ハムスターはなぜかわいい?ハムスターの魅力を徹底解剖!

2023.11.04

ハムスターはなぜかわいい?ハムスターの魅力を徹底解剖!

ハムスターは、そのいやし系の愛らしいルックス、コンパクトなスペースで飼えることで人気の高いペットです。言うまでもなくかわいい動物として周知されているのですが、改めてなぜハムスターはこんなにかわいいのか、ハムスターのかわいさにスポットライトを当てて考えてみたいと思います。今回は、ハムスターのかわいいポイント、ハムスターと仲良くなるポイント、人気の高い種類についてまとめました。

【目次】
1.ハムスターのかわいいポイント5選!
 1-1.かわいいポイント①おやつを両手で持って食べるところ
 1-2.かわいいポイント②愛らしい寝顔
 1-3.かわいいポイント③頬袋に一生懸命ごはんを詰めるところ
 1-4.かわいいポイント④顔をクシクシするところ
 1-5.かわいいポイント⑤ちょっと抜けているところ

2.ハムスターと仲良くなるポイント
 2-1.ハムスターは絶対に懐く訳ではないことを理解する
 2-2.まずは環境に慣れてもらう
 2-3.ゆっくり・小さく・優しくを心掛ける
 2-4.ニオイのするものは控えよう!

3.可愛すぎる!ハムスターをご紹介!
 3-1.コロンとしたジャンガリアン
 3-2.ハムスターといえば!ゴールデンハムスター
 3-3.短毛だけじゃない!長毛ハムスター

4.まとめ


ハムスターのかわいいポイント5選!

小さくてかわいい動物の代表格・ハムスターは、ペットとして、またアニメやグッズのキャラクターとしてとても人気があります。

ハムスターはなぜかわいいと言われるのでしょう。それは、つぶらな瞳とほほ笑んだような表情、小さくて丸い体や小さなしっぽのついた「ハムけつ」など、人が見て本能的に「かわいい」と感じる要素を持ち合わせているからではないでしょうか。そのかわいさは、赤ちゃんから大人に成長しても、さらにシニアになっても永遠に変わらないのです。

さらにハムスターは、仕草のひとつひとつもかわいくて面白く、見る人をほっこりとした気持ちにさせてくれます。そんなハムスターのかわいいポイントはたくさんあるのですが、中でもかわいいポイント5つを紹介したいと思います。

◆かわいいポイント①おやつを両手で持って食べるところ

おやつを食べるハムスター

ハムスターのかわいいポイントといえば、第一におやつを両手で持って食べる仕草が挙げられます。小さな手でおやつを持って夢中で食べる様子はいじらしく、とてもかわいく見えます。

ハムスターは手(前足)が器用で、手で物をつかむのが得意です。物を食べる時は手を使いますが、片手ではなく両手で食べ物を大事そうにかかえて食べるので、けなげな感じがします。ちなみに、ハムスターは習性で食べ物をくるくる回して外周からかじっていくので、手で食べ物を回すのを見るのも楽しいですよ。

さらに、手のひらの上で仰向けになっておやつを食べる「ラッコ食べ」はかわいさも倍増。ラッコ食べをしてもらうにはちょっとしたコツもいりますが、ハムちゃんが慣れているなら、飼い主さんがチャレンジしてみるのもよいでしょう。

◆かわいいポイント②愛らしい寝顔

ハムスターの寝顔

ハムスターは、まんまるのつぶらな瞳もチャームポイントなのですが、すやすや眠っている時の寝顔もとてもキュート。目をつむっている時の幸せそうな顔がまたかわいいのです。

ハムスターは巣箱や床材にもぐって丸まって眠りますが、人からよく見える所で野良寝をしていたり、何かの動作をしている最中に寝落ちしたりすることも多いので、色々な寝顔を見ることができます。

なお、ハムスターは寝相が悪く、狭い所に顔を押し付けて眠っている時は寝顔が少々ザンネンな感じになることもあります。このように無防備な寝姿を見せてくれるところも、ハムスターならではの魅力といえるでしょう。

