1.結論としては、お金のかからないペットはいない
2.「お金のかからない」の定義とは
2-1.安価で購入できる
2-2.餌代が安い
2-3.飼育用品が安い
2-4.定期的な予防接種や投薬の必要がない
2-5.体が丈夫なので病院代がかからない
結論としては、お金のかからないペットはいない
はじめに明確にしておきたいのは「全くお金のかからない動物はいない」ということです。
もし知り合いからタダで譲り受けたとしても、ケージ等の環境を整える初期費用や、毎月の餌代、病気になった場合の治療費などこれから飼育する上でかかるお金は必ずあります。
大きくても小さくても、どんな動物も生きています。
ペットとして飼育するということは命を預かるということです。
飼い主になる時にはその動物の寿命まで快適な環境で飼育するという責任を果たさなければなりません。
生涯の飼育費用をしっかりと理解して、飼い主としての覚悟を持ってペットをお迎えしましょう。
「お金のかからない」の定義とは
そもそも「お金のかからない」の定義とは一体なんなのでしょうか。
ペットの生涯の飼育費用には以下の5つのお金が含まれます。
その5つの金額が比較的低い=お金がかからないと言えるのです。
◆安価で購入できる
まずはペットショップなどでペットを購入しますよね。
購入金額は動物によって様々で数千円〜数十万円など大きな差があります。
購入費が安いことは「お金のかからないペット」にとって重要なポイントです。
◆餌代が安い
餌代は毎月かかる必須経費です。
そもそも餌の金額が高いという場合もあれば、餌の単価は安くても大量に必要なため費用がかさんでしまうという場合もあるでしょう。
ペットが食べる餌の種類や必要な量について事前に調べることが大切です。
◆飼育用品が安い
飼育用品とはケージや床材、おしっこシート、おもちゃ、餌入れ、給水器など飼育環境を整えるために必要となるグッズのことです。
こちらはいわゆる初期費用で1度購入すれば生涯使えるものもあれば、消耗品として定期的にお金がかかるものもあります。
◆定期的な予防接種や投薬の必要がない
犬や猫には必須である定期的な予防摂取や投薬も、他の動物、特に小動物には不要ということが多いです。
種類によっては1〜2万円する予防摂取の必要がないというのは大きな差になるでしょう。
気になる動物に予防接種が必要なのか事前に調べることが大切です。
◆体が丈夫なので病院代がかからない
動物の種類によっては体が弱くて病気にかかりやすい性質を持っていることもあります。
どの動物も年齢が上がったシニア期になれば病院に行く機会も増えるはずですが、そもそも体が丈夫な子と弱い子では生涯の病院代に大きな差が生まれます。
お金がかからないペットを飼いたい方は体が丈夫な動物を選びましょう。
生涯の飼育費用が比較的かからないペット
ここからは具体的に、お金のかからないおすすめのペットを3種類ご紹介します!
予算に合う動物がいるか、チェックしてみてくださいね。
◆ハムスター
小動物のペットといえばハムスターと言われるほど、非常に人気の高い動物です。
手の中にすっぽりと収まるサイズ感やもふもふの毛並みなど見た目の可愛らしさはもちろんのこと、ほとんど鳴かず、飼育スペースも場所を取らないことからマンションなどの集合住宅でも飼いやすいことが人気の秘訣です。
寿命が2年程度と短いことから、生涯の飼育費用は安くなります!
