ペットとして飼えるトカゲ10選まとめ!トカゲは飼いやすい?飼うときの注意点は?

2023.12.01

ペットとして飼えるトカゲ10選まとめ!トカゲは飼いやすい?飼うときの注意点は?

現在ペットとして飼育されているトカゲはマイナーではあるもののしっかりとした人気があり、ペットショップなどで様々な種類を目にする機会も多いかと思います。今回の記事では飼いやすいトカゲの種類や特徴、飼育の注意点、必要な道具、費用などについて簡単にまとめてみました。6分ほどで読み終わります。

【掲載:2020.10.21  更新:2023.12.01】

ペットとして飼える人気のトカゲの種類10選

トカゲという名称は爬虫類の総称で有鱗目トカゲ亜目に分類されます。アガマ、スキンク、オオトカゲ、ヤモリ、カメレオンの5種類です。

今回は飼育が比較的簡単でおすすめのトカゲ10種類をまとめてみました!体長、寿命、値段、特徴について簡単に解説します。

◆フトアゴヒゲトカゲ

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体長約40cm〜50cm、寿命15年程、値段7千円〜3万円位です。
イエロー系、レッド系などの豊富な種類、かわいい見た目と体の丈夫さが特徴で人気No.1!動きは鈍く小さな恐竜とも呼ばれています。幼体は昆虫、成体は植物質のエサを好みます。

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ペットとして流通している爬虫類の中ではトップレベルの人気を誇るのがフトアゴヒゲトカゲです。 英名でベアーデッドドラゴン(髭の生えたドラゴン)と呼ばれる通り、アゴ周りの髭のようなトゲトゲがとてもかっこいいのです! 丈夫な種のため飼育しやすく難易度も高くないので、爬虫類初心者の方にもオススメできます。今回の記事ではこのフトアゴヒゲトカゲの飼育について簡単にまとめてみました。

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◆アオジタトカゲ

体長約40cm〜50cm、寿命15年〜20年程、値段約1万円〜3万円位です。
名前の通り舌が青く全体的に太いです。性格はおとなしくあまり動きません!慣れやすくハンドリングを楽しめます。癒し系で人気No.2です!幼体はマウス、成体は植物質のエサを好みます。
メスは卵ではなく赤ちゃんを出産する卵胎生という特徴があります。親子の仲も良く大変珍しい習性です。

◆オニプレートトカゲ

体長約40cm〜50cm、寿命10年程、値段5千円〜1万円位です。
長方形のウロコを持ち爬虫類のかっこよさが楽しめます。昼行性で大人しく、とにかく丈夫で飼いやすいです。動きが遅く穴掘りが大好き!

◆トゲオアガマ

体長約35cm、寿命20年程、値段1万5千円~3万円位です。
カラーバリエーションが豊富で赤色、黄色、緑色などがあります。体はふっくらとしていますが、尻尾はトゲトゲです。植物食性。

◆ニホントカゲ

ニホントカゲ

体長約15cm〜20cm、寿命5~10年程、値段千円~2千円位です。
身近なトカゲですが改めて見てみると胴体のライン、青いしっぽ、すべすべした質感、全体のしなやかなフォルムなど非常に美しい!自分で尻尾を切るのも有名ですね。

◆ニホンカナヘビ

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体長約15cm〜20cm、寿命7年程、値段800円位です。
茶色でざらざらしており、ニホントカゲ同様とても身近なトカゲです。ムカシトカゲ同様に第三の「目」が頭のてっぺんにある実は不思議なトカゲさんでもあります。尻尾も切ります。

◆ヒナタヨロイトカゲ

体長約15cm、寿命5~10年程、値段5千円~1万円位です。
全身が硬い鱗に覆われており西洋のドラゴンみたいでとにかくかっこいいです!性格は引きこもり系で巣に隠れていることが多いので、ちょっと好みが分かれます。

◆ローソンアゴヒゲトカゲ

体長約30cm、寿命12年程、値段1万~3万円位です。
フトアゴヒゲトカゲのトゲなし版といった印象です。小型で飼いやすさが魅力です。

◆ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)

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体長約18~25cm、寿命10~15年程、値段5千円~1万円位です。
通称レオパと呼ばれています。外見が可愛らしく品種も多く丈夫で飼いやすいヤモリです。夜行性のため紫外線もあまり必要としません。エサが活き餌中心なのでそこだけ注意が必要です。

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◆マダガスカルヒルヤモリ

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体長約20~25cm、寿命5~10年程、値段1万~2万円位です。
ライトグリーンの派手なヤモリです。昼行性なので明るい時間にとても良く動きます。樹上性のため高さのあるレイアウトが必要です。


トカゲは飼いやすい?

