1.ピクシーシュリンプってどんなエビなの?
1-1.サイズ
1-2.原産国・生息地
1-3.寿命
1-4.魅力
2.ピクシーシュリンプ飼育に必要な用品は?
2-1.ピクシーシュリンプ専用の水
2-2.水温管理のヒーター
3.ピクシーシュリンプ(スカーレットシュリンプ)のお値段は?
4.ピクシーシュリンプの基本的なお世話Q&A 編
4-1.水換えは必要なの?
4-2.餌を与える必要はあるの?
4-3.自分でピクシーシュリンプの繁殖はできるの?
4-4.水槽の置き場所はどこがいいの?
5.ピクシーシュリンプの水槽に入れたい水草は?
5-1.ピクシーシュリンプとマリモの相性は抜群!
6.ピクシーシュリンプを長生きさせる 3 つのコツとは?
6-1.水質管理(水づくりにこだわる)
6-2.たまに水温をチェックしてあげる
6-3.ピクシーシュリンプ以外の生き物は入れない
ピクシーシュリンプってどんなエビなの?
◆サイズ
とても小さなエビの仲間で最大でも 14mm 以下までしか成長しません。
人間の爪程度の大きさとイメージすればよいでしょう。
◆原産国・生息地
ハワイ島、オアフ、マウイ、モロカイ島などの温暖な地域です。
◆寿命
基本的に寿命が長く数年は元気に生きてくれます。平均寿命は3〜6年といわれていますが、中には 10 年以上生きる個体もあるようです。
◆魅力
ピクシーシュリンプの最大の特徴として名前の通り、妖精のように小さいことです。
また、愛らしいピンク色と容姿は他のエビにはない最大の魅力といえます。
その色から別名スカーレットシュリンプと呼ばれたり、現地の呼び名からホロホロシュリンプとも呼ばれています。
ではそんなピクシーシュリンプですが飼育にはどのような用品が必要なのでしょうか?
ピクシーシュリンプ飼育に必要な用品は?
ピクシーシュリンプは飼育環境さえ整っていればとても飼育がしやすいエビですが、最低限必要な物があります。
(2)水温管理をするヒーター
この2つについて詳しく説明していきますね。
◆ピクシーシュリンプ専用の水
もともとピクシーシュリンプは海水と淡水の混ざり合った汽水といわれる水域に生息しているエビです。
そのためその環境に近いお水を作って飼育してあげることが必要になります。
汽水は自分で作ることもできますが、慣れるまでコツがいります。ただピクシーシュリンプを飼育する専用のお水はネットで簡単に購入できます。
◆水温管理のヒーター
飼育適正水温は 25℃ですが、約 15〜29℃くらいまで適応してくれます。
そのため春から秋の間屋内で飼育している分には特に温度管理は不要なのですが、水温が 10℃を切ってしまうと死んでしまう可能性があります。
そのため冬場はヒーターによる温度調節が必要になります。
このようにピクシーシュリンプの飼育には必要なものはありますが負担といえる物はほとんどありません。
飼育専用のお水も数百円〜千円程度で購入できるのでお財布へのストレスもありません。
ピクシーシュリンプ(スカーレットシュリンプ)のお値段は?
飼育に必要な用品が分かったら次は
ピクシーシュリンプの販売価格についてです。販売店によって値段にかなり幅はありますが、1 匹 300〜800 円くらいです。
一般的な熱帯魚の値段とそれほどかわりませんね。
ただピクシーシュリンプの平均寿命は数年と長いので、そういった点で言っても全然高くはないと思います。
また、ピクシーシュリンプはネット通販でも購入は出来ますが、個体の健康状態がお店任せになってしまうので、
どうしても健康状態の良い個体を購入したい場合には、ペットショップに電話でピクシーシュリンプを取り扱っているかを確認し、自分の目で見て元気な個体を購入しましょう。
ピクシーシュリンプの基本的なお世話Q&A 編
◆水換えは必要なの?
大きめの循環式の水槽などであれば基本的には必要ありませんが、 瓶や小さめの水槽の場合には水が汚れやすく病気になってしまう可能性もあるので見た感じ汚れてきたと思ったら交換しましょう。
また水の蒸発などで水量が減ってきたら水を足すなどして水量を保ってあげましょう。
◆餌を与える必要はあるの?
ピクシーシュリンプは水中に生息する微生物などのプランクトンや水槽に生えるコケや藻などを食べるので餌やりは不要です。
◆自分でピクシーシュリンプの繁殖はできるの?
