きょとんとした姿が可愛い!ペットとしても人気のフクロウの種類と特徴をご紹介!

2020.12.29

きょとんとした姿が可愛い!ペットとしても人気のフクロウの種類と特徴をご紹介!

縁起が良い鳥と有名なフクロウ。 きょとんとした姿が可愛く、近頃はペットとしても人気があります。 おっとりした表情を見ていると気持ちが和んできますよね。 そんなフクロウの人気の種類や特徴を紹介していきます。

【目次】
1.フクロウってどんな鳥?

2.フクロウは世界的にも“幸せ”のシンボル

3.フクロウにはどんな種類がいる?
 3.モリフクロウ~ペットとして人気のあるフクロウ
 3.メンフクロウ~ユニークな顔立ちが印象的
 3.コキンメフクロウ~小さな体で扱いやすい
 3.シロフクロウ~白くて大柄な特徴を持つフクロウ
 3.アフリカオオコノハズク~小さい体で扱いやすい種類
 3.スピックスコノハズク~人に懐きやすく人気がある種類
 3.カラードコノハズク~大きな瞳と小さい体が可愛い
 3.ヨーロッパコノハズク~最小とも言われるフクロウ

4.ミミズクはフクロウなの?

5.フクロウの寿命や飼う環境について

5.まとめ


フクロウってどんな鳥?

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フクロウは、まんまるの目が正面に2つある平面的な顔立ちが特徴です。
首がくるくると大きく回転できるというイメージを持つ人も多いかもしれません。
フクロウの首はよく動きますが、それは眼球が固定されたままだからです。
眼球をキョロキョロ動かせないため、首を動かして周囲を見なければいけません。
大きく首を動かしている姿を見ると、「首が痛くないか」とちょっと心配になりますよね。
でも、ほかの哺乳類と比べると首の骨が多く、可動範囲は大きいので大丈夫です。

また、フクロウは鷹やハヤブサと同じように、くちばしや爪が尖った特徴を持つ「猛禽類(もうきんるい)」に属しています。
フクロウは、一見、穏やかな雰囲気があるため、勇ましく力強そうな鷹やハヤブサと同分類と聞くと、ちょっと不思議な感じがするかもしれません。

でも、自然界で暮らすフクロウは、結構ワイルドでスピーディーな動きをします。
フクロウは夜行性で、夜になると小型動物を狩るために活動を始めます。
木の上で静かに獲物を待ち伏せし、「これだ!」と決めた相手に突撃。
音を立てずに羽を広げて相手に近づき、獲物をしっかりキャッチする様子は、ハンターのプロといった感じです。


フクロウは世界的にも“幸せ”のシンボル

フクロウと聞いたとき、「縁起がいい」「幸せを運んでくれる」というプラスのイメージが浮かびますよね。
日本では、特に金運に効果があるとして、フクロウをモチーフにしたグッズもたくさん販売されています。
家のなかを見渡すと、1つくらいは持っている人も多いのではないでしょうか。

フクロウは漢字で書くと「梟」。
この文字だけを見ても、なかなか読めませんよね。
そのため、カタカナやひらがなで「フクロウ」「ふくろう」の方が馴染み深いでしょう。

苦労知らずの「不苦労」、幸せがやってくる「福来郎」などの当て字が、フクロウが幸運の鳥と言われる理由のひとつとなっています。

また、フクロウはローマ神話に出てくる知恵や芸術の女神にも仕えていたため、化身として神聖なる存在とも考えられています。


フクロウにはどんな種類がいる?

森林の奥深くに暮らし、夜になると独特の鳴き方をするような野生のイメージが強いフクロウ。
でも、近頃では、フクロウカフェが話題になったり、ペットとして飼ったりなど、身近な存在の動物となってきています。
フクロウと言っても、たくさんの種類がいます。
人気のフクロウの種類や特徴について見ていきましょう。

◆モリフクロウ~ペットとして人気のあるフクロウ

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「これぞフクロウ」という見た目をしているのが、モリフクロウです。
日本でフクロウをモチーフにしたグッズにも描かれているような顔立ちをしています。

中型サイズで、体長35~40センチくらいです。
羽の色は、茶色やグレー、褐色など、さまざまな色がミックスされています。
野生的な色合いですが、「黒いビー玉のような瞳」と「丸いフォルム」で可愛らしい雰囲気を持つところが魅力的です。
モリフクロウの“モリ”からもイメージできるように、森の木の上にいる姿が頭に浮かびますね。