トカゲは飼いやすい?と聞かれたら、私は飼いやすいと答えます!理由は飼育環境さえ整えば、比較的トラブルが少なく育てやすいペットだからです。

生活環境が人と異なるのでレイアウト、温度、湿度、照明、餌の管理にはしっかりとした知識が必要ですが、決して難しくはありません。
小型種を選べば予想以上に大きくならないので、育ちすぎて手に余ることもないでしょう。

犬のように屋外での散歩の必要はなく、猫よりも小スペースで飼育できます。大きな声で鳴いたりしないのでマンション、アパートなどでも気軽に始められますし、一人暮らしの癒しとしては最適です。
臭腺をもっていないのでトカゲ自体にほとんど臭いがないのも飼いやすいポイントだと思います。

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またトカゲの飼育に関する情報を調べる際に、本やSNSを使えばまず困ることはありません。
年齢別、男性向け、女性向けといった区別も特に無いので、準備さえ可能であればどなたでも飼育を始められます。


トカゲを飼うときの注意点

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◆昆虫、マウスなどを与えることに抵抗はないか

トカゲは種類ごとに餌として何を食べるのか決まっています。大きく分けて草食、肉食、雑食の3タイプです。人工餌も利用できますし、成長によって好みが変わる種類もいますので、事前にしっかりと調べることが大事です。

草食のトカゲの場合は人が食べる野菜や果物を与えることができます。具体的な餌としては小松菜、トウモロコシ、バナナなど身近な食材が利用できます。ただトカゲ毎に好みの食材が分かれますので注意してください。

肉食つまり生物を好むトカゲの場合には昆虫、マウスなどを与えます。具体的な餌としてはコオロギ、バッタ、ゴキブリ、ダンゴムシ、ゲジゲジ、ザリガニ、ミルワーム、ミミズ、小魚、ネズミ(冷凍マウス)などです。
肉食のトカゲを飼育する場合ひとつ問題が出てきます。あなたは餌としての昆虫、マウスなどを与えることに抵抗はありますか?苦手な方は飼育を続けることは正直難しいので、飼育スタイルがご自分に合っているかしっかりと検討しましょう。
トカゲの性格によって喧嘩や共食いをしたりしますので、多頭飼いの場合は特に注意が必要です。

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◆デリケートな生き物であること

温度、湿度、照明、餌に関しては野生の環境に近づけることが長生きの秘訣になります。これは種類毎に異なるので、事前にしっかりと勉強をし環境を整えましょう。購入店での飼育環境もチェックしておけば大丈夫です。

トカゲは変温動物のため日光浴を好みますが、飼育の際には紫外線ライトや保温ライトで代用します。直接日光浴をさせるとそれによって熱中症になって死んでしまうトラブルが多いので注意しましょう。

トカゲは脱皮を行います。皮が脱げなかった場合は脱皮不全になってしまいます。そんな時はぬるま湯に付けると脱げなかった皮が自然に剥がれます。

犬や猫のようなコミュニケーションのやり取りはできませんので、初心者の方は特に注意してください。まったく別の生き物です。基本的にあまりなつきませんし、スキンシップを好みません。
知能が高くないので芸を覚えることもなく、鳥のようにきれいな鳴き声を楽しむこともできません。

性格が温和で動きの遅い種類であれば、触るときはハンドリングが基本になります。要は手に乗せます。持ち方に気を付けながらじーっと眺めたり話かけたりしてゆっくりと楽しみましょう。
ただハンドリングはトカゲにとっては全く必要ありません。天敵は鳥類などになりますので、上から掴もうとすると警戒して逃げ回ることがあります。あまりストレスをかけないようにしましょう。

冬眠をすることがあるので、そういった時期は無理に起こさないようにしましょう。昼行性、夜行性といった習性に合わせることもとても大事です。どんな生き物でも寝てるときに無理矢理起こされたら不機嫌になってしまいます。

また犬や猫のように飼い主がペットの去勢をすることはほぼありません。発情期になると性格が変わり威嚇したり、噛むこともあります。飼育しているトカゲはいつ頃発情期になるのか、どんな行動をするのか覚えておく必要があります。
多頭飼いやメスが妊娠、産卵する場合は飼育環境の細かな変更が必要になりますので、ご自分で調べたり購入店などで一度相談してみましょう。

