フクロウってなつくの?なつくポイントを紹介

2021.12.13

フクロウってなつくの?なつくポイントを紹介

ペットとしての人気が高まっているフクロウですが、個体差によりますが飼い主さんに甘えてくる面があるのはご存知ですか? フクロウは品種によっては飼い主さんに穏やかに接して、パートナーとして大切な存在になってくれますよ。 フクロウの懐くポイントなどを紹介します。


フクロウってどんな動物?

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フクロウは大型の鳥類であり、森林などに生息する夜行性の留鳥です。
森の狩人」「森の哲学者」などと呼ばれており、ネズミや小型のウサギ、昆虫などを主食にしている肉食の猛禽類です。

大きさは品種により異なりますが、全長50センチ〜60センチ前後あり広い飼育スペースが必要になります。

最大の特徴は大きな丸い目であり、頭部は丸く顔は平たいものが多いです。
日中は瞬膜と言われる薄い膜があり、網膜を保護しているが、夜間は狩りのためその目を最大限に活かし、木の上からネズミなどの獲物を見つけます。

単独またはつがいで行動するフクロウは渡りは行わずに、同じ生活圏で暮らします。
日本を始め、ユーラシア大陸などに分布しており、広い範囲で見ることができます。

フクロウの特徴はその鳴き声でもあり「ホーホー」とやや低めのよく通る太い声が特徴です。フクロウの種類によって鳴き方は異なりますが、フクロウのイメージとして、上記のような鳴き声を連想される方が多いでしょう。

近年、ペットとしても人気が高まっており、フクロウと触れ合えるふくろうカフェやフクロウ専門のペットショップなどが増えています。

可愛い見た目とハリーポッターなどの有名な映画に出演したことから人気が高まり、一般家庭でも家族としてお迎えする方がいます。

注意したいのは、フクロウは夜行性であり肉食性の生き物のため、冷凍マウスやヒヨコを捌いて与える必要があります。
また、生活のリズムが人と違うため夜間にフクロウが行動しても問題ないように防音などの工夫が必要です。
できれば、今までに鳥類やなんらかのペットの飼育経験がある方がステップアップのために、フクロウをお迎えするというのが望ましいです。

もちろん、初心者におすすめの品種もいますので、初めてフクロウを飼いたいと考えている方は十分な飼育スペースとフクロウについて調べた上でお迎えすることが大切になります。

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フクロウは人になつく?

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結論から言えばなつくかなつかないかは、個体差があります。
フクロウは一般的に警戒心が強く、肉食性のため野性味があり、人になつきにくいと言われています。

同じ鳥類でペットとして人気のインコのように、人に寄り添って一緒に遊ぶということはありません。
どちらかと言えばフクロウは鑑賞目的での飼育が一般的であり、飼い主さんやその家族人の存在に慣れてもらうことにより、一緒に生活することが可能になります。

人の存在が当たり前とフクロウに慣れてもらえれば、お互いにちょうど良い距離感でふれあうことができ、より良い関係を築くことができますよ。

人の存在に怯えて暴れている子に無理やり近づいてしまうと、大きなストレスを感じて突然死や体調不良の原因にもなります。

◆フクロウはどんな人になつくの?

上記でも紹介したようになつくというよりは、人の存在に慣れてもらい、仲間として認識してもらうことで触ったりふれあいが可能になります。

犬などのように常に飼い主さんのそばにいたい、一緒に遊びたい、触ってほしいというフレンドリーさはフクロウには求めない方が良いでしょう。
慣れさるポイントは、幼少期から飼育することです。
他の動物にも言えることですが、幼少期のまっさらなうちから大切に育てれば、人のいる環境が当たり前になり、飼い主さんや家族を仲間と認識して友好的に接してくれるようになります。

特にフクロウが懐くポイントとして、やはり毎日お世話をしたり、餌をくれる人に懐く傾向にあります。
フクロウのペースに合わせてふれあいをすれば腕に乗ったり、触るのを嫌がらないで受け入れてくれますよ。

また、比較的なつきやすいフクロウの種類について紹介します。


なつきやすいフクロウの種類

フクロウは全体的に警戒心が強く、根気強く時間をかけていくことで慣れていきます。
そんなフクロウの中でもなつきやすい品種を紹介します。

◆ヨーロッパコノハズク

世界でも最小のフクロウに分類される品種であり、小さく大人しい性格をしています。
主食は主に昆虫を好んで食べる個体が多く、ミルワームやヒヨコ、マウスなどバランスよく食べます。

