1.アクアリウムとは
2.初心者におすすめの観賞魚7選
2-1.金魚
2-2.メダカ
2-3.アカヒレ
2-4.グッピー
2-5.ネオンテトラ
2-6.ミッキーマウスプラティー
2-7.コリドラス
3.まとめ
アクアリウムとは
アクアリウムとは水棲生物の生態系を疑似的に作り上げた飼育環境のことを指します。
主に熱帯魚や金魚などの魚類やエビなどの甲殻類を水槽に水を入れて飼育することを指します。
淡水と海水どちらも総じて、アクアリウムと呼ばれることが多く海水魚の飼育も含まれます。
アクアリウムの最大の魅力はその自由度の高さであり、自分好みの熱帯魚や水草、岩などのオブジェを導入することにより美しい空間を作ることができます。
まるで自分の好みのものだけを詰め込んだ、まるで宝石箱のような世界を作り出すことができるため人気があります。
さらには、観賞魚の種類によっては数百円単位で安価に購入できるため、わんちゃんや猫ちゃんを飼育するよりも手軽に始められる点も魅力です。
一つ注意したいのは、アクアリウムは初めが肝心であり水槽やヒーター、ろ過フィルターなどの用品をきちんと揃え、水道水をカルキ抜きして水棲生物に適した環境を作り上げてからお迎えすることが必須です。
手軽に購入できるとはいえ、生き物を飼育するには責任が伴います。
大事なペットちゃんが快適に過ごせる空間を準備してからお迎えしてくださいね。
初心者におすすめの観賞魚7選
初心者にも飼育しやすい観賞魚について紹介します。
アクアリウムを始めたいけど、どんな種類の魚を飼えば良いのか疑問を感じている方は参考にしてくださいね。
◆金魚
・特徴
日本でも古くから愛されている金魚は縁日などの金魚すくいで一度は見かけたことのある魚ではないでしょうか?
中国が原産の金魚は、フナの突然変異種を観賞用に交配して作出した人為的な観賞魚であり、一番の魅力はその丈夫さにあります。
世界中で親しまれている金魚は種類が豊富であり、自分好みの子を選ぶ楽しみがあります。
フナ型の和金やコメット、丸々とした体形の琉金やランチュウなど様々な形の金魚が泳ぐ水槽は華やかです。
美しい赤色だけでなく、黒や金、銀など色とりどりの金魚も美しいですね。
・水槽の必要サイズ
水槽のサイズは飼育する金魚の数により違ってきますが、小型の30センチ水槽では1〜3匹程度が理想です。
金魚は大きくなると、30センチ前後に成長します。
水槽のサイズに合わせて身体を大きくする傾向にありますが、窮屈になってきた場合には水槽のサイズアップも将来的に考える必要があります。
・水質
ph7.0前後の弱酸性〜中性が良いです。
水温は18℃〜25℃前後が適温になります。
・ほかの魚と混泳ができるか
金魚は金魚同士で混泳させるようにします。
詳しく言うとフナ型の金魚は動きが早く、活発であり、丸い体型の琉金などはおっとりとしていることか多いので、金魚の体型でまとめてあげるのが良いでしょう。
タンクメイトとして、エビなどとも混泳可能ですが金魚に食べられる可能性があるため隠れ家を複数用意するようにします。
◆メダカ
・特徴
メダカも人気の観賞魚であり、成長しても3センチ前後にしかならない点と日本の気候に適した丈夫な身体が人気です。
メダカ目メダカ科に分類される淡水の魚であり、群れをなして泳ぐ性質から複数匹の飼育に適しています。
現在では、メダカも観賞用に様々な種類が作出されており、色とりどりのメダカを楽しむことができます。
一般的なヒメダカは50円前後で購入することができるため初めての方にもおすすめです。
・水槽のサイズ
30センチ水槽でメダカ10匹前後が理想になります。
小型の水槽でも飼育できるため、幅広い年代の方が楽しむことができます。
