かわいいジャンガリアンハムスター!魅力、人気の理由を分析してみた!

2024.04.17

かわいいジャンガリアンハムスター!魅力、人気の理由を分析してみた!

ハムスターの中で最も多く飼育されているのがジャンガリアンハムスターです。ジャンガリアンハムスターはそのかわいい容姿と仕草、飼いやすさで高い人気を誇ります。この記事では、そんなジャンガリアンハムスターの魅力、ジャンガリアンハムスターを飼うにあたって知っておきたいポイントを説明していきます。ジャンガリアンハムスターを飼いたいと思っている方は是非チェックしてみてください。


ジャンガリアンハムスターの魅力とは

ジャンガリアンハムスターは、ゴールデンハムスターよりも小さいドワーフハムスターの一種です。コンパクトなスペースで飼育できること、容姿がかわいらしいでとても人気があります。

「ジャンガリアン」という名前は、中国の北西部にあるジュンガル盆地(草原)に由来しているとされます。原産地はカザフスタン、シベリア、中国北部、寒い地域に住むハムスターなのです。

カラーは豊富で、野生種本来の毛色「ノーマル」は茶色やグレーで背中に黒い縦線があるのが特徴です。それ以外には「スノーホワイト」「ブルーサファイア」「イエロープディング」など美しいカラーがあり、好みの色でハムスターが選べます。

ジャンガリアンハムスターは好奇心旺盛で、ちょこちょこ動き回るところがかわいらしく、その様子を見ているだけで癒されますよ。飼育も基本的にはあまり手がかからないので、ペットの飼育初心者の方におすすめのハムスターともいわれています。

日本では1970年代からゴールデンハムスターがペットとして普及し始め、ゴールデンハムスターがハムスターの代名詞となっていました。そして、1990年代に入ってジャンガリアンハムスターが紹介されると、そのかわいらしさと飼いやすさから一気に人気が上昇し、ゴールデンハムスターに並ぶポピュラーなハムスターとなりました。

ジャンガリアンハムスターは、生きているマスコットのような見た目とサイズ感がかわいいのはもちろん、仕草、なつくところなども特にかわいいポイントといえます。

◆かわいいポイント①サイズ感や動き

ジャンガリアンハムスターのかわいいポイントは、まず「手のひらにすっぽりと収まるサイズ感」といえるでしょう。

ジャンガリアンハムスターの標準的な大きさは、体長約6~12cm、体重約30~45gです。体重は卵1個分以下で、ゴールデンハムスター、キンクマハムスターの約1/4とコンパクト。もっちりとまるまった姿は、まるで大福やおまんじゅうのようです。

そして、ジャンガリアンハムスターは好奇心が旺盛で活発に活動するタイプなので、起きている時はケージ内をちょこまかと動き回ります。短い手足で走ったり夢中で食べ物を食べたりする姿はとてもキュートです。

丸くて手足が短い体形ということもあって体がコロンとひっくり返りやすく、仰向けで寝たり、仰向けのまま食べ物を食べる「らっこ食べ」を披露したりとユニークな姿も見せてくれますよ。

◆かわいいポイント②比較的人に慣れやすい

ハムスターは基本的に警戒心が強くて臆病で、犬や猫ほど人間になつくことが期待できない動物です。

全般にハムスターはおうちに迎えてから環境や人に慣れるまでも少し時間がかかります。また、中にはロボロフスキーハムスターのように臆病なため人になつきにくい種類もいます。

一方、ジャンガリアンは人をあまり怖がらないので比較的人に慣れやすい傾向があります。好奇心が旺盛な子が多く、初めて会った人に対しても平気で近寄ってきたり手渡しで食べ物をもらって食べたりする個体もいます。また、愛情を込めてお世話をすれば「ベタ慣れ」させることも可能です。

個体差もありますが、ジャンガリアンハムスターなら飼い主さんと仲良くなるまで長く時間がかかることは少ないでしょう。

◆かわいいポイント③おとなしい性格をしている

ジャンガリアンハムスターは、ハムスターの中でも温和な性格をしていて飼いやすい傾向にあります。

ハムスターの気質は種類によっても異なり、キャンベルハムスターのように野性味が強くて気が荒い種類もいます。気が荒いハムスターは人に対しても威嚇したり怒って噛みついたりしてくるので、そのような目に合うとハムスターが怖くなってしまうこともあるでしょう。

その点、ジャンガリアンハムスターは性格がおとなしく温厚なので、よほどのことがない限り、自ら威嚇や攻撃をしてくることはありません。ペットの飼育に慣れていない方やお子さんもリラックスして触れ合えます。(ただし、噛み癖のある子もいます。)


ジャンガリアンハムスターのかわいい仕草

ジャンガリアンハムスターは仕草も天然でとてもかわいらしいです。

ジャンガリアンハムスターの思考は単純で、一つのことに集中すると周りが見えなくなります。本人は真剣なのにどこか天然で抜けているので、そこがかわいくて私たちは癒されるのです。

ジャンガリアンハムスターのどんな仕草がかわいいのか、順にチェックしてみましょう。

◆ごはんを食べる仕草

ハムスターといえば、手を器用に使って食事すること、エサを頬袋に詰め込む習性があることで知られます。ジャンガリアンハムスターは体が小さくても食欲は旺盛で、ご飯の時間になるとお皿の所にやってきて頬袋にせっせとエサを詰め込みます。

