1.モルモットのポップコーンジャンプって何?どんなときにする?
1-1.ぴょん!と跳ねる
1-2.
2.ほかにポップコーンジャンプをする動物はいる?
2-1.チンチラ
2-2.うさぎ
2-3.デグー
モルモットのポップコーンジャンプって何?どんなときにする?
ポップコーンジャンプとは小動物、特にモルモットが見せるジャンプのことです。
ポップコーンができる際の弾け飛ぶ様子によく似ていることからその名がつけられました。
ポップコーンジャンプとはどんな仕草なのか、これからより詳しくご紹介します。
◆ぴょん!と跳ねる
ポップコーンジャンプはジャンプといっても垂直に綺麗に飛ぶのとは少し違います。
体をひねりながら短い足で一生懸命ぴょんぴょん飛び跳ねるのです。
その様子は、初めて見た時には一瞬「大丈夫?」と心配してしまいそうになる程少し間抜けで、とても愛おしく感じられるでしょう。
ポップコーンジャンプは頻繁に見られるものではなく、大人になるにつれてだんだんと減っていくことがほとんどです。
その理由は、大人になるとさらに穏やかで落ち着いた性格になることからジャンプなどの激しい感情表現はしないという説もあれば、大人になると体が重くなるためジャンプできなくなるという説もあり、詳細はわかっていません。
基本的に子どもの頃にしか見られないとなると、見られた時の嬉しさはひとしおですね。
◆嬉しいときにする行動
モルモットは一般的に犬や猫のように愛情表現をすることはないと考えられていますが、そんなことはありません。
ポップコーンジャンプは意味もなく運動の一環として飛んでいるのではなく、実は嬉しさを表す行動なのです。
人間でも子どもがプレゼントをもらって嬉しい時などにぴょんぴょんと飛び跳ねる様子を見かけますが、モルモットのポップコーンジャンプもまさにそれと同じといえるでしょう。
実際にモルモットでも子どもの時によく見られる仕草なので、本当に人間の子どもの感情表現と一緒に感じられます。
ケージの外に出られた時、大好物のおやつを貰えた時など、テンションが上がって嬉しい気持ちが爆発したときにぴょんぴょんとポップコーンが弾けたかのようなジャンプを見せてくれます。
モルモットを飼っている飼い主さん、通称モル飼いにとってポップコーンジャンプを見ることは共通目標の1つとも言われているそうです。
モルモットに「嬉しい!楽しい!」と思ってもらえるように、お世話も楽しくできそうですね。
ほかにポップコーンジャンプをする動物はいる?
ポップコーンジャンプをする小動物としてよく知られているのはモルモットですが、実は他にもポップコーンジャンプをする動物はいます。
「うちの子もしている気がする…」という飼い主さんはぜひここで答え合わせをしてみてください。
◆チンチラ
チンチラはぼってりとした体型にもかかわらず、意外にも機敏で活発な動物です。
ものすごいスピードで走り回ったり、壁を蹴り上げるようにして方向転換をしたりとアクロバティックな一面があります。
そのためジャンプ力も高く、なんと垂直に1mも飛び上がることができるのです。
ジャンプ力の違いによりモルモットのポップコーンジャンプとは見た目が少し変わりますが、チンチラの垂直跳びもポップコーンジャンプの一種と言われています。
共通しているのは、「嬉しさを表す行動」というところでしょう。
チンチラも砂遊びが楽しい、大好きなおやつをもらえた、なでなでが気持ちいいなどといった時に「わーい!」と喜ぶようにポップコーンジャンプを見せてくれます。
◆うさぎ
ジャンプ力が高く、いつもと飛び跳ねているようなイメージのあるうさぎですがジャンプにもいくつかの種類があります。
移動するために飛んでいるのとは異なり、垂直に高く飛び上がったり、縄跳びのようにその場でびょんびょんと飛んだりするジャンプはポップコーンジャンプの一種です。
機嫌がいい時や楽しい時、嬉しい時に見せてくれます。
種類にもよりますがウサギのジャンプ力は相当なもので、ギネス記録には高さ99.5㎝、距離3mという大記録が残されているほどです。
