1.フェレットってどんな動物?
2.一人暮らしにフェレットが人気な理由
2-1.お留守番が得意
2-2.ライフサイクルを合わせやすい
2-3.鳴き声が小さい
2-4.飼育スペースが犬猫に比べコンパクト
2-5.散歩しなくても良い
3.一人暮らしでフェレットを飼う時の注意点
3-1.小動物を診てもらえる動物病院は少ない
3-2.こまめなトイレの掃除が必要
3-3.噛み癖のある子が多い
【掲載:2021.09.27 更新:2024.08.27】
フェレットってどんな動物?
フェレットは一人暮らしでも飼育できるのかという点ですが、環境をきちんと整えてあげれば問題なく飼育することができますよ。
フェレットは、イタチ科に分類される生き物であり、ヨーロッパケナガイタチを家畜化したものです。
ペット用に品書改良されたフェレットは、人にも慣れやすく胴の長さが特徴です。
また、好奇心旺盛で遊び好きであり陽気に振る舞う姿は愛くるしいものです。
成長すると、30センチ〜50センチ前後、尾の長さは10センチ前後に成長しますが、体重も0.6kg〜1kg前後にしか成長しないサイズ感もペットとして人気の理由です。
飼い主さんやその家族の顔を覚えて、おもちゃなどで遊ぶ様子から小さな犬のような点も魅力になります。
フェレットは人にペットとして飼われている歴史の長さからも人好きの傾向にあり、攻撃性は少ないと言われています。
人に対しても他の生き物に対してもおおらかに接することができる個体が多く、複数飼育することも可能です。
フェレットは賢いため、ちょっとした芸をできるようになる子もいます。
表情が豊かな点もフェレットの魅力ですが、フェレットは比較的一人暮らしの環境でも飼育しやすいペットです。
フェレットが一人暮らしでも飼育しやすい理由を紹介します。
一人暮らしにフェレットが人気な理由
フェレットが人気の理由について紹介します。
一人暮らしでペットをパートナーとしてお迎えしたい方や、フェレットについて興味のある方は参考にしてください。
◆お留守番が得意
フェレットは比較的お留守番が得意です。
そのため、長時間のお留守番の機会が多い一人暮らしの家庭でも飼育しやすくなります。
もちろん、フェレットの性格によってはお留守番が苦手な子もいますが、自立してるマイペースな性格な子が多いためお留守番もさせやすい傾向にあります。
飼い主さんの生活リズムに合わせて生活することが可能なため、飼い主さんがいない時間帯は寝ていることも多いです。
◆ライフサイクルを合わせやすい
上記でも飼い主さんに生活リズムを合わせる傾向にあると紹介しましたが、フェレットは賢い生き物でありペットとしての歴史の長さからもライフスタイルが人に似ています。
飼い主さんがいないときは割り切って、お昼寝したり1人の時間を過ごしてのんびりしている子も多くあまり飼い主さんの不在で不安に感じる子は少ないです。
本来、夜行性であるフェレットは飼い主さんが帰ってきた夕方から夜間にかけて活発に活動します。
そのため、日中は寝ていることが多くその辺がライフサイクルを合わせやすい所以です。
帰宅したらフェレットのストレスがたまらないように遊び相手をしっかりとしてあげることを心がけましょう。
基本的に人好きですので、犬のように毎日コミュニケーションを取るのが大切になります。
◆鳴き声が小さい
よく、犬や猫をお留守番させたり飼育すると鳴き声について騒音トラブルになることもありますよね。
特に一人暮らしの場合には、集合住宅で飼育することも多く鳴き声について近所に配慮する必要があります。
フェレットの場合、鳴き声が小さく響く声では鳴かないため騒音トラブルになりにくいというメリットがあります。
また、身体も小さいため生活音も気にならないボリュームであることがほとんどです。
フェレットは全く鳴かないわけではありませんが、キュッキュッキュとか細い声で鳴くため響くことが少ないです。
鳴き声によっても訴えていることが変わるため、フェレットの様子をよく見ながら対応してあげましょう。
