うさぎにサークルは必要?どんな使い方ができる?選び方、注意点は

2022.03.02

うさぎにサークルは必要?どんな使い方ができる?選び方、注意点は

皆さんはうさぎ用のサークルを使っていますか?サークルがあると、その中でうさぎが安全にのびのび過ごせて便利ですよ!この記事では、うさぎ用サークルの使い方、選び方、使うときの注意点について説明していきます。まだサークルをお持ちではない方は是非参考にしてみてくださいね。

【目次】
1.うさぎ用のサークルはどんな時に使う?
 1-1.部屋んぽ用のスペース
 1-2.飼育スペースの拡張
 1-3.ケージを掃除したいときの待機場所
 1-4.外出先・帰省先でのケージの代わりとして

2.うさぎのサークルの選び方
 2-1.安全な素材で作られているか
 2-2.衝撃に耐えられるか
 2-3.脱走できそうな作りになっていないか
 2-4.形が変化するか
 2-5.お手入れしやすいか

3.おすすめのうさぎサークル
 3-1.ラビット ワンタッチサークル
 3-2.たためるペットサークル(リッチェル)

4.うさぎにサークルを使うときの注意点
 4-1.脱走に気を付ける
 4-2.下にマットなどを敷く
 4-3.柵を固定する

5.まとめ


うさぎ用のサークルはどんな時に使う?

うさぎのサークル

うさぎ用のサークル(ラビットサークル)は、柵などで一定のスペースを囲い、その中でうさぎを安全に遊ばせるためのペット用品です。

主な目的は「一時的にうさぎの居場所を作ること」にあります。そのため、天井がない簡易な囲いになっているものが多いです。また、使わないときはたたんで収納できるようになっており、金属製のフェンスやメッシュ素材など、軽量で扱いやすいものが一般的となっています。

サークルがあれば、普段はケージで過ごしているうさぎがケージの外で安全に過ごせるので、一つは持っておくとさまざまな場面で役立ちますよ。

◆部屋んぽ用のスペース

うさぎにサークルの中で「部屋んぽ」させると、うさぎを安全に遊ばせることができます。

部屋んぽとは、うさぎが部屋を散歩することです。飼い主さん達の間にこのようなうさぎ用語が誕生するくらいに、部屋の散歩はうさぎにとって重要な日課なのです。

うさぎは1日中ケージの中にいると運動不足になるので、1日30分~1時間ほど部屋で遊ばせることがすすめられています。ただ、人の生活空間はうさぎにとって危険なものが多く、目を離したすきにけがや事故が起こる可能性もあります。

広い場所のほうがうさぎは喜びそうですが、サークル内の限られた空間で遊ぶだけでも十分に運動はできます。

うさぎは好奇心旺盛で、どんどん部屋の冒険を始めます。部屋んぽによって思わぬけがをしたり、人の生活空間を自分の縄張りにしてしまったりする可能性も。部屋んぽにサークルを使うことは、人にとってもうさぎにとっても良い手段といえるのです。

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◆飼育スペースの拡張

サークルをうさぎの飼育スペースにする、いわゆる「サークル飼い」に使用している飼い主さんもいます。

サークルの中にケージを置く、または、ケージの出入り口からサークル内に出られるように接続すると、飼育スペースの拡張が可能となります。うさぎは自由にケージから出入りでき、のびのびと過ごせるようになります。

製品にもよりますがサークルの広さは畳1畳分くらいあるので、部屋の広さにはある程度の余裕が必要です。ただし、サークル飼いをすれば、部屋んぽができなくてもうさぎが運動不足になりにくい、というメリットも得られます。

◆ケージを掃除したいときの待機場所

うさぎのケージを掃除したいとき、ちょっとうさぎによけてもらいたいときがありますね。ケージを丸洗いしたり干したりするときは、しばらくケージが使えません。そのようなときにサークルがあれば、その間の待機場所としてサークルに入って過ごしてもらえて便利です。