さらには、鉢などに水を張り外で飼育することもできるため、庭先のちょっとしたインテリアにもなります。
メダカは混泳もさせやすいため、数を増やすのであれば60センチ以上の水槽での飼育がおすすめです。
・水質
丈夫なメダカはある程度ならば水質の変化に耐えられますが、ph6.5〜7.0の間が良いでしょう。
水は弱酸性~中性が適しています。
・他の魚との混泳はできるか
メダカ同士であれば、白メダカや楊貴妃メダカなどと混泳させることができます。
メダカは大人しい気性の魚であり、群れて泳ぐことが好きですので複数飼育にも向いています。
◆アカヒレ
・特徴
メダカや金魚では面白味がないと感じている方にはアカヒレがおすすめです。
淡水の魚であるアカヒレはその名の通り、ヒレが赤いのが特徴の魚です。
成長しても4センチ前後にしかならないため、小型水槽でも飼育しやすく温度管理が必要な熱帯魚の入門編として飼うのもオススメです。
パイロットフィッシュとして、水槽を立ち上げた際に導入する方も多く丈夫な点が嬉しいですね。
アカヒレは黄色味がかったボディーをしたゴールデンアカヒレもいるのでカラーバリエーションを楽しめますよ。
・水槽のサイズ
水槽は小型水槽で5匹〜7匹前後が適切です。
水草との相性も良いので、水草を複数入れたりトンネルなどを入れる際にはワンサイズ大きめの水槽にします。
また、アカヒレは1匹であればガラスボトルなどの小さな容器でも飼育することができます。
水替えなどのお手入れも簡単にでき、お魚との生活がぐっと近づきますよ。
1匹飼育用のキットも販売されていますので、はじめてのアクアリウムにはぴったりです。
・水質
丈夫なアカヒレは水質の変化にも適応しやすい魚ですが、弱酸性〜弱アルカリの水質を維持するようにします。
水温は15℃〜25℃前後がベストです。
・他の魚と混泳できるか
アカヒレは比較的穏やかな気性の魚ですので、混泳も楽しむことができます。アカヒレも群れて泳ぐことを好む魚ですのでアカヒレ同士やグッピーやネオンテトラなどの小型の熱帯魚とサイズを合わせて混泳しましょう。
小さな容器で飼う場合には1匹で飼育してください。
◆グッピー
・特徴
繁殖力の高さと色とりどりの模様が美しいグッピーは熱帯魚飼育の入門編としておすすめです。
オスメスのペアで飼育すれば、繁殖力が高いので初めて繁殖に挑戦する方でも数を増やすことができますよ。
繁殖させる場合には、稚魚を別の水槽に移したり、近親交配にならないように定期的な新しい魚を入れるなどのポイントがあります。
人にも慣れやすく、餌をねだって上に上がってくる姿は可愛らしいです。
・水槽のサイズ
成長しても5センチ前後にしか成長しないため、小型の水槽でも飼育可能です。
繁殖をさせる場合には、稚魚用にスペースを仕切ったり、別の水槽を準備する必要があります。
オスメスのペアを作りやすい魚ですので、メスの取り合いにならないように同数ペアを入れることがポイントです。
・水質
グッピーの水槽には必ずヒーターと水温計を設置して、温度管理をしましょう。
水質は中性〜弱アルカリ性の間をキープします。
適温は26℃前後であり、夏場の暑さには特に弱いので注意が必要です。
・混泳はできるか
グッピーは気性が穏やかな方ですので、ネオンテトラやグッピー同士で混泳を楽しむのがおすすめです。
ペアで飼育する際には、オス同士が喧嘩してしまう可能性がありますので、同数入れましょう。
◆ネオンテトラ
・特徴
熱帯魚飼育の代表格とも言えるネオンテトラは安価で購入できるのが、魅力の魚です。
ブルーの鮮やかな身体はとても印象的であり体の中心に赤いラインが入っているのが特徴です、
成長しても3センチ前後にしかならない小さな魚であり、群れて泳ぐ習性があるので複数飼育が基本になります。
