まるで宝石!パンサーカメレオンの特徴と色の種類を解説します!

2021.06.30

まるで宝石!パンサーカメレオンの特徴と色の種類を解説します!

“宝石”のような綺麗な体の色をしているパンサーカメレオン。 性格は温厚でペットとしても好まれています。 今回は、パンサーカメレオンの特徴や生息地ごとに違う色の種類などについて深く迫ってみたいと思います!

パンサーカメレオンにはどんな特徴がある?

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パンサーカメレオンには、どんな特徴があるのでしょうか。
見た目や性格など、さまざまな観点からパンサーカメレオンの特徴をピックアップしてみました。

◆パンサーカメレオンは“爬虫類”

パンサーカメレオンは、「有鱗目トカゲ亜目イグアナ科目カメレオン科」という分類になります。

パンサーカメレオンはトカゲの仲間で同じ爬虫類ですが、そもそも「爬虫類(はちゅうるい)」とはどんな動物なのでしょうか。

爬虫類は、

・4本脚で歩く
・殻に包まれた卵を産んで子供が生まれる
・体の表面がうろこでおおわれている

などの特徴があります。

脊椎動物の分類のひとつで、「トカゲの仲間」「カメの仲間」「ワニの仲間」「ヘビの仲間」などが爬虫類の代表です。

爬虫類は肺で呼吸をし、乾燥を防ぐウロコが体の表面にあるので、陸上でも生きることができます。

「生きるために水上も陸上もどちらも必要」というカエルやイモリなどの両生類との大きな違いです。

◆メスとオスとで大きさが異なる

パンサーカメレオンは、オスの方が大きく成長する傾向にあります。
35センチ前後に育つメスに対し、オスの方は一回りも大きくなり、52センチほどになる個体もいるほどです。

ただ、飼育下ではパンサーカメレオンはそれほど大きく育たない傾向です。
オスもメスもどちらも35センチ程度と言われています。

◆体の色を変えられる魅力

カメレオンには、「体の色を変えられる」という大きな特徴があります。
なかでも、パンサーカメレオンは、まるで宝石のようなカラフルな色にも変化ができる動物です。

黒、茶など、野性となじみやすい色だけでなく、青、黄、緑、赤、オレンジといった鮮やかな色にまで変わります。
色が変わると、同じパンサーカメレオンなのに違った印象に見えるのが不思議ですよね。
とても神秘的で、魅力溢れる動物です。
密林のなかにいるときは周囲と同化した色で、パッと見てもどこにいるのか分からないほどです。

昔からカメレオンと言えば、自分の周りの色に合わせるというようなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
でも、場所に合わせて自動的に体の色が変わることはありません。

カメレオンが体の色を変える理由は、主に「まわりの温度」「気持ちの表れ」
と言われています。

たとえば、太陽が照っている日中は明るめの色で熱を吸収しにくくしたりもできます。
暗くなってくれば涼しくなるため、ダーク色で熱を取り込みやすくするのだとか…。

また、パンサーカメレオンは自分の気持ちの浮き沈みでも色が変わると言われています。
「敵から襲われたくない」という気持ちが働くと目立たないように周囲に同化するように暗い色になったりもします。

オスの場合、縄張り争いもありますから、「自分はほかのオスよりも弱いんだ…」とケンカに負ければ地味な色に変えてひっそりと動くこともあるようです。

それに、怒りや興奮状態で派手な色に変わるとも言われています。
基調となる色が落ち着いた印象でも、興奮したときに鮮やかな発色が見られるパンサーカメレオンも多いです。
皮膚のなかにさまざまな色をした細胞があり、それが光の反射により色が変わって見えています。

◆俊敏な舌で獲物をつかまえる姿がカッコイイ

パンサーカメレオンには長い舌があり、神業のような動きで獲物を捕まえることができます。
ふだんは、バネのように口のなかに小さく縮んでたたまれています。
舌の根元の骨には弾力性のある筋肉がついていて、獲物を捕まえる瞬間に猛スピードで伸びます。

