1.アフリカオオコノハズクって?
1-1.分布
1-2.特徴
1-3.性格
1-4.寿命
1-5.病気
アフリカオオコノハズクって?
アフリカオオコノハズクは鳥網フクロウ目フクロウ科に分類される鳥類であり、フクロウの一種です。
はっきりとした縁取りのある白い顔が特徴であり、目は橙色をしており綺麗な色合いが人気です。
アフリカオオコノハズクの特徴などを細かく紹介していきます。
◆分布
名前の通り、サハラ砂漠以南のアフリカに生息するフクロウであり、乾いた環境を好みます。
アフリカの雄大な自然の中に巣穴を作り生活しています。
◆特徴
最大の特徴は縁取りのしっかりとした白い顔と橙色の目であり、飼育できるフクロウの中でも見分けしやすい品種です。
大きさは、最大で19センチ〜24センチになりフクロウの中では、小型の品種で人気があります。
細く縮んだり、膨らんだりする姿が愛嬌があり人気があります。
羽根を膨らませずに、細くなると元の見た目とかなり変化するため、同じ子だとわからないというほど変化があります。
このように細くなるのは、外敵から身を守るため木に擬態しているといわれており、危険や恐怖を感じた時にする防衛反応です。
そのため、細くなる姿は可愛らしいですがなんらかのストレスを感じているサインであるため、やたらと細い姿を見たいと思っても必要以上にかまってはいけません。
◆性格
元々フクロウは人になつきにくい動物と言われていますが、アフリカオオコノハズクは比較的人に慣れやすく、飼い主さんだけでなく他人にも慣れることができる子が多いです。
しかし、小型特有の警戒心の高さや神経質で繊細な面もあり、飼育下ではストレスによる衰弱死が問題になるケースもあります。
出来るだけアフリカオオコノハズクの元の飼育環境に近い状態で、飼育スペースを整えて、日常的によく観察してストレスがたまらないように健康管理は念入りに行う必要があります。
特にお迎え直後や体力の衰えてくるシニア期には体調を崩しやすくなるため、様子をよく見ながら、コミュニケーションをとりましょう。
慣れてくると、甘えん坊であり飼い主さんに色々な表情を見せてくれます。
表情豊かな点もアフリカオオコノハズクの魅力です。
◆寿命
アフリカオオコノハズクの平均的な寿命は10年〜15年であり、より多くの時間を過ごすことができます。
しかし、気を付けたいのは環境の変化やストレスに弱い品種であるため、幼少期やシニアなどストレスがかからないように飼育する必要があります。
寿命自体は長めなアフリカオオコノハズクですが、飼育環境などにより寿命より早く亡くなる可能性もあります。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼育環境の立ち上げは特に慎重に行います。
◆病気
アフリカオオコノハズクだけでなく、フクロウを飼育する上で大切なことはお迎え前に主治医を決めておくことです。
フクロウをペットとして飼育する方は増えてきましたが、まだまだフクロウを診てくれる動物病院は少ないです。
体調不良が気になり診察してほしいとなってから病院を探しても、なかなか受け入れてもらえない可能性があります。
特にフクロウなどの鳥類は、体調不良を本能的に隠す傾向があります。
気付いた時には手遅れということもあり、早め早めの診察が必要です。
アフリカオオコノハズクは特定の病気というよりは、ストレスによる衰弱死が心配です。
定期的に健康診断を受けて、体調管理してあげるのが望ましいです。
アフリカオオコノハズクは小型であり、体力が少ないためストレスを抱えると耐えられず突然死や早死にしてしまう危険があります。
餌の食べが悪い、普段と少しでも違う様子がある場合には、すぐに専門の動物病院で診察を受けるのが、望ましいです。
アフリカオオコノハズクの鳴き声
アフリカオオコノハズクは独特な声で鳴くことをご存知でしょうか?
その鳴き声から人気も高く、独特な様子を楽しむことができます。
まるで猫のような小さな可愛らしい声で鳴く姿はなんとも愛嬌があります。
アフリカオオコノハズクはよく鳴く方であり、鳴き声によるコミュニケーションが多い品種です。
小さな鳴き声のため、そこまで騒音トラブルなど気にする必要はありませんが、鳴き声をあまり出さないでほしいと考えている方には不向きです。
鳴き声を楽しめる方にはおすすめですが、静かな環境で飼育したいという方は、飼育を慎重に検討しましょう。
アフリカオオコノハズクの値段
アフリカオオコノハズクは30万円〜40万円前後で購入可能です。
比較的フクロウの中でも平均的な価格と言えます。
注意点としては、フクロウの飼育経験や販売の実績がある信頼できる購入元からお迎えすることです。
特にフクロウはまだペットとしての流通の歴史は浅く、遺伝的に問題のある個体や虚弱体質の子を販売されてトラブルになる可能性もあります。
早くお迎えしたい気持ちもわかりますが、お迎えまでの下準備と計画が重要です。
アフリカオオコノハズクは細くなる?
