1.はじめに
4.ハムスターを飼うにあたって
4-1.ハムスターの種類
4-2.ハムスターの性格
4-3.ハムスターの価格
6.ハムスターの飼育で注意すること
6-1.ハムスターのエサについて
6-2.ハムスターの多頭飼いについて
6-3.ハムスターのお手入れについて
はじめに
ハムスターは小さくてかわいい動物なので、家の中で飼えて飼い方も簡単です。ハムスターは小さい動物ですが、きちんとトイレも覚えます。正しい飼い方で、飼い主さんときちんとスキンシップがとれていると、飼い主さんの手で眠ることもある人懐っこいかわいいペットです。
ハムスターは小さくても命ある動物です。飼育する以上は病気になったらすぐに病院に連れて行き、お空に旅立つその日まできちんと責任をもった飼い方をしましょう。
ハムスターの特徴
ハムスターはにおいをかぎ分けて、いろいろなことを判断します。ハムスターは目があまりよくありません。食べ物だけでなく、安全な場所の確認も、においで判断しています。
ペットのハムスターも頬袋をパンパンにすることがありますが、食べ物を頬袋に詰めて巣まで運んでいた野生のなごりです。運んだものを巣箱に貯めたり、口の中に入れたままで腐らせることもあるので、時々確認してあげましょう。
ハムスターは体がとても柔らかいのも特徴です。何かに寄りかからなくても、上手にバランスをとって座れます。
ハムスターは夜行性の動物です。日中に時々ごはんを食べていることもありますが、基本的にはずっと眠っています。日が暮れてからがハムスターの活動時間なので、ハムスターの活動時間に合わせてハムスターの世話をしましょう。
野生のハムスターが住んでいる地域は、砂漠や草原で、朝夜の寒暖差が激しい地域です。ハムスターの天敵が地上にたくさんいるため、ハムスターは地面に穴を掘って巣穴の中で生活しています。
ハムスターはカラッとした気候を好んでいるので、湿度の高くなる日本の梅雨は、実はハムスターが苦手な季節です。
ハムスターの寿命
ハムスターの平均寿命は2~3年です。毎日生きているので、命に休みはありません。毎日欠かさずお世話することで、ハムスターも喜んでくれます。1日でも長く生きていて欲しいなら、しっかり責任を持った飼い方をすることが大切です。ハムスターの世話をして得たたくさんの経験は、長い人生においてもかけがえのないものになるでしょう。
ハムスターの寿命には個体差があります。同じ飼い主で同じような飼い方をしていても2年で死んでしまう子もいれば、5年以上元気に生きている子もいます。
ハムスターの場合は何年生きたかということよりも「ちゃんとハムスターの飼い方について勉強をしたか」「最後まで世話をサボらない飼い方ができたか」「正しい飼い方で、病気やケガの予防ができていたか」が大切です。
飼い主がハムスターの飼い方の勉強をしないで、間違ったハムスターの世話の仕方をして、世話をサボっていると1年も生きられない動物です。
ハムスターを飼うにあたって
ハムスターは手の上に乗るような小さな動物ですが、命ある立派な生き物です。ハムスターを飼いたいと思うなら、愛情と責任を最後まで持ち続け、適切な飼い方ができるかどうかをしっかり考えてから購入して下さい。ハムスターはペットとして飼いやすい動物ですが、病気になると予想以上にお金や時間がかかる場合もあることを理解しておきましょう。
ハムスターの毛やフケ、唾液などが原因で人間がアレルギーを発症することがあります。家族と同居している場合は、家族の同意を得ておきましょう。
ハムスターを迎えたら、接しながらその子がどんな性格なのか見極めましょう。個体に応じた飼い方を考えて下さい。
-
ハムスターの飼い主になる心構え
- 命の責任を最後まで持つ
- お金や時間がかかる覚悟を持つ
- 家族の同意を得る
- 個性を理解する
◆ハムスターの種類
ハムスターはリスやネズミなどと同じ「げっ歯目」の仲間です。げっ歯目のなかで一番ネズミに近いのがハムスターで、ハムスターは現在世界中に4000種類以上います。
日本でペットとして流通しているのは、ゴールデン・ジャンガリアン・ロボロフスキー・キャンベル・チャイニーズの5種類です。ゴールデン以外の体の小さいハムスターは「ドワーフ種」と呼ばれています。
ハムスターの種類によって性格はバラバラです。自分が最後まで世話をしてあげられるのはどの種類か考えて選ぶようにしましょう。
- ゴールデンハムスター:人に慣れやすく、昔からペットとして親しまれているハムスターです。
- ジャンガリアンハムスター:見た目もかわいらしく、ペットとしても人気NO.1
- ロボロフスキー:おとなしくて、怖がりですが、小さくて動きが素早いです。
- キャンベルハムスター:気が強い性格だけど、根気よく慣らしましょう。
- チャイニーズハムスター:トレードマークは長いしっぽとスリムな顔立ちです。
📌【おすすめ記事】ハムスターの人気の種類6選!性格や値段、飼い方は?
