますが、個体差があり他の鳴き声のように聞こえる時もあります。
普段の鳴き声はあまりうるさく感じないフェレットですが、寝ている時のこのスンスンと息を吐く音は意外と大きくびっくりする飼い主さんも多いようです。
フェレットがこんな声を出して寝ていると心配になるかもしれませんが、正常な反応ですので安心してくださいね。
いびきや寝言でも鳴くことある
いびきや寝言を言うフェレットもおり、個体差があります。
上記で紹介した鳴き声の他にも独特の鳴き方をするフェレットもおり、個性的な魅力があります。
寝言ないびきをかいている姿を見ると、人間味があり、可愛らしいですよね。
寝ている時には極力邪魔をしないように遠目に見守って観察しましょう。
いびきや寝言は問題ありませんが、寝ている時に呼吸が変になる、息が止まるなどの異常がある場合には動物病院で獣医さんにみてもらうようにしましょう。
フェレットの鳴き声がうるさい時はどうしたらいい?
フェレットは鳴き声も響きにくく、小さい声のためあまり気にならないかもしれませんが、個体差があり大人になってからも頻繁にベビ泣きする個体や夜中に鳴いてしまう子もいるかもしれません。
フェレットの鳴き声がうるさいと感じた際には、なぜ鳴くのか原因を突き止めてそれを改善する必要があります。
まずはフェレットの様子をよく観察して、なぜ鳴くのか原因を突き止めることが大切です。
フェレットの無駄な鳴きを予防するためには、飼育環境を見直すようにしましょう。
人の出入りが激しく、フェレットが落ち着けない場合には、人の出入りが少ない部屋の隅に飼育スペースを移動します。
また、風通しの良いフェレットが快適に過ごせる適温に設定しましょう。
特に夏場はフェレットには汗腺が存在しないため、体内に熱が篭りやすく熱中症になるリスクが高いです。
ケージ内にいてもエアコンのかかった室内で熱中症になったという例もあります。
フェレットの適温は、15℃〜25℃と低いため夏場はエアコンを強めにつける必要があります。
フェレットにとってストレスの少ない飼育スペースを作ることにより、うるさく鳴くことを回避できるようになりますよ。
また、シニア期になると認知症などからうるさく鳴いてしまうこともあります。
昼夜逆転してしまい、激しく鳴いてしまう時には獣医さんなどプロ相談して、投薬や介護の工夫によりうるさくなくことを軽減させます。
また、フェレットのケージに毛布や布を被せる、防音対策のある部屋を飼育スペースにするなど鳴き声対策ができる部屋で飼うこともおすすめです。
夜間に毛布などでケージを目隠しする際には、フェレットが布を食べてしま合わないか最初は観察して試してから実行してください。
まとめ
フェレットの鳴き声について紹介しました。
フェレットの鳴き声は可愛らしく、さまざまな鳴き声で表現してくれる点が魅力的です。
フェレットお迎えの参考になれば、嬉しいです。
– おすすめ記事 –
・フェレットの耳掃除ってどうするの?頻度や必要なグッズ、上手なやり方 |
・フェレットの種類や特徴、飼い方について紹介!必要なグッズは? |
・フェレットはなつく動物?なつかせ方・なつかない時の対処法 |
・フェレットに自由に暮らして欲しい!放し飼いはできるのか解説します! |