【掲載:2020.10.08 更新:2022.10.19】
モルモットに適したケージのサイズ
◆広いお家でのびのび飼育しよう
モルモットは大きくなると、体長25~30センチ程に成長します。そのため、ケージを置くスペースを考慮したうえでできるだけ大きなケージを選んであげましょう。
モルモットに適したケージのサイズを具体的に紹介すると、高さが30~40センチ、幅60~80センチのウサギ用のケージを利用するのがおすすめです。
モルモットはウサギやチンチラのようにジャンプはしないので、高さはそれほど必要ありませんが、スロープ等を配置し立体的なレイアウトにすればケージ内を有効的に活用できます。
また、モルモット1頭に対して幅60~80センチのスペースを確保すると動きやすく、窮屈に感じずに快適に過ごすことができます。
モルモットを複数飼育している場合には、モルモット1頭に対して幅60~80センチが理想であるというところを念頭にサイズアップするようにします。
◆モルモットのケージは衣装ケースで代用できる?
モルモットのケージとして衣装ケースを使用する方法もあります。
衣装ケースのサイズはモルモット飼育にはぴったりであり、移動や持ち運びもしやすいですが強度に不安があります。
また、衣装ケースをモルモットがかじってしまい破損してしまうケースもあります。
モルモットはかじることによりストレスを発散しますし、歯が伸びるのを予防しています。衣装ケースをケージに使用する場合には強度のしっかりしたものを選びましょう。
併せてカミカミしても問題のない木や小動物用のおもちゃを用意することがおすすめです。
すのこを衣装ケースの中に敷いておくと掃除もしやすく、モルモットがすのこをかじるためストレス発散にもなります。
すのこは消耗品になるため、定期的に交換する必要がまだあります。
モルモットの床材として新聞紙やチップなども有効ですが、モルモットが巣作りの材料にすることに適しているため多めに入れてあげるのが理想的です。
また、手作りでおしゃれなケージは気分も上がり素敵ですが、華美な装飾はモルモットがかじって誤飲してしまい、窒息する危険もあるため気をつけましょう。
モルモットのケージの中に必要なグッズ
モルモットのケージにそのままモルモットだけを入れて飼育開始!というわけにはいきません。
モルモットが快適に生活できるようにケージの中にグッズをいくつか設置する必要がありますので、グッズのスペースも考慮してケージを用意します。
モルモットのケージの中に必要なグッズは以下のものです。
- 寝床、ハウス
- 床材、すのこ
- 小動物用トイレ
- 餌皿
- 回し車、おもちゃ
- 給水器
これらのグッズが揃っていれば、快適に生活することができるでしょう。モルモットが安心して過ごす場所として寝床やハウスは必ず用意します。
また、床材は保温性に優れているチップや牧草など様々ですが、すのこを敷いておくと排泄物が下に落ちるため掃除もしやすく衛生的です
汚れもすぐにわかるため、すのこはおすすめですがモルモットが溝に足を挟んでしまうと怪我の原因にもなるためすのこの隙間が細いものを選ぶようにします。
回し車やトンネルなどのおもちゃはモルモットの運動不足解消に効果的です。
エキゾチックのペットはストレスや肥満が命に関わる場合もあります。
健康的に生活できるように普段から適度に運動させるようにします。
モルモットを部屋の中に放して散歩させることも、飼い主さんとのコミュニケーションを取ることにもなりますのでおすすめです。
一つ気をつけたいのは、モルモットは狭いスペースを好むためテレビの裏側や家具の隙間に入り込んで出てこなくなる可能性があります。
特に電化製品の裏側に入ってしまうと感電したり、電化製品の故障の原因にもなるため注意が必要です。
モルモットを部屋に放すときには必ず飼い主さんの目の届く範囲で行うようにして、安全を確保したなちから放すようにして下さいね。
モルモットのケージレイアウト
いざケージと必要なアイテムを揃えてもどのようにレイアウトすれば良いのかわからないという方もいるかと思います。
モルモットは臆病な面があり、大きな音や強い光などに敏感です。モルモットがすぐに避難できるように寝床やトイレはケージの角に設置するようにします。
寝床の中には細かくちぎった新聞紙やチップなどを布団の代わりに入れておくのがおすすめです。その対角線上に餌皿を設置すると、モルモットにとって生活の導線が出来上がるため、おすすめです。
モルモットのおもちゃは中央に置いておくと日中出てきてかじったりして遊びます。モルモットのおもちゃとしておすすめなのがかじり木です。
モルモットは一生歯が伸び続けるゲッ歯類です。やわらかい物ばかり食べていると歯が擦り減らず必要以上に伸びてしまったり、かみ合わせが悪くなってしまうことがあります。これを予防するために、モルモットのケージにはかじり木を用意してあげましょう。かじり木を噛むことでで歯が削れ、またストレス解消にもなります。
お水は給水機の方が場所を取らずに使用できますが、ケージが網状じゃなかったり、給水器を設置できないデザインな場合には餌皿の隣に水皿をセットしましょう。
いつでも新鮮な水と餌を食べられるように定期的に中身は新しいものに交換するようにします。
モルモットにもある程度好みがあるので、日中の行動やよく休んでいる場所を観察してレイアウトしてあげるのが、おすすめです。
モルモットのケージの設置場所
上記の項目でモルモットは臆病で環境の変化に敏感であると紹介しましたが、モルモットが安心して過ごせるように静かな風通しの良い場所にケージを設置します。
一つ注意したいのは、モルモットは暑さが苦手なためエアコンがある部屋を飼育スペースにしましょう。
部屋の隅や壁際にケージを設置するのが理想的ですが窓際の直射日光の当たる場所は暑すぎる可能性もあるため適度に日陰になる場所を選びます。
さらには、エアコンの風が直接当たる場所はモルモットにとっては身体に負担がかかるため直接風が当たる場所は避けましょう。
できれば、家族が集まるリビングの一角などにケージをセットしてあげると飼い主さんの姿が見えるのでモルモットも安心して過ごすことができます。
飼い主さんとのコミュニケーションも取りやすくなりますので、家族が集まる場所にケージを設置してあげましょう。
家族の団欒の片隅にモルモットのケージを設置することで、生活の導線状にモルモットがいるのでお世話もより効率よくできるようになります。
モルモットのケージの掃除方法
モルモットのケージの掃除は用意した床材やすのこにより変わってきますが、最低でも1週間に1回は新しい床材に交換するようにします。
モルモット自体は臭いが少ないペットですが、排泄物がキレイに掃除されていないと臭いが部屋自体についてしまうなかなか取れません。
ケージを清潔に保つことは飼い主さんとモルモットが快適に生活するためには必要不可欠になりますので、トイレは面倒でも毎日掃除することが理想的です。
具体的な掃除方法ですが、モルモットを箱などの別の場所に移して、床材などを全て捨てて新しいものに取り替えます。
ケージの底にも臭いが残りやすいのでキレイに洗って日光消毒することもおすすめです。
長い時間モルモットを別の場所に移しておくことが難しいのであれば、ケージを水拭きしてその後乾拭きをしっかりして水気を取り除き、新しい床材かすのこをセットします。
水気かあるとカビの原因になるため、必ず水気は拭き取りましょう。
完全に乾いていないと床材にカビや菌が繁殖してしまい、モルモットの体調不良の原因にもつながります。
また、ペット用ではない洗剤などを使用するとモルモットが舐めてしまい中毒を起こす危険があるため、使用しないようにします。
モルモットのおすすめケージに関するまとめ
モルモットのケージ選びについて紹介しました。
モルモットが快適に過ごすためにケージや中のレイアウト選びはとても大切になります。
人懐っこいモルモットですが、慣れてくるまでに時間がかかり臆病な面もあるため落ち着いて安心して過ごす事ができるケージづくりがかなめになります。
モルモットがストレスを感じる要因から逃げるための避難場所としてもケージは有効です。
モルモットの生活の主軸となる場所のためこまめに掃除をしてあげ快適に過ごせるようにチェックします。
生活の導線上にケージを設置するとお手入れがしやすくなります。
床材と寝床をしっかり用意するようにして、モルモットが快適に過ごせるケージを準備してお迎えしてあげましょう。
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