ピグミースローロリスの特徴は?ペットとして飼育するときのポイントは?

2021.06.04

ピグミースローロリスの特徴は?ペットとして飼育するときのポイントは?

ピグミースローロリスという生き物はご存知でしょうか? 可愛らしい顔つきに大きな瞳が特徴のサルの仲間です。 ピグミースローロリスをペットとして飼育する場合の注意点や飼い方について紹介します、 ピグミースローロリスに興味のある方は参考にしてください。


ピグミースローロリスとは?


スローロリス属に分類されるサルの一種であるピグミースローロリス。
小型の身体つきやクリッとした愛らしい顔つきからペットとしても人気であり、エキゾチックアニマルの中でも比較的一定の飼育数がいる生き物です。

しかし、その愛らしい容姿からペット用や毛皮目的で乱獲された歴史があり野生の数は減少傾向にあります。
ワシントン条約により輸出などの取り引きは制限されていますので、ペットとして飼育できる個体は貴重になります。

ピグミースローロリスの基本的な特徴について紹介します。

◆見た目の特徴

中国では最小のサルとして知られているピグミースローロリスですが、小さな耳と白い鼻筋と丸い顔が特徴です。
大きな瞳はメガネリスにも酷似しており、ロリス科ロリス亜科スローロリスに属するロリスの仲間になります。

ボリュームのある厚い毛質と退化した尻尾も特徴的であり、ぬいぐるみを思わせる柔らかいフォルムをしています。
毛質は堅めであり、触ると跳ね返るような弾力があります。

体長は20センチ前後で、体重は230g〜600g前後になります。
木の上で生活する夜行性であり、昼間は木の穴などを巣穴にして眠って過ごしています。

◆原産国・生息地

熱帯雨林に生息しているスローロリスは、ベトナム、スマトラ、ボルネオなどが原産国になります。
中国の雲南州森林にも生息しており、木の密集度が高い森を住処にしています。

◆特徴・性格

ピグミースローロリスという名前の通り、動作は非常にゆっくりで木から木へ移動する際にもおっとりと移動します。
サルの仲間としては珍しく毒を持ち、脇の下から分泌される毒をグルーミングにより身体全体に塗りつけることによりその身を護ります。
このピグミースローロリスが有している毒は人への影響はないとされています。

野生下ではニシキヘビやオランウータンなどの外敵から身を守るため、保護色となる葉の生い茂った密集地を好んで生活します。

性格は名前の通りマイペースで穏やかな気性のため、ペットとしても人気があります。
他のサルに比べて人馴れもしやすく、幼少期から飼えば腕に乗ったり、肩乗せにしたりとふれあいを楽しむことも可能です。

一方で臆病で神経質な面もあるため、初めは間接的に飼育を行い鑑賞中心の接し方にして様子を見ることが大切です。
特に幼少期はストレスを感じやすく、あまり構い過ぎてしまうと突然死の原因にもなります。

しっかりと環境に馴染んできたのを確認してから、手から餌を与えてみるなど段階的にスキンシップの頻度を増やしていきましょう。
注意したいのは、身の危険を感じると鋭い歯で噛み付いて攻撃してくる場合もあります。

ペットとして流通しているピグミースローロリスは犬歯を取り除いてあることが大半であり、噛まれても大事には至りませんが良好な関係を築くためにはピグミースローロリスの様子をよく観察することがポイントです。

◆寿命

ピグミースローロリスは大切に飼育すれば、20年前後生きます。
長い時間一緒に過ごせることは魅力的ですが、その分お世話の期間や飼い主さんの負担が増えてきます。

ピグミースローロリスをお迎えする前に終生飼育する計画をきちんと立てた上で計画的にお迎えしてあげましょう。


ピグミースローロリスの値段

ピグミースローロリスの値段は約50万円〜70万円前後になります。
ベビーはさらに希少価値が高くなり、100万円以上する場合もあります。

ピグミースローロリスはペットとしての流通がありますが、日本では珍しいエキゾチックアニマルであり、なかなか入手できない貴重な存在です。
そのため、他のペットに比べて高額になります。


ピグミースローロリスの飼育環境(必要なグッズ)

ピグミースローロリスの飼育に必要なグッズを紹介します。
以下のアイテムが基本的に必要なものになりますので、参考にしてくださいね。

  • ケージ
  • 登り木
  • 食器
  • モンキーフードなどのご飯
  • 温度計
  • ヒーター
  • 観葉植物等

ケージはピグミースローロリス用のケージはないため、ウサギやチンチラなどのケージを用意します。
木の上で生活しているピグミースローロリスが木登りするための登り木をいれるのに、高さのあるケージを用意します。

登り木はピグミースローロリスが登っても動かないようにきちんと固定しましょう。

基本的にピグミースローロリスは雑食になります。
飼育下では、ドッグフードなどをふやかして与えることが多いですが栄養バランスよく餌を与えるように数種類用意します。

また、野生での生活に飼育環境を近づけるために観葉植物などの植物をケージに入れてあげるのも良いでしょう。
ピグミースローロリスは暑い地域に生息していますので、特に日本の冬は苦手になります。

冬場に寒さで弱らないようにヒーターを使用して温度調節するようにしましょう。


ピグミースローロリス飼育の注意点

ピグミースローロリスの飼育の注意店について紹介します。
ピグミースローロリスは身体が小さく、飼育環境の変化にも敏感です。

◆温度設定

熱帯雨林出身のピグミースローロリスの適温はやや高めであり、27℃前後に保つ必要があります。
夏の暑さはある程度平気ですが、冬の寒さは大変苦手でありすぐに弱ってしまうためヒーターやケージに保温カバーなどを設置して、体温が下がらないように工夫しましょう。

湿度もある程度高めの環境を好むため、湿度計付きの温度計を設置して必ず温度管理を行いながらエアコンなどの空調のある部屋での飼育が必須になります。

室温が23℃を下回るとピグミースローロリスは低体温症になり、動けなくなる可能性があるため注意が必要です。
普段よりも動かない、身体を丸くして固まっているなどの様子が見られた場合には、低体温症を発症している可能性があるため、注意が必要です。


ピグミースローロリスの飼い方

ピグミースローロリスの飼い方についてポイントをピックアップして紹介します。
ピグミースローロリスをお迎えする前の参考に活用していただければ、幸いです。

◆ご飯について

基本的には雑食性でありなんでもよく食べます。
飼育下では、ふやかしたドライフードを主食にコオロギやミルワームなどの動物性タンパク質、果物や葉野菜などをバランスよく与えましょう。

特にミルワームやコオロギなどの動物性タンパク質は健康で長生きしてもらうためには必要であり、できるだけ与えるようにしましょう。

しかし、身体が小さく代謝量も他のサルに比べると少ないため与える量はすくなめで問題ありません。
また、餌を与えすぎると逆に消化不良を起こして体調不良や早死の原因にもなるためエサ量は慎重に調節します。

特に果物は甘味が強く、嗜好性も高いためよく食べますが主食を食べなくなる可能性があるのと肥満の原因にもなるため与えすぎには注意が必要です。

◆トイレについて

ピグミースローロリスは残念ながら、基本的にトイレを覚えることはないためケージ内にトイレをしてしまうため定期的にケージを掃除して清潔に保つ必要があります。

ウンチはコロコロとしており、回収しやすいためその都度掃除すれば臭いが気になるなどの問題を防ぐこともできます。
おしっこには独特の匂いがあるため、拭き取りケージをこまめに水洗いするのがおすすめです。

排泄物をそのままにしておき、汚れた状態が長く続くと菌やカビが繁殖してしまい衛生的にも良くありません。
ピグミースローロリスの病気の原因にもなるため、トイレをした場所はこまめに掃除するようにして、できるだけ排泄物はすぐに取り除くようにしましょう。

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◆臭いについて

ピグミースローロリスは自己防衛のため体液を身体全体に塗りつける修正があります。
そのため、独特な臭いがあり部屋の換気と飼育スペースの掃除、ピグミースローロリスのお手入れなどをしないとつんとしたアンモニア臭に近い臭いが発生する場合があります。

ケージを水洗いしたり、トイレを素早く片付けて清潔に保つことにより臭いを軽減することができます。

また、お尻周りが汚れていないか確認してピグミースローロリスの身体を定期的にブラッシングしたり、濡れタオルで拭いてあげることも臭いの軽減につながりますよ。

◆かかりやすい病気について

ピグミースローロリスをお迎えする前にエキゾチックアニマルに詳しい獣医さんを探しておくことが大切です。

ピグミースローロリスは身体が小さいため少し風邪を引いただけでも命に関わる場合があります。
特に抜いた犬歯から菌が侵入してしまい、感染症になる可能性があります。
飼育下のピグミースローロリスは野生の個体に比べると免疫力も低下しており、怪我などしやすい面があります。

ちょっとの異常でも重篤な症状で命の危険がある可能性があります。


まとめ

まんまるの目が可愛らしいピグミースローロリスの飼育について紹介しました。
ピグミースローロリスは乱獲により野生ではその数が減少傾向にあります。

ペットとして繁殖して、流通している個体も少ないため入手までに時間がかかることが多いです。
ピグミースローロリスをお迎えは計画的に行いましょう。

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