価格
平均価格は1000〜3000円程度とかなり安いです。
珍しい種類は値が張りますが、それでも1万円程度と犬や猫に比べると破格の安さでしょう。
初期費用
ハムスターの飼育用品はセット売りしてあるものもあります。
安いものであればケージに給水器や餌入れ、巣箱に回し車など必要なものが全て揃って3000円~5000円程度で購入できます。
毎月の飼育費用
結論からお話すると、ハムスターの毎月の飼育費用は1000〜2000円です。
餌となるペレットやおやつのひまわりの種は数百円から1000円程度、消耗品である床材も1000円以内で購入できます。
ハムスターはとてもメジャーなペットなので飼育用品がどこでも手軽に、比較しながら買えるのもおすすめポイントです。
お金のかからないペットの代表とも言えるでしょう。
◆セキセイインコ・文鳥
羽の色の組み合わせが豊富で美しく、おしゃべり上手なセキセイインコと、ピンク色のくちばしが可愛らしく控えめな鳴き声の文鳥はどちらもお金のかからないペットとして非常に人気があります。
人になつきやすく手乗りや肩乗りなど、スキンシップが取りやすいことも人気の秘訣です。
価格
セキセイインコ:ヒナは3000円程度、成鳥は5000〜1万円程度で購入可能です。
・文鳥:種類によって差がありますが成鳥は1500〜1万円程度で購入可能で、ヒナは少し金額が低くなっています。
初期費用
セキセイインコや文鳥に必要な飼育用品は、鳥かご、止まり木、ケージカバー、保温カバー、餌入れ、水入れ、バードバス(水遊び用の容器)、巣箱、スポイト(ヒナのさし餌用)などです。
書き並べるとたくさんあるように感じますが、全て揃えても1万円程度で済むでしょう。
また、セキセイインコや文鳥は寒さに弱いので、保温カバーにプラスして3000円程度でペットヒーターを購入することもあります。
毎月の飼育費用
セキセイインコや文鳥にかかる毎月の飼育費用は1000〜1500円です。
実は消耗品の買い替えがほとんどないため、餌代とおやつ代のみがかかると言っても過言ではありません。
餌はシードとペレットの2種類があり、どちらも1000円程度でどこでも手軽に購入することができます。
おやつとして余った野菜の皮や果物をあげることができたり、手作りのおもちゃでも喜んでくれたりするので飼育の仕方によってはさらに節約も可能です。
セキセイインコや文鳥の平均寿命は8年程度と言われていますが、この費用なら最後まで責任を持って飼育できそうですね。
お金のかからないペットが欲しい、特に鳥類が好きという方に非常におすすめです。
◆金魚
ゆらゆらと泳ぐ姿が幻想的で美しく、癒し効果の高い金魚は海外でも大注目となっている人気のペットです。
個体によって見た目の特徴や色合いに差があり、自分だけのお気に入りと出会えるのも人気の秘訣です。
一軒家や集合住宅などの場所を問わず、インテリアの一部としてお洒落な水槽でスタイリッシュに飼育することも可能ですよ。
価格
購入金額は種類によってかなり差があるというのが金魚の特徴です。
その幅は300円から1万円程度と言われています。
また、お祭りでよく見る金魚すくいの「和金」とよばれる種類であれば20円前後から購入できることもあるようです。
一般的なものであれば300〜数千円で購入できるでしょう。
数百円から購入できるというのはお金のかからないペットの中でも破格の安さです。
初期費用
金魚に必要な飼育用品は水槽セット、水草、エアレーション、エアポンプ、水温計です。
飼育に必要なグッズが少ないというのが嬉しいポイントです。
これらはサイズやグレードにもよりますが、全て揃えると5000〜1万円ほどかかるでしょう。
毎月の飼育費用
比較的どこにでも売っている金魚の餌の購入費とエアレーションにかかる電気代が、金魚の毎月の飼育費用です。
これらは合わせても500円程度で済むと言われており、金魚の飼育にはほとんどお金がかかりません。
ただ、金魚の平均寿命は10年以上で年を重ねるごとに大きくなっていき、鯉のような見た目になる子もいます。
その場合は水槽の買い替えなどが必要になりますので覚えておきましょう。
金銭的に余裕がない場合はペットを飼わない
繰り返しになりますが、ペットを飼うというのは命を預かるということです。
生涯にわたって飼育費用が払い続けられるかはもちろんのこと、病気になった際の治療費など急な出費にも対応できる金銭的な余裕が必要になります。
また、出張や旅行など長期で家を留守にする場合にペットをどうするか考えておくことも大切です。
面倒を見てくれる家族や友人が近くにいれば問題ありませんが、頼る人がいない場合にはペットホテルに預けるなどしてお金がかかることもあるでしょう。
自分の金銭的な余裕と生活スタイルをしっかりと考慮した上で、ペットを飼うか慎重に検討してください。
まとめ
いかがでしたか。この記事では、お金のかからないペットについて徹底解説しました。
動物次第ではペットを飼うための金銭的なハードルがかなり下がることがわかりましたね。
ペットは日々癒しを与えてくれる素敵な存在です。
ぜひこの記事を参考にして、飼い主としての覚悟を持ちながら新しい家族をお迎えしてみてはいかがでしょうか?
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