【アクア事業部監修】初心者でも安心!水草の上手な育て方とコツ、基礎知識を紹介!

2023.08.12

【アクア事業部監修】初心者でも安心!水草の上手な育て方とコツ、基礎知識を紹介!

きれいに手入れされた水草が茂る水槽は、とてもきれいで見ているだけで癒やされますよね。 最近では水族館の淡水コーナーにも自然の世界をそのまま切り取ったような、水草が主役とも言えるネイチャーアクアリウムの水槽が多く展示されています。 そのような影響もあってか、金魚やメダカ、熱帯魚など、アクアリウムを始めた人はもちろん、水草だけでも育ててみたいという人が増えています。 今回は、水草の世界への入門として、代表的な水草の種類や育て方などの基礎知識をご紹介していきます。


水草の種類

水草

現在主にある水草の種類は、大きく分けて浮遊タイプ、沈殿タイプ、抽水タイプ、湿生タイプなどがあります。

それぞれの特徴や代表的な品種をご紹介します。

◆浮遊植物

浮遊植物は、その名の通り水面にぷかぷかと浮いている水草を指します。

植物といえば、地面に根を張り、そこから栄養を吸収するイメージがあると思いますが、浮遊植物は地面に根を張りません。
浮袋を持ち水面に浮くことができ、水中から必要な栄養を吸収するため、自然界では栄養豊かな水場に多く繁殖しています。

代表的な品種はウキクサ、ホテイアオイ、サルビニアククラータ、ドワーフフロッグピットなどになります。

◆枕水植物

沈水植物は、水底や流木などに根を張り、葉や茎など植物全体が水に沈んでいる水草を指します。

アクアリウムに取り入れられている代表的な品種としては、細長い葉が特徴的なナヤスや、存在感のあるクリプトコリネ系の水草などになります。

◆抽水植物

抽水植物は水底に根が張られ、茎や葉、花などが水面に伸びている水草を指します。

ハスなどが代表的な品種です。
浮かべておくだけでいい浮遊植物に比べ、前述した沈水植物や抽水植物は水底に根を定着させる必要があるため、浮遊植物より飼育の難易度がやや上がります。

◆湿生植物

湿生植物は、水辺の地面や水底に根を張り、一時的な冠水時以外は、根以外の部分が空気中に出ている水草を指します。
セキショウ系やホシクサ、カキツバタなどが代表的な品種です。

◆その他の品種

また、上記の分類以外の水草も存在します。
抽水植物同様、根を水底に張り、葉が水面に浮いている(茎は水中にある)睡蓮などは浮葉植物という分類になります。

さらに、アクアリウムショップならどこでも取り扱っているアヌビアスナナなどは、植物全体が水に浸かっていても、根の部分だけが水底に張っていても成長できる、上記4つの分類には当てはまらない水草になります。


水槽に水草を植えるメリット

水草のメリット

ここまで、水草の代表的な種類と品種をご紹介してきました。
では、そもそも魚を飼育している水槽に水草は必要なのでしょうか?

ここでは水槽に水草を植え、育てるメリットをご紹介します。

◆水をきれいに保つ

魚がいる水槽で水草を育てるメリットの1つ目は、水槽の水をきれいに保ってくれることです。

水槽で魚を飼育していると、どうしても食べ残しや糞などで水質が悪化してしまいます。
その水質を悪化させる原因の一つである硝酸塩などを、水草は栄養として吸収してくれます。

