ちぢれた毛が可愛いテディモルモットとはどんなペット?特徴と飼い方のコツ

2020.11.05

ちぢれた毛が可愛いテディモルモットとはどんなペット?特徴と飼い方のコツ

モルモットにはたくさんの種類があります。その中でも特徴的な縮れ毛が可愛いテディモルモットってどんなモルモットなの? どんな性格なの?飼うときの注意点は?などなどお話したいと思います。 この記事ではテディモルモットの魅力をお伝えします。

テディモルモットとは?

573119_ext_33_0_S
引用:ペットの専門店コジマ

◆見た目の特徴

「テディ」という名前からもわかるようにテディベアのような短いクルクルとした毛質からこの名前がつきました。
短毛種、中毛種がいます。

・体長

オス・メスともに20~30㎝くらい

・体重

オス・・・900~1200gくらい
メス・・・700~900gくらい

・寿命

6~7年くらい

◆原産国・生息地

テディモルモットは品種改良されたモルモットであるため、野生では存在していません。
これはどういうことなのかというと、テディモルモットはアメリカで誕生した「突然変異」であるということです。
テディモルモットは「アメリカン系」と「アビシニアン系」のタイプで作り出された種類でそれぞれ毛色や毛艶が違います。

・毛質

アメリカン系・・・柔らかく触り心地がとても良い
アビシニアン系・・・ゴワゴワとして少し硬め

・毛艶

アメリカン系・・・ノーマル
アビシニアン系・・・光沢がある。「サテン」と呼ばれる

・毛色

様々なカラーがある

◆性格

モルモットは基本的に憶病な性格をしています。テディモルモットも違わず警戒心が強く、とても臆病なので飼い主さんに慣れるまでに時間がかかるでしょう。
すぐに触りたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、その気持ちはグッと抑え、優しく話しかけることから始めて、テディモルモットが「この人は安全だ」と理解してくれるのを待ちましょう。1週間ほどはかかりそうです。
環境の変化を嫌い、ストレスがかかると消化不良になってしまいますので、なるべくストレスを与えないよう適切な距離感で接してあげましょう。

◆ほかのモルモットとの違いについて

モルモットにはいろんな品種がありますが、テディモルモットとほかのモルモットの違いは何といってもクルクルとした縮れ毛のかわいらしさではないでしょうか。

とても似た品種で「レックスモルモット」がいます。テディモルモットはアメリカで生まれましたが、レックスモルモットはイギリスで生まれました。
見た目は似ていますが遺伝子が異なります。

では次に気になるお値段、飼育方法などについてお話します。


テディモルモットの値段

テディモルモットの値段は¥8,000~¥15,000ほどです。
珍しいカラーの場合は価格が上がることもあります。


テディモルモットの飼育環境

2152292a

◆ケージ

 
テディモルモット1頭に対して高さ40㎝、横60㎝ほどの大きさのケージが必要です。
掃除がしやすいように上部、底などの取り外し可能なものを用意しましょう。ウサギ用のケージが便利なようです。最近はかわいいタイプのケージもたくさん売っています。
ケージの底部分はほとんどが金網になっているのでそのままだと肢が引っかかりケガをする心配があります。
底にはウッドチップや牧草などやわらかいものを敷いてあげましょう。

慣れたらたまにはケージの外に出して遊ばせることもいいですね。健康状態を知ることもできます。テディモルモットは完全に慣れると飼い主さんの後をついてきたりとかわいい面を見せてくれます。
ですが、隙間に入り込んだり飼い主さんの目の届かない場所でいろいろな物を齧ったりする心配もあり、電気コードを齧ったら大変です。遊ばせるときはそれらのものは片づけ、目を離さないようにしましょう。

寝床(巣箱)、水入れ、ご飯入れ、おもちゃなど必要なものはペットショップで相談しながら購入しましょう。
ケージの中にはテディモルモットが隠れる場所を作ることも必要です。
テディモルモットはげっ歯類のため、歯が伸び続けます。伸びすぎないように齧れるかじり木なども用意しましょう。齧れるように木の巣箱もおススメです。
もし歯が伸びすぎたときは動物病院でカットしてもらいましょう。

●あわせて読みたい
モルモットにおすすめのケージはどんなもの?おすすめのサイズやレイアウト、必要なグッズを紹介

手頃なサイズ感で飼育しやすいモルモットは小動物の中でも人気のペットです。賃貸でも飼育しやすいモルモットですが、生活の中心となるケージ選びはモルモットが快適に暮らすためには非常に大切になります。 飼い主さんも掃除のしやすいケージを選ぶことにより、掃除の手間を減らしてモルモットとのコミュニケーションの時間を増やすことができます。 本記事では、モルモットのケージの選び方のポイントや手作りケージについて紹介します。

