ハムスターはきゅうりを食べても大丈夫?与える際の注意点は?

2022.03.21

ハムスターはきゅうりを食べても大丈夫?与える際の注意点は?

ハムスターは雑食性なので基本的になんでも食べてしまいますが、少し心配になりますよね。 ハムスターにきゅうりを与えても大丈夫なのか。体に害はないのか。また、与える際の注意点はあるのか。 こういった疑問について、この記事では詳しく解説していきたいと思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければ思います。


ハムスターにきゅうりを与えても大丈夫!

きゅうり

結論からいうとハムスターにきゅうりを与えても大丈夫です。
ただし与える際にはいくつかの注意点があります。
まず、きゅうりには水分が多く含まれています。
そのため、きゅうりを与えすぎると下痢などの原因になるため、与えすぎには注意が必要です。
また、ハムスターは雑食性であるため、基本的になんでも食べてしまいます。
食べるからといって好きなだけ与えていると、後々取り返しのつかないことになることがあります。
それでは具体的にどういった点に注意すればよいのか。それをこれから詳しくご説明させていただきたいと思います。


きゅうりの栄養価について

きゅうりには、カリウムやビタミンC、ビタミンK、食物繊維などが含まれていますが、その95%以上は水分となっています。
きゅうりは栄養価の少ない野菜で有名で、ギネスでは世界的に栄養価の低い野菜として登録されているほどです。要するにほとんどが水のような野菜と思っていただければいいと思います。
きゅうりには、ハムスターに悪影響をおよぼす成分は含まれていません。
アスコルビナーゼというビタミンCを壊す酵素が含まれてはいるものの、ハムスターには特に影響がありませんので安心してください。
ただ水分量がかなり多いため、きゅうりをハムスターに与える際は注意が必要になってきます。


ハムスターにきゅうりを与える時の適量は?

◆適した量

きゅうりには非常に多くの水分が含まれているため、1日に与える量には注意しましょう。
きゅうりは栄養価が低く、餌としてはあまり機能しないため、たくさん食べさせる必要性はありません。
あくまで、おやつや水分補給として与えるのがいいでしょう。
きゅうりを与える際には、5mm~1cm角くらいにカットして、食べやすいようにしてあげてください。
ハムスターによって体の大きさが違うため、最適な量を見つけるのは難しいかもしれませんが、多すぎるよりはちょっと少ないかなくらいが好ましいです。
また、なかにはきゅうりが好きでたくさん食べるハムスターもいますが、適した量を超えて食べさせるのは危険なので辞めたほうがいいでしょう。

◆適した頻度

毎日食べさせても特に問題はないと思いますが、与えるにしても週に1、2回ほどでいいと思います。
きゅうりのほとんどは水分であり栄養価もあまり高くないため、食べたとしても水分補給にしかならないといっても過言ではありません。そのため、与えても問題はないですが、頻繁に与えるメリットは特にありません。
ケージのなかに設置されている給水器の水を飲んで、十分に水分補給ができていれば与える必要はないです。
ただ、きゅうりは食べ過ぎなければ、ハムスターに悪影響を及ぼすことはありませんので、適した量や頻度を守ってさえいれば問題はないと思います。
そのため、たまにおやつとして与えるくらいであれば大丈夫でしょう。

◆与えすぎは下痢など体調不良になる

きゅうりの与えすぎには注意しましょう。
きゅうりは水分量が多いため、与え過ぎるとおなかをこわして、下痢を起こすことがあります。
ハムスターにとって下痢は致命的になる可能性があります。人間と同じように考えてはいけません。
きゅうりを与える際には、適した量や頻度を超えて与えることのないようにしてください。
また、適量を守っていてもハムスターの体調が悪いときには、食べてすぐに下痢になることがあります。
下痢をしてしまっている場合は、きゅうりを取り上げて、しばらくは与えないようにしましょう。

●あわせて読みたい
ハムスターが下痢をする原因は?今すぐできる対策をご紹介

ハムスターが下痢をしていると病気かな?と心配になりますよね。ハムスターは身体が小さいので、体調不良の際はできるだけ早めに対処したいものです。 ハムスターが下痢をした時に考えられる原因と対処法について紹介します。

記事はコチラボタン

ただ体調不良のなかでも、それが給水器の水を飲まないといった類のものであるならば、きゅうりを積極的に与えてみてもいいかもしれません。
給水器の水の減り具合を見て、与えるかどうかの判断をしていただければと思います。