性格はおっとり系でおとなしい個体が多いと言われています。
サイズ感もそれほど大きくないことから、ペットとしても扱いやすいでしょう。

モリフクロウは、ペットとして飼うフクロウのなかでも知名度も人気もある種類です。

◆メンフクロウ~ユニークな顔立ちが印象的

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メンフクロウは、見た瞬間に釘付けになりそうなユニークな顔の持ち主です。
顔の部分が白く、まるでハート型のお面をつけているかのような特徴があります。
お面をつけていることが名前の由来となっています。

白い顔と素朴な表情をしているため、おっとりした印象を受けるでしょう。
その期待を裏切らず、性格も穏やかで人間にも慣れやすいと言われています。
また、体のサイズは体長35~40センチで、フクロウのなかでは中型サイズです。
それほど大きくないですが、存在感はあります。

環境への順応性も高いメンフクロウは、フクロウのなかでも飼いやすいと人気種です。

◆コキンメフクロウ~小さな体で扱いやすい

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コキンメフクロウは、フクロウ界のなかでは、小型サイズです。
19~23センチほどの体長、200グラム前後程度の体重というように、全体的にコンパクトな体型をしています。

丸みを帯びたフォルムで、柔らかい雰囲気。
小柄で可愛らしい見た目で、ペットとして飼いやすいと人気です。
体が小さいことから、俊敏な動きもでき、丈夫で健康的。
慣れてくるとスキンシップもできるフクロウです。

ただ、少しナイーブなところがあり、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
フクロウというと夜行性の鳥ですが、コキンメフクロウは日中にも活動します。
キョロキョロと周囲を見渡したり、羽を動かしたりなど、ときどき見せる動作がコミカル。
ぬいぐるみのようで、ずっと見ていたくなる存在となりそうですね。

◆シロフクロウ~白くて大柄な特徴を持つフクロウ

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シロフクロウという名前からもイメージできるように、白い体が特徴の種類。
「ハリーポッター」という映画で知名度をあげたのがシロフクロウです。

体長は50~65センチの大柄ボディ。
羽を広げると140センチ以上にもなり、圧倒されるほどの迫力を感じさせてくれます。
体重は2キロ前後でがっしりとした存在感の持ち主です。

オスの方は、年齢とともに白さが増し、全体的に真っ白です。
メスも基本的には白いですが、 黒の斑点が模様のように入っているため、性別の見分けがしやすいでしょう。

そもそも北極圏という寒い地域に生息するフクロウのため、寒さには強いです。
ただ、気温が高まる夏に向けては、暑さが苦手なシロフクロウのために温度をしっかり管理することが必要です。

◆アフリカオオコノハズク~小さい体で扱いやすい種類

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アフリカオオコノハズクは、200グラム前後の体重、20~24センチ程度の体長でかなり小さな体をしています。
顔の中心が白く、輪郭をなぞるように黒く縁どられているのが特徴です。
オレンジをベースとした色の目のなかに、綺麗な丸い黒目があります。
目の上についている飾り羽が、とてもゴージャスです。

アフリカオオコノハズクは、相手によって自分の体のサイズを変えるのが特徴です。
「こいつは強そう!」と思ったときは、体を細めて自分の存在を小さくします。
そして、自然のなかでは、木と同化するように擬態して相手の目に錯覚を起こします。
「気づかないでほしい」という気持ちなのかもしれませんね。
逆に、「こいつは自分よりも弱いな」と下に見ると、羽を広げたり、体を膨らましたりと威嚇する様子を見せることもあります。
しかし、本来、臆病なところがあるため、威嚇して「自分は強いのだ」と見せるときには、アフリカオオコノハズクのなかにある神経質な部分がマックスになっているときです。

小さく可愛らしい反面、相手によって攻撃的になるなど、“やんちゃ”気質を表すこともありますが、基本的に、人間に懐きやすい性格をしています。
小さめの体ということもあり、飼育のしやすさから人気がある種類です。

◆スピックスコノハズク~人に懐きやすく人気がある種類

スピックスコノハズクは、20~24センチの体長、90~160グラム程度の体重で、フクロウのなかでも小型サイズです。
木々に溶け込むような茶色の羽色でまだらな模様をしているのが特徴です。
このように、木の葉に擬態しているフクロウは、名前に「~~コノハズク」が入っています。
“コノハ”は、“木の葉”からきています。

