フェレットの爪切りは必要?
フェレットの爪をよく観察してみると、半透明の部分とピンクの部分に分かれています。
半透明の部分は爪切りをしない限り、伸び続けていくので、定期的な爪切りが必要になります。
また、爪切りをしないで放置しておくとピンクの部分の神経まで伸びてしまうため、歩行のたびに痛みを感じやすくなったり、爪切りの時に出血しやすいなどのリスクがあります。
では、具体的にどのぐらいの頻度で爪切りが必要なのかという点ですが、フェレットとふれあっていて、爪が伸びているな、当たって痛いなと感じたら爪切りをすると良いでしょう。
爪の伸びるスピードは、フェレットにより異なりますので、様子を見ながら切ると良いでしょう。
目安として、週に1回程度、定期的に爪切りを行うのが理想的ですが、最低でも2週間に1回は爪切りをしましょう。
フェレットの爪切りに必要な道具
フェレットの爪切りに必要な具体的な道具について、紹介します。
できれば、フェレットの購入時に用意するようにして、スムーズに爪切りをスタートできるようにすると良いでしょう。
◆フェレット用の爪切り
フェレットの爪切りは、うさぎなどと同じ小動物用の爪切りを準備しましょう。
小動物用の爪切りは、ペットショップやネットなどでも購入可能です。
ハサミのように使用できるので、初心者な方も使いやすい設計になっています。
ポイントは、錆びにくい耐久性のあるものを選びましょう。
ステンレス製であれば、錆にも強くおすすめです。
中には可愛らしいデザインのイラスト付きのものもあるので、飼い主さんの気分で選んでみてくださいね。
◆敷くもの
フェレットの切った爪が床に飛び散らないように、敷物があると便利です。
敷物の上に爪を落とせば、すぐに片付けることができますので、楽に掃除ができます。
レジャーシートや新聞紙など汚れても良いバスタオルなどを敷いてから、爪切りをするのが、おすすめです。
◆フェレットバイト
フェレットバイトはネリ状のフェレットのおやつであり、しつけなどのご褒美に効果的です。
フェレットの嗜好性を考えて作られたおやつであるため、食いつきも良く好む子も多いです。
爪切りは苦手なフェレットも多く、飼い主さんにガッツリ保定されながらするので、フェレットも嫌な印象を持ちやすいですが、爪切りを頑張ったご褒美として、フェレットバイトを使用すると爪切りの後はおやつがもらえると、良い印象を抱いてくれます。
フェレットバイトに夢中になる子も多く、フレーバーも数種類あるので、味もフェレットの好みに合わせて選ぶことが可能です。
爪切りの最中に、飼い主さんの手などにフェレットバイトを塗りつけて、爪切りをするという方法もあります。
注意点は、すべてのフェレットがフェレットバイトを好んで食べるわけではないので、用意したのに食べてくれない可能性もあります。
フェレットの好みを把握してフェレットバイドをうまく活用すると良いでしょう。
大人しく爪切りをさせてくれるフェレットバイトを見つけて、爪切りできると良いですね。
爪切りに良いイメージを持ってもらうことが大切になります。
次項目より、具体的な爪切りのやり方について照会します。
フェレットの爪切りのやり方
前提として、自宅で飼い主さんが爪切りをする時には、無理しないことが大切です。
もしも、爪切りをフェレットが嫌がって噛みついたりすると、怪我や関係が悪化する原因になります。
暴れるようならば、無理に爪切りしようとせずに、動物病院などにお願いして、プロの力を借りましょう。
1.まず、フェレットの爪切りをする前に必要な用品を用意します。
フェレットの爪切りがすぐにできるように、爪切り、敷物、フェレットバイトなどのおやつを取りやすい場所に置いておきましょう。
2.フェレットが暴れて飼い主さんや、フェレット自身が怪我をしないためにしっかりと保定をします。
初めは家族にも協力してもらい、2人で爪切りを行うと良いでしょう。
3.フェレットの首裏をしっかりと掴み、反対の手はお尻を支えて安定させます。
4.爪を切る方は利き手に爪切りを持ち、フェレットの足先をしっかり押さえて爪の白い部分のみ切ります。
赤い部分は神経が通っており、間違って切ってしまうと出血してしまい、痛みがあります。
フェレットが爪切りを嫌がる原因にもなりますので、赤い部分から1〜2ミリ離れた部分を切るようにします。
5.フェレットの爪は肉球や毛に隠れて、見えにくいことがありますので、肉球を下から押すように抑えるとにゅっと爪が露出するため、見やすくなります。
どうしても、1人で切らなくてはならない時や慣れてきて1人で爪切りを行うときは、フェレットバイトを使用して、チャレンジします。
フェレットバイトを飼い主さんの手首に塗り、フェレットが舐めている間に爪切りを行うという方法です。
フェレットの指を抑える方の手首に、フェレットバイトを塗り膝の上にフェレットを座らせて切っていきます。
フェレットの様子を見ながら、慎重に手早く爪切りを行いましょう。
爪切りをして血が出た場合はどうしたらいい?