◆かわいいポイント③頬袋に一生懸命ごはんを詰めるところ

頬袋におやつを詰めるハムスター

ハムスターといえば、頬の両側にある頬袋に食べ物を詰め込む習性がおなじみです。頬袋は収納力が抜群で、ハムスターはパンパンになるまで全力で食べ物を詰め込みます。その一生懸命な姿がとてもかわいらしいのです。

ハムスターは、エサを一度に頬袋に詰め込んで持ち帰り、巣箱や床材の中でゆっくり食べる習性があります。野生下では外敵に狙われやすいため、何度もエサを探しに行かなくて良いよう、頬袋にエサを入れて効率良く巣へ持ち帰る習性が身についているのです。

この頬袋は肩甲骨のほうまで大きく膨らむため、頬袋に何も入っていない時とパンパンになっている時とでは、風貌が別人のように変わります。本人はいたって真剣な顔をしているのですが、重そうなほっぺを見ると思わず笑いがこぼれてしまいます。

◆かわいいポイント④顔をクシクシするところ

クシクシしているハムスター

ハムスターは清潔好きでこまめにグルーミング(毛づくろい)をします。毛づくろいをする仕草の中でも、両手で顔をクシクシと洗う様子が特にかわいらしいです。

ハムスターの毛づくろいはけっこうせかせかとしていて、顔を洗う時も両手をシャカシャカと素早く動かして顔をこすり洗いします。

よく見ると、手を舐める、その手で顔をこする、を高速で繰り返しているようです。動きも様々なバリエーションがあるので、見ていても飽きません。

◆かわいいポイント⑤ちょっと抜けているところ

ぼーっとしているハムスター

ハムスターは単純で、ちょっと抜けているところがあります。たとえばハムスターがよくやるこんな行動はちょっと抜けていてかわいらしく見えます。

・食事中や毛づくろいの最中、睡魔におそわれて寝てしまう
・回し車で走っている時、勢いがつき過ぎて回し車から振り落とされる
(でも、めげずにまた走り始める)
・せっかくエサを貯め込んだのに、すっかり忘れてしまう
(そして、撤去されてしまう)
・急になぞのフリーズをする

ハムスターは一つのことに夢中になるとほかのことが見えなくなるので、ほかのことが抜けてドジをすることが増えてしまうのですね。


ハムスターと仲良くなるポイント

ハムスターのかわいらしい姿を楽しむために、まずはハムスターと仲良くなることが大切です。というのも、ハムスターが人に慣れていないと隠れて人前にほとんど姿を見せなくなるからです。

ハムスターが飼い主さんと仲良くなり、人前でリラックスして過ごせるようになると、のびのびしたかわいらしい仕草を見せてくれるようになります。

◆ハムスターは絶対に懐く訳ではないことを理解する

なついているハムスターは、自分から寄ってきておやつをねだったり、飼い主さんの手に乗ったりして、かわいらしい姿を見せてくれます。

といっても、どれくらい人に慣れるかは種類や個体によって違いがあり、「ベタ慣れ」する子もいれば、いつまでも人に慣れることのできない子もいます。ハムスターは必ずしもなつくわけではないことを理解しておきましょう。

もちろん、愛情を持ってお世話をしてあげれば、多くのハムスターは飼い主さんに心を開いて慣れてくれます。

ただ、ハムスターはもともと群れを成さず単体で生きる動物で、捕食される側の動物なのでほかの生き物には強い警戒心を持ちます。そのため、犬や猫ほど人間になつくことがないのです。特に、ロボロフスキーハムスターは野性味が強く、人には慣れにくいといわれます。

もし、お世話を続けてもどうしても慣れないという場合は「鑑賞するために飼う」という形に切り替えるといいですね。小さな体でちょこまか動く姿を鑑賞するだけでも、十分にハムスターのかわいらしさが楽しめますよ。

◆まずは環境に慣れてもらう

おうちに迎えたばかりのハムスターは、知らない場所に来たので周りの環境を警戒しています。ハムスターが環境に慣れていないうちに人が近づくとハムスターが怖がるので、しばらくはそっとしておきましょう。