アフリカオオコノハズクは外敵から身を守るために、防御反応として木に擬態するために細くなることがあります。
細くなる姿は他のフクロウもよくする仕草ですが、上記で紹介したように身を守るために行う防御反応です。
そのため、アフリカオオコノハズクこのように細くなっているときは、ストレスを感じている可能性があります。
そのような状態の時には、ストレスの原因を取り除いてあげます。
細い様子が可愛らしいからと何度もさせないようにしましょうね。
アフリカオオコノハズクの飼い方
アフリカオオコノハズクだけでなく、フクロウの飼育方法は何種類かあり、正解はありません。
その子にあった飼育方法を探して、飼育してあげましょう。
主な飼育方法として、放し飼い、ケージ飼育、係留飼育の3種類があります。
いずれかの飼育方法をとっても、フクロウが自由に飛べる放鳥の時間を取ることは必須です。
放鳥は鳥類の飼育に欠かせないものであり、ストレス発散や飼い主さんたちとのコミュニケーション、運動不足解消など生活の中で必要なものです。
選択した飼育方法と放鳥のバランスよく組んで、快適に過ごせるように環境を整えてあげましょう。
◆飼育グッズ
アフリカオオコノハズクの飼育に必要なグッズは、他のフクロウと同様のもので構いません。
以下のものを用意してあげましょう。
湿度・温度計、グローブ等
飼育方法により細かいグッズは変わってきますが、基本的には寝床を作るために必要な道具のほかにフクロウ用の餌が必要不可欠です。
アフリカオオコノハズクは冷凍マウスやひよこなどを与えるのが良いでしょう。
マスクなどを食べやすい大きさにカットするハサミやバットも必要です。
お迎えする環境に合わせて、必要なものは早めに準備します。
◆食事
アフリカオオコノハズクの食事は、マウス、ウズラ、ヒヨコを中心に食べやすい大きさにカットして与えましょう。
フクロウの餌で大切なことは、新鮮であることです。
雑菌が繁殖しないように、特に夏場は衛生管理を徹底しましょう。
◆温度
18℃〜26℃前後が適温であり、湿度は37〜60%前後になるようにします。
基本的には、人が快適と感じる温度であれば、問題ありません。
夏場は特にエアコンをつけて外出するようにします。
◆爪切り
爪切りや嘴のメンテナンスはフクロウが快適に過ごすために欠かせません。
動物病院などに通い、メンテナンスしてもらうのが良いでしょう。
自ら爪切りすることも可能ですが、慣れるまでは専門家にお願いするのが、安全です。
頻度としては、最低でも2ヶ月に一回は行いましょう。
◆水浴び
アフリカオオコノハズクはストレス発散や体の汚れを落とすために、定期的に水浴びを行いましょう。
夏場は水浴びにより、体温を下げる効果も期待できます。
時間を作って、水浴びを行いましょう。
アフリカオオコノハズクの日光浴はした方が良い?
日光浴させなくては!と急かしてするものではありませんが、ビダミンD3を生成して、羽繕いの際に摂取することがあります。
羽の表面に生成されるビタミンD3は食べ物から摂取することもできますが、気分転換にも日光浴は効果的です。
アフリカオオコノハズクの飼育時の注意点
とにかく小型に分類されるアフリカオオコノハズクは、体調不良になった際に再び回復する体力がないことがあります。
病気や怪我をさせない、体調管理を徹底して行うことが長生きの秘訣になります。
飼育環境はコロコロと変えずに、アフリカオオコノハズクの容姿を見ながら計画的に行いましょう。
まとめ
アフリカオオコノハズクの特徴や飼い方について紹介しました。
フクロウの中でも小型で飼育しやすいアフリカオオコノハズクは、ペットとしても人気があります。
フクロウ飼育は、ラットを捌いたり専門医を早い段階で見つける必要があります。
計画的にお迎えしましょう。
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