ハムスターにきゅうりを与える時の注意点

2838633_s

◆新鮮なきゅうりを与える

新鮮なきゅうりを与えましょう。古いきゅうりや傷んだきゅうりは与えてはいけません。
きゅうりは水分を多く含んでいるため、他の野菜と比べても傷むスピードがはやいです。
買ってきたらできるだけ新鮮なうちに与えるようしてあげてください。
また、傷んだきゅうりを食べるとお腹をこわして下痢になることがあります。
ハムスターにとって下痢は致命的になることがあるため、新鮮なもの以外は与えてはいけません。

◆洗った後は水分をとって与える

きゅうりはよく洗い、しっかり水気をとってから与えてください。
ハムスターは水分をとりすぎると、おなか壊すことがありますので、余分な水分を与えないようこころがけましょう。

◆食べ残しはすぐに回収する

食べ残しはすぐに回収しましょう。
与えてから1、2時間後くらいを目安にするといいと思います。
一度与えてみて、食べる様子がなかったり食べ残しをするようであれば、すぐに回収してください。
また、夏場になるときゅうりが腐りやすくなるため、この時期は注意が必要です。
ただ、夏場でもあまり水を飲まないハムスターはいるため、そういった場合にきゅうりで代用するのはいいと思います。
しかし、非常に腐りやすいのも事実であるため、夏場に与えるのであれば腐る前に回収してください。
夏場のきゅうりは、半日もたたずに腐りますので、すぐ回収することをこころがけましょう。
なお、ハムスターは食べ残しを巣箱に隠すことがありますので、回収する際は巣箱のなかも確認していただければと思います。

◆できれば手渡しで食べさせる

毎回こまめに食べ残しを回収することができればいいですが、与えたまましばらく放置してしまうこともあるかもしれません。
そういった場合は、手渡しで食べさせるのがいいと思います。
なかには警戒して近づいてこないハムスターもいると思いますが、可能であれば手で渡し、食べ終えるのを見守りましょう。
全て食べてくれたらいいですが、食べたものの少し残してしまった場合は、その後すぐに回収するようにしましょう。そうすることで食べ残しを放置してしまうのを防げると思います。

◆漬物や調理させたものは絶対NG

漬物や調理させたものは、絶対に与えてはいけません。
人間の食べ物は、ハムスターにとっては有害になる場合があるからです。
与える場合は、新鮮な生のきゅうりか、もしくは小動物用の乾燥きゅうりのどちらかにしましょう。
乾燥きゅうりは、ハムスターのおやつとして販売されていますので、興味がある方は購入を検討してみてください。

◆乾燥きゅうりを与えてみる

乾燥きゅうりが販売されていることはお話ししましたが、乾燥きゅうりのいい所は水分量が少ない点です。
生のきゅうりは水分が多いため、与える際にも注意が必要になってきます。
しかし、乾燥きゅうりであれば、水分量を気にすることなく、より安全に与えることができます。
一袋300円程度で買えるものもありますので、試しに購入してみてもいいと思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
それでは最後に、今回の記事でご紹介した内容をまとめさせていただきます。

  • 新鮮なきゅうりを与える
  • 洗った後は水分をとって与える
  • 食べ残しはすぐに回収する
  • できれば手渡しで食べさせる
  • 漬物や調理させたものは絶対NG
  • 乾燥きゅうりを与えてみる

きゅうりを与える際には、上記のことに気をつけていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
きゅうりは基本的にハムスターに与える必要のないものですが、適した量や頻度などを守れば問題のないものです。
たまにおやつとしてあげる程度であれば、いろいろと気にする必要はないと思います。
ただ、食べ物のなかにはハムスターにとって有害なものがあり、良かれと思って与えたものがハムスターの健康を損なうといったこともあります。普通は体に害がないものでも食べ過ぎるとよくありません。この記事を読んでいただいている方は、自分の飼っているハムスターを大切に育てようとしている方が多いと思います。ハムスターと楽しく暮らすためにも、食べ物に対する正しい知識は必要です。この記事がそういった方々にとって、少しでも有益なものになれば幸いです。



– おすすめ記事 –

・ハムスターにアーモンドをあげたいけど大丈夫?量、選び方、注意点は
・ハムスターに目やにが出ている?ハムスターにも目やにってあるの?
・ハムスターにもダイエットは必要?肥満の原因とダイエット法を紹介
・ハムスターに煮干しはOK!与え方や注意点を解説


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
PetSmileすもーる部

PetSmileすもーる部

小動物大好きPetSmileすもーる部です。小動物にまつわるエピソードやお役立ち情報を発信します♪


記事に関するお問い合わせはこちら