1.うさぎのほりほり行動にはどんな意味がある?
1-1.野生の名残?
1-2.遊びの一環
1-3.飼い主の気をひくため?
2.うさぎのほりほりは止めなくてもいい?
2-1.基本的には止めなくて大丈夫?
2-2.問題行動につながることも
3.ほりほり好きなうさぎにおすすめのグッズ
3b.ウサギのマットでほりほり(ドギーマン)
うさぎのほりほり行動にはどんな意味がある?
うさぎの行動を見ていると、ときどき前足両手で土をかいて穴を掘るようなしぐさをする時が見られます。この行動のことを、その界隈の人たちの間では、かわいらしく「ほりほり」と言っています。
実際には、屋内では畳、じゅうたん、マットの上などの柔らかいところでこの行動をとります。
ここでは、ほりほりという行動について紹介いたします。
◆野生の名残?
穴を掘る動作といっても、屋内でも見られるしぐさです。
これは、うさぎがもともと自然界では巣穴を掘ってそこで生活をしていた頃の名残であり、今も続いている本能的な行動なのです。
中には、ほりほりを行った直後に、その場所に寝っ転がるというケースがあります。
この習性はアナウサギ属のもので、ペットのうさぎのほとんどはこのグループに属します。
◆遊びの一環
犬や猫だと、ボールなどの遊び道具があって、それを転がして遊ぶなどの行動がよく見られます。
それらと比べてうさぎはそこまで器用に物を使って遊びこなしているという印象はないです。
だからといってうさぎは遊ばないわけではなく、彼ら彼女らなりの遊び方をします。たとえば草をもさもさしますし、これがほりほりの中で行うこともあります。
このように、うさぎには「ほりほりをして遊ぶ」という行動様式もみられます。
◆飼い主の気をひくため?
時々うさぎが飼い主の服をほりほりすることがあります。また、ほりほりをしてから飼い主に向かってくることがあります。
これらは、飼い主に構ってほしいという意思表示であることが多いです。
そんな時は一緒に遊んであげたり、なでなでしてうさぎが喜ぶようにしてあげるといいです。
うさぎのほりほりは止めなくてもいい?
うさぎは時々この「ほりほり」を行います。その現場を見たら、飼い主から見ると、その行動は意味がないし、せわしないからやめさせようとつい思ってしまいます。もしうさぎがほりほりをしだしたら、どう対応すればいいのでしょうか?
◆基本的には止めなくて大丈夫?
まず、前述したとおり、ほりほりは遺伝子に組み込まれた、先天的な行動なので、止めることはできないという事を押さえておきましょう。
ですので、ほりほりをしたからということでうさぎを怒るということがないようにしましょう。
ただ、ほりほりには様々な原因があって、それによって飼い主の望ましい対応の仕方が変わってきます。
うさぎがほりほりをする原因としては以下のようにあげられます。
- 楽しくてする
- イライラしていてする
- 飼い主に構ってほしい時にする
- 邪魔な物が気になってする
- なんとなくしている
ですので、他の行動をあたることで、その原因が何かを絞り込み、そこから適切な改善をする必要があるときもあります。
→それを撤去したら収まった。
※それが気に入らなかったのでは?
→激しくしていたことから、これは習性ではなく、うさぎの感情からくると判断。えさをあげたら収まった。
※えさの量が少なかったことへの抗議だったようだ。
→起こっている雰囲気ではない。付き合ってあげたら収まった。
※ほりほりを楽しんでいて、飼い主からもかまってもらえて満足した。
※これはうさぎが不満を持っているときの状態で、これに「足ダン」が入ると確定ですね。何か満たされないことがあるはずなので、それを全力で調査・解決しなければなりません。
◆問題行動につながることも
理由がどうであれ、最も気をつけなければならないことは、爪でひっかくことで、絨毯やマットなどの糸などでひっかけてしまい、手をけがするということです。うさぎは自分の行動が原因でけがを負うケースは少なくありません。骨に影響があると、後々引きずる事にもなりますので、よく観察をし、たとえうさぎに正当性があったとしても、それをやめさせなければなりません。
ほりほり好きなうさぎにおすすめのグッズ
うさぎのほりほりライフを支援するうさぎも喜ぶ、大人気の商品を紹介しましょう。
◆ウサギのマットでほりほり(ドギーマン)
ウサギのほりほり行動をこのマットで解消。爪のお手入れ、ストレス発散に最適です。
うさぎ好きの間でおなじみの可愛い言葉
うさぎに関する「専門用語」は「ほりほり」みたいにかわいらしい言葉が多いですね。
ほりほり以外のうさぎにまつわる言葉をいくつか紹介します。
◆うさんぽ・へやんぽ
「うさんぽ」はうさぎと一緒にする「お散歩」のことです。「うさんぽ」は基本屋外の散歩に対していいます。それに対して場所が室内だったら、「部屋の中」ということで「へやんぽ」となります。
「うさんぽ」の場合、ハーネスやリードをつけて外を回ります。
ただ、外は家と比べて様々な刺激や危険がありますので、注意深いうさぎだからさまざまな注意点に気を付けてうさんぽは行いましょう。
- ハーネスやリードに慣れさせる
- 気温は高すぎず低すぎない日を。天気が悪い日もNG。
- 薬剤の散布がされていないか。
- 生えている草に食べてはまずいものがないか。
- 近くに犬、猫、カラスなど、襲ってくるとされる動物はいないか。
- 騒音、悪臭など、うさぎが警戒しやすいものはないか。
- ノミ、ダニなどの生物を連れ帰っていないか。
◆うさけつ
うさぎは「もこっ」とした雰囲気があります。特にお尻は「どてっ」といった感じで、ふわふわした毛も手伝って、もこもこ感が満載です。
そしてやはりアクセントとなるしっぽ。ここも見逃せませんね。
この、うさぎのお尻の部分を「うさけつ」といいます。
さて、Twitterでも、「うさけつを眺める会(@ifAaENFn3ohDBB2)」というアカウントがあります。
こちらでご堪能ください。
様々なうさけつの画像・動画がたくさんアップされております。
◆ティモテ
うさぎは毛が多く、定期的に生え変わりもするので、身だしなみを小まめにきちんとします。これは汚れを落としたり、痒くなるのを防いだり、毛から得られる周囲の状態の情報の感度を保つなどの理由から手入れを自ら行うのです。
さて、うさぎ界隈では、うさぎが耳の毛を両手でさばく行動のことを「ティモテ」と言っています。これは出典があって、1980年代にテレビCMでよく流されていたシャンプーの名前で、CMでは金髪の女性が髪を手でとかしているシーンが印象的でした。そこからきています。
まとめ
うさぎはおとなしくてかわいらしく、ペットとして飼うのに適しているとはいえ、吠えたり鳴いたりしないため、うさぎの行動などをよく見て対応しなければなりません。
今回紹介した「ほりほり」のように、昔からの行動からくるものもあるので、うさぎの気持ちを日ごろから観察をし、ほりほりをしたのがどのような要因から出た行動なのかを察知ができるほど、普段からうさぎとよく触れ合って、気持ちを共有することが必要です。
それを知ったうえで、楽しいうさぎとの生活を実現させていきましょう。
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