また、藻の栄養源となるリンも水草が吸収してくれるため、藻の発生を抑制する効果も期待できます。

◆魚の隠れ家になる

魚がいる水槽で水草を育てるメリットの2つ目は、水草が魚の隠れ家になることです。

自然界同様、水草を入れることで稚魚や小さい魚などは大きい魚から隠れることができますし、成魚も強い個体から隠れることができるので、魚のストレス軽減にも繋がります。

◆インテリアとしておしゃれ

魚がいる水槽で水草を育てるメリットの3つ目は、インテリアとしてもおしゃれなことです。

近年、水草を主役にしたネイチャーアクアリウムやテラリウムなどがインテリアの面からも注目を集めています。

水草がきれいに手入れされた水槽が部屋にあるだけで、癒やしの効果はもちろん、場の雰囲気が明るく一変します。
また、手入れする人のセンスによって、水草水槽には無限のレイアウトの可能性があるのも魅力です。


水草を育てるために必要な物

水槽に水草を植えるメリットを読んで、実際に水草飼育にチャレンジしてみたくなった方もいるのではないでしょうか。
ここでは、水草を育てるために必要なアイテムをご紹介します。

◆水槽

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水草を育てるにあたって一番必要になってくるものはもちろん水槽です。

水槽は大きいものから小さいものまでさまざまなサイズがありますが、横幅が60cm以上のものは水量が多いため、水温や水質の変化がゆるやかです。
そのため、小さい水槽に比べて水質が安定するため、水草にはもちろん魚の飼育にも向いたサイズになります。

◆ライト(照明)

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ご存知の通り、植物は生きていくために光合成を行います。
水草ももちろん光合成をしますが、室内の照明だけでは光合成に必要な光量としては足りません。

そのため、水槽にライトを設置する必要があります。
水槽の大きさにより適したライトの大きさも変わってくるので、ご自身の水槽の大きさにあったライトを用意するようにしましょう。

◆底砂

浮遊タイプを除く水草は、水底や流木に根を張ります。
そのため、水槽の底に床砂を敷く必要があり、中でも人気なのがソイルと呼ばれる土を丸い粒上に固めた床材です。

ソイルは水質を弱酸性に保つ特徴もあり、多くの淡水魚は弱酸性を好む種類が多いため、水草の飼育だけでなく魚の飼育にも向いている床材となります。
注意したいのが、金魚などは中性〜弱アルカリ性を好むので、ソイルを使用すると金魚好みの水質からは離れてしまいます。
金魚などの弱アルカリ性を好む生き物を一緒に育てる場合は、石砂利に浮遊タイプの水草などを入れてあげるといいでしょう。

◆肥料

陸上で植物を育てるのと同様、水草を育てる際も肥料を与えると、早く・美しく成長する効果が期待できます。
肥料には主に液体の肥料や、タブレットタイプのような固形の肥料があります。

液体の肥料は葉からも吸収できるので即効性があります。
効果が一時的なので水草の様子を見ながらこまめにメンテナンスをするようにしましょう。
固形の肥料は主に根から栄養を吸収し、その効果はゆっくりですが、長い場合は半年ほど持続します。
魚などの生き物の有無や、水草の種類によって必要な栄養も変わってくるので、ご自身が育てる水草にあった肥料を用意しておくといいでしょう。

◆フィルター

水草のみの水槽の場合は不要ですが、魚などの生き物を水槽で一緒に飼育する場合はフィルターを使用しての水の濾過が必要になってきます。
フィルターも水槽の大きさ・水量によって必要な大きさが変わってきますので、ご自身の水槽の大きさにあったフィルターを用意しましょう。

◆二酸化炭素添加装置

水草の成長に欠かせないのが、前述した光と栄養、そして二酸化炭素です。
水草が育つには、水槽内の魚などの生き物が吐き出す二酸化炭素の量だけでは足りない場合があり、人工的に二酸化炭素を添加することで水草を育てることを手助けします。

二酸化炭素を添加する方法は高圧ボンベ式、発酵式、タブレット式、自然溶解式と様々あり、その中でも一般的なのがボンベに詰められている二酸化炭素をチューブを通して水槽に添加する高圧ボンベ式になります。