◆外出先・帰省先でのケージの代わりとして

外出先や帰省先などにサークルを持参すれば、うさぎが滞在する一時的なスペースを作るときに役立ちます。

うさぎを連れてお出かけする場合、うさぎのケージまで持ち運ぶのは大変なときがあります。サークルならコンパクトに折りたたんで運搬でき、好きな場所にさっと設置できるので、外出時には重宝します。公園などへうさんぽに連れて行くときもサークルを持参すれば、うさぎが外の空気に触れながらサークル内で安全に遊ぶこともできますね。

また、ケージは扉が急に壊れるなど不測のトラブルも起こります。このような緊急時のためにサークルを用意しておくと、ケージが一時的に使えないときにもうさぎの居場所が確保できます。


うさぎのサークルの選び方

サークルにはさまざまなタイプがあります。うさぎのサイズ、設置する場所、利用する用途に合わせて適切なものを選びましょう。また、うさぎが安全で快適に過ごせるよう、材質やデザイン、耐久性についてもチェックしながら選ぶ必要があります。

◆安全な素材で作られているか

うさぎは周りのあるものをなんでも舐めたりかじったりするので、サークルも安全な素材で作られているものを選ぶ必要があります。うさぎが噛んでも大丈夫な素材を選びましょう。

おすすめできるのは、ペット用として販売されているスチール製、木製のサークルです。ペット用ではないものは、塗料、釘などが使われていることがあって、確実に安全とはいえません。

ペット用のサークルには、小型犬が遊ぶのにちょうどよいプラスチック製のフェンスやパネルもあります。こちらもうさぎ用に使えないわけではありません。

ただ、犬と違ってうさぎはプラスチックをかじって誤飲してしまう可能性があります。うさぎ用のサークルを選ぶ場合、柔らかいプラスチック製のフェンスやパネルも避けるのが安心です。

◆衝撃に耐えられるか

サークルはうさぎがぶつかっても倒れないよう、安定感のあるものを選びましょう。

サークルは、面で囲んで境界線を作るだけの簡易な作りになっているため、軽量なものが多いです。軽量であまりに不安定なものだと、うさぎが走り回ったときやジャンプしてサークルに体当りしたとき、倒れてけがや脱走といったトラブルが起こりやすくなります。

活発に動くうさぎには、衝撃に強くある程度の重みがある金属製のサークルがおすすめです。

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◆脱走できそうな作りになっていないか

サークルは密閉された空間ではないため、うさぎによっては脱走してしまうこともあります。うさぎがサークルを動かして脱出したり、柵を飛び越えたりしないよう、サークルのサイズやデザインをよく確認しましょう。

サークルが安定していないと、うさぎがサークルの隙間に頭をつっこんだ際にサークルが持ち上がり、うさぎが逃げてしまう可能性もあります。サークルは隙間が狭くて安定性のあるものを選びましょう。

また、うさぎはジャンプ力があるので高さ50cmくらいなら容易に飛び越えてしまいます。天井がなく低いサークルだと脱走してしまうので、若くてジャンプ力のあるうさぎをサークルに入れる場合は、高さ70cmくらいある製品を選ぶことをおすすめします。

◆形が変化するか

サークルは、数枚のパネルを連結させて使う拡張性のあるタイプが便利です。広げ方やパネルの枚数の組み合わせによって、広げたときの形状を長方形、正方形、五角形にしたり、広くしたり狭くしたりと自由自在に変えられます。設置する場所の広さ、用途に合わせて形状が変えられるので、さまざまなシーンで役立ちます。

◆お手入れしやすいか

サークルはお手入れしやすいことも重要なポイントです。扱いやすいもの、清掃しやすいものを選びましょう。

サークルは軽量で持ち運びしやすい折りたたみ式がおすすめです。その際は、なるべく簡単に広げたりたたんだりできるサークルを選びましょう。過度な装飾が付いているもの、分解が必要なパーツが多いものは、掃除や収納に手間がかかります。