爪切りをしていたら、誤って赤い部分を切ってしまい出血してしまうこともあるでしょう。
もし、出血してしまった場合には、指で圧迫して止血をしましょう。
小麦粉や片栗粉を爪に薄くつけても、止血剤の代わりになり、出血を止めることが可能です。
気をつけたいのは、ティッシュやハンカチなどで押さえがちですが、逆にティッシュなどは出血が止まらなくなってしまうため、直接指が小麦粉や片栗粉を活用して止血しましょう。
また、出血したとしても命に関わるわけでないので、冷静に止血することが大切です。
飼い主さんが慌てた様子や声を出すと、フェレットが余計に痛みに敏感になり、パニックになる可能性があります。
フェレットか痛みにより、騒いだ場合でも落ち着かせるように飼い主さんは淡々と止血をしてくださいね。
1度出血させてしまうと、爪切りをすることが嫌になったとしまうかも知れません。
しかし、爪切りをしないと爪はどんどん伸びてしまい、フェレットを飼育している方には避けて通れないお世話になります。
プロの力を借りながら、爪切りをして回数を重ねていくと、出血することも自然と減ってきますよ。
爪切りを行う時の注意点
爪切りを嫌がるフェレットも多く、自宅で爪切りをしようとしたら暴れて、爪切りができずに飼い主さんが怪我をしてしまうケースもあります。
また、せっかく築いてきた信頼関係が崩壊してしまい、飼い主さんとの関係が悪化してしまう可能性もあるので、爪切りは無理やりしないようにしましょう。
あくまでも、爪切りはフェレットのペースで行うようにして、無理やりやらないようにしましょう。
慣れてくるまでは、1日1本などちょっとずつ爪切りをするのが、良いでしょう。
また、基本的に爪切りは2人1組で行うのが、確実で安全です。
フェレットにも負担が少なく、しっかりと保定されて爪切りをすることで安心感があります。
爪切りは何回か練習をさ重ねて、マスターしたいお世話の一つです。
初めは、動物病院やペットショップなどでプロにお願いして、レクチャーを受けながら自宅で挑戦してみるのが、良いでしょう。
稀に爪切りがストレスになり、爪切りをすることにより体調不良になるケースもあります。
フェレットの爪切りは、避けては通れないお世話ですので、最初にフェレットバイトなどを使用して、爪切りに悪いイメージを持ってもらわないように良い印象でできるように心がけると良いでしょう。
まとめ
フェレットの爪切りについて、やり方やポイントを紹介しました。
爪切りはフェレットを飼っている方には、避けては通れないお世話の一つです。
フェレットに健康で快適に生活してもらうためにも、爪切りは大切なお世話になります。
飼い主さんと触れ合う時にも、爪が伸びていると思わぬ事故や怪我の原因になり、めいいっぱい楽しむことができませんよね。
爪を伸ばしたままにしておくと折れてしまい、フェレットの治療に時間がかかることもあります。
定期的に爪切りを行い、最低でも2週間に1回は爪切りをしてあげるようにしましょう。
フェレットの爪切りのやり方がわからない方や爪切りのポイントを知りたい方の参考になれば、幸いです。
– おすすめ記事 –
・フェレットはなつく動物?なつかせ方・なつかない時の対処法 |
・フェレットの散歩のポイントは?注意点を紹介 |
・フェレットは独特の臭いがするって本当?お風呂に入れる頻度と手順 |
・【フェレットとの遊び方】フェレットが喜ぶ遊びやおすすめのおもちゃを紹介します |