金魚が卵を産んだらどうする?家庭で繁殖する方法と稚魚の育て方

2021.02.19

金魚が卵を産んだらどうする?家庭で繁殖する方法と稚魚の育て方

身近なペットとして金魚は代表的であり、鮮やかな赤い身体や長い尾びれが優雅ですよね。 見た目にも華やかな種類が多く、選ぶ楽しみがある金魚は安価で購入することもできるため、初めてペットを飼う方にもおすすめの生き物です。 そんな金魚は卵から繁殖する魚ですが、自宅の金魚が卵を産んだ場合繁殖させることは可能なのでしょうか? 本記事では、金魚が卵を産んだ際の対処法と繁殖のポイントについて紹介します。  

金魚の卵には有精卵と無精卵がある

金魚

ふと金魚の水槽を見てみると水草に白い点々がついており、卵を見つけることがあります。
メスの金魚を買っている場合には、卵を産むことがあり、卵が有精卵の場合には、1日〜2日の間に孵化します。

無精卵であれば、卵が孵化することはありませんが、放置すると卵が腐敗して水質悪化の原因になったり、金魚が卵を食べ過ぎて消化不良になったりする危険もあるため、どちらにしろ卵は金魚と別々にするのが良いでしょう。

有精卵と無精卵の見分け方は1日ほどで有精卵ならば、稚魚の目となる黒い点が確認できます。
無精卵は白く濁り、ふわふわとしたカビなどが付着するためそのまま取り除いて破棄するのが良いです。

卵は産んだ親金魚でさえも、放置していると食べてしまうため見つけ次第別々の場所に移すことが大切です。
また、水槽内に仕切りを入れて金魚が卵を食べられないようにすると良いでしょう。


金魚の繁殖行動と産卵時期

金魚の自宅での繁殖を考えている方は、金魚の繁殖や産卵時期についてきになる方が多いでしょう。
また、突然卵を見つけて戸惑わないためにも金魚の産卵時期や繁殖行動について知っておくことは有効です。

金魚の繁殖行動などを詳しく紹介します。

◆繁殖に必要な環境

まずは、金魚が繁殖しやすい環境づくりが大切になります。
当然オスとメスの金魚を水槽内に入れなければ、繁殖しないためオスとメスのペアの金魚を用意します。

水槽内の水温は20℃前後を保つようにすると繁殖しやすくなります。
また、金魚は水草に卵を生みつけることが多いためアナカリスやカボンバなどの水草を水槽に入れてあげることにより金魚が繁殖を行いやすくなります。

また、水温が20℃で安定している時に水換えをすると水質の変化に刺激を感じてメスが産卵行動するケースもあります。

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◆金魚の繁殖行動

金魚は条件が揃うとお腹の膨らんだメスをオスが追いかけ回すようになります。
これは金魚の求愛行動であり、追いかけられたメスは刺激を受けて卵を放卵します。

放卵された卵にオスが放精することにより繁殖が成立します。
これが金魚の交尾になります。

金魚が繁殖行動しているのか判断する目安として、追いかけられている金魚の腹部を確認してみましょう。
金魚の腹部が膨らんでいるようならば、卵をお腹に持っている可能性があります。
 

◆金魚の産卵時期

金魚の産卵時期は3月〜5月、9月〜11月の水温が上がる時期に産卵時期を迎えます。
冬場の水温が低温になる時期には、卵は産みませんがヒーターを使用している水槽では、一年中産卵することができます。

金魚は1回の繁殖で500個以上、生涯では1万個近い卵を産卵することもあります。

◆どのくらいでふ化する?

早ければ1日〜2日で卵がふ化するため卵を見つけたら早めに卵を別の場所に移す必要があります。
特に夏場の水温が高い時期には早ければ、1日前後で孵化してしまうためスピード勝負になります。


金魚が卵を産んだ時の対応

金魚が卵を産んだら

金魚が卵を産んでいるのを見つけた際には、金魚を別の場所に移すことがポイントです。
稚魚が生まれてから育てやすいように飼育環境を整えていくことも大切です。

金魚が卵を産んだ時の対応について、ポイントを紹介します。

◆卵を別の水槽にうつす

卵を別の場所に移す目的として、卵をそのままにしておくとすぐに金魚に食べられてしまう可能性があるからです。
卵を食べ過ぎることにより、消化不良を起こして金魚が衰弱死してしまう原因にもなるので、金魚のいる水槽から卵は取り除くようにしましょう。

