ハムスターボールは危険?遊び方や注意点を解説

2025.12.18

ハムスターボールは危険?遊び方や注意点を解説

「ハムスターボール」というハムスター用の運動器具をご存知でしょうか。 正しく使用すれば運動不足の解消にも役立つ一方で、使用方法を間違えるとストレスや事故にも繋がり得るアイテムです。 本記事では、ハムスターボールの特徴や遊ばせ方だけでなく、安全に使うための注意点などについても紹介します。

【掲載:2024.03.31  更新:2025.12.18】


ハムスターボールとは?

ランナーボール 18
商品詳細を見る


ハムスターボールは、ハムスターをケージの外で安全に運動させるための透明なプラスチック製の球体です。
ハムスターが中で歩くとボールが転がり、運動することができます。

また、ケージを掃除している間、動き回ってしまわないように一時的に入ってもらう、簡易ケースとして使うことも可能です。

ハムスターボールのメリットは、運動不足解消やストレス発散に役立つ点や、ケージの外で散歩をしていても見失わない点です。

◆ハムスターに必要な運動量

ハムスターに必要な運動量は、一般的には1日に5〜20kmも走ることがあり、小動物の中でも非常に運動量が多いのが特徴です。
運動不足のハムスターは肥満になりやすく、これは心臓への負担を増やし、寿命を縮める原因にもなり得ます。

また、ストレスが溜まりやすくなり、ストレスは行動異常や免疫系の低下を引き起こすことがあります。
更に、運動不足は新陳代謝が乱れ、寿命を縮める可能性があるとも指摘されています。
健康維持のため、日々の活動を通じて十分な運動ができるように配慮することが大切です。

◆ハムスターボールは必須?

ペットとして飼われているハムスターは、運動不足になりがちなので、回し車やトンネルなどのおもちゃを使ってお部屋で運動できる環境を作ってあげることが推奨されています。

ハムスターボールは運動不足の解消としても役立ちますが、日常的な運動は回し車があれば基本問題ありません。ハムスターボールは補助的に使用するのが理想です。
飼育環境に応じて使用してあげましょう。


ハムスターボールの正しい遊ばせ方

まずハムスターに遊び方を教える必要があります。
ハムスターは賢く、警戒心の強い生き物なので、突然ボールの中へ入れてもすぐには遊んでくれず、時にはパニックになってしまう可能性もあるからです。

◆ステップ①蓋を開けた状態で慣れる

まずはハムスターボールを完全に閉めずに、開けた状態で中に入れます。
そのまま床に置いて、ボールが揺れる感覚に慣れてもらうようにしましょう。はじめは短時間から、慣れてきたら徐々に時間を長くしていきます。

◆ステップ②ボールの中にいることを慣れてもらう

ハムスターボールに対し嫌がる様子がなければ、1日1回飼い主さんが見ている時に乗せることを繰り返します。
ケージの中に入れても良いですし、ケージから出してあげる時でも良いですが、必ず目は離さないようにしましょう。

◆ステップ③ボールを動かす感覚に慣れてもらう

ハムスターボールに入ることに慣れてきたら、いよいよボールを閉じて動かしてみましょう。
最初のうちは不規則に動くため違和感があるかもしれませんが、スピードが出過ぎないようにと、壁などにぶつからないように注意しながら様子を見てあげてください。


ハムスターボールを使用する際の注意点

運動不足の解消に便利なハムスターボールですが、使用する際にはいくつか注意をしたい点があります。
ハムスター自身の安全を守るため、以下の内容をチェックしてください。

◆目を離さない

ハムスターボールを使用している間は、目を離さないようにしましょう。
危険な場所に行かないかの確認はもちもん、ハムスターがパニック状態になったり、ボールの中で排泄をしたりした際には即座に使用を中止します。

◆安全な環境で放す

ハムスターボールを使用する際は、段差や角が近くにない平らな場所で放すようにしましょう。
毛足の長いカーペットの上なども、うまく回転ができずに止まってしまう可能性があるのでおすすめできません。

