1.インコは留守番できるの?
2.インコの留守番をさせる時のポイント
2-1.留守番できるのは成鳥だけ
2-2.ケージの中に入れる
2-3.温度管理
2-4.餌や水はいつもより多めにする
2-5.部屋を明るくする
2-6.ペットカメラ
3.旅行や帰省など2泊以上外泊の場合
3-1.ペットホテルに預ける
3-2.知人や家族に預ける
3-3.ペットシッターに世話をしてもらう
インコは留守番できるの?
結論から言えば、インコにお留守番させることは可能です。
インコをケージの中に入れた状態で、新鮮な水と餌をたっぷりと用意して環境を整えてあげれば、丸一日程度はお留守番ができます。
それ以上の日数、家を空ける場合には知り合いや他の家族に預けるか、インコも対応しているペットホテルに預ける必要があります。
また、インコがお留守番できるかどうかに関しては、個体差もあり極度に臆病な子や神経質な子はお留守番することにより、ストレスから体調不良になることもあります。
初めは別の部屋に移動して様子を見るなど、いきなり長時間お留守番させるのではなく、徐々に慣らしておくようにしましょう。
特に飼い始めたばかりで、環境に馴染んでいない状態でお留守番させると、強いストレスを感じます。
まずは、コミュケーションをしっかりと取り、信頼関係を築いた上で飼い主さんが離れても必ず帰ってくることを理解してもらいます。
インコは賢い生き物ですので、飼い主さんの顔や飼い主さんの1日の行動パターンを覚えることができます。
インコとの絆を深めてから、お留守番にチャレンジしてください。
次にお留守番をさせるポイントについて、紹介します。
インコの留守番をさせる時のポイント
飼い主さんや他の家族が出掛けている間にできれば、快適にインコにお留守番して欲しいものです。
お留守番を成功させるための、ポイントについて紹介していきます。
◆留守番できるのは成鳥だけ
基本的にお留守番できるインコは、成鳥に限られます。
幼鳥はこまめな給餌が必要になり、自ら体温調節する機能も出来上がっていません。
したがって、長時間のお留守番は栄養不足や脱水症状、低体温症や熱中症のリスクがあります。
また、幼鳥は体調が急変しやすく落鳥してしまう可能性もあります。
ある程度の見守りが必要な時期ですので、1羽でのお留守番は絶対にやめましょう。
さらには、お留守番できるインコは成長の健康体のインコに限ります。
持病があったり、怪我の治療中の場合には、お留守番中に急変する可能性もあるため、必ず誰かお家にいる状態にするか、かかりつけの動物病院で預かってもらえないかなど、相談してみましょう。
ずっと留守番ができていたインコも、シニアになってからは、要注意です。
シニアになると体力や免疫力も低下してくるため、突然体調を崩す可能性もあります。
日常的にインコの様子を確認して、健康チェックするようにしましょう。
◆ケージの中に入れる
インコをお留守番させる時には、必ずケージの中に入れるようにしましょう。
部屋に放鳥した状態でお留守番させてしまうと、思わぬ事故や隙間から脱走してしまう可能性があります。
特にインコの身体のサイズが小さいと、ちょっとした隙間から外に出てしまう可能性があります。
部屋のどこに行ったかわからなくなってしまい、自宅で迷子になる危険もあり、とても危険です。
また、放鳥しているとそのまま窓に向かって飛んでいきぶつかって落鳥してしまうケースもあります。
放鳥は必ず飼い主さんの目の届く範囲で行うようにします。
ケージはインコにとっても、最も落ち着く場所であり、安全地帯です。
危険を回避して、リラックスしてお留守番してもらうためにも、ケージにしまってから外出することを徹底しましょう。
◆温度管理
インコのお世話で欠かせないのが、温度管理です。
インコの品種によっても、多少適温は前後しますが、20℃〜27℃前後になります。
幼鳥やシニアの場合には、30℃と少し高めに温度設定する必要がありますが、シニアや幼鳥はお留守番に不向きなため、成鳥の適温を紹介します。
また、冬場はヒーターの設置や防寒カバーなどを使用してケージ周りの温度が下がらないようにしましょう。
◆餌や水はいつもより多めにする
お留守番している間にも、餌や新鮮な水が飲める状態にするために、お留守番時には餌や水はいつもより多めにセットします。