体が小さく代謝が良いため、他の品種に比べると給餌の回数も多くなります。
理想的なのは、1日2回給仕することであり、健康状態を見ながら餌をローテーションするのがおすすめです。

おおらかでマイペースな性格の子が多く、その小ささからも比較的飼育しやすい品種になります。
全長20センチ前後にしかならないため、省スペースでの飼育が可能です。

寿命は16年前後、価格は25万円前後になります。

◆スピックコノハズク

小型種のフクロウの中でもペットとして人気のある品種です。
特にスピックコノハズクは人馴れすることが多く、ペットとしての需要があります。

くりくりとした丸い目とピント伸びた耳のような羽毛が愛らしい品種です。
水浴びを好む綺麗好きであり、飼育の際には水場を作ってあげましょう。

機敏さも併せ持っており、トコトコと歩く姿も可愛らしいですよ。
小型のスピックコノハズクは初心者でも扱いやすい品種であり、フクロウ飼育の経験がない方でもしっかりと下調べと、飼育環境を整えてからお迎えすることにより飼いやすくなります。

なによりも他の品種に比べて、圧倒的に人馴れしやすいためフクロウとふれあいながら生活したいという方におすすめになります。

価格は30万円〜寿命は16年から20年ほどです。

◆コキンメフクロウ

平地や岩場など生息域が広いことから様々な環境に適応できる能力のある、フクロウです。
そのため人のいる環境にも比較的慣れやすく、個体によっては飼い主さんの抱っこを好むこともあります。
注意したいのは、身体が小さい分適温能力は高いですが、体力が少ないためちょっとしたストレスでも体調を崩すことがあります。

ミルワームやヒヨコ、うずらなどバランスよく食べますが、与えすぎると消化不良の原因になるため、体調の変化に注意しながら給仕します。

成長しても、20センチ前後にしかならずに、コミカルな動きが可愛らしいフクロウです。
比較的フクロウの中では活発であり、動きを合わせて楽しむことができるのも魅力です。

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フクロウになつかせる方法

フクロウに懐いてもらうポイントは、上でも、ふれましたが幼少期から育てることです。
幼少期から大切に育てて、飼い主さんや家族が敵意のない安全な人たちだと認識してもらうことが、ポイントです。

また、フクロウがストレスなく過ごせるように湿度や温度、止り木の太さや高いなどを品種により揃えてより良い飼育環境を作ってあげることが大切になります。
フクロウの毎日のお世話や餌やりを通してコミュニケーションをとることも、重要です。

気をつけたいのは、フクロウとコミュニケーションを取る際には、フクロウのペースで行う必要があります。
決して強要はしないで、フクロウに合わせて人の方が配慮して距離を縮めていきます。

フクロウとは、適度な距離感を持って付き合っていくことが大切になります。
可愛いからと構いすぎてしまうと、フクロウにストレスがかかり、より良い関係を築けません。

フクロウが嫌がることはせずに極力ストレスフリーな飼育環境を作ってあげるのと慣れやすくなりますよ。
また、フクロウはあらかじめ慣れにくく、懐くまで時間がかかる生き物であると認識することが大切です。

猛禽類はプライドも高く、凛として堂々とした佇まいと野性味のあるワイルドな食生活も魅力の一つです。

フクロウが慣れて、手に乗ったり、気分が良い時は触らせてくれたりしたら大成功!ぐらいの気持ちで接することがポイントになります。

仮に懐いてくれないとしても、最後まで責任を持ってできるだけお互いに適切な距離感で生活していけるように工夫することです。
フクロウは賢い動物ですので、ゆっくりでも愛情をかけて育てれば徐々に距離が縮まっていきますよ。


まとめ

フクロウはなつくのか、ポイントなどを紹介しました。
フクロウはなつくというよりは、慣れてもらうことにより、より良い関係が築けるペットです。

人と過ごす環境に慣れてもらい、敵意がない安全な存在だと認識もらうことが大切です。
フクロウの飼育には少しコツが入りますので、十分にリサーチして飼育環境を整えてからおむかえしましょう。
フクロウの飼育に興味のある方やフクロウのなつきかたについて疑問をお持ちの方の参考になれば、幸いです。



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