加えて、金魚の卵は腐りやすく水質悪化の原因にもなります。
水槽の水質変化は金魚にとっては生命線になるため、悪化しないように安定した水質を心がけます。

スポイトを使用して、優しく卵を別の水槽に移すようにしましょう。
無精卵は白く濁り腐ってくるため、取り除いて有精卵のみ残すようにします。

◆卵の水槽の水温・水質は

卵が孵化しやすい水温と水質は、20℃〜25℃前後を維持するようにします。
また、水質は弱酸性〜中性前後が適切です。

卵は腐敗しやすく、水が白く濁りやすくなります。
孵化率を上げたい時には、カビが生えないように稚魚や卵用のビタミン剤を導入することもおすすめですよ。

エアレーションは弱めにかけるようにして、卵に直接気泡が当たらないようにしましょう。
また、稚魚が生まれてから隠れて休めるように水草を水槽に入れてあげると良いでしょう。

◆親の金魚も別々に

卵と金魚を別々にした方が良いと紹介しましたが、親の特にメスの金魚も他の金魚と隔離して飼育するのがおすすめです。

産卵した直後のメスは体力が極端に落ちており、そのまま混泳させていると他の金魚に襲われてしまい、弱ってしまう危険もあります。

少なくても2週間〜1ヶ月程度は親の金魚の体力が回復するまで別々に飼育するのが、おすすめです。

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金魚の稚魚の育て方

金魚の稚魚が生まれた場合には、最初の一ヶ月は弱いエアレーションのみで飼育するようにしましょう。
稚魚が無事にたくさん生まれれば、必然と数が多くなりますが、途中でうまく育たない稚魚も出てきます。

少しかわいそうに感じるかもしれませんが、奇形の稚魚や弱った稚魚は取り除くようにします。
死んでしまった稚魚は水質悪化の原因にもなるため、見つけ次第その都度取り除くことが大切です。

稚魚の頃は繊細であり、抵抗力も弱いためある程度の大きさに成長するまでは刺激しないように間接的に飼育することが大切です。

◆水換え

最初の1ヶ月はろ過装置をつけずに、エアレーションのみで飼育すると紹介しましたが、水換えは1週間に一度全量交換するようにしましょう。

水換えは良い刺激となり、稚魚の成長をうながす効果も期待できます。
稚魚の選別や飼育環境を見直す機会もコンスタントに設けることになるため、こまめに水換えを行いましょう。

一つ注意したいのは、水換えの際に排水ホースで稚魚を吸ってしまい、排水と一緒に流れてしまうことです。
稚魚は血 小さいためなかなか見づらいですが、目の細かい洗濯ネットなどを排水ホースの口に装着して稚魚を守るようにしましょう。

◆ろ過装置

稚魚が泳ぎ回れるような顔なったら、ろ過装置を設置するようにします。
稚魚が吸い込まれないようにエアポンプに繋いで使用できるスポンジフィルターがおすすめです。

水槽にかけられるタイプのフィルターを使用するようにして、水流は微弱流と最小限に止めるようにします。
あまりにも、水流が強過ぎてしまうと稚魚の体力が奪われてしまい、ストレスからうまく育たない可能性もあります。

稚魚用の目が細かいフィルターを選ぶようにするのが、ポイントです。

◆稚魚のエサ

稚魚をうまく育てるためにはえさやりを計画的にすることが大切です。
稚魚用の栄養価の高いエサを用意して、数分で食べ切れる量を1日5回程度与えます。

一つ注意したいのは、稚魚にすぐエサを与えることは避けましょう。
産まれたばかりの稚魚は卵のうという栄養の袋を持って産まれます。

この卵のうがあるうちは栄養補給できるため、エサは必要ありません。

卵のうがなくなるのがちょうど産まれてから、3日目以降になるためその頃を目安にエサを与えるようにしましょう。

稚魚の死因で1番多いのは、餓死でありこまめにエサを与える必要があります。
水の汚れを気にするあまり、餌の量が減ってしまうと致死率を高めることにもなるため、数分で食べ切れる十分な量を与えます。

また、稚魚はまだエサを食べるのが下手なため稚魚の目の前にエサを落としてあげるイメージで給餌しましょう。


まとめ

金魚の繁殖行動と産卵時期、稚魚の飼育の仕方についてしょうかいしました。
金魚は産卵時期や繁殖行動などを注意深く観察していれば、自宅でも繁殖に挑戦しやすい生き物です。

しかし、メダカなどよりも稚魚がきちんと成長するためには飼育環境を正しく作ってあげる必要があります。
また、産卵したメスの金魚が他のオスにまた追われて衰弱死しないためにも、産卵したら早めに別の水槽に避難させるようにします。

ヒーターを使用して温度管理を行えば、1年中繁殖をすることも可能ですので、是非チャレンジしてみて下さいね。

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