1.チンチラの魅力
1-1.見た目
1-2.性格
2.チンチラの毛色の種類
2-1.スタンダードグレー
2-2.バイオレット
2-3.シナモン
2-4.ベージュ
2-5.ブラック系
2-6.ホワイト
2-7.パイド
チンチラの魅力
チンチラはあまり鳴かない点やお手入れのしやすさなどから、賃貸でも飼育可能であり、人気があります。
チンチラの魅力についてふれていきましょう。
◆見た目
チンチラの魅力として挙げられるのが、なんといってもその愛くるしい見た目にあります。
丸いフォルムと大きな愛らしい瞳は見ている人の心を癒してくれます。
さらには、鳴き声が非常に小さく臭いがほとんどないことも人気の理由です。
チンチラは小型哺乳類の中でも、人になれやすく触り心地のよい毛並みが大変魅力的です。
小さな耳とくりんとした目は愛嬌があり、同時に優雅な気品も持ち合わせています。
元々チンチラは南米の乾燥した暑い地域に生息している動物です。
チンチラのコミュニケーションを取りながら砂浴びなどチンチラが好む環境づくりをしてあげましょう。
チンチラの寿命は5年から20年前後であり、長い間一緒に過ごすことができます。
その分責任と終生飼育の期間も長くなるため、お迎えの前に家族で話し合い、計画的にお迎えするようにしましょう。
チンチラは愛らしく可憐な見た目とは裏腹に、運動量がある程度必要な生き物です。
上記でも紹介した部屋んぽの長さは1時間前後は取ると理想的ですよ。
チンチラは懐きやすいですが、小動物特有の警戒心の強さがあります。
環境の変化にも敏感であり、生活音などが気になって熟睡できないこともあります。
最初の飼育環境の設定が重要になりますので、チンチラが落ち着いて過ごせる環境を作ってあげましょう。
また、チンチラは温度や湿度の変化にも敏感です。
特に夏は熱中症になりやすいため、部屋の温度管理は必須になります。
エアコンのある部屋に飼育スペースを設置するようにしましょう。
さらには、チンチラは夜行性であり日中はほとんど寝ています。
部屋んぽの際には夜に行うのがおすすめです。
◆性格
チンチラは小動物の中でもうさぎと同様に人に慣れやすく、初心者でも飼育しやすい生き物です。
社交的で好奇心旺盛なチンチラは、一緒に小動物用のおもちゃを使って遊んだり、部屋に放して部屋んぽさせてあげたりして一緒にコミュニケーションを取ることが可能です。
チンチラは飼い主さんと一緒に過ごすことが大好きですので、一緒に遊んであげることにより絆が深まります。
チンチラが運動不足になってしまうと、病気や怪我、問題行動の原因にもなります。
1日一回ケージから出してあげて、部屋の中をお散歩させてあげる部屋んぽを行うのが良いでしょう。
活発な性格のチンチラは適度に運動することで長生きして、一緒に過ごすことができます。
チンチラの毛色の種類
チンチラの毛色について紹介して行きます。
チンチラをお迎えしたいと考えている方は、参考にしてください。
◆スタンダードグレー
1番ポピュラーなカラーであり、野生の個体もこのスタンダードグレーがほとんどです。
背中が濃いグレーでお腹が真っ白な個体差スタンダードグレーになります。
もっとも購入しやすいカラーであり、取り扱っているペットショップが多いのも魅力的です。
安価で購入可能であり、販売価格は2万円前後です。
◆バイオレット
近年人気のあるカラーであり、高級感のある青紫色の毛が特徴です。
バイオレトのアンゴラはさらに人気があり、希少価値が高いです。
流通数も少ないため、なかなか出会えない場合があります。
ですので、お迎えしたいと考えていても購入するまでに時間がかかる可能性があります。
バイオレットの毛色が欲しい場合には、計画的にお迎えするようにしましょう。
チンチラの専門店などを探してお店の人にいつごろ入荷するのか調べたりすると、良いでしょう。
◆シナモン
全体的に薄茶色のカラーで、ぶどう色の瞳が特徴になります。
暖かみのあるカラーでお腹が真っ白というのが、特徴です。
シナモンカラーもスタンダードグレー同様にポピュラーなカラーであり、ペットショップでも見かけることがあります。
値段もそこまで高くないので、コストを気にする方でもお迎えしやすいカラーになります。
◆ベージュ
シナモンよりも全体的に黒っぽいカラーであり、濃淡が楽しめる色味になります。