記事はコチラボタン

◆掃除

 
モルモットのうんちはとても多いです。小さな体からよくこんなに出るなぁと思うくらいです。
テディモルモットに限らずモルモットは神経質できれい好きな子も多いので、毎日かかさず掃除をするようにしましょう。
汚れたままにしていると皮膚病などを起こしやすくなります。
換気も行いましょう。窓際にケージを置いて風を通しましょう。

●おすすめ商品
Zero 小動物用ケージクリーナー 300ml

小動物のケージ・飼育用品などのお掃除に特化したケージクリーナーです。
合成界面活性剤不使用で植物由来のやさしい洗浄成分が添加され、動物にも人にも安心・安全な酸性電解水です。
高い除菌効果をもつ酸性電解水と、クエン酸のWの酸のパワーで、軽くこするだけで日々の汚れや、しつこくこびりついた汚れ(尿石等)を簡単に落とすことができます。
また、使用面へのコーティング作用があり、尿石の形成を抑制することができます。

商品詳細を見る

◆温度設定

テディモルモットなどの小動物は人が驚くほど気温、湿度の変化にとても敏感です。
そのために体調を崩すことが非常に多いです。私が勤務していた動物病院では季節の変わり目には必ずと言っていいほど気温の変化についていけず、体調を崩して来院するモルモットが多くいました。
適温は20℃~27℃くらいが理想とされています。
夏はエアコン、冬はペットヒーターなどで調整をしましょう。
冬場の家の床はとても冷えます。毛布などでケージを包んであげることが必要です。
毛布をケージ内に入れることはNGです。モルモットが齧って食べてしまった場合、腸に詰まり最悪の場合死亡してしまいます。

●おすすめ商品
シートヒーター L

ペットにやさしく保温。シートヒーターL。安心の日本製。安全構造。丈夫で傷つきにくい6層構造。ケージの下に敷くだけ簡単。コードがかじられず安心!自動でヒーター表面温度を一定に保つ自己温度制御(PTC)ヒーター採用。キズに強い高耐久を実現しました。ケージの下に敷くだけの簡単設置。熱を直接当てずに優しく保温するため、低温やけど等の心配がなく安心。ケージの外に設置するので、ペットにかじられる心配もありません。コードの向きが気にならないリバーシブルタイプ。表裏どちら向きにも使用できるので、コンセントに無理なく接続できます。

商品詳細を見る


テディモルモットの飼い方

◆ご飯について

テディモルモットだけではなくモルモットは人と同じで体内でビタミンを作ることが苦手な生き物なので、モルモット専用のペレットをあげましょう。専用のフードにはビタミンが入っています。牧草はいつでも食べられるように常備しておきましょう。テディモルモットにとってビタミンは必須です。

●おすすめ商品
モルモットセレクション

・皮膜で保護された「高機能ビタミンC」を強化配合※。(長期間にわたり機能を発揮する耐熱性長期保存型。)
※強化配合:当社製品比
・ヒューマン用としても多くの好実績を持つ、信頼性の高い「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」を配合。
・おおばこ・たんぽぽ粉末を配合。高い嗜好性と共に健康を維持します。
・腸まで届く乳酸菌、高濃度殺菌菌体(EC-12株)配合。整腸作用のある乳酸菌により、健康な体を維持します。<総合栄養食>

商品詳細を見る

野菜はレタス、キャベツ、小松菜、ニンジンなどをあげましょう。ただし、水分量の多いキュウリなどの野菜は下痢になることもあります。気をつけましょう。
回数は1日2回が理想的です。

・与えてはいけないもの

玉ねぎなどのネギ類、チョコレートなどはテディモルモットには有害です。絶対にあげないで下さいね。

◆おやつについて

モルモットの食事はペレットやチモシーを中心としますが、コミュニケーションの時間におやつを与えても良いです。
市販のおやつにはドライフルーツや乾燥野菜、ゼリーなど様々なタイプのものがありますので、ペットショップで探してみましょう。
モルモット用と記載があることが多いですが、基本的にはうさぎさんなど草食動物用とあれば与えることができます。
与え方や与える量など店員さんに相談しながら選ぶと良いでしょう。

●おすすめ商品
ヘルシーレシピ パパイヤの葉/ブロッコリーの葉/いちごの葉/セロリの葉

●天然素材をそのままシンプルに乾燥させた、着色料・保存料不使用のコミュニケーションおやつです
●うさぎ・小動物が喜ぶ素材を選び、シンプルに乾燥させることで生の状態より保存性も優れます