まずは環境に慣れてもらうことが大切です。初めの1週間くらいはエサやりなど基本的なお世話をする程度にして、ケージや巣箱をのぞいたり手を出したりしないようにします。

ハムスターは、初めは隠れて出てこないことが多いですが、環境に慣れてくると徐々に人に近づいてきてくれるようになります。

◆ゆっくり・小さく・優しくを心掛ける

ハムスターが環境に慣れてきたら、少しずつハムスターと触れ合う時間を増やしていきましょう。

人が来ても隠れなくなったり、人を見て自分から近づいてくるようになったりしたら、やさしく声をかけながらおやつを手渡しで与えるなどのコミュニケーションをとります。

この時、大きな声を出したり体をつかんだりすると、ハムスターが驚いておびえてしまいます。ハムスターは自分よりはるかに大きな人間の一挙一動にビクビクしているので、やさしく、そっとハムスターに接するように心がけましょう。

なお、ハムスターは嫌なことをされたと感じると噛みついてくることがあります。危ないので、嫌がるハムスターを無理にかまってはいけません。焦らず、ゆっくりと仲良くなっていきましょう。

◆ニオイのするものは控えよう!

ハムスターはニオイに敏感です。知らないニオイや強いニオイにストレスを感じることがあるので、ニオイのするものを近づけないようにします。

まず、ハムスターのケージは芳香剤や食事などのニオイがしない部屋に置きましょう。ハムスターと接する際は手をよく洗い、食べ物や化粧品などのニオイが手に残らないように気を付けることも忘れてはいけません。


可愛すぎる!ハムスターをご紹介!

ハムスターは、種類によってそれぞれ違った魅力を持っています。ここでは、特に人気の高いハムスターを紹介します。

◆コロンとしたジャンガリアン

ジャンガリアンハムスターは、最も多く飼育されている種類のハムスターです。小さくて丸いコロンとした体、人に慣れやすく飼いやすいことでとても人気があります。

全般に性格は温和ですが個体差もあり、好奇心旺盛で活発な子、甘えん坊な子などさまざまなタイプがいます。

ジャンガリアンはカラーバリエーションが豊富なところも魅力です。背中に黒い線の入ったノーマルのほか、パールホワイト、ブルーサファイア、プティングなど、お好みのカラーを選ぶ楽しみもあります。

◆ハムスターといえば!ゴールデンハムスター

ハムスターといえば、多くの人がゴールデンハムスターを思い浮かべることでしょう。ゴールデンハムスターはアニメやグッズのキャラクターになることも多く、幅広い世代の人に愛されています。

ゴールデンハムスターは、ハムスターの中でも体が大きく動作がゆったりしています。性格は温和で人なつっこく、のんびり、おっとりした雰囲気が魅力といえるでしょう。

カラーは白地とオレンジ色のノーマルがおなじみですが、キンクマ、シナモン、ダルメシアンなど、バリエーションも豊富になってきています。人に慣れやすいので、ハムスターを初めて飼う人にもおすすめです。

◆短毛だけじゃない!長毛ハムスター

一般的なハムスターは短毛ですが、中には毛のふわふわした長毛種もいます。これは、ゴールデンハムスターを改良して作られた新しい品種で、長毛ハムスター、ロングヘア―と呼ばれています。

被毛の長さや質感、カラーはさまざまで、ゴージャスな感じがするので人気があります。

少し珍しい品種なのでペットショップにはそれほど出回っていませんが、もふもふした質感がお好みの方は是非チェックしてみるとよいでしょう。


まとめ

今回はハムスターのかわいさについてまとめました。ハムスターのかわいいところを挙げるとキリがありませんが、ハムスターの魅力を共感していただけたのではないかと思います。

ちなみに、動物と触れ合ったり動物の写真を見たりして「かわいい」と感じることは、私たち人間にとって良い効果があるのだとか。皆さんが、見ても飼ってもかわいいハムスターにたくさんの癒しを感じてくださると嬉しいです。



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うさ北

うさ北

2019年までうさぎを3代飼育、現在はブルーサファイアハムスター(ジャンガリアン)を飼育中。栄養学、人や動物のコミュニケーションを中心にライティングや企画などのお仕事をしています。


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