ベージュといっても薄い色味の子や茶色に近い色など個性が出やすいカラーです。
バイオレットよりは購入しやすく、価格も2万〜3万円前後で購入できます。
◆ブラック系
顔部分が黒で顎から下のラインやお腹の部分だけ白色になっているカラー色の境目がハッキリせずグラデーションになっていているのが特徴のブラックベルベットというカラーがあります。
黒色の部分がベルベットのように美しく光っておりその光沢、手触りが魅力的です。
同じブラック系で人気のあるのは、ブラックエボニーというヒゲや目も真っ黒なカラーです。
ブラックエボニーは本当に全体が黒いため、光沢をより一層感じることのできるカラーになります。
◆ホワイト
全身が真っ白で目の色が黒いピュアホワイトが人気です。
雪のような真っ白な毛色と暖かみのある手触りが人気です。
チンチラの中でもホワイトは愛好家も多く、一部の耳の中や手足にベージュやピンクなどのカラーが入ることがあります。
ホワイトはまるで雪うさぎのようであり、愛くるしさがより際立つカラーになります。
◆パイド
色の違いが激しく、個体差が大きなカラーです。
パイドは希少価値も高くグレーやシナモンと比べると高値で取引されることが多いです。
本来はグレーがかった白色のカラーですが、斑模様になったり、ほとんど白色のカラーだったりします。
オンリーワンを探しやすいため、自分だけの子を探したい!という方にはパイドはおすすめですよ。
価格は模様の入り方や色味により変動するので、5万円前後になります。
珍しいチンチラの種類
チンチラは手触りが良く美しいビロードのような滑らかさが人気ですが、中でも人気の種類を紹介して行きます。
希少価値が高いため他のチンチラよりも高額になる傾向があり、お迎えまでに時間がかかるケースがあります。
チンチラをお迎えしようか考えている方は参考にしてください。
◆アンゴラチンチラ
チンチラの長毛種であり、他のチンチラよりも毛量が多く優美な見た目をしています。
全体的に長毛なアンゴラチンチラや胸や首元だけなど一部だけ毛の長いアンゴラチンチラなど個体差があります。
頭や背中の毛が一部だけちょろんと伸びている特徴的な個体もいます。
アンゴラチンチラは毛の長さによっても表情が異なり、可愛らしいです。
チンチラの長毛種が認定されたのは、2005年であり希少価値がかなり高いため数十万円で取引されることもあります。
スタンダードグレーやシナモンなどカラーの違いによっても価格は変動します。
チンチラの長毛種の中でもロイヤル・ペルジアン・アンゴラは数十万円が相場であり、高値で取引されており愛好家にも人気が高いです。
◆巻き毛チンチラ
巻き毛のチンチラはできたディチンチラとも呼ばれており、見た目通りテディベアに似ていることからその名前が付いています。
巻き毛チンチラは黒い毛色の遺伝子に依存しているため、ほとんどの個体は黒色になります。
巻き毛の品種は別名ロックンと呼ばれておりさまざまなカラーを生み出す過程で繁殖した際に誕生しました。
巻き毛の個体は変化しやすく、幼体の時に巻き毛でも成熟すると巻き毛の部分が減ってしまうこともあります。
理想的な個体を作出することが難しく、アンゴラチンチラよりも希少価値は高くなります。
作出するのも難しく、巻き毛チンチラが欲しいと探し始めて、実際にお迎えできるまでに3年前後かかるケースもあります。
まず巻き毛チンチラの取り扱い店舗が少なく、普通のペットショップではなかなかで会えません。
チンチラの専門店などに行き問い合わせしてみると良いでしょう。
なかなか気にいる個体に会えない場合もあるため、気長に探すことが大切です。
まとめ
チンチラの色や人気の品種について紹介しました。
チンチラはいろんな色味があり、自分好みの個体を見つける楽しみもあります。
アンゴラや巻き毛のチンチラは希少価値が高くすぐにはお迎えできない場合があるため、予算を組んで長い目で探すことが大切です。
さらには、チンチラは20年前後生きることもあります。
長い時間仲良く快適に生活していくためにも、ある程度毛色やチンチラの特徴について調べて、飼育スペースを準備してからお迎えするのが理想的です。
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