1.リクガメに与えてもいい野菜・野草の種類
1-1.野菜・果物
1-2.野草
3.リクガメに与える際に注意が必要な野菜・野草の種類
3-1.とうもろこし、豆
3-2.ほうれん草
3-3.キャベツ・ブロッコリー
3-4.ヒガンバナ、オシロイバナ、球根植物など
4.リクガメに与えてはいけない野菜・野草の種類
4-1.唐辛子・ししとう
4-2.果物・野菜の種子
4-3.人間用の加工食品
4-4.犬猫の餌、おやつ
【掲載:2021.02.26 更新:2021.08.25】
リクガメに与えてもいい野菜・野草の種類
リクガメに与えられる野菜・野草の一覧は以下のものがあります。
◆野菜・果物
- 小松菜
- モロヘイヤ
- キャベツ
- 水菜
- チンゲンサイ
- トマト
- オクラ
- 大根の葉
- カブの葉
- ニンジン
- きゅうり
- バナナ
- りんご
リクガメの主食として小松菜は大変優秀な野菜です。
リクガメが必要なカルシウムやミネラル、鉄分などを豊富に含んでいる小松菜はリクガメの食事には欠かせません。
また、水分を多く含んでいるため、水分補給することもできます。
カルシウムが豊富なモロヘイヤもネバネバした特徴を好むリクガメが多く、食事で重宝します。
一つ注意したいのは、種子には毒性があるとされており、葉部分のみ与えるようにしましょう。
シャキシャキとした食感で大根の葉やカブの葉もリクガメが好んで食べる野菜です。
調理して余った大根の葉などは一口だいに細かく刻んで与えると良いでしょう。
バナナやりんごなどの果物類は嗜好性も高く、よく食べますが与えすぎには注意が必要です。
それしか食べなくなる可能性があり、糖類の過剰摂取は下痢などの不調にもつながります。
◆野草
- オオバコ
- ナズナ
- ホトケノザ
- カラスノエンドウ
- ハルジオン
- ヒメオドリコソウ
- ハコベ
- シロツメグサ
- ヘラオオバコ
- コバンソウ
- ヨモギ
- ヘビイチゴ
- ツユクサ
野草は最初は見つけるのが大変かもしれませんが、採取してよく洗い与えるとリクガメが喜んで食べてくれますよ。
野草をリクガメが食べることは自然な流れであり、生き生きと過ごすためにも野草を適量取り入れるのがおすすめです。
特にオオバコは漢方にもなる野草であり、栄養価が高く、カルシウムが多いのでおすすめです。
野草をそのまま採取してあげる前に、除草剤がまかれた場所ではないか、犬のフンなどで汚れていないかチェックして与えましょう。
リクガメの人工飼料との併用
リクガメは丈夫な身体をしており、栄養バランスの取れた食事を与えていれば長生きします。30年前後一緒に過ごすことができますので、良きパートナーとなってくれますが、リクガメの健康維持にはこれらの野菜や野草をバランスよく与える必要があります。
リクガメ用の人工飼料も販売されていますが、人工飼料よりも野菜などを主食として人工飼料はトッピング程度与えるようにするのが理想的です。
理由としては、人工飼料のみですとリクガメに必要なカルシウムやリンが不足してしまい、甲羅の奇形や皮膚炎などの原因にもなります。
リクガメの死因として、栄養不足なども良き上げられる原因の一つであり、食事に関しては特に力を入れたいポイントになります。
リクガメに与える際に注意が必要な野菜・野草の種類
リクガメがに野菜や野草を与える際には、除草剤などに気をつけたいものですが、与えるのに注意が必要な野菜や野草もあります。
適切な与え方をしないと、かえってリクガメの健康を害することになるため、注意したい野菜と野草を紹介します。
◆とうもろこし、豆
炭水化物の量が多く、リクガメに長期的に与えると高カロリーになってしまいます。
また、食べ過ぎると消化不良の原因にもなるため、積極的に与える必要はありません。
◆ほうれん草
葉類の野菜というとほうれん草を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実はほうれん草はカルシウムの消化吸収を妨げるシュウ酸が多く含まれているため、リクガメには不向きの野菜になります。
◆キャベツ・ブロッコリー
キャベツなどを与え過ぎると、甲状腺誘発物質が原因でヨウ素欠乏症を起こす原因になります。
リクガメには不向きの野菜であり、もし他の野菜を全く食べなくて困っているなどの際に少量与えて変化をつけるようにしましょう。
与える頻度はごくわずか限定してなるべくならば取り除くようにします。
◆ヒガンバナ、オシロイバナ、球根植物など