水草の育て方

水草の育て方

水草を育てるために必要なアイテムを揃えたら、実際にどのように育てるのかも知っておくことも大切です。
ここでは水草の育て方の基本的な3ステップをご紹介します。

◆水草の下処理について

アクアリウムショップでは、販売している水草を魚や貝類などの生き物がいる水槽に一緒に入れているケースが多いです。
そのため、貝や魚の卵、その他寄生虫が水草についている場合があります。

それらの生き物を自分の水槽に持ち込まないために下処理が必要です。
水をためた洗面器などで水草の葉が傷つかないように優しく洗った後、新しい水を入れて3日ほど様子を見ましょう。

このとき、ポットや根についているウールは綺麗に取り除き、伸びすぎた根は適度にカットしておきましょう。

◆水草の植え方

下処理を終えたらいよいよ水槽に水草を植えます。

  1. ソイルなどの底材を敷いた水槽に、水草が埋まらないほどの深さまで水を入れます。
  2. 水を入れたらピンセットを使用してソイルの中に根を入れるようにして水草を植えていきます。

手前は背の低い水草、奥になるに連れて背の高い水草を植えていくときれいなレイアウトになりますよ。
水草を植えて水を入れる際は、一気に入れてしまうとせっかく植えた水草が抜けてしまうため、静かに水を入れましょう。

水面にビニール袋などを浮かせ、そこに優しく水を注ぐようにすると、注水の衝撃が多少和らぎます。

魚などを入れる場合は、一週間ほど濾過器を動かし、水槽が立ち上がったら水合わせをしながら生き物を入れるようにしましょう。

◆水草の増やし方

水草はうまく育てれば増やすことができます。
育った水草の茎の部分を切り、植えやすいように下の部分の葉を何枚か落として床材に指し植えます。
するとその部分から根が出てきます。
水草を増やすことで水槽のレイアウトにも変化が出てきますので、ぜひ挑戦してみてください。


水草を育てる際の注意点

◆水草の種類によって育て方を変える

水草を育てる際の注意点の1つ目が、水草によって育て方を変えるということです。
水草とひとくくりに言っても、多くの種類が存在します。

水草ごとに好む栄養や温度、光の加減などが異なってきますので、上手に育つ条件を把握して、適した飼育環境になるようにしてあげましょう。

◆栽培中に苔が生えないように管理する

アクアリウムの大敵と言えるのはやはり苔です。
水草の光合成のために、良かれと思って水槽が直射日光に当たるような場所においておくと、苔はあっという間に繁殖してしまいます。

また、魚などの生き物が多い場合も苔の栄養となる糞や食べ残しが増えますので、生き物の入れすぎにも注意しましょう。
それでも苔が生えてしまうという人は、照明を当てる時間が問題かもしれません。
1日7~8時間ぐらいを目安に照明を当てている時間を調整してみましょう。
また、ヌマエビ系などの苔を食べてくれるエビなどを一緒に飼育するのもおすすめです。

◆水草のトリミングを行う

水草の育て方がうまくいくと、水草はどんどん成長していきます。
水草が伸び放題になってしまうと、レイアウトが崩れてしまいますし、下の方に生えている水草には光合成に必要な光が届かなくなってしまうことも。

そのため、水草がある程度伸びてきたらハサミを使用して伸びた部分を切り取り、トリミングするようにしましょう。
水草のトリミング用のハサミが販売されているので、それを使用すると簡単にトリミングすることができますよ。


まとめ

今回は水草の種類や育て方などの基礎知識をご紹介してきました。
水草水槽は、一緒に暮らしている魚などの生き物のためはもちろん、部屋にあるだけでインテリアとしてアクセントになりますし、見ているだけで癒やしの効果もあります。
この記事が水草を育てる参考になれば幸いです。



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nekoninja

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ネコ、犬、インコ、金魚などと暮らした経験を生かし、飼い主さんに役立つよ うな記事を作成しています。 ペット情報を日々チェックしながら、ペットについて勉強中です。かわいいペ ットをメインとしたイラスト作成もしています。

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