他の小型熱帯魚との相性も良く、水槽を華やかな印象にしてくれますよ。
・水槽のサイズ
ネオンテトラのみ飼育する場合には、30センチ水槽のような小型水槽でも問題ありませんが、複数の魚で混泳を楽しむ場合には60センチ水槽が自由度も高くおすすめです。
また、ネオンテトラは臆病な面があり隠れ家として石や水草を入れてあげるのが、おすすめです。
・水質
弱酸性〜中性が好ましいです。
身体が小さい分、水質変化の影響を受けやすいため定期的な水換えが必要になります。
また、温度は25℃〜28℃前後を保つようにします。
夏場の暑さも冬場の寒さもどちらも苦手であり、ヒーターや冷却ファンを使用して水温が変化しないように注意しましょう。
・混泳はできるか
ネオンテトラは複数の魚で混泳させるにはうってつけの魚になります。
水槽内が華やかになり、性格も穏やかなためバランスがとりやすくなります。
ネオンテトラ同士も複数入れるようにして、群れて泳ぐことのできる環境を作りましょう。
◆ミッキーマウスプラティー
・特徴
尾部分の黒い斑点がミッキーマウスの形に見えることからこの名前がつきました。
ずんぐりとした身体つきのプラティーであり、成長すると5センチ前後になります。
色も鮮やかであり、白や赤、黄色など色のバリエーションがあるため選ぶ楽しみがあります。
さらには、混泳もさせやすく水槽のアクセントになりますよ。
・水槽のサイズ
小型熱帯魚に分類されるミッキーマウスプラティーですが、水草や他の魚との混泳を考えている場合には、45センチ水槽からの飼育が望ましいです。
身体が小さいうちは大丈夫ですが、成長してくると自分より体の小さな魚を威嚇する場合があるため水草や隠れ家を準備するのがおすすめです。
・水質
ヒーターは必須であり、夏場の暑さは特に苦手です。
水質は弱酸性〜弱アルカリ性、水温は26度前後が良いでしょう。
・混泳はできるか
体のサイズを合わせて混泳指せれば、混泳に適しています。
ややネオンテトラなどと比べると身体が大きくなるので、他の魚を攻撃しやすい傾向にありますか、トンネルや水草などで隠れ家を作ってあげると喧嘩しにくくなります。
◆コリドラス
・特徴
小型のナマズの仲間であるコリドラスは、水槽内に発生した藻や他の魚が残したエサカスなどを食べてくれるお掃除屋さんとしてもおすすめの魚です。
様々な模様のコリドラスがおり、水槽内でも見栄えがするのが魅力です。
タンクメイトとして優秀なコリドラスは成長しても6センチ前後にしかならないため、小型水槽でも飼育しやすいです。
気性も大人しいため他の魚に影響を与えにくい魚です。
・水槽のサイズ
コリドラスのみ飼育するのであれば、小型水槽でも問題ありませんが、混泳や水草を使用したアクアリウムを楽しむのであれば、60センチ水槽が理想的です。
また、コリドラスは臆病なため必ず土管などの隠れ家を入れてあげましょう。
・水質
水質は弱酸性を好みますが、水質の変化に敏感な面があるのでヒーターや定期的な水換えをして水質・水温共に一定に保つようにしましょう。
水温は26℃前後を維持します。
・混泳はできるか
コリドラスは沈下性の魚ですので、様々な種類の熱帯魚との混泳を楽しむことができます。
上記で紹介したグッピーやミッキーマウスプラティーとの混泳がおすすめです。
まとめ
アクアリウム初心者の方におすすめな熱帯魚を紹介しました。
アクアリウムは自由度が高く、自分だけの空間や世界をレイアウトすることができるので満足度の高いペットになります。
準備をしっかりとして、生体をお迎えすれば3年〜10年前後楽しむことができますよ。
アクアリウムを始めたい方の参考になれば、幸いです。
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