フェレットと一緒に寝れる?

結論から言えば、フェレットと一緒に添い寝することは可能です。
隣で可愛らしい姿で眠っている様子を見ると、癒し効果は抜群です。
飼い主さんに気を許していることにもなるため、絆が深まっている証でもあり飼い主冥利につきます。
フェレットと一緒に寝るときは、添い寝という形になりますが、全部のフェレットが一緒に寝れるわけではありません。
甘えん坊で、飼い主さんが大好きという性格の場合は添い寝することを好み一緒に寝てくれますが、野性味が強く一人が好きな子は一緒に寝てくれません。
フェレットが一緒に添い寝してくれるかどうかは、フェレットの性格により異なるため、必ずしも一緒に寝られるわけではないということを頭に入れておかなくては、いけません。
注意したいのは、一緒に寝るか寝ないかはフェレット主体で決めるということです。
無理やり一緒に寝かせても、フェレットのストレスになり、飼い主さんが噛まれて怪我をする可能性もあります。
まずは、フェレットとふれあい十分に信頼関係を築いてから添い寝できるか検討してみましょう。
フェレットと一緒に寝るためのポイントを紹介いたします。
フェレットと一緒に寝るための方法
フェレットと一緒に寝たいと考える飼い主さんは、多いかもしれません。
フェレットが一緒に寝てくれるようになるポイントを紹介いたします。
◆懐いてる
フェレットが懐いており、信頼関係がかきちんとできているというのが最低限の条件になります。
まずはケージの掃除や餌やり、おもちゃで遊ぶなどして、コミュニケーションを取り信頼関係を築くことが大切です。
フェレットは賢い動物ですので、飼い主さんの顔や家族、簡単な言葉を覚えることができます。
毎日お世話を丁寧にすることで、フェレットの警戒心が早めに解けてふれあいができるようになります。
また、フェレットに懐いてもらうカギは嫌がることはしない、につきます。
どんなペットでもそうですが、嫌がることをする人には懐きません。
動物病院に連れて行ったり、爪切りなどのケアはある程度仕方がありませんが、終わったらよく褒める、無理やりするのではなく徐々に慣らすなどの工夫をすることが、必要です。
◆遊ばせる
フェレットは好奇心旺盛であり、遊ぶことが大好きです。
ボールや紐状のおもちゃを用いて簡単なコミュニケーションをとり、一緒に遊ぶことも可能です。
遊ばせることは、ストレス発散にもつながり健康状態を把握するためにも、できれば時間を作り毎日遊びたいものです。
遊ばせることは、フェレットの好みや性格を把握する機会でもあり、添い寝に向いているか判断することもできます。
まずは一緒に遊ぶ習慣をつけて、飼い主さんが良きパートナーであるとフェレットに認識してもらうことが大切になります。
◆撫でる
一緒に寝てくれるようになるには、撫でられたり、抱っこしたり、近くで撫でられることが好きである必要があります。
フェレットの中には撫でられることにストレスを感じて、嫌がる子もいます。
野性味が強く、1人の時間が好きなフェレットは、撫でることが難しい可能性もあります。
フェレットの性格に応じて、適切な距離感手間撫でることに慣れてもらうのが良いでしょう。
どうやって慣らしていくの?

