1.ハムスターとは?
1-1.夜行性で運動好きな動物
1-2.餌や巣材を詰め込む頬袋が特徴的
1-3.ハムスターは綺麗好き!
1-4.縄張りを尊重した飼い方が必要
2.人気のハムスターの種類6選!
2-1.様々な種類がいるハムスター
2-2.人気のハムスター①ゴールデンハムスター
2-3.人気のハムスター②キンクマハムスター
2-4.人気のハムスター③ジャンガリアンハムスター
2-5.人気のハムスター④キャンベルハムスター
2-6.人気のハムスター⑤ロボロフスキーハムスター
2-7.人気のハムスター⑥チャイニーズハムスター
3.ハムスターは種類によって性格がちがう?
3-1.ハムスターの種類ごとに異なる性格を持つ
3-2.元々の性格や飼育環境にも影響される
【掲載:2020.08.31 更新:2022.08.16】
ハムスターとは?
ハムスターとは、”げっ歯類”という種目に属する、小さくてとても可愛らしい動物です。野生のハムスターは、種類によってヨーロッパや中東などに分布し生息をしています。
◆夜行性で運動好きな動物
ハムスターは、習性としては夜行性のため、夕方~夜になると活動を開始します。昼の間は、たまに起きて餌を食べたりしますが、基本寝て過ごします。
📌【おすすめ記事】ハムスターは夜行性!飼ってみたいけど夜はうるさいの?どんな音を出す?
野生のハムスターは一日に数十キロの距離を走り回ると言われており、ペットとして販売されているハムスターも、むろん走ることが大好きです。ハムスターと言えば、そう。回し車ですよね。
回し車は、ハムスターを飼う上では必須のアイテムになります。その個体の大きさにあった回し車が販売されていますので、ハムスターが体をはみ出したり、反らしたりすることなく走れるサイズの回し車を買ってあげることが必要になります。
◆餌や巣材を詰め込む頬袋が特徴的
ハムスターの頬には「頬袋」と呼ばれる袋があって、その中にはひまわりの種など餌を備蓄することが出来ます。また、巣材を運ぶときも頬袋に詰め込んで運んだりします。
溜め込まれた餌は、そのあと巣の中の決まった場所などに貯蔵されるか、必要な時に取り出して食べます。
◆ハムスターは綺麗好き!
ハムスターはとても綺麗好きなことでも知られています。起きているときは入念に毛づくろいをし、餌を食べた後はペロッと舌を出して、お口の周りをキレイに拭き取ります。とても可愛らしい仕草ですよ。
また、お風呂が大好きで、毎日砂のお風呂で砂浴びもします。
更に、ゴールデンハムスターは、身体(脳)が大きい分とても賢い為、おしっこの場所は自分で決めて、その決められた場所にしかしません。主に砂場や隅っこにします。
また、巣の中や自分の寛ぎスペースにある糞を自分でポイポイと外に投げて出したり、端に寄せたりもします。中には糞を投げて遊ぶハムスターもいますよ。ハムスターはとってもお茶目な性格でもあるんです。
◆縄張りを尊重した飼い方が必要
そんな綺麗好きなハムスターですので、ケージはいつもキレイな状態を保ってあげたいですね。
ところが、ハムスターは縄張りをとても大事にする生き物でもあります。それ故に、自分の匂いに安心する習性をもっており、あまり頻繁に掃除をすることは、かえってストレスを与えてしまう結果になってしまいます。
そのため、目安としては月に1回ほどの間隔でケージ全体を掃除してあげると良いでしょう。
また、ハムスターは基本、単独行動を好む生き物です。縄張りについて少し触れましたが、自分の縄張りを守るためには流血するほどの縄張り争いをします。
同じケージでの多頭飼いは、種類によっては可能な種類もありますが、基本的にはNGです。1匹1ゲージで飼うようにしましょう。
色々とあげましたが、どの種類のハムスターにも個体差があり、性格なども様々です。その為、ゴールデンだから、ジャンガリアンだからなどは一概には言えないところもあります。
その子その子の性格を見極めて、お世話をしてあげることも大切です。
人気のハムスターの種類6選!