購入する際にはペットショップや爬虫類専門店、信頼できるブリーダーさんなどがオススメです。トカゲを自分で見ることができ、色々と相談できる専門家がいらっしゃる所を選びましょう。
通販やオークションでも取引はしていますが、飼育環境や健康状態などの細かいチェックがほぼできません。写真や文章だけで判断するようであれば、やはりオススメはできません。

中型、大型種を飼育すると飼育難易度が一気に上がりますので、最初は小型種から飼育を始めた方が良いでしょう。

家の外にトカゲが脱走すると近隣のみなさんに大変迷惑です。脱走を防止するためにしっかりと飼育環境を整えましょう。

また餌が不足するとトラブルの元になりますので、長期の旅行などをする場合は信頼できる知人か爬虫類対応可能なペットホテルへ預けましょう。

◆近所にエキゾチック専門病院があるか

飼育しているトカゲが病気や怪我をした場合、爬虫類を治療してもらえる動物病院が近くにあるか事前に調べておきましょう。

具体的にはトカゲ同志の喧嘩による怪我、皮膚病、ダニなどの害虫、血便、下痢、便秘などの症状があります。あまり動かない種類の場合、弱ってるのかどうか非常に分かりにくいです。
健康を保つためにも普段と異なる症状を見落とさないようにしましょう。これは飼い主にしか分かりません!


トカゲの1か月の飼育費用

◆ごはん、照明、温度管理などの飼育費用について

ごはん、照明、温度管理などの飼育費用についてですが、これは飼育するトカゲの大きさ、習性、準備する用品によって様々です。

トカゲの生活場所であるケージですが、爪での傷が目立ちにくいガラス製の爬虫類専用ケージを選びましょう。床材は砂、ウッドチップ、芝などが主に使われます。

体温を適温に保つための保温用ライトや紫外線ライト、ヒーター、隠れたり冷えた体を温めるためのシェルター、エサ入れ、脱走防止のふたなども必要です。
樹上性のトカゲであれば登るための木も準備しましょう。フンの消臭パウダーであるゼオライトもあると便利です。

飼育セットも市販されていますので、初心者の方はそちらでまとめて購入するという選択肢もあります。

また餌に関しては肉食か草食か、餌の種類は何か、幼体か成体か、1頭か多頭かによってランニングコストに差が出ます。餌がコオロギなどの昆虫の場合は、購入するより自家繁殖させるほうが良い場合もあります。

用品が揃ってしまえば維持費としては餌代、電気代、ライトなどの消耗部品代になります。もちろん病気になったときは病院での治療費が別途かかります。
これらの総額は準備する用品や餌によって変わってきます。以下にフトアゴヒゲトカゲを例にした場合の費用を紹介します。

初期費用

生体代:2万円
ケージ:2万円
その他の設備:2万5千円~3万円
計:6万5千円~ 7万円位

維持費

餌代:2千円~3千円
電気代:千円~ 2千円
計:3千円~5千円位

初期費用の予算がどれ位で維持費は月額どれ位準備できるのかある程度決めてから、ペットショップなどの専門家の方に相談してみるのも良いと思います。トカゲの種類を選ぶ際の目安にもなります。


ペットとして飼えるトカゲに関するまとめ

トカゲの飼育について以下にまとめます。

  • ・飼育したいトカゲの体長、寿命、値段、特徴について事前に調べましょう。
  • ・購入する際は信頼できるペットショップや爬虫類専門店を選びましょう。
  • ・ケージ、床材、ライト類などの用品を揃える際に予算の見積もりを出しましょう。
  • ・飼育を始めたら温度、湿度、照明、餌についてのチェックはしっかりと行いましょう。
  • ・電気代、餌代などの維持費は月額○○円位と目安を作ると管理しやすいです。
  • ・トカゲの不調を感じたら専門病院へ行きましょう。

トカゲの飼育はなんといっても爬虫類独特の珍しい容姿、生態を「身近で観察できる」のが最大の魅力です!
まばたき、あくび、くしゃみなどは人間と同じようにしますし、ずっと寝てるのを見てるだけでこっちが癒されます。

ペットとして飼えるトカゲを知りたい!と思っているあなたの一助となれれば、これ幸いです。



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