◆使用しない方が用ケース

ハムスターボールは絶対に必要なものではないので、嫌がっている場合は無理に入れることのないようにしてください。
また、高齢であったり病気やケガがあるハムスターの使用も避けた方がよいでしょう。

カラダのサイズに合わない場合も事故に繋がる恐れがありますので、ジャンガリアンハムスターなど、カラダの小さい子の場合はハムスターボールのサイズに注意しましょう。

ボール以外にもハムスターのおもちゃは様々な種類があるので、遊びの選択肢の1つとして捉えておきましょう。


ハムスターのその他のおもちゃ

ハムスターボール以外にも、ハムスターの遊び道具はたくさんあります。以下にいくつかのおすすめをご紹介します。

◆かじり木

ハムスターのかじり木は、ハムスターが歯を削るためにかじる木の枝状のアイテムです。
ハムスターや他のげっ歯類は一生歯が伸び続けるため、かじり木で歯を適度に削ることで健康を保つことができます。

かじり木は、ハムスターのストレス解消にも役立ちます。
小枝タイプ、置き型タイプ、取り付けタイプ、おやつタイプなど種類が豊富です。
それぞれのタイプは、ハムスターの好みやケージの環境に合わせて選ぶことができます。

◆回し車(サイレントホイール)

回し車は、ハムスターがケージ内で運動できるように設計された、ハムスターの運動不足を解消する定番のおもちゃです。
ハムスターが中で走ることで回転し、野生での長距離移動を模倣することで運動不足を防ぎ、ストレスを解消するのに役立ちます。

ハムスターは夜行性のため、深夜に活動的になることが多いです。
夜間の運動でも音が響かないよう、静音設計されたモデルもあります。

サイレントホイール フラット21 サイレントホイール フラット21

◆トンネルやパイプ

トンネルやパイプは、ハムスターが掘る地下の巣穴を模倣した遊び道具です。
ハムスターが探検したり、運動したりするのに理想的な環境を提供します。
市販されているトンネルやパイプは、プラスチック製で様々な形状やサイズがあり、ハムスターが通り抜けたり、隠れたりするのに適しています。 トンネルやパイプは、組み合わせて迷路のように配置することもでき、ハムスターにとって刺激的な遊び場を作ることが可能です。

トンネルやパイプを使用する際には、ハムスターのサイズに合ったものを選び、定期的に清掃して衛生的に保つことが重要です。
また、ハムスターがトンネル内で挟まれたりしないように、安全性にも注意を払う必要があります。

◆アスレチック系遊具

ジャングルジムや滑り台、シーソーなど、ハムスターのアスレチック系遊具は、ハムスターの運動能力を活かし、遊びながら体を動かすことができる道具です。
ハムスターにとって楽しいだけでなく、運動不足の解消やストレスの軽減にも役立ちます。

ハムスターは意外と運動能力が高く、高い場所に登ったり、バランスを取りながら遊ぶことを楽しんだりできます。
アスレチック系遊具は、ハムスターが自然に持っている好奇心や探検心を刺激し、ケージ内での活動を豊かにします。


まとめ

今回は、ハムスターボールの使い方や、使用する場合の注意点を解説しました。
ケガをしていないか、ストレスを感じている様子はないかなど、特に最初の頃は丁寧に見てあげてください。
ハムスターボールは便利な反面、すべてのハムスターに向いているわけではありません。
おうちの子の性格や年齢を考え、無理のない範囲で使用することが大切です。



– おすすめ記事 –

・ハムスターにも美味しいメロンをあげたい!量、与える時の注意点は?
・ハムスターにもやしをあげても大丈夫?与える際の注意点は
・小型インコ6種紹介!人気の理由や飼育方法もご紹介!
・うさぎに日光浴をさせたほうが良いの?うさぎが日光浴で得られる効果をご紹介


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
PetSmileすもーる部

PetSmileすもーる部

小動物大好きPetSmileすもーる部です。小動物にまつわるエピソードやお役立ち情報を発信します♪


記事に関するお問い合わせはこちら