また、掃除しにくいものはサークルが不衛生になりやすいので、水洗いできるもの、布張りのサークルなら水拭きできるものを選びましょう。


おすすめのうさぎサークル

うさぎ用のサークルを用意する場合、フェンスやすのこを使って手作りする飼い主さんもいらっしゃいますが、うさぎには安全に使えるペット用品のサークルをおすすめします。

◆ラビット ワンタッチサークル

ラビット ワンタッチサークル ブラウン

うさぎ用室内設置サークル。イージーホームに接続可能で安心の高さ70cm、軽量パネル6枚セット。大きな扉が2箇所あり。連結折り畳み式で広げるだけで簡単に設置できます。

商品詳細を見る


「ラビット ワンタッチサークル」(サンコー)は室内用のサークルにおすすめの、連結折りたたみ式サークルです。

6面のパネルが連結していて、設置するときは1か所を接続棒でつなげるだけなので、簡単にサークルが設置できます。たたむとコンパクトになり、収納に場所も取りません。

高さは70cmあり、うさぎが飛び越えて脱走するのを防ぎます。

同メーカーサンコーの対応ケージ「イージーホーム」と接続も可能です。サークルにある扉用の穴とケージの正面にある出入り口を向かい合わせることで、うさぎが自由自在に出入りできるようになります。

●おすすめ商品
イージーホーム・ネクスト 70-SCA

コンパクトなのに広々使える小動物用のケージです。
高さがあるので、小鳥にもおススメです!

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◆たためるペットサークル(リッチェル)

たためるペットサークル 90-90 ピンク

おでかけ先でもサッと組み立て&折りたたみ!
コンパクトに折りたたんで持ち運びできます。(バッグ付き)

商品詳細を見る


外出時には持ち運びが楽々できる「たためるペットサークル」がおすすめです。

メッシュの布製(ポリエステル)で軽く、コンパクトにたたんで付属のバッグに入れて携帯できます。さっと組み立てることができて、屋根の取り外しも簡単です。給水器が取り付けられるので、うさんぽ、アウトドアのお供にぴったりです。


うさぎにサークルを使うときの注意点

うさぎにサークルを使うときにはいくつかの注意点もあります。うさぎが安全に過ごせるよう次の点に気を付けましょう。

◆脱走に気を付ける

うさぎがサークル内にいるときは、脱走に注意しましょう。サークルは柵が高いものを選んでください。また、うさぎが万が一脱走したときに事故が起こらないよう、サークルの外側も片付けておきましょう。

ケージとつなげてサークル飼いをする際は、うさぎがケージの天面に飛び乗って、そこからサークルの外に逃げてしまうことがあるります。レイアウトも注意してくださいね。

◆下にマットなどを敷く

サークルを屋内で使用する場合は、下にマットを敷くことをおすすめします。おしっこや糞で床が汚れる可能性があり、うさぎが走るときに滑りやすくなるからです。

マットは、サークル専用のシートを敷くか、防水マット、ジョイントマット、毛足の短いカーペットなどを利用すると掃除がしやすいでしょう。

◆柵を固定する

サークルにうさぎがぶつかると倒れる可能性があり危険です。サークルが動きやすいようなら、柵を外側から重しで支えるなどしてサークルを固定することをおすすめします。


まとめ

サークルは絶対に必要なペット用品というわけではないため、用意するべきか迷っている飼い主さんもいらっしゃるでしょう。サークルにはさまざまな使いみちがあり、急にうさぎの居場所が必要になるとき「サークルがあって良かった」と安堵できるアイテムです。ケージはウサギの本拠地、サークルは第二の居場所として、上手に活用されるとよいでしょう。



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うさ北

うさ北

2019年までうさぎを3代飼育、現在はブルーサファイアハムスター(ジャンガリアン)を飼育中。栄養学、人や動物のコミュニケーションを中心にライティングや企画などのお仕事をしています。


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