◆飼育スペースが犬猫に比べコンパクト
身体が小さくコンパクトなフェレットの飼育スペースは犬や猫よりも場所を取りません。
また、ケージの中で生活することが大半ですので部屋の中を荒らされるという心配も少ないです。
フェレットをケージから出して遊ばせる時間は毎日必要ですが、お留守番の間はケージに入れておけば良いでしょう。
ウサギやフェレット用の小動物のケージで良いので、準備や移動も楽になります。
◆散歩しなくても良い
犬は毎日の散歩が健康維持やストレス発散のために欠かせませんが、フェレットは家の中でおもちゃなどで遊ばせてあげれば事足ります。
散歩の手間がない分、飼育もしやすくなり負担軽減になります。
もちろん、ずっとケージの中にいるとストレスが溜まり問題行動の原因にもなるため、毎日1時間前後は部屋に放して遊んであげましょう。
しかし、部屋の中の運動でフェレットには十分になりますので遅く帰宅してから散歩に行く必要がない点は1人暮らしでは飼いやすくなります。
一人暮らしでフェレットを飼う時の注意点
フェレットが1人暮らしでも飼育しやすいポイントやメリットを紹介してきましたが、もちろんいいことばかりではありません。
しつけやフェレットとの暮らしについても考えて、注意点も踏まえてお迎えする必要があります。
◆小動物を診てもらえる動物病院は少ない
フェレットは、他のペットに比べるとポピュラーなペットですが、エキゾチックアニマルに対応している動物病院はまだまだ少ないのが現状です。
病気や怪我をした時など診てくれる動物病院はできればお迎え前に探しておく必要があります。
病気や怪我をしたときは早く苦痛を取り除いてあげたいと考えますが、なかなか動物病院が見つからないというケースもあります。
◆こまめなトイレの掃除が必要
フェレットは犬や猫のように散歩などは必要ありませんが残念ながらトイレを覚えることが少ないため、ケージ内でトイレをすることになります。
フェレットは食欲旺盛でありトイレの回数も多い傾向にあります。
こまめにトイレ掃除をしないと悪臭の原因になるためできれば用を足したのを確認したらその都度片付けるようにしましょう。
フェレットの飼育について臭いの問題がよく取り上げられますが、トイレの回数が多い点とフェレット自体にも独特の獣臭があります。
フェレット好きな方は臭いも愛しいポイントですが、空気清浄機や消臭剤の設置などにおい対策をしっかりした上でお迎えするようにしましょう。
◆噛み癖のある子が多い
フェレットは人に慣れやすく犬のようなしぐさを見せてくれますが、種類やその子の性格によっては噛み癖が出やすい子もいます。
幼少期から噛み癖のしつけをしっかりと行わないと飼い主さんや家族の手を噛んでしまうなど危険なこともあるため、噛み癖のしつけは必須になります。
フェレットはストレスから体調不良や問題行動を起こしてしまうことがあります。
どんなに忙しくても、毎日ちょっとの時間でもフェレットと向き合う時間を作り、ふれあいをしてコミュニケーションをとるようにしてあげてくだいさい。
フェレットは飼い主さんが大好きであり、いくらお留守番が得意だと言っても長時間放置されるとストレスを感じます。
ストレスは万病の元でもあり、下痢や嘔吐、食欲不信、イライラしやすくなる、攻撃性が増すなど心身ともに問題が発生します。
フェレットを飼育した時に十分に構ってあげられる時間を取ることはできるか、飼育環境を整えられるかを検討して計画的にお迎えしましょう。
まとめ
フェレットを1人暮らしでも飼育する際のポイントや注意点についと紹介しました。
フェレットの寿命は、5〜10年と言われています。
その間フェレットが不自由なく快適に生活していくために、経済的な面でフェレットを生涯に飼育することが可能か、生活において飼育を継続することが可能か考えてお迎えを検討してみてくださいね。
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