そのため、モルモットやチンチラよりもさらに跳躍力のあるポップコーンジャンプを見せてくれるでしょう。
◆デグー
デグーは多彩な鳴き声を持ち「アンデスの歌うネズミ」という異名を持つほどです。
したがって感情も鳴き声で伝えられると考えられていますが、実はポップコーンジャンプもしてくれます。
ハムスターのような見た目からはなかなか想像しづらいですが、チンチラ同様に、デグーもアンデス山脈の高原地帯出身であり岩場を移動しながら暮らしてきました。
そのため強い脚力を持っており、ジャンプ力も非常に高いのです。
飛び跳ね方には色々なパターンがあるようですが、遊んでいる時など楽しい時や嬉しい時に身をよじるようにしてジャンプをするのがポイントです。
ポップコーンジャンプを見かけた時はかなり機嫌がいい証拠なので、コミュニケーションを取るチャンスといえます。
急にジャンプをし始めるので驚いてしまうこともありますが、距離を取ったりせずに頃合いを見てなでたり、おやつをあげたりしてさらに親密な関係になれるように努めることをおすすめします。
モルモットが嬉しいときにする仕草
ポップコーンジャンプはモルモットが嬉しい時にする行動だとお伝えしましたが、実は他にも嬉しい時にする仕草があります。
どんな仕草か知っておくと、モルモットとのコミュニケーションが円滑に取れるはずです。
モルモットの飼育を検討中の方も、すでにモル飼いデビューしている方もぜひ参考にして覚えておきましょう。
◆ゴロゴロと鳴く
ゴロゴロというのはモルモットの鳴き声の一種ですが、その意味は猫のそれと全く一緒だとご存知でしたか?
猫はリラックスして気持ちがいい時、甘えたり喜んだりしている時にゴロゴロと喉を鳴らします。
モルモットも撫でているとゴロゴロと鳴いて「気持ちいいよ、嬉しいよ」と教えてくれることがあります。
そしてだんだんテンションが上がるとポップコーンジャンプに移行するなんてこともあるようです。
また、気をつけたいのは「ゴロゴロ」とよく似た「グルグル」と鳴いている時には威嚇の可能性があるということです。
低い声でグルグルと鳴いているときはいい気分ではないと思ってください。
この鳴き声はもちろんモルモット同士でのコミュニケーションにおいても見られるのですが、心地いい時や嬉しい時だけでなく相手への威嚇の意味もあるのです。
特にオス同士の場合には威嚇の場合が多いとされています。
モルモットは攻撃性の高い動物ではないので、すぐに噛み付いたりケンカに発展したりすることはほとんどありませんが、「威嚇かな?」と思ったら距離を離すようにするなど注意が必要です。
◆手を舐めたり甘噛みしたりする
撫でている時や抱っこしている時に手を舐めたり甘噛みしたりしてくるようなことがあれば、それは「嬉しい!大好き!」というモルモットからの愛情表現です。
小動物に共通して言われるのが警戒心が強く、懐きにくいということです。
モルモットも例外なく懐きにくいと言われていますが、時間をかけて信頼関係を築けば、こんなにも素敵な仕草を見せてくれます。
ただし、手からいい匂いがするなどの理由でモルモットに「おやつを持っている」と勘違いされた時にもペロペロと舐めてくる場合があります。
これは決してモルモットからの愛情表現ではありませんので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。この記事では、ポップコーンジャンプについて徹底解説しました。
ポップコーンジャンプはモル飼いなら誰もが見たいと願う仕草で、不器用ながら一生懸命に嬉しさを表す様子が可愛らしいということがわかりましたね。
なかには初めて見た時に感動してしまったという人もいるようです。
小動物はよく観察して仕草を理解してあげると、実はとても愛情表現が豊かです。
ぜひこの記事を参考にして、お家の小さな家族と素敵なコミュニケーションをとってくださいね。
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