1.フェレットに散歩は必要なのか?
1-1.フェレットの散歩のメリット
1-2.フェレット散歩のデメリット
1-3.フェレットに散歩は必要ない
3.何歳から散歩していいのか?
3-1.予防接種をしている
3-2.懐いているか
3-3.ハーネスに慣れさせる
4.散歩時の注意点
4-1.気温・季節
4-2.脱走
4-3.拾い食い
4-4.他の動物との接触
4-5.ノミ、ダニ、フィラリアなど
フェレットに散歩は必要なのか?
結論からいうと、フェレットにとっては室内での運動で十分なため、犬のように外に散歩に連れ出す必要はほとんどありません。
1日中ケージの中にいるだけですと、運動不足からストレスを感じてしまうため室内で放し飼いにする時間を作り、部屋の中をお散歩という形で十分な運動をすることができます。
しかし、飼い主さんが一緒にお出かけして思い出づくりをしたい、新しい刺激を与えたい、気分転換という理由でフェレットを外に連れ出して散歩することは可能です。
外に散歩に行く場合には短時間で済ませること、場所を厳選して安全性を確保してから連れて行くことなどを守れば、フェレットとの散歩を楽しむこともできます。
◆フェレットの散歩のメリット
フェレットを外の散歩に連れ出すメリットは、上記で触れたように飼い主さんとのコミュニケーションを通して、絆を深める効果があります。
お出かけ先で2人で写真を撮ったり、普段とは違うフェレットの様子を観察して楽しむことができます。
また、室内だけで過ごしているフェレットには外は刺激になり、新たな発見をしながらお散歩を楽しむことができます。
運動量も十分取れるため、普段からの運動不足が気になる方はときどき外にお散歩に出ることも良いでしょう。
◆フェレット散歩のデメリット
フェレットは基本的には、室内での生活で十分な生き物です。
外に連れ出すことはリスクもあり、飼い主さんがきちんと安全確保を徹底して行い対策をしっかりとしてから実行する必要があります。
散歩のデメリットとして、外に出ることによりノミやダニなどの寄生虫に感染される可能性があります。
また、アスファルトなどの硬い地面で怪我や火傷の危険があります。
さらには、お散歩に連れ出すときにはハーネスやリードなどを使用しますが、それらのグッズがフェレットの負担になり、逆にストレスを与えてしまう可能性もあります。
楽しく散歩に連れ出したのに、フェレットの苦痛になってしまえば本末転倒です。
フェレットを散歩に連れて行きたい方は自分のフェレットは散歩が可能かどうか吟味してから準備をするようにしましょう。
◆フェレットに散歩は必要ない
フェレットは基本的には散歩は必要ありません。
室内で放し飼いや飼い主さんとおもちゃで遊ぶだけでも十分にストレス発散をすることができます。
どうしても外に散歩したい場合には、フェレットの安全面やストレスを与える可能性を考えた上で外に短時間散歩に連れ出すようにしましょう。
散歩時に必要なもの
フェレットの散歩に必要な基本的なアイテムを紹介します。
以下のアイテムがあると、散歩もさせやすくなります。
慎重にお散歩の計画を立てましょう。
・うんち用の袋
・場合によりフェレット用のおやつ
フェレットを散歩に連れ出すときには必ずリードやハーネスをつけるようにしましょう。
首輪とリードですと外れやすく逃走の可能性もあるため、胴体に通すハーネスタイプのものがおすすめです。
犬の散歩と同じように排泄物は持ち帰ることが基本です。
トイレをした時用に消臭機能のある袋を持って行くのが、おすすめですよ。
重要なのはリードになりますので、フェレットの身体に負担が少ないホールド力に優れているものを選びましょう。
飼い主さんが着脱しやすいものを選ぶのが良いでしょう。
何歳から散歩していいのか?
フェレットを飼ってから早く散歩したい!と考える方もいますが、フェレットを連れて外出するのはワクチンなどの接種が終わってからにしましょう。
また、フェレットの子供用のハーネスなどは取り扱いがないのである程度成長してから連れ出すのがベストです。
フェレットは、生後半年〜10ヶ月ほどで身体が大人になって行きますのでこの時期からお散歩デビューするのが良いでしょう。
散歩のポイントについて紹介します。
◆予防接種をしている
外に出ると他の動物からの感染症などのリスクがあります。
そんな病気のリスクを回避するためには、予防接種が済んでから外に出ることが大切です。
フェレットに予防接種を行うことで、ジステンパーウィルスを予防することができます。
ジステンパーは最悪感染すると2週間で死に至る危険性の高い感染症です。
空気感染するジステンパーを防ぐことができるのは、予防接種だけになるためスケジュールを立てて、フェレットに予防接種しましょう。
散歩デビューの目安としては、2回目、3回目のワクチンが終わってからがベストです。
予防接種と一緒にフィラリアとノミダニ予防もしっかりと行い、準備をしてからお散歩しましょう。
◆懐いているか
外には刺激がいっぱいであり、好奇心旺盛なフェレットは楽しくはしゃいでお散歩してくれる子も多いでしょう。
そんな興奮状態になってしまうと、飼い主さんの言葉が届かずにちょっとした瞬間に逃走してしまう危険もあります。
また、歩かなくなったときに抱っこする必要もあるかもしれません。
フェレットをある程度コントロールするために飼い主さんに十分に懐いてからお散歩に行くようにしましょう。
懐いていない状態でのお散歩は逃走などの可能性が高く、危険です。
信頼関係ができていない状態でお散歩をしてもどちらも楽しむことができません。
◆ハーネスに慣れさせる
お散歩をする前にお部屋でハーネスをつけて練習するようにしましょう。
ハーネスをつけることに違和感を感じて、ハーネスがストレスになり体調不良になる可能性もあります。
慣れさせるのはフェレットの様子を見ながら、フェレットのペースでゆっくり進めるのが大事です。
お散歩に連れて行き、一緒に楽しみたい気持ちはわかりますがどうしてもハーネスを嫌がる、慣れない場合には無理に装着せずにお部屋でのふれあいを楽しみましょう。
散歩時の注意点
これらのポイントを抑えて、いざお散歩に行けるよ!という状態になって次に気をつけたいのが実際のお散歩の時の注意点です。
お散歩にお出かけする前の参考にしてくださいね。
◆気温・季節
フェレットは暑さや寒さに敏感な動物です。
普段はエアコンなどで適温の中で過ごしている子がいきなり、外気にふれることは体もそれなりのストレスを感じます。
外にでてもフェレットが快適に過ごせる季節に散歩することが望ましいです。
真冬や梅雨時期、夏場は散歩を避けて春や秋など比較的過ごしやすい時期に散歩するのがおすすめです。
また、夕方や朝方などの気温が落ち着く時間帯を選ぶのも大切です。
◆脱走
フェレットは身軽な動物ですので、専用のハーネスをしっかりと装着していないと脱走してしまう可能性があります。
一度脱走してしまうと、素早いためなかなか捕まえることが難しく、事故の可能性もあります。
脱走のリスクの少ないフェンスに囲まれた場所などを選ぶようにしましょう。
◆拾い食い
外にはさまざまなものが落ちています。
小さなガラス片やゴミなどを誤って飲み込んでしまうと、窒息などの可能性があり危険です。
また、フェレットにとって有害な植物などを拾い食いすることにより中毒になる可能性もあります。
フェレットが拾い食いしないように飼い主さんは注意深く様子を観察するようにしましょう。
◆他の動物との接触
フェレットの散歩の時は、基本的に単独で散歩させましょう。
他の犬や猫とのふれあいは噛まれたりフェレットが怪我をするリスクがあります。
特に犬などにとっては、フェレットは獲物に見えてしまい襲われる可能性もあります。
感染症やトラブルを回避するためにも接触させないようにしましょう。
◆ノミ、ダニ、フィラリアなど
動物病院ではノミダニ、ファラリア予防ができます。
定期的に駆虫薬を使用して、これらの病気にかからないように予防してからお散歩を楽しみましょう。
フェレットの散歩の方法
フェレットの散歩のポイントは人気ない静かで風通しの良い場所を選びましょう。
散歩のイメージとしては公園などがあがりますが、公園は人気も多く交通量も多いのでフェレットの散歩には少々難易度が高い場所です。
フェレットの安全性を確保することを第一に考えて、時間帯や気温などを考慮して選びましょう。
最初は自宅のお庭などから始めるのがおすすめです。
まとめ
フェレットに散歩が必要かについて紹介しました。
基本的には、フェレットに散歩は不要ですが飼い主さんとのコミュニケーションや新たな発見や刺激があります。
フェレットの様子をよく見ながら、準備をしっかりとした上でお散歩を楽しむのがおすすめです。
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