フェレットに飼い主さんが信頼できる人だと慣れてもらうためには、日々のお世話に加えて適切な距離感を早く掴むことが大切です。
フェレットの食の好みや好き嫌い、おもちゃの遊び方や行動パターンを把握することにより、さまざまな角度からコミュニケーションを取ってアプローチすることができます。
第一にフェレットは人になつくことから、犬や猫と比較されやすいペットではありますが、犬や猫よりは野性味が強く最初は警戒心が強いという特徴があります。
イタチを家畜化してペットとして流通しているフェレットは、人と一緒に暮らし始めた歴史は古いのですが、小動物の狩猟のパートナーや自宅の鼠取りの作業を目的として家畜化されました。
そのため、犬や猫に比べると愛玩の歴史は浅く、野生としての本能が強く残っています。
警戒心が解けないことには、一緒に遊んだりコミュニケーションを取るのは難しいため、警戒心が解けるように快適に過ごせる飼育環境づくりが大切です。
さらには、お迎えした当初はあまり干渉しないようにしてフェレットが環境に十分に慣れてから、おもちゃなどを与えてみると良いでしょう。
フェレットの特徴として、噛みやすいという面があるのも考慮しなくてはなりません。
嫌なものは嫌とハッキリ主張するフェレットは、自衛のために怒ったり怯えた時にガブリ!と噛んでくることがあります。
噛む行為はフェレットには、よくあることでありフェレットに噛まれて怪我をしないためには、なぜ噛んできたのか原因を特定する必要があります。
極力、フェレットが嫌がることはせずに、穏やかな声でフェレットに接しましょう。
環境に慣れてきたら、フェレットと狩猟本能を刺激するおもちゃなどを用意します。
フェレットが遊びに集中できるように飼育環境は適度に日当たりがある静かな環境に設置してあげましょう。
フェレットと一緒に寝る時の注意点
慣らして信頼関係が十分にできたら、いよいよ一緒に眠る準備が整います。
しかし、フェレットと一緒に眠るにはいくつかの注意点があります。
フェレットと快適な睡眠時間を過ごすためのポイントを紹介します。
●無理やり一緒に寝ない
何度となく触れていますが、嫌がるフェレットと一緒に眠ることはストレスの原因にもなり、不可能です。
フェレットが暴れたり、パニックを起こして飼い主さんやフェレット自身が怪我をする可能性もあります。
フェレットが十分に懐いており、一緒に眠ることを嫌がらないというのが大前提です。
慣れたフェレットでも、布団の感触を嫌がったり、飼い主さんが横にゴロンとしている状態に落ち着かないこともあるため、まずは短時間寝室に連れて行き様子を見てみましょう。
一緒に眠るということは、フェレットが飼い主さんに全幅の信頼を置いており、リラックスしている状態でないと成立しません。
フェレットと寝れないからといっても他にも愛情表現の仕方はたくさんありますので、上手く一緒にコミュニケーションを取りましょう。
●フェレットを圧迫しないように気をつける
フェレットは人よりも身体が小さく、軽いため布団や飼い主さんに圧迫されてしまうと命に関わります。
一緒に寝る時には、フェレットを潰さないように細心の注意をはらいましょう。
特に低反発マットやベッドで寝ている方は隙間にフェレットが入ってしまい、圧迫してしまう可能性があります。
毛布や羽毛布団などを重ねて使用している時にも、圧迫のリスクがあがるため、注意してください。
●ズーノーシスの感染
人畜共通感染症(ズーノーシス)はフェレットから人に移る感染症であり、さまざまな種類があります。
家族の一員であるフェレットとは、常に一緒にいたりふれあいたくなるものですが、布団での過度なスキンシップはズーノーシスのリスクが高まります。
ズーノーシスで苦しまないためにもキスをしたり、過度なスキンシップをすることは避けましょう。
●トイレを布団でされる可能性
一緒に布団で寝る場合は、トイレを済ましてから布団に連れてくるようにしましょう。
フェレットは残念ながらトイレを覚える可能性が低いです。
ケージにウサギ用のトイレを置いておけば、覚える子もいますが、なかなか布団で寝ている時に自分から用を足しに行くということは少ないです。
そのため、トイレをしたくなった場合そのまま布団でトイレをされてしまう可能性があります。
フェレットが眠るところには汚されても良いような布団や防水シートを置くようにして、トイレをされても良いように準備しましょう。
ペットシーツを敷くなどして、対策をするかフェレットのトイレのリズムを把握してトイレを済ませてから寝室に連れてくれば、汚されるリスクも減りますよ。
まとめ
フェレットと一緒に寝るのは、可能なのか注意点について紹介しました。
フェレットは人馴れすると可愛らしい姿を見せてくれます。
一緒に隣で無防備に寝ている姿は、癒し効果抜群であり、良きパートナーとして生活にハリが出ますよね。
フェレットが一緒に眠るかは、フェレットの性格によりますので、一緒に寝られたらラッキーぐらいの気持ちでチャレンジしてみましょう。
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