◆ハムスターの性格
ハムスターには、大型と小型のハムスターがいます。ゴールデンハムスターが大型ハムスターに分類され、小型ハムスターはジャンガリアンやロボロフスキーなどです。
個体差はありますが、体が小さくなるほど臆病な性格になる傾向があります。
ハムスターはいろいろな毛の色や種類があります。見た目だけでなく、種類ごとの性格や特徴を理解して選ぶと、ハムスターの飼い方がもっと楽しくなるでしょう。
- ゴールデンハムスター:おとなしく、人にもなつきやすい
- ジャンガリアンハムスター:おっとりした性格ですが、中には神経質な子もいます
- ロボロフスキー:臆病で人になつきにくい
- キャンベルハムスター:気が強く、人になつきにくい
- チャイニーズハムスター:おとなしく、人になつきやすい
◆ハムスターの価格
犬や猫よりずいぶん体が小さくて、ペットショップでも安く手に入ります。そのため、ハムスターはお家の中で飼える飼い方ができる手軽なペットというイメージがあります。
ペットショップでの販売価格は平均1000円~3000円ほどです。
ハムスターを購入したら、快適に暮らせるためのハムスターの家の準備が必要になります。他にもハムスターのエサやおやつ、床材など毎日使う消耗品も購入しないといけません。ペットショップでハムスターが安売りしていても、安易に購入してはいけません。
ハムスターが飼いたいと思っても、ハムスターを迎える準備ができてからにしましょう。
ハムスターの飼育に必要な道具
ハムスターの家に必要なものは、ゲージ・床材・巣箱・食器・給水機・トイレ・回し車・砂浴び用品の8点グッズがあれば、ハムスターにとって快適な家を用意できます。
ハムスターが自由に動き回れるようなスペースのある大きさのゲージを選びましょう。床材は寝床にもなり、落ちた時のクッションにもなるので、ハムスターが埋もれるぐらいたっぷり敷きます。他にもハムスターが遊べるオモチャやかじり木、砂遊び用の入れ物があると楽しい家になります。
ハムスターの家は工夫次第で手作りできるものもあります。ハムスターの家を作るのに、全部買いそろえなくても大丈夫です。床材は新聞紙をシュレッダーにかけて細かくしたもので代用しましょう。オモチャはトイレットペーパーの芯でも代用する方法もあります。
ハムスターの飼育で注意すること
◆ハムスターのエサについて
ハムスターのエサの基本はハムスター用ペレットと水です。ハムスターの主食は市販されているハムスター用のペレットを与えて下さい。ハムスターに必要な栄養がバランスよく配合されています。
野菜や果物はあくまでおやつです。ヒマワリの種はカロリーが高いので、あげすぎには注意して下さい。人用の食べ物は基本的にあげてはいけません。水はいつでも飲めるように新鮮なものを準備しましょう。
◆ハムスターの多頭飼いについて
ハムスターは自分のテリトリー(なわばり)を大切にする動物です。他のハムスターと同じケージで飼う飼い方をすると、ストレスになり、ケンカしてしまいます。種類の違うハムスターは、一緒のケージで飼わないようにしましょう。
特にゴールデンハムスターのなわばり意識は強いので、1匹で飼う飼い方がおすすめです。
◆ハムスターのお手入れについて
ハムスターにはお風呂の代わりに砂浴びを行います。砂浴びをしないままでいると毛並みが悪くなったり、皮膚から分泌される油でべたつき皮膚病の原因となったりします。
1日1回は砂浴びを行いましょう。
ハムスターのかかりやすい病気
ハムスターと楽しく暮らす飼い方は、ハムスターのことをよく知ることが大事です。まずはハムスターを診察してくれるかかりつけの病院を見付けましょう。ハムスターを診察してくれる病院は、実はとても少ないです。病院が見つかって診察してもらう時は、ハムスターの正しい飼い方についても教えてもらって下さい。
病気にかかってからどう治すかよりも、どう予防するかが何より肝心です。「エサ」と「掃除」でしっかり管理して、病気を予防しましょう。
ハムスターが病気になった時は、早期発見・早期治療が大切です。病気を早く見つけるためにも、ハムスターが起きて活発に動いている時に健康チェックしましょう。トイレは異変に気付きやすいので、毎日チェックして下さい。
ハムスターは下記のケガ・病気になりやすいといわれています。
- 下痢・便秘・鼓腸
- ヒフ炎
- 風邪
- 腫瘍(ガン)
- 不正咬合
- 切り傷・骨折・脱臼
まとめ
ハムスターの飼い方はルールがたくさんあって大変です。回し車で遊んでいる姿や、飼い主の手で眠るハムスターなどハムスターの愛くるしい表情や仕草は見ているととても癒されます。正しいハムスターの飼い方を知って、楽しくハムスターとの生活を送るようにしましょう。ハムスターは毎日観察していると少しずつ成長して、毎日違う顔を見せてくれるかわいい動物です。
– おすすめ記事 –
・【小動物の寝顔画像6選】うさぎ・ハムスター・フェレットの寝顔が可愛すぎる♡ |
・チクチクの針が可愛いハリネズミ、人になつく?基本的な飼育方法と必要な用品は? |
・フェレットはなつく動物?なつかせ方・なつかない時の対処法 |
・デグーの鳴き声の意味は?感情豊かなデグーの気持ちを理解しよう! |