ジャンガリアンハムスターの頬袋は収納力抜群。体の大きさが変わるくらい頬袋いっぱいにエサを詰め込むことができます。

◆回し車を回しているところ

ハムスターに欠かせないのが回し車の運動です。野生のハムスターは1日に数キロも走るといわれ、飼育下でも回し車でたくさん走ります。

ハムスターは夜行性なので、日中は寝て夜になると回し車を回す子も多いです。小さな体で一生懸命に走る姿がけなげでかわいらしいですよね。

◆呼んだら出てきてくれるところ

ジャンガリアンハムスターの中には、呼ぶと反応して近くまで出てきてくれる子もいます。

個体差はありますが、普段からお世話をする時や食べ物を上げる時に優しく声をかけていると飼い主さんのことを信頼し、呼ばれた時に来てくれるようになります。

よく慣れている子だと、散歩中に呼んでもすぐ飼い主さんのもとへ戻ってきてくれるようです。呼んだ時に来てくれるのは嬉しいですね。

◆どこでもすぐ寝るところ

ハムスターは基本的に自分の巣穴(巣箱)で寝ますが、食事中や遊んでいる最中にその場で寝落ちしてしまうことがあります。
気持ちよさそうに寝ている姿に癒されますね。

◆ベタ慣れするハムスターもいる

個体差もありますが、ジャンガリアンハムスターは慣らすと手乗りや手のひらでの抱っこもできるようになります。

中にはすっかり飼い主さんになついて手のひらで眠ってしまう子もいます。安心しきって飼い主さんに甘える姿がかわいいですね。


ジャンガリアンハムスターを飼う際のポイント

ジャンガリアンハムスターの飼い方は特に難しくはなく、ハムスターの基本的な飼い方に従って飼うことができます。ただし、体の大きさ、習性はほかのハムスターと少し異なる点もあるので、ジャンガリアンハムスターに合った飼い方を知ることが大切です。

◆飼育環境を整えてからお迎えする

まずジャンガリアンハムスターをお迎えする前に、適切な飼育環境を整えることが重要です。

ハムスター専用のケージをはじめ、床材、回し車、給水器などジャンガリアンハムスターの飼育に必要な道具を一式そろえます。

ジャンガリアンハムスターはトイレを覚えるので、トイレとトイレ砂も用意します。また、ジャンガリアンハムスターは砂浴びをする習性があるので、砂風呂を用意してあげると喜んで砂浴びをしますよ。

飼育をする際は、部屋の温度と湿度を適切に管理し、ハムスターがストレスを感じないような環境を作ることも大切です。ケージは風通しが良く直射日光の当たらない静かな場所に起きましょう。

ジャンガリアンハムスターは活発に動くので、脱走や高い所からの転落に注意が必要です。ケージ内はハムスターが事故にあわないよう安全なレイアウトを心がけましょう。

ジャンガリアンハムスターは、一つのケージにつき1匹だけで飼育しましょう。

ジャンガリアンハムスターは大人になると縄張り争いや喧嘩をしやすくなるので、基本的に多頭飼いはNGです。また、オスとメスを同居させるとどんどん繁殖してしまいます。

ロボロフスキーハムスターのように多頭飼い出来る種類もいますが、ジャンガリアンハムスターを複数飼いたいならば、1匹ずつ別のケージに分けて飼育する必要があります。

◆触りすぎない

「ジャンガリアンハムスターは人に慣れやすいから」「一緒に遊びたいから」といって、過度にハムスターとコミュニケーションをとることは避けましょう。

まだ環境や人に慣れていないハムスターにひんぱんに触ったりケージをのぞいたりすると、ハムスターが強いストレスを感じます。

また、慣れているハムスターでも触れ合う時間が長過ぎるとハムスターの負担がかかってしまいます。

人への慣れ方には個体差もあるので、ハムスターの様子を見はからってリラックスしている時に優しく接することが大切です。ハムスターが休んでいる時、隠れていて姿が見えない時はそっとしてあげましょう。

◆かわいいからといっておやつをあげ過ぎない

全般に飼育下のハムスターは食べ過ぎ、運動不足が原因で太りやすい傾向にあります。特にジャンガリアンハムスターは肥満になりやすいので、食べ過ぎには必要です。かわいいからといっておやつをあげ過ぎないようにしましょう。

ジャンガリアンハムスターに与えるおやつの1日分の目安は、ハムスターが手に持てる程度のごく少量(野菜や果物なら5mm角くらいの大きさ)です。「少なくてかわいそう」と思われるかもしれませんが、体が小さいのでそれくらいの量で十分です。

ハムスターも人間と同じで、食べ過ぎると肥満症や糖尿病など生活習慣病のリスクが高まります。いつまでも元気なかわいい姿が見られるよう、食生活にも十分に気を配りましょう。


まとめ

ジャンガリアンハムスターの魅力について解説いたしました。丸くて小さな体、つぶらな瞳、手足の先まで覆われたふわふわの毛がチャームポイント、おとなしく人に慣れやすいところが人気の理由といえるでしょう。

飼いやすいハムスターですが、寿命は2年~3年とあまり長くありません。1日1日を大切に愛情を込めてお世話してあげてくださいね。



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うさ北

うさ北

2019年までうさぎを3代飼育、現在はブルーサファイアハムスター(ジャンガリアン)を飼育中。栄養学、人や動物のコミュニケーションを中心にライティングや企画などのお仕事をしています。


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