基本的には上記で挙げた野草以外は毒性があったり、リクガメによくない成分が含まれているものも多いため与えないようにするのが無難です。
野草は判断するのが、難しくわからない野草は無闇に与えることは危険ですので避けましょう。
刺激や匂いが強い野草もリクガメにとっては良くない影響があるため、与えないようにします。
リクガメに与えてはいけない野菜・野草の種類
リクガメに絶対に与えてはいけない野菜と野草を紹介します。
与えることにより、最悪リクガメが死に至ることもあるため避けましょう。
◆唐辛子・ししとう
辛味などはリクガメにとって刺激物であり、胃腸に大きな負担をかけることになります。
また、唐辛子などを摂取することによりショック症状がでる危険もあります。
唐辛子などの刺激物は与えないようにしましょう。
◆果物・野菜の種子
果物や野菜の種子などは消化不良になり、腸閉塞などの原因になります。
果物などを切り分けて、与える際には必ず種を取り除いて与えるようにしましょう。
◆人間用の加工食品
野菜の煮物など人用に加工された食品は、リクガメには味が濃過ぎるため胃腸に負担をかけてしまいます。
リクガメは油や乳製品を消化できないため、たとえ野菜のおかずなどでも与えないようにしましょう。
◆犬猫の餌、おやつ
リクガメは犬猫の餌を消化することができません。
リクガメに必要な栄養素もないため、絶対に与えないようにしましょう。
リクガメに野菜・野草を与えるときのポイント
リクガメに野菜や野草を与える時には、種類豊富に与えるようにしましょう。
適量はそのリクガメにより異なりますが、小山になるぐらいたっぷりめにあげます。
小松菜やチンゲン菜などを主食にきゅうりやトマト、レタスなどを副菜に与えます。
果物やリクガメの人工飼料はおやつやトッピングとして少量与えます。
また、リクガメのエサを与える際に「食べてくれない」ということがありますが、数種類の野菜や果物を毎回バリエーションを変えて与えることで飽きずにご飯を食べることができます。
さらには、数種類の野菜からいくつか選んで与えることにより、選択肢が広がるのでその子がどんな野菜や野草が好みであるのか把握することができます。
何パターンか餌の組み合わせを作っておけば、餌も作りやすくなり食いつきも良くなりますよ。
また、エサを与える際には一口代にカットして与えるようにしましょう。
リクガメはエサを食べる際に大きいと、そのまま気管や腸が詰まってしまい、命の危険に晒される可能性もあります。
リクガメの好みは個体により異なりますが、偏食にならないように心がけてバランスよく与えることが大切です。
特にきゅうりなどを好んで食べるリクガメは多いですが、水分補給には有効なきゅうりは栄養価がほとんどありません。
きゅうり場から与えていると、栄養不足から突然死などの原因につながることもあります。
バランスよくエサを与えているように見えても同じ野菜や野草ばかりで偏っていたということもあるため、与える食事の内容は家族で把握してばらつきがないようにします。
◆農薬に注意
野草などはお金がかからずに採取できる上、栄養満点で食物繊維も多くリクガメにとってはメリットがたくさんあります。
しかし、道に生えている野草は農薬や除草剤などが付着している可能性もあります。
犬のフンなどで汚れている可能性もあるため、綺麗な状態の野草を見つけてしっかりと洗ってから与えましょう。
プランターなどを用いて、自宅で育てて採取した野草や野菜を与えると安心ですね。
農薬は少量口に含んだだけでも、リクガメの命を奪うこともあります。
農薬は雨で流れてもその効果が継続するものが多く、危険です。
採取した野草や野菜は念入りにあらい、のうやくなどが撒かれていない場所のものをさいしゅしましょう。
まとめ
リクガメの野菜・野草の与え方やポイントについてしょうかいしました。
リクガメには、カルシウムやリンが必要不可であり、数種類の野菜や野草、果物をバランスよく与えることが大切になります。
リクガメはペットの中でも長生きしますので、上手に飼育すればま30年近く一緒にいれます。
健康的にリクガメに過ごしてもらうためにも、小松菜などの栄養価の高いは類を中心にして与えてバナナやリンゴなどは味のアクセントとして、上手に利用しましょう。
リクガメの食べられる野菜や野草を知りたい方の参考になれば、幸いです。
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