水質環境に大きく左右されるので飼育はじめのころは難しいですが慣れてくれば繁殖させることも可能です。
繁殖時期としては水温が温かくなってくる春先ごろが比較的繁殖しやすいので繁殖に挑戦したい場合には春先にオスとメスを入れて水質環境を良い状態に 保ちましょう。
◆水槽の置き場所はどこがいいの?
夏場は水温が上がりすぎないように直射日光が当たらない風通しのよい涼し場所に水槽を置いてあげましょう。
暑い日には水温が 30℃を超えることもあります。
とくに飼育容器が小さい場合には外気温の影響も受けやすく
すぐに温度が上がったり下がったり変化するので置く場所には注意が必要です。
ピクシーシュリンプの水槽に入れたい水草は?
小さくて可愛いピクシーシュリンプを観察していると、もっと居心地の良い環境にしてあげたいと親心が芽生えてきます。そこでピクシーシュリンプと相性バッチリの水草をご紹介します。
◆ピクシーシュリンプとマリモの相性は抜群!
ピクシーシュリンプとマリモはとても相性がいい組み合わせです!
なぜならマリモとピクシーシュリンプの飼育環境(水質、水温)がベストマッチしているからです。
また水槽にマリモを一緒に入れることでピクシーシュリンプの餌になりますし、水質環境の改善にもつながります。
さらにマリモ自体の見た目が違和感がなくピクシーシュリンプに馴染むのでよりピクシーシュリンプの可愛さがアップすること間違いなしです。
ピクシーシュリンプを長生きさせる 3 つのコツとは?
◆水質管理(水づくりにこだわる)
ピクシーシュリンプを健康な状態で飼育するためにもっとも大切なのが水質管理です。淡水でも飼育はできますが、本来は海水と淡水の混ざり合った水域(汽水)で
生息しているので汽水で飼育することが長生きさせる一番のコツになります。汽水は自分で作ることもできますが、水道水に汽水の素を測っていれるなど少し面倒な上に多少コツがいるので飼育に慣れるまでは「そのまま使える」専用のお水を購入して使用しましょう。
ピクシーシュリンプは基本的に瓶や小さな水槽などでも十分に飼育ができます。大量に水換えをする必要がないので簡単に飼育したい場合には専用のお水を使うのがおすすめです。
◆たまに水温をチェックしてあげる
水温はそこまでシビアにチェックをしなくても十分元気に育ってくれますが季節の変わり目や空調機器を使いはじめる時などは水温をチェックしてあげましょう。
ピクシーシュリンプは水温変化に強いですが、急激な水温変化がおこると体調を崩してしまうことがあるからです。
◆ピクシーシュリンプ以外の生き物は入れない
とても小さく可愛らしい容姿が裏目となり、多くの生き物から攻撃または捕食されてしまう可能性がとても高いので絶対にピクシーシュリンプ以外の生物は同じ水槽にいれないでください。
魚などを一緒に入れてしまうと食べられてしまいます。
長生きさせるコツを 3 つご紹介しましたが他のエビ類や魚類に比べてとても飼育しやすいので、この3つを守っていればそこまで神経質にならなくても長生きしてくれます。
まとめ
最後にピクシーシュリンプについてまとめていきたいと思います。
・餌は水槽内に生えている藻を食べるため不要、水質、水温だけ気をつけていれば飼育自体は簡単。
餌が不要なので、餌のやり忘れなどで死なせてしまうリスクがないのはとても大きいです。
そして初心者の方でも簡単に水質管理が出来るのは最大のメリットです。
水質作りは自分でもできますし、専用のお水をネットで数百円〜千円程度で購入することもできます。
瓶や小さい水槽で飼育するのであれば水の容量も少なくて済むのでお財布にも優しい上に水の量が減ってきたら足してあげるだけなので手間もかかりません。
水温に関しても冬以外の時期であれば基本的に神経質にならなくても大丈夫です。水温が下がってくる冬はヒーターで水温を25℃くらいにしてあげてください。
ピクシーシュリンプは飼育設備の初期投資コストも低い上に飼育難易度が低い(簡単)ので、どなたでも飼育に挑戦しやすいと思います。
なにより目を引く赤いボディに小さく妖精のような愛らしい姿に癒されます。
一度目にしてしまったら虜になること間違いなしです!ぜひピクシーシュリンプ飼育に挑戦してみませんか?
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