舌には粘着性のある液体がついていて、目にも留まらぬような速さで伸びた舌にピタッと獲物がくっついて仕留めることが可能です。

また、パンサーカメレオンの舌は自分の体長の1.5倍もの長さです。
長く伸びる舌のおかげで、ちょっと離れた場所にいる敵をもゲットすることができるのです。

◆目まぐるしい目の動き

パンサーカメレオンの大きな特徴として“左右違った動きができる目”があります。

たとえば、左目は左側を向き、右目は上を向き…などという特殊な動きもパンサーカメレオンには可能です。
左も右も別々の方向を見ることができるのです。

また、パンサーカメレオンの眼球は、ほとんどが皮膚で覆われています。
ちょっとの隙間から周囲をぐるりと見渡せるなんて、とても素晴らしい能力ですよね。

◆器用に動かせる四本足

枝をしっかり掴めるような足を持っているパンサーカメレオン。
ギュッと握りながら木の上を器用に歩くことができます。


温厚でペットとしても人気のパンサーカメレオン

パンサーカメレオンは「人に懐きやすい」という性格で、“カメレオン”の種類のなかでも、ペットとして人気があります。

基本的には、他者に攻撃的になることはなく、穏やかでおとなしい性格をしています。
飼い始めの頃こそ警戒心はあるものの、慣れていけば自分から人間に近づき、手の上に乗ってくることもあるでしょう。

また、パンサーカメレオン人間の顔を判別できるとも言われています。
まるで甘えているようにこちらを振り向いた様子は、とても可愛らしいですね。

ただ、パンサーカメレオンは、もともと攻撃性がない性格です。
自分が気乗りしないときに飼い主さんからベタベタと触られると抵抗ができません。
パンサーカメレオンとしては、「触られたくないのに…」とストレスに感じることも多いようです。

ペットとして一緒に過ごしているうちにスキンシップでコミュニケーションを大事にしたいかもしれませんが、適度な距離感を保つようにしましょう。

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パンサーカメレオンにはどんな色がある?

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野生のパンサーカメレオンは、「マダガスカル島」の北側、そして「レユニオン島」や「モーリシャス諸島」など近隣の島々に分布している動物です。
日本のように冬がないマダガスカルは、一年を通して比較的穏やかな気候が続きます。
同じ「パンサーカメレオン」と言っても、そのカラーバリエーションはさまざまです。
生息地によって色の特徴が違い、地域名にちなんだ「モルフ(=産地による呼称)」がつけられています。

ただ、オスとメスとでは色の特徴がやや異なるようです。
パンサーカメレオンのオスは地域によって色の変化が見られて派手な色合いの個体が多いのに対し、メスの方はどの産地でも褐色ぎみの個体が多い傾向と言われています。

それでは、パンサーカメレオンの産地ごとの特徴を見ていきましょう。

●Ambanja~アンバシャ~

パンサーカメレオンのなかでも人気があるのが「アンバシャ」です。
青や緑系のカラーをベースとしつつ、赤やオレンジなどの模様が入るという特徴が見られます。

●Ambilobe~アンビローブ~

マダガスカル島の北側の山地にあるアンビローブという地域にいるパンサーカメレオンが「アンビローブ」というモルフです。
日本でもよく見られる種類で、青みが強い個体を「ブルーバー」、赤みが強い個体を「レッドバー」と言います。
体に縦の縞模様が入り、かなり鮮やかな色合いをしています。

また、アンビローブは赤系が強く発色するときの派手さにちなんで「ピカソ」という名前で流通していることもあります。

●Ankaramy~アンカラミー~

赤みを帯びたピンク系、もしくはオレンジ系の色を基調にしたカラーが「アンカラミー」です。
縦縞の模様が入ることはほぼありません。
頭周辺は緑系、そして唇から体の側面に白色のラインが見られます。
全身ピンク系という特徴から「ピンクパンサー」と呼ばれることもあります。

●Nosy-Be~ノシベ~

ノシベは、マダガスカルの北部に浮かぶ島で、リゾート地として多くの観光客がやってきます。
エメラルドグリーンの輝きをはなつ海の美しさは有名です。

ノシベに生息するパンサーカメレオンは、リゾート地にふさわしいような綺麗な色が特徴です。

エメラルドグリーンやターコイズブルーで、人々を魅了する綺麗なブルーをしています。
鮮やかでありながら、とても爽やかな青。
「ノシベブルー」と言われかなり人気があります。

●Nosy Mitsio~ノシミチオ~

マダガスカル島の北端付近にある小さい島のノシミチオは、観光地としても人気がある地域です。
ノシミチオにいるパンサーカメレオンは、ベースとなる綺麗な緑に、気持ちが高まったときに黄色が現われます。
とても可愛らしい色をしています。

●Nosy Faly~ノシファリー~

白系のベース色、そして淡いエメラルドグリーンで構成されたカラーの「ノシファリー」。
優しい雰囲気の基調色のなかに、茶系の赤色の斑点模様が全身に散りばめられているのが特徴的です。

●Tamatave~タマタブ~

「タマタブ」は、マダガスカル島の東部の海岸線にある地域です。
ふだんは濃いめの緑色をしたタマタブですが、気持ちが高まると体が赤色になるという特徴をもちます。
全身が鮮やかな赤色になったときに白い部分も目立ってとても美しく見えます。
「トアマシナ」とも呼ばれています。

●Sambava~サンバーバ(サンババ)

マダガスカルのアンツィラナナ州にある都市です。
バニラの生産地として知られています。
サンバーバにいるパンサーカメレオンは、ふだんは深緑、緑系の全身に赤茶の縦縞模様でカッコいい雰囲気です。
そして、興奮したり気持ちが変わると赤やオレンジ系が発色されて明るめの色合いに…。
パンサーカメレオンのなかでも人気があります。

●Nosy-Boraha~ノシボラハ~

ノシボラハは、マダガスカル島の北東にある諸島です。
その島に分布しているパンサーカメレオンは、“”を基調にしているのが大きな特徴です。
カメレオンというと茶系や緑系のカラーをイメージするものですが、白い基調色というのはほかの種類とも区別がしやすいのではないでしょうか。
また、深い赤や青などの縦縞が模様となっている個体も見られます。

●Antsiranana ~アントシラナナ(アンツィラナナ)

アントシラナナは、マダガスカルの北端にある港町で、旧名は「ディエゴ・スアレス」です。
この地域に生息しているパンサーカメレオンは、落ち着いた緑色をベースに、黒い縦縞が見られます。
興奮したときには、黄色やオレンジ色が出現し明るい色合いに変わります。

●Maroansetra~マロアンツェトラ~

マロアンツェトラは、マダガスカルの北東部にある都市です。
パンサーカメレオンのなかでも、体格がよく大型に育つ傾向にあるようです。
基本は深い緑をベースに地味な雰囲気ですが、発色時には鮮やかな赤になります。
体格のよさも相まって、ワイルド系で凛々しさが感じられますね。


まとめ

いかがでしたか…?

カメレオンのなかでも、独特な発色が魅力のパンサーカメレオン。
赤やオレンジ、青、黄など、色とりどりの色に包まれています。

基本となる色、そして発色時の色の表れ方は産地によって違いがあり、「モルフ」としてバリエーションが多いのが魅力です。
派手でカラフルという個体もあれば、宝石のように神秘的な個体もいます。
それらの色は、温度や感情によって変化しているというのも驚きです。

また、パンサーカメレオンは、カメレオンのなかでも温厚で攻撃性がなく、飼育がしやすいとも言われています。
「どんなときにどんな色に変わるのか…」を毎日見られるのは、パンサーカメレオンを飼ったときの醍醐味と言えそうですね。



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