スピックスコノハズクは、夜の活動に備えて、日中は木のように静かにおっとり過ごします。
臆病なところがありますが、人間をあまり怖がらない子が多いようです。
もともと温厚な性格で、「小さい」「可愛い」とフクロウをペットとして迎える人のなかでも注目度が高いです。

◆カラードコノハズク~大きな瞳と小さい体が可愛い

カラードコノハズクも、人気がある種類です。
カラードコノハズクという名前のほか、和名でインデアンスコップオウルやインドオオコノハズクとも呼ばれます。
販売する店舗によって、呼び名が異なるでしょう。

カラードコノハズクの魅力は、なんと言っても大きいクリクリの黒い瞳です。
しかも、体も小さいため、ぬいぐるみみたいなキュートさが人気を集めています。
茶色の羽色がフクロウらしさを感じさせてくれますね。

カラードコノハズクは、怖がりなところがあり、敵と感じた相手には体を細める習性があります。
基本的は穏やかな性格。
好奇心が旺盛で人間にも慣れやすいと言われています。
 

◆ヨーロッパコノハズク~最小とも言われるフクロウ

ヨーロッパコノハズクは、小型サイズのフクロウのなかでも小さめの体をしています。
前述の「コノハズク」の仲間と同じように、木の葉を連想させるような茶色の見た目です。

大きさは15~20センチ程度、体重は60~100グラム程度と“超”小型種。
慣れてきたら、手のひらに乗せることもできるでしょう。
フクロウとしては極小サイズなうえ、可愛らしい外見で注目されている種類です。
基本的にはおとなしい子が多く、飼育スペースもあまり必要としないのが人気の理由でしょう。


ミミズクはフクロウなの?

フクロウと同じように、ミミズクという名前も聞いたことがある人も多いかと思います。
見た目は同じような外見ですが、何が違うのでしょうか?

フクロウもミミズクも、どちらも「フクロウ科」。
つまり、同じ「フクロウ」です。

では何が違うのかと言うと、頭上にある羽角の存在。
ミミズクには、目の上から頭にかけたあたりに「羽角」と言われる飾り羽が見られます。
この飾り羽があるフクロウを「ミミズク」、飾り羽がないフクロウを「フクロウ」として、区別しています。

つまり、大きなくくりで言えば、どちらもフクロウで同じ鳥なのです。
飾り羽があるフクロウは、「~ミミズク」「~ズク」と名前に入っています。
フクロウと見比べると、豪華でオシャレな飾り羽があるのが印象的です。


フクロウの寿命や飼う環境について

上記で、フクロウの種類をいくつか紹介しました。
体のサイズによって違いがありますが、野生で暮らしているフクロウよりも寿命は長いです。
小型なら15~20年ほど、中型なら20~30年ほど、大型になると30~40年と、サイズが大きくなるほどに長生き傾向にあります。

ペットとして販売されているフクロウは、全体的におっとりした子が多いです。
でも、基本的に気の強さや臆病な部分もあるので、じっくりと人慣れさせながら向きあっていく必要があります。
そもそも自然界で夜行性のフクロウですから、止まり木や飼育ケージを準備して、落ち着ける環境を作ってあげることが飼い方のポイントです。

また、大きなフクロウは飼育スペースも広めにしなければ、フクロウにとっては居心地の悪い空間になってしまいます。
フクロウのサイズに合った飼育環境かを考えながら、種類を選ぶことが大事です。


まとめ

フクロウの種類をいくつか紹介しました。
ペットとして飼われているフクロウの種類はたくさんあって、サイズ感や羽色の特徴が異なります。
慣れるまでは時間がかかりますが、じっくり向き合うと可愛らしい表情を見せてくれる癒し系の鳥です。
寿命も長めで、長い時間一緒の時間を過ごせます。

フクロウを迎えたいと思ったときには、まずはどんな種類があるのかを知ることからスタートしてみましょう。
飼育スペースや性格なども踏まえ、自分に合った種類のフクロウを迎えましょう。
飼育するには、難しい点も多いかもしれません。
ペットショップやかかりつけの獣医さんなどにアドバイスをもらうと安心です。



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