特に水は水浴びして過ごす場合もありますので、水浴び用と給水用数カ所設置しておくと安心です。
餌はお留守番前に十分な量が入っているか、餌が古くなっていないかチェックして、新鮮なものを与えてください。
◆部屋を明るくする
落ち着いてお留守番できるように部屋の明かりはつけたままにして、明るくするようにします。
暗くすると、インコがいつもと違う様子にパニックになる可能性もありますので、部屋の電気はつけた状態から理想です。
暗い方が落ち着くのでは?と感じるかもしれませんが、暗闇はパニックの要因にもなるため、日照を感じられる窓際などにケージを設置するのがおすすめですよ。
◆ペットカメラ
よりお留守番時の安全性を高めるために、ペットカメラを検討するのも良いでしょう。
外出先から、アプリなどでインコの様子を知ることができ、万が一問題が起きたときもすぐに対応できます。
リーズナブルなペットカメラもたくさん販売されていますので、用意するのも一つの対策になります。
旅行や帰省など2泊以上外泊の場合
基本的にインコがお留守番できる限界は1泊までです。
それ以上長期に渡り、家を空ける場合にはお留守番では対応できないため他の対策を考える必要があります。
具体的な対策について紹介します。
◆ペットホテルに預ける
1番堅実なのは、ペットホテルの利用です。
ペットホテルの費用はかかりますが、ペットのプロにお世話をお願いすることで安心して旅行などを楽しむことができます。
注意点としては、信頼のおけるインコの飼育経験のあるホテルにお願いしましょう。
インコの飼育に慣れていないペットホテルを利用すると、思わぬ怪我やトラブルが起きる可能性があります。
事前にペットホテルをリサーチして、安心して預けられる場所を探しておきましょう。
◆知人や家族に預ける
インコの預け先として、知人の自宅や他の家族に預けるという方法があります。
特にインコも見知った家族や知人に預けると、インコもリラックスしてお留守番することが出来ますよね。
インコのお世話についても、気心知れている知人ですと、細かく希望を聞いてもらうことも可能ですよね。
預かってくれる知人や家族がいる場合には、そちらを頼っても良いでしょう。
◆ペットシッターに世話をしてもらう
ペットホテルの利用が難しい場合には、ペットシッターに自宅まで来てもらい世話をしてもらうと良いでしょう。
ペットシッターの最大の利点は、インコの住み慣れた自宅でお世話してもらえるという点です。
注意点としては、自宅の鍵を渡して留守中に自宅にシッターさんが入ることになるため、防犯面などのリスクがあります。
また、人見知りのインコは突然全く知らない人が家に入ってきたことにより、パニックを起こしてストレスを感じる可能性もあります。
信頼のおける、きちんとした会社のペットシッターを利用するようにしましょう。
インコを留守番させる時の注意点
インコを留守番させる時には、基本的に病気や怪我をしていない健康体の成長に限ります。
さらには、インコのお留守番は1泊が限度であると、紹介しましたがお留守番できる時間はインコにより異なります。
インコの性格や行動パターンにより、お留守番が苦手な子もいますので、様子を見ながらお留守番させるようにしましょう。
また、ケージ周りは清潔に掃除して、餌や水は新しい新鮮なものに交換してからお留守番させましょう。
餌や水は腐敗しやすく、特に夏場は腐りやすいため必ずエアコンを使用して、温度が上がりすぎないようにしましょう。
インコの適温に設定して、温度が下がりすぎや上がりすぎにも注意します。
インコは自ら体温調節することが、苦手な面もありますので、過ごしやすい環境を整えてからお留守番させます。
また、大切なのはいきなり長時間お留守番させないことです。
徐々に飼い主さんのいない状況に慣らしていき、時間をだんだん長く取るようにしましょう。
最初は隣の部屋などからこっそりとインコの様子を確認して、飼い主さんが離れても問題ないか様子を観察してみましょう。
まとめ
インコのお留守番の時間やポイントについて紹介しました。
インコのお留守番は、一泊が限度であり、水や餌などの準備が大切です。
お留守番の準備は念入りに行い、不安な場合にはペットホテルやシッターなどの預け先を検討するようにしましょう。
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