◆様々な種類がいるハムスター
通常ハムスターと言うとゴールデンハムスターのことを指しますが、この他にもたくさんの種類のハムスターがいます。
ゴールデンハムスターより更に小さな種類のハムスターのことを総称して「ドワーフハムスター」と言います。
その中には、ジャンガリアンハムスター、キャンベルハムスター、ロボロフスキーハムスターなどと呼ばれる種類のハムスターがいます。ジャンガリアンハムスターなどは有名なので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、人気のハムスター6種をご紹介しますので、性格や実際に購入する際のお値段などをチェックしてみてくださいね。
◆人気のハムスター①ゴールデンハムスター
ゴールデンハムスターは「ノーマル」と呼ばれ、白地に茶色い模様が入っている最も代表的なハムスターです。
性格は優しくおっとりしていますが、繊細で臆病な性格の為、よりストレスに気を遣ってあげる必要があります。どちらかと言えば大人が飼うのに適した種類のハムスターと言えるのではないでしょうか。
ペットショップでは、大体1000~1500円ほどの値段で売られています。
◆人気のハムスター②キンクマハムスター
キンクマハムスターは、単色で金色の毛をしているクマさんのようなハムスターです。
性格はとてもおっとりしていて、寝ている時間が長かったりもしますので、こちらも大人が最も飼いやすい種類のハムスターと言えます。
お値段はゴールデンより少し高く、1400~1700円ほどで売られています。
また、ノーマルとキンクマ以外の色のハムスターは「カラーハムスター」と呼ばれていて、お値段はゴールデンと同じくらいになります。
◆人気のハムスター③ジャンガリアンハムスター
ジャンガリアンハムスターは、人懐っこい性格で基本おっとりとしていますが、怒ると攻撃的にもなります。単純で扱いやすい性格のため、お子様が飼うのに最も適した種類のハムスターと言えます。
この種類も色々なカラーの個体がおり、それぞれ名前が付いています。
代表的なものを少しあげますと、
・グレーの縞しま模様をノーマル
・真っ白なジャンガアリアンをパールホワイト
・ベージュのプリン色をプディング
・青みがかかったグレーのジャンガリアンをブルーサファイア
と呼びます。
それぞれお値段も違っており、ノーマルは1000~1500円ほど、パールホワイトとブルーサファイアは1500~2000円ほど、プディングは2000~2500円ほどで売られています。
◆人気のハムスター④キャンベルハムスター
キャンベルハムスターは少し注意が必要で、気が強い性格で噛みやすい傾向があると言われています。
毛色の種類がとても多く、イエロー、オパール、ベージュ、黒目イエローなど、数えきれないほどのカラーの子がいます。ノーマルは、体はイエローで目が赤色です。
お値段はまちまちですが、おおよそ2000~3000円で売られています。
◆人気のハムスター⑤ロボロフスキーハムスター
ロボロフスキーハムスターは、とても臆病で優しい性格をしており、噛むこともほとんどありません。その代わり逃げ回るため、慣れるまでは触れることも難しいと言われています。鑑賞用として飼育するのに最も適したハムスターです。
お値段は2000~2500円くらいで売られています。
◆人気のハムスター⑥チャイニーズハムスター
チャイニーズハムスターは、とても人懐っこくおとなしい性格です。初心者でも飼いやすい性格だといえるでしょう。
他のハムスターと違い、この種類は頬袋をもっておらず、体型もシャープです。そのため、頬袋に餌をたっぷり詰め込んだハムスターの姿が見たい人には向かない種類とも言えます。
お値段は3000~4000円くらいで売られています。
ハムスターは種類によって性格がちがう?
◆ハムスターの種類ごとに異なる性格を持つ
ハムスターも種類によって性格は様々です。例えば、ゴールデンハムスターは、おっとりしていて温和な性格と言われていますが、ひとえにゴールデンとはいっても、毛色や毛の長さなどによって呼ばれ方や性格も少し違ってきます。
中でも有名なのは、キンクマハムスターでしょうか。
ゴールデンハムスターと呼ばれる種類は、白地に茶色の模様が入っています。一方、ゴールデンハムスターの一種であるキンクマハムスターは、名前の通り単色で、金色の毛並みがクマさんの様に見える為そう呼ばれており、その性格についてはゴールデンハムスターよりも更におっとりしているようです。
また、ドワーフハムスターの中で最も有名なジャンガリアンハムスターは、性格は基本的にはおっとりしていますが、ゴールデンハムスターやキンクマハムスターに比べやや気が強い傾向にあります。怒ると攻撃的になることもあり、中には噛みやすい子もいます。
ハムスターが怒っているときには、鳴いたり仰向けになって威嚇のポーズをとったりとすぐに分かりますので、そういうときに絶対に手を出さないようにしましょう。
◆元々の性格や飼育環境にも影響される
簡単にハムスターの性格をあげてみましたが、実際はその子が持って生まれた性格や環境によるものも大きいです。お店で観察してみたりすると、おっとりした性格の子、落ち着きのない性格の子などといった個性が少し分かると思います。
ハムスターを飼われる際には、夕方~夜のハムスターが活発になる時間帯にかけてお店に行き、普段の様子を見たり、店員さんに声をかけてさわらせてもらうといいでしょう。
ただ、ハムスターには突然知らない匂いを嗅ぐのは、少なからずストレスになりますので、少しの時間にしてくださいね。
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