商品詳細を見る

かじりま専科 アルファルファスナック 70g

栄養豊富なアルファルファをたっぷり使ったおやつです。

商品詳細を見る

◆トイレについて

モルモットは基本的にトイレは覚えてくれません。
「したいときにする!」ですので、すぐケージ内は汚れてしまいます。トイレ用の砂がありますが、滅多にそこで用を足すことはないようです。たまにトイレにオシッコをしているときもあるようですが、それは「たまたま」歩いている途中に出た。という感じでしょうか。
ですがトイレ用品は売っています。
テディモルモットもほかのモルモットも体臭はありませんがオシッコ、ウンチの匂いは強烈です。
まめに掃除をしないとその匂いがケージ内についてしまいます。テディモルモットだけではなくその部屋の中も大変な匂いになります。

◆テディモルモットのお手入れについて

モルモットはには水を使ったシャンプーや入浴をさせる必要はありません。ですが、排泄物などの匂いがついてしまったりした時には水のいらないドライシャンプーや小動物用のボディシートで無理のない範囲で拭いてあげる程度にしておきましょう。テディモルモットにとってストレスになることは避けたいですよね。

●おすすめ商品
MILEIA(ミレイア) 小動物の水のいらないドライシャンプー

小動物専用のドライシャンプーです。天然抽出美容液成分により、被毛にツヤを与え、皮膚を健やかに保ちます。洗い流し不要なので、簡単にお手入れができます。ブラッシングをしながらシャンプーすることで、被毛や皮膚に必要な成分を補いながら、楽しくコミュニケーションができます。ほんのりレモングラスの香りです。

商品詳細を見る

縮れた毛は固まりやすいのでテディモルモット用のくしやブラシも用意しましょう。ですが、これもまたストレスにならない程度にしておきましょう。

ハムスターなどは砂浴びで体をキレイに保っていますがモルモットは基本的には砂浴びをすることがないようです。

◆テディモルモットの病気について

モルモットに多い病気についてもお話します。

・消化器疾患

何らかの原因で消化器の動きが止まってしまうことがあります。テディモルモットなどの草食動物によくみられる病気です。ストレスや繊維の少ない食べ物などが原因となりお腹の動きが悪くなります。それにより食欲がなくなりそれ以上にお腹の動きが悪くなるということを繰り返してしまいます。

・皮膚疾患

テディモルモットにとって日本のような高温多湿の環境やケージ内が不潔である、と皮膚疾患を引き起こしやすくなります。
その中でも最も多い皮膚病がダニやシラミなどの寄生虫です。また、細菌感染や腫瘍などが原因になることもあります。体を激しく掻いたり脱毛などがあります。

モルモットなどの小動物は自分の限界ギリギリまで具合の悪いところを見せません。弱った様子を見せると自然界ではすぐ襲われてしまうからです。
上記に挙げた症状以外にもいつもと違うなと感じたらすぐ動物病院へ行きましょう。


テディモルモットはどこで買える?

ここまででテディモルモットの魅力や飼い方など伝わったでしょうか?
ではどこで買えばいいのか?を調べてみました。

◆ペットショップ

犬猫だけでなく小動物を扱っているペットショップにはほとんどいるようです。
ペットショップなら飼育に必要なアイテムも揃っているので店員さんに相談しながら購入できますね。

◆ブリーダー

モルモット専門のブリーダーもいます。
ペットショップよりも多くの頭数を見られると思いますので、好みの毛色の子を見つけやすいでしょう。


テディモルモットに関するまとめ

テディモルモットは犬や猫と比べると鳴き声が小さいのでマンションなどの集合住宅でも比較的飼いやすいのではないでしょうか。
感情を素直に出して鳴いたりするのでとてもかわいい動物だと思います。それだけにテディモルモットの気持ちを尊重して暮らしていくことを大切にしてくださいね。
テディモルモットに限らず、動物を飼うということはその命に責任を持つということを忘れないで下さいね。



– おすすめ記事 –

・ライオンラビットの性格は?飼育方法や寿命・かかりやすい病気について
・ハムスターの寿命は何年?長生きさせる飼い方のポイント
・ペットとして飼えるリスの種類5選!リスを飼うときの注意点は?
・【フトアゴヒゲトカゲの飼育方法】生態、飼育環境、必要なグッズなど


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
PetSmileすもーる部

PetSmileすもーる部

小動物大好きPetSmileすもーる部です。小動物にまつわるエピソードやお役立ち情報を発